ゲイムマンのダイスステーション

日本縦断ゲーセン紀行

6.雪まつりだよアンビシャス!
〜札幌・小樽編(2)〜


スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで\5,000(G千)。
ゲーセンでゲームをプレーして、1面クリアーするごとに、
「ゲーム路銀」は\100ずつ増える。
(ただし、1プレー\50円のゲームなら\50ずつ、1プレー\200なら\200ずつ。
 ゲームをプレーするためのお金も、「ゲーム路銀」からねん出する)
この「ゲーム路銀」だけを交通費にして、日本縦断を目指すのだ!
(先週までのゲーム路銀 -\5,050)


年が明けて、2002年2月6日。5か月ぶりの「ゲーセン紀行」である。
オールアバウトでお世話になってるローリング内沢師匠に、
今回「さっぽろ雪まつり」を見るという話をしたところ、
「ボンバーマンと、コナミの金剛くん(筋肉番付のキャラ)の雪像も出るらしいです」
との情報をいただいた。

午後4時4分発の新幹線やまびこ。
6時43分、盛岡駅で降りる。
予想はしてたが、やっぱり寒かった。

盛岡

マクドナルドで夕食。
店内に『愛のうた』が流れていた。売れてるなー。
てっきり『スマッシュブラザーズ』までのつなぎと思っていた『ピクミン』だが、
CMのおかげで知名度アップ。
売上本数では『スマブラ』のほうが2倍以上あるが、
一般的な知名度では、むしろ『ピクミン』のほうが上だろう。
ゲームキューブのみならず、ゲーム界全体にとっても、
こういうソフトは貴重だと思う。

ゲーム界だけじゃなくて、何の世界でも、『ピクミン』的なものは必要ではないだろうか。
例えば、効果はあんまりないけれど、目立つ経済政策。
「ラッピング広告で都バスの赤字を埋める」なんてのは、
まさに『ピクミン』的政策ではないだろうか。
変わったということがひと目でわかれば、人々が将来に希望を持てる。
ゲームキューブも、もし『ピクミン』がなかったら、
「PS2対XBOX」の図式の中で、埋没してしまっていたかもしれない。

そんなことをつらつら考えながら、
7時45分のスーパーはつかりで
青森へ向かう。
車内は満席だった。
9時51分着。

青森

閉まってるキオスクの壁に、XBOXの広告が!
よく見ると、UCCのXBOXプレゼントの告知だったのだが、
本州の北の果てで、XBOXの写真を目にすることになろうとは。
マイクロソフト、おそるべし。

ここから、夜行急行「はまなす」で札幌へ向かう。
はまなす号を使うと、北斗星より安く、札幌まで行けるのだ。
特急じゃないということもあるが、それより大きいのが、
北斗星にはない座席車があることだ。
座席車に乗れば、寝台料金がかからない。これは大きい。

客車も機関車もドラえもんだらけ。
青森−函館間の快速「海峡」と
同じ車両が使われているのだ。
ただし「海峡」のほうは、
今年の末に電車に置き換えられる。
はまなすはどうなるのだろうか?

はまなすに用意されている客車は4種類。
B寝台車、リクライニングシート車、ゆったりしたリクライニングシートの「ドリームカー」、
そして「のびのびカーペット車」だ。
横になって寝られるカーペット車の人気が高いようだが、
私が選んだのはドリームカー。
以前新島行きの船で、ます席に乗って眠れなかった経験があるもんで。

午後11時8分発。
後ろの席にいたご家族は、英語をしゃべる海外のかた。
隣の席の、若者グループの会話は、どうやら中国語のよう。
国際色豊かな車両である。

函館でけっこう人が乗ってきて、ほぼ満席に。
ひと寝入りして目が覚めると、空の色が、闇から紺色に変わりつつあった。
ほどなくして、札幌駅到着。6時18分。

札幌

この写真は、6時45分くらいに撮ったもの。
依然、建設中の札幌駅だが、
5か月前に比べると、だいぶ外観ができてきた。

雪まつりの会場は、
大通、真駒内、すすきのに分かれている。
地下鉄に乗って、まずすすきのに向かうことにした。
ゲーム路銀 -\5,050-\200=-\5,250

駅を出てすぐのところに、氷像が立ち並んでいる。
ただし車道の中。
15時から翌1時まで車両通行止めになると書いてある。
その辺りの時間になったら、また来ることにしよう。

真駒内会場へ行こうと、すすきの駅に戻ると、構内放送で、
「真駒内会場は午前9時から午後4時まで……」
というわけで、残る大通へ行く(ゲーム路銀 -\5,250-\200=-\5,450)。

まだ人気のない午前7時台。
これは16×9メートルのバイエルン・オペラ劇場。
大通会場はやはり、氷像・雪像の
デカさに圧倒される。

ただ、話には聞いていたが、今年は気温が高いそうで、
像がかなりとけてしまっていた。
雪像は後から修復できるからいいとしても、氷像のほうは気の毒なくらい。
現在は雪もちらついているのだが、
NHKの建物の上には「1.5°C」と表示されていた。
7時半で零下になってないのは、やっぱり高いほうか。

ユーロ発行記念、
ブリュッセル証券取引所の雪像。

これはご覧のとおり、
細かい造形がよく残っている。

小雪像では
『ピクミン』が大人気。

小雪像のテーマで多かったのは、オリンピックにワールドカップ、
それからニューヨークを励ます意味で自由の女神。平和をテーマにした雪像も多数。
干支の馬も多かったが、どれも景気回復を祈る力強い作品になっていた。
キャラクターでは、ハム太郎、プーさん、『ONE PIECE』のチョッパー。

こちらもワールドカップ関連か。
韓国・光化門(クァンファムン)と
世宗大王の像。
「名探偵コナン 中国歴史の旅」。
万里の長城の石積みがよくできている。
しかし隅っこのほうで、
雪を積み足しての修復作業が
始まっていた。

8時を回ったころから、徐々にお客さんが増えてきた。
海外のかたも多く、とりわけ中国語をよく耳にする。
そろそろおなかがすいてきた。吉野家を見つけたので入る。
納豆定食。

「キキーモラのお掃除大作戦」というタイトルの雪像。
かなりとけていて、
キキーモラだと判別できないのが残念。
ぷよぷよとカーバンクルは、何となくわかるが……。

隣の雪像も『ぷよぷよ』関連のようだ。
タイトルを見てみると……。

「見習い魔導師と闇の変態」

笑っちゃったけど、『ぷよぷよ』を知らない人にはわからないタイトル。
そこがマニア心をくすぐるのかも。

市民雪像にはほかにもゲームキャラが多かった。
こちらはカービィ。

2ちゃんねる」のマスコットキャラクターの
雪像もあった。
口の部分のロシア文字がよく再現されている。

おー、あったあった、ボンバーマンと金剛くん。
金剛くんのほうは顔がとけてしまっていたが、
ボンバーマンは幸い、
わかりやすい顔の形をしていたせいか、
ちゃんとボンバーマンとわかる。

時刻は9時45分。
真駒内会場がもうオープンしているはず。
行ってみよう!
地下鉄に乗って、自衛隊前駅へ(ゲーム路銀 -\5,450-\280=-\5,730)。
(写真点数が多くなったので、次のページへ)

札幌・小樽編(2) 後編に続く

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