ゲイムマンのダイスステーション 日本縦断ゲーセン紀行
106.日本初の海水浴場に春一番
スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
2008年2月23日。天気が悪かったりスケジュールが合わなかったりで、 3週間ぶりとなったゲーセン紀行。 水曜に皇居1周走ったときの筋肉痛がまだ残っているのか、首の右側が痛い。 まあ、大きな仕事がある前は、なぜかいつも首がこんな感じになる。 私にとって、首の痛みは縁起もんである。 スタート地点の平塚に向かう途中、電車が辻堂で足止め。 国府津−小田原間で線路上に支障物があったことと、強風によるダイヤ乱れとか。 7分ほどして運転再開。平塚駅着は12時32分。 一応、ここからスタートという区切りをつける意味で降りただけで、 次の電車に乗って先へ進もうと思っていたが、
12時39分発。住宅地を抜けて、右にコンテナの並ぶスペースが。相模貨物駅か。 花水川を渡る。右手にこんもりした山がある。これが高麗山(こまやま)か。 また住宅地となり、12時42分、大磯駅着。(ゲーム路銀 ¥19,505-¥180=¥19,325) ホームの平塚側に屋根がなく、日差しが気持ちいい。ただ、風が強い。 ちょうど上り電車もやってきた。多くのお客さんが乗り込む。 さっき平塚や茅ヶ崎で、遅れている上り電車を待ってるお客さんはもっと多かった。 これから大変だろうなあと、心配になる。
駅を出て左側、白い洋館レストランの前の坂を下る。 まっすぐ行けば大磯海水浴場だが、右に曲がって国道1号線に入った。
本堂などは1982年(昭和57年)、 虎御石をまつる法虎庵曽我堂は2004年(平成16年)に再建された。 虎御石は、虎御前の両親が弁天様に子宝を祈ったところ、弁天様のお告げとして現れた。 はじめは小石だったが、虎御前の成長とともに大きくなったという。 曽我十郎が虎御前の家で刺客に襲われたとき、 この石が身代わりとなったため、助かったという伝説がある。 曽我堂には鍵がかかっていたが、 きらびやかな布が掛けられた石を、窓から拝むことができた。 延台寺のホームページはこちら 相変わらず、暖かいけど風が非常に強い。風上に向かって歩く。 同志社大学の祖・新島襄終焉の地碑の前を通り、
西行の「こころなき身にもあはれは知られけり鴫立沢の秋の夕暮」の鴫立沢が 大磯にあったとされており、それにちなんで、沢のほとりにあったこの場所に、 1664年(寛文4年)頃、崇雪という人が庵を結んだのが、鴫立庵の始まり。 後に俳人の大淀三千風が、現在の庵の原型を作った。 『東海道中膝栗毛』では、弥次さん北さんがここで西行の像を見ている。 入場料¥100で、庭から庵の姿を見ることができる。庭には数多くの句碑が立ち並ぶ。 いちばん奥には、石仏の五智如来像(釈迦、阿弥陀、大日、薬師、宝勝の五仏)と、 崇雪が建てた鴫立沢の碑があった。この碑の裏に「著盡湘南 清絶地」と刻まれていて、 これが相模湾の沿岸を“湘南”と呼んだ始まりであるらしい。 碑の裏側を見てみたが、摩耗したのか字は読み取れなかった。
鴫立庵のホームページはこちら いったん新島襄の碑の前まで戻って、海岸まで歩く。 バイパスの下と一般道の上を歩道橋で渡ると、海が見えてきた。 と同時に、風が猛烈に強くなった。
国道1号に戻った。風は吹いているけど、海岸に比べたらまし。ちゃんと字が書ける。 鴫立庵の前から北へ。戦後すぐ、いわゆる混血孤児のための孤児院として造られた エリザベス・サンダースホームと、聖ステパノ学園の裏を通って、 午後2時30分、大磯駅に戻ってきた。 何かの集まりがあるのか、親子連れで混んでいた。補修工事の音が鳴っている。 次の下りは2時35分の熱海行きだが、 ホームの電光掲示に「約15分の遅れ」と表示されている。 りんごジュースを買って飲んで待つ。特急踊り子号が通過する。 気がついたら、私の髪の毛がごわごわになっていた。潮風の影響か? 貨物列車が通過した。コンテナでもタンク車でもなく、 今どき珍しい、「ワム」と書かれた有蓋貨車だった。 2時48分に電車が来た。E231系。車窓風景は、家並から畑に変わる。 右手に平塚学園のグラウンドと野球場。左には、家並みの向こうに、 大磯プリンスホテル(大磯ロングビーチ)の建物が見えた。 冬場なのでプールは営業していないらしい。 大磯ロングビーチのホームページはこちら 二宮駅着。ノンフィクション小説『ガラスのうさぎ』の舞台となった場所で、 駅前に、「ガラスのうさぎ」像がある。 私は小沢昭一さんの本で、この像のことを知り、実際1回見たこともある。 ただ、今回は通過しますごめんなさい。 住宅街から一段低い切通しを走る。と思ったら一転して高架に。 左に小学校。家々の屋根越しに海が見えたら、間もなく国府津(こうづ)駅。 国府津は御殿場線との分岐駅。昭和の頭までは、今の御殿場線が東海道本線だった。 国府津から御殿場線で下曽我へ行くと、曽我梅林がある。ちょうど梅まつりの期間中。 行こうかどうしようか迷ったが、結局行かないことにした。 日本縦断のルートからちょっと外れるし、小田原城にも梅はあるようなので。 小田原市観光協会(梅まつりの情報あり) 国府津を出ると、左に海と街並み。左前方から右側にかけて山が連なる。 右側にも街並みが続き、貨物駅らしき建物も見える。 鴨宮駅着午後3時。ここで降りた。(ゲーム路銀 ¥19,325-¥230=¥19,095)
白地に赤青水色のストライプが入った、3時15分発のバスに乗って、目指すはダイナシティ。 駅から東へ進み、北へ転じて跨線橋を渡ったら、 ダイナシティとイトーヨーカドー(7&i)の看板が見えてきた。
吹き抜けの中、エスカレーターを上がって4階へ。まず腹ごしらえ。 ハンバーグランチを食べた。肉汁がジューシー。 ゲームコーナー「きゃらんどプラザ小田原店」は、小さなお子さんでごった返していた。 ボールで埋まったプレイスペースと、プライズ、キッズものの小さな筺体や、 スロットなどがあった。
セガワールド小田原が3階にある。 プライズ、プリクラ、乗り物、キッズもの、音ゲー、メダル。 実は、セガとナムコがそれぞれゲームセンターの整理・見直しを発表していて、 それが気がかりになって今回この、駅からちょっと遠いゲーセン密集地まで来たのだが、 このセガワールドには小さなお客さんが多く、安泰のようにみえる。 ダイナシティのホームページはこちら
プライズずらり。プリクラ、メダル機も多い。パチンコ・スロット、 大型機3種(音ゲー、レース、ガンシューティング)、キッズもの、通信・カードも。 とにかく広いスペースに充実のラインナップ。 いちばん奥に、ビリヤード台と卓球台と戦場の絆が並んでいた。 シティーモール クレッセのホームページはこちら 日が暮れかかってきた。午後5時を回っている。風がやんだので寒くはない。
ここに、メトロポリスというゲームコーナーがあった。 プライズ、プリクラ、キッズ、メダル、パチンコ・スロット、通信・カード、音ゲー。 ここにはビデオゲームもあるが、鉄拳、ガンダム、ダイナマイト刑事と、 やったことがないゲームばかりだったので、プレーせず。 コロナワールドのホームページはこちら 結局、1つもゲームをプレーしないまま駅へと戻る。 バス代を惜しんで帰りは歩いたが、道に迷う。携帯電話で地図を表示。 新幹線の高架に沿って歩き、突き当たった通りを左へ。 26分歩いて、午後5時52分、鴨宮駅北口に到着した。 次の下りは5時56分沼津行き。遅れは5分とのこと。 島式ホームの両側ともに、若者を中心に、割と多くの人々が待っている。 6時ちょうどに電車が来た。出発。外はもうすっかり暗くなった。 右手に工場が見える。酒匂川(さかわがわ)を渡る。 小さいながら、家や街灯の明かりが見えている。 6時3分、小田原駅着。(ゲーム路銀 ¥18,925-¥180=¥18,745)
道に迷ったので、携帯電話で地図を表示した。今日2回め。今日はこの機能が役に立つ。 EPO/西友に着いた。5階のキッズパークへ。 プライズ、乗り物、メダル、キッズものがメインで、 プリクラ、レース、エアホッケーなどもある。 次はアドアーズ小田原。1階プライズ、メダル、地下1階メダル、通信、 地下2階に通信、音ゲー、そしてビデオゲーム。 ビデオゲームは、鉄拳、バーチャファイターなどの格闘ゲームや、 テトリスアブソリュート、怒首領蜂 大往生、麻雀ホットギミックインテグラルなど。 ホットギミックをやろうかとも思ったが、結局やらずに店を出る。
1階にプライズなど、2階にレース、音ゲー、ガンシューティングと通信、3階メダル。 4階は女性専用フロアとのこと。多分プリクラだろう。 結局今日は、ゲーセンやゲームコーナーを7軒回って、ゲームを1回もやらなかった。 ゲーム路銀のルール自体を、考え直さないといけないのかもしれない。
7時39分発(実際には3分遅れて出発)の、小田急線新宿行きに乗る。 でも今日はこれで帰るのではなく、秦野で降りて1泊。 翌日、ゲーセン紀行の続きをやることにした。 夜、ものすごく風が強かったようで、 ホテルの窓から見える居酒屋の大きなちょうちんが、あり得ないような揺れ方をしていた。 ¥18,745 今回のルート
大磯町役場 観光情報 二宮町役場 観光情報 小田原市観光課 観光かながわNow JR東日本 JR東海 小田急電鉄 箱根登山鉄道 伊豆箱根鉄道 次回、「日本縦断ゲーセン紀行 107.湘南編(10)」では、 小田原城から箱根登山鉄道へ。 「日本縦断ゲーセン紀行 105.湘南編(8)」に戻る 「ゲイムマンのダイスステーション」タイトルページに戻る |
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