伊豆高原は“イース高原”だった!?(上)


小田原から伊東へ行き、お墓参りを済ませる。
伊東港
伊東駅
伊東駅前にあった人力車

そしていよいよ伊豆高原に着き、ここで一泊……すればよかったのだが、
まだ時間が早いからということで、よせばいいのに
ガイドブックにあった“橋立の吊橋”を見ようと思い立ってしまう。
海岸沿いの“城ガ崎自然研究路”という道(いかにも自然を満喫できそうな名前である)
の途中にあるので、
ハイキング気分で楽しく歩いていけるだろう、と思っていたのだ。
伊豆高原駅のお洒落な駅舎   駅前にあった“気になる木”

海に向かって適当に歩いて行ったら、
着いた所が八幡野港
漁船が並んでいる。
地図を見ると、ここが城ガ崎自然研究路
起点にあたるようなのだが、
それらしい道を歩いていくと、
うっそうとした森の中に続いている。
何が出てきてもおかしくない、コワい所だ。
地元の人に聞いてみると、やっぱりこの道で合っているという。
駅からここまでかなり歩いている。
森の中を通ったほうが、駅に近そうだ。
そう考えて私は、人跡未踏の(ということはないだろうが)
この森へ足を踏み入れた。

写真で見ると明るいように見えるが、実際は
日が傾きかけていることもあって、
ものすごく暗い。
こんな所で追いはぎに襲われでもしたら、
まず助からない。
もうここまで山道で、
心臓バクバクいっていたが、
必死になってこの森の出口を探す。
途中、人の姿を見つけたが、
恐ろしかったので、
すれ違わないように脇道を走って逃げた。
やっと開けた場所に出たと思ったら……、
  

断崖絶壁で真下が海。
迷いつつ歩いている間に、当初の目的であった
橋立の吊橋は見つかった。
でも人気はない。
橋の向こう側も暗い森が続く。
周りを見回しても、
人の手が加わった地形は見当たらない。
  
なおも走る。
どんどん日が暮れていく。

民家の明かりを見つけたときの、ホッとしたことといったら。

ようやく駅にたどり着いたときには、もう真っ暗になっていた。


gameman@happy.email.ne.jp
続き(伊豆高原(中))へ進む
前ページ(小田原)へ戻る
「ゲーム紀行」へ戻る
ホームページへ戻る