ゲイムマンのダイスステーション 日本縦断ゲーセン紀行
116.上ったり下ったりして花を見る
スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
2009年2月10日。 仕事が忙しかったり体調が悪かったり天気が今一つだったりホテルの予約が取れなかったりで、 実に4ヶ月ぶりのゲーセン紀行となった。久々の遠出にちょっと緊張気味。 小田急に乗るが、ロマンスカーがちょうどいい時間になく、 各駅停車と急行を乗り継いで小田原へ。午後9時少し前に熱海入り。 小田原で買った弁当と、熱海駅ホームで買った角煮のまんじゅうを食べた。 翌2月11日(祝)。予定より1時間早い7時30分に目が覚める。 ホテルで朝食をとり、9時少し過ぎに出発。朝から人通りはけっこう多い。 ちょうど8番乗り場に止まっていた、熱海港・後楽園行きのバスに乗る。 十数人の乗客とともに、9時20分出発。
乗り場内にゲームコーナーがあった。プライズ、エアホッケー、パチンコ・スロットや、 キャプテンフラッグ、スズカエイトアワーズ2、レイブレーサー、 ドレミファグランプリ3、ビートマニア4th mixなどの大型機。 そして、ヴァンパイアセイヴァーと、ザ・キング・オブ・ファイターズ2003があった。 ゲーセン紀行でゲームに出会うこと自体が久々なので、 自信はないけどKOF2003をプレイしてみた。使用メンバーは舞、ユリ、キング。 幸い、初心者向けに難易度設定されていたみたいで、 6面クリアしてアーデルハイドを倒し、一応のエンディングを見ることができた。 (ゲーム路銀 ¥8,415+¥500=¥8,915)
出発。後楽園ホテルの脇を抜け、海を見ながら上っていく。 3分ほどで到着。
右に目を転じれば、真鶴半島突端の先にある三ツ石までよく見えた。
展望台には、デパートの屋上にあるような乗り物や、 小さな文字や絵のかかれた米粒を売る店などがある。 土産物屋の看板に、「金運うんこ」と大書されていた。 「僕の見た秩序。」のヨシナガさんが喜びそうだ。 アタミロープウェイのホームページはこちら 階段を上がると、そこが熱海秘宝館の入口。 よくテレビ番組で取り上げられており、芸能人のサインが数多く飾られている。 「ロケで来たんです!! ロケで!!」とわざわざ弁解している ベッキーさんの色紙がおもしろかった。 熱海秘宝館のホームページはこちら
ロープウェイ乗り場にあった割引券を用いて、隣の人形館とのセット券を¥1,000で購入。 (通常は¥1,100。熱海城単独だと¥900、割引有で¥800) まず1階の武家文化資料館で、江戸時代のユニークなかぶとやよろい、刀、鉄砲、 大正時代中心の武者人形やひな人形などを見る。
後楽園ホテルの向こうの更地に、かつて「ふしぎな街一丁目」という シュールなテーマパークがあったのを思い出した。 取材に行ったことがある。 日本画が展示される5階、世界遺産の写真が展示される4階。 日本全国のお城を描いた、萩原一清氏の城郭画や、 マッチ棒で作られた城の模型などが展示されている2階。 地下1階には、歌川国芳の浮世絵がパネルになって展示されていた。 有名な『みかけはこわいがとんだいい人だ』など、人体で構成される人の顔や、 猫で構成された文字、さまざまな表情の百面相、 安政大地震の時に描かれた「なまず絵」(なまずを主人公にした風刺画)。 かねてからここに展示されていた、 西洋画の複製(都築響一氏の『珍日本紀行』に取り上げられた)もあったが、 以前私が見たときに比べると点数が少なく、大きな値札がついていた。 軽便鉄道のジオラマも展示されている。 最後に「浮世絵秘画館」を見る。ここでは春画のパネルを展示。 葛飾北斎の描いたタコの絵(きのえのこまつ)をはじめ、 喜多川歌麿、歌川国芳、菱川師宣など、意外な人々が春画を描いていることに驚く。 大っぴらに語られることのない、浮世絵の一面といえる。 熱海城のホームページはこちら
落ち着いた雰囲気の館内に、ジュモーやブリュを中心としたビスクドールや、 ドールハウスを展示。 人形の表情は、角度によって変化しているようにも見え、憂いすら感じられる。 ドールハウスの調度品が実に細かい。横浜・山手の洋館を思い出した。 熱海人形美術館のホームページはこちら
プライズ、メダル、エアホッケー。ワニワニパニックや太鼓の達人もある。 プライズには、『はっぴーぴえろ』『カニさんのクレーン』といった年代ものも。 ガチャガチャも多い。 そのほか、セガラリー、バーチャコップ2、サンバDEアミーゴ、電車でGO!3など。 ビデオゲームもけっこう多い。グラディウスIII、子育てクイズ マイエンジェル、 カプコンVS SNK 2、怒首領蜂 大往生、スーパーストリートファイターII、 ぷよぷよ通、スペースインベーダーなど。 『ぷよぷよ通』をプレイする。ここで奇跡の9面クリアー! 惜しくも、すけとうだらに敗れる。(ゲーム路銀 ¥8,915+¥800=¥9,715) 今日はずいぶんゲーム路銀を稼げる。 熱海後楽園ホテルのホームページはこちら さて次は温泉に行こう。後楽園ホテルでも日帰り入浴はできるが、 今回は、近くのマリンスパあたみへ行ってみる。
2階のお風呂は、海を見ながらのんびりつかることができる。 疲れた肩や足腰や、乾燥した手の肌に心地いい。 1階は水着着用ゾーン。プールと健康温浴室。 健康温浴室には、さまざまなジェットバスや打たせ湯があり、 体のあちこちを刺激してくれる。 自分の腰の痛みがひどいことがよくわかった。 マリンスパあたみのホームページはこちら 午後2時を回った。この後、起雲閣に行きたかったが、 行ってしまうと、その次の場所へ行けないかもしれないので断念する。 バスがない時間帯だったので、山の方へ少々歩くと、
起雲閣は、1919年(大正8年)に別荘として建てられた。 最初は、実業家で政治家の内田信也、その後、東武鉄道社長・根津嘉一郎の別荘となる。 戦後は長らく、旅館として営業していたが、1999年に廃業。 熱海市が取得し、翌年から一般公開されている。 (熱海市のサイトに、起雲閣の情報が載っています) ゆるやかに続いていた坂道が、途中から急にきつくなる。休み休み上る。 目的地は熱海梅園。「避難場所 梅園」と書かれた矢印を頼りに進んでいく。 ゲーセン紀行を4ヶ月休んでいる間に、ちょうど梅の見頃になったのだ。 坪内逍遥の墓所や、別荘だった「双柿舎」の前を通る。
天女や人魚、仏教を題材とした作品が中心。 木彫は、なめらかな曲線で構成されたものから、荒々しいノミ彫りの作品まであり、 さらにブロンズ、仏画、書まである。 エントランス天井のステンドグラスは、静けさと華やかさを併せ持つ。 『白日夢』と題された木彫の女性像は、抱きしめたくなるくらい、なまめかしい。 一方、細くてスタイリッシュな六臂の像も。 文化勲章、勲一等瑞宝章や、所蔵していたミイラの木棺も展示。 制作中に亡くなったため未完となった木彫は、なぜだか生命力を感じさせる。
梅園内には、中山晋平記念館もあったが、残念ながら3時半で閉館だった。 あの町この町、あめふり、兎のダンス、肩たたき、こがね虫、シャボン玉、 證城寺の狸囃子、砂山、てるてる坊主、ゴンドラの唄、東京音頭など、 数多くの名曲で知られる作曲家・中山晋平の、熱海市内にあった別荘を移築。 中山晋平は、戦時中に東京から熱海へ移住し、戦後も亡くなるまで熱海に住んでいたそうだ。
熱海梅園のホームページはこちら(熱海市観光協会) ひとしきり梅を堪能し、もと来た道を歩いて戻る。 ちょうどバスも来たけど、帰りは下り坂だし。 7、8分で、伊東線の来宮駅に到着した。
改札を入った所にサボテンが生えている。 ホームから新幹線の通過が見える。 午後4時31分発の東京行きに乗ることにする。次の目的地は伊東なのだが、 荷物を熱海駅のロッカーに入れているので、いったん戻るのだ。 ホームで電車を待つ間、町なかに『家路』のメロディーが流れた。 E231系。来宮を出ると、窓から海と初島、後楽園ホテルや熱海城がよく見える。 トンネルを抜けて4時33分、熱海駅着。(ゲーム路銀 ¥9,715-¥140=¥9,575)
気づけば、お昼はバニラアイスしか食べてない。おなかすいた。 以前熱海に来たとき、駅前に昭和50年代風の、ポップでキッチュなレストランを見つけて、 今回もそこで食事をしたかったのだが、もう夕方。 伊東線の景色も楽しみたいので、日が暮れる前に伊東へ向かうことにした。 4時53分発の伊東行きもまたE231系だった。 伊東線にはほかにも、伊豆急行のリゾート21や、 東急ベースのステンレス車といった、多彩な車両が走っているのだが。
ここで上り電車を待つ。やってきたのは伊豆急の黒船電車だった。 リゾート21(2100系)を、黒船風に塗装した車両で、 真っ黒な車両というのが珍しくてインパクトがある。 伊豆多賀から先は、海岸が比較的よく見える。 網代駅でまた上り電車を待つ。今度来たのはスーパービュー踊り子。 網代を出るとまた長いトンネルに入った。 かつてリゾート21に連結されていた「ロイヤルボックス」では、 こういうトンネルに入るとブラックライトがついて、 天井に描かれた星空や宇宙の絵が浮かび上がるという趣向が凝らされていた。 あの車両がなくなったのは惜しい(特急リゾート踊り子にのみ健在)。 トンネルを抜けると、町の向こうにまた海が広がった。 島は初島ではなく、丸っこく盛り上がった島に変わっていた。手石島というらしい。 宇佐美駅着。 宇佐美を出ると海岸が近くなった。道路沿いにヤシの木が並ぶ。 初島と手石島の間に、なぜか潜水艦がいる。 ホテルサンハトヤ、伊東マリンタウン、ガスタンクの横を通過する。
今日は伊東に宿泊。夜は居酒屋で寿司を食べた。 ¥9,255 今回のルート
熱海市観光協会 伊東観光協会 ハローナビしずおか JR東日本 JR東海 伊豆急行 伊豆箱根鉄道 次回、「日本縦断ゲーセン紀行 117.静岡編(3)」では、 伊東でゲームゆかりの地を巡る。 「日本縦断ゲーセン紀行 115.静岡編(1)」に戻る 「ゲイムマンのダイスステーション」タイトルページに戻る |
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