東京から仙台まで

tv-game.com的

ワンダースワンの旅

48.ありがとうワンダースワン
〜仙台編(3)〜 (最終回)


前回までのあらすじ
東京から仙台まで、海沿いの町々を、ワンダースワンのソフトを買いながら旅する企画
“tv-game.com的ワンダースワンの旅”
前回、地下鉄仙台駅から外に出たら、「あおば通」という名の駅に出てしまったゲイムマン。
今回、遂にゴールの仙台駅に到着!(2001年8月7日)


こんにちは、ゲイムマンです。
今回もここ仙台からお送りします。

 
あおば通(あおばどおり)
仙石線の終点・あおば通駅は、
仙台駅から約500メートルの所にあります。
時刻表に、「地下鉄仙台駅でのJR仙石線への
乗り換えはあおば通駅が便利です」と
書かれているように、
地下鉄の仙台駅は、JR仙台駅よりもむしろ、
このあおば通駅のほうが近いのです。

わずか500メートル。しかも地下でつながっていますが、
仙石線では、仙台駅とあおば通駅は別の駅。ということで、
あおば通でスワンを1本買ってまいります。
各社のデパートが立ち並んでいますが、その中から私が選んだのは、
ダイエー仙台店。
なぜダイエーかといいますと、
このワンダースワンの旅で、最初にスワンを買ったのが、
新浦安駅前のダイエーだったから。

おもちゃ売り場は8階。
エスカレーターを上がると、いきなり『ファイナルファンタジー10』のデモ画面が。
PS2、プレイステーション、ドリームキャスト、ニンテンドウ64、
ゲームボーイ、アドバンス、そしてワンダースワンあり。
スワンソフトの過半数は、既に持ってるものでしたけど。
あおば通のダイエー仙台店で、
『グンペイEX』を
\3,108(本体\2,960)で入手!

ゴールの仙台まであと
1駅

遂に残るは仙台駅のみ!
この続きはCMの後で!



あと仙台駅まで行って、ソフト1本買ったら終わりなんですが、
ソフトは夜になっても買えるはず。
観光地は、夕方になったら閉まるかもしれません。
先に観光してくることにします。
青葉通一番町バス停から、11時58分発のバスに乗り、
伊達政宗の墓所、瑞鳳殿(ずいほうでん)に向かいましょう。

霊屋橋(おたまやばし)瑞鳳殿入口バス停下車12時4分(\180)。
10分程度道に迷った後(バス停の近くに道筋が書いてあったことに、
後で気が着きました)、瑞鳳殿に到着。
まずは急な坂を上って、
正宗山瑞鳳寺にお参り。
さらにこの階段を上って、瑞鳳殿の入り口に着きました。
その先は有料です(\550)。
まろ茶を飲んで休憩。
門の前にも七夕飾り。
伊達政宗の墓所、瑞鳳殿。
オリジナルは戦災で焼失し、
今あるのは昭和54年に再建されたもの。
けんらん豪華な装飾が施されています。
ホントに、相当派手ですが、
多分、建ったばかりのときは、
こういう状態だったのでしょう。

隣接する資料館では、再建時の調査で出てきた副葬品のほか、
頭骨から割り出した、政宗公以下三代藩主の容ぼう像も展示されてます。
政宗公はけっこう細面で、
『独眼竜政宗』の渡辺謙さんは、ぴったりの配役だったといえるでしょう。
また、政宗公の血液型はB型だったそうです。
次の代の忠宗公はA型。つまり愛(めご)姫はAかABだったとわかります。

丘を挟んだ向こう側には、忠宗公の感仙殿、
三代綱宗公の善応殿なども、復元されています。

瑞鳳殿のホームページはこちら。

さっきの坂を下りたところに、市内観光用の
「るーぷるバス」が止まっていたので、駆け込みました。
ガイドつき。
普段は30分に1本、レトロ調のバスが使われているようですが、
私が乗ったのは普通のバス。
どうやら観光シーズンに増発される便だったようです。
13時32分、青葉山を上って護国神社前バス停下車(\250)。
仙台城(青葉城)のあった所です。

霧雨が降ってきました。
思えば、青海を出発したときもこんな天気でした。
護国神社に参拝。
青葉城資料展示館へ(入館料\700)。
今は残っていない仙台城が、
CG映像で再現されています。

実は私、ここには何年か前に、一度来たことがあるんです。
そのときもこのCGを見たのですが、当時は「スゴい!」と思いました。
ただ、1993年に作られたCGなので、今見ると、
「プレイステーションレベルだな」と、冷静に思ってしまうのが悲しいところ。
とはいっても、よくできてることは確か。
城の主要部分が、ポリゴンでわかりやすく描かれています。
青野さんと永井さんのかけあいナレーションも必聴。

青葉城資料展示館のホームページはこちら。

14時24分、資料館を出ても、まだ霧雨が降ってます。
ここ青葉城址は、仙台の街を
展望できる場所でもありますが、
今日は雨で煙ってます。
でも、なんとか見えます。
よく目立つ高い建物が、
SS30住友生命ビル。
ご当地出身、土井晩翠の「荒城の月」碑。
そして仙台といえば、この伊達政宗像。
記念撮影をする人が、
入れ代わり立ち代わりやってきます。
後ろでは、艮櫓(うしとらやぐら)の
復元工事が行われていました。
(※艮櫓の復元は後に中止され、
石垣のみが復元されました)

仙台城のホームページはこちら。

大きな木が木陰を作っていたので、あまり雨に当たらずに、
バス停の前まで戻ることができました。
次は、坂を下りて、仙台市博物館に向かいます。
下りだから楽。
かと思いきや、ちょっと道のりが長いかも。
復元された、大手門の隅櫓(すみやぐら)。
戦争で焼ける前は、横の道に
木造2階建ての大きな門があったそうです。
15時5分、仙台市博物館着。

まだ昼ご飯をとってなかったので、中のレストランで食べることにします。
仙台発祥の冷やし中華が欲しかったのですが、
なかったので冷やしたぬき茶そばを。おいしかったです。
大きな窓から見える景色は一面緑。
そばの色も緑。
さすが杜(もり)の都です。
でもそばはたぬき

食べ終わって時計を見たら、15時37分。
さて、博物館の展示を見ましょう。
毎回、博物館・美術館では、じっくり見ちゃって時間を取られてましたが、
ここにも以前1回来てますし、それほど時間はかからないのでは・・・。

・・・やっぱりここの展示は、半端じゃなかったです。
伊達政宗の書状など貴重なものが、数多く展示されていて、
全部は回り切れませんでした。
閉館が16時45分って早くないですか?
特別展(京都醍醐寺展)の入り口に来たところで残り8分。
駆け足で回りましたよホント。
美しい仏像がたくさんあって、も少しじっくり見たかったんですが。
仙台市博物館のホームページはこちら。

外に出ると、幸い雨は上がっていました。
博物館・国際センター前バス停で、バスを待ちます。
17時2分に来たバスに乗って、11分、仙台駅バス停着(\180)。
「仙台駅」バス停ですが、むしろ、あおば通駅のすぐ近く。
あおば通駅に入って、さあ最後の1区間を移動しましょう。
仙台駅まで、\140の切符を買いました。
最後のひと区間だけ使う仙石線。
17時31分発の東塩釜行き。
ちょっと前まで東京でもいっぱい走ってた
103系の電車です。

このホームの発車ベルは、カリヨンベルのような音でした。
電車は、あおば通駅を出発したかと思うと、すぐに減速して、
17時32分、仙台駅に到着。

 
仙台
ついに着きました、仙台駅。

エスカレーターを上って、改札を出ます。
しかしまだゴールではありません。
ここで最後のスワンソフトを買って、「ワンダースワンの旅」は終了するのです。
最後のスワンソフトを買う店は、ここ!
仙台駅西口1階にある、
「TVゲームショップ ゲーム選隊」
最後の店は、ほかならぬ仙台駅の構内です。

中古ソフトと新品ソフトが、ほぼ同じくらいの数ありました。
小さな店舗ですが、PS2、プレイステーション、ドリームキャスト、
ニンテンドウ64、ゲームボーイ、アドバンス、ネオジオポケット、
そしてワンダースワンがありました。
スワンのソフトは全部で7本。
『ケロリカン』『どこでもハムスター3 おでかけサフラン』『ミスタードリラー』
『HUNTER×HUNTERそれぞれの決意』『Blue Wing Blitz』
『With Youみつめていたい』『落雀』。
このうち、持ってないのは『ハムスター』と『落雀』だけ。
こちらのほうを買いました。
仙台のゲーム選隊 仙台駅店で、
『落雀 for wonderswan』を
\3,035(本体\2,890)で入手!

2001年8月7日 17時48分、
「tv-game.com的 ワンダースワンの旅」完結!!

“ゲイムマン”が“ゲーム選隊”の助けを借りて任務を達成するという、
できすぎな幕切れとなったわけですが・・・、
店の外に出たところで、
こんなノボリが立っていることに気がつきました。
残念ながらこの店は、
8月29日に閉店するのだとか。
「ワンダースワンの旅」の最後を飾るはずの店が、
この原稿のアップロードされるときには、
既にこの世にないのです。

しかし私は忘れません。
仙台駅に“ゲーム選隊”があったことを・・・。

仙台駅のステンドグラス(左)と伊達政宗像(右)。
駅のコンコースは、
大勢の人でにぎわっています。
日は暮れかけています。
また、1日が過ぎていきます。
ゲーム選隊や、ワンダースワン、
あるいは個々のゲームソフトのように、
時の流れに従って移り変わるものもあれば、
七夕の習慣が続いているように、
時に流されないものもあるのです。
現在、仙台の市街地で最も高いビルがこの「アエル」。
ここの展望テラスから、仙台の街を見てみましょう。

こういう見通しのきかない天気で、しかも中途半端な時間帯でしたが、
それでもこの眺め。展望室には人もけっこう集まっています。
床がボードウォークというのが洒落てます。
アエルのホームページはこちら。

地上を走るチューブのように見えるのが、商店街のアーケード。
「ワンダースワンの旅」のしめくくりとして、この商店街に行き、
でっかい七夕飾りを見てまわることにしましょう。


今回のルート


仙台市観光情報


「ワンダースワンの旅 48.仙台編(3)」後半に続く

「ワンダースワンの旅 47.仙台編(2)」に戻る

「ダイスステーション」(旧tv-game.com)タイトルページに戻る

「ゲーム脳」徹底検証シリーズ
※これより外部リンク ダイスステーション トップページ

「ゲーム脳」徹底検証シリーズ
※これより外部リンク ダイスステーション トップページ
「ゲーム脳」徹底検証シリーズ
※これより外部リンク ダイスステーション トップページ