ゲイムマンのダイスステーション

日本縦断ゲーセン紀行

135.満開の動物園
〜静岡編(21)〜


スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
ゲーセンでゲームをプレーして、1面クリアーするごとに、
「ゲーム路銀」は¥100ずつ増える。
(ただし、1プレー¥50円のゲームなら¥50ずつ、1プレー¥200なら¥200ずつ。
 ゲームをプレーするためのお金も、「ゲーム路銀」からねん出する)
この「ゲーム路銀」だけを交通費にして、日本縦断を目指すのだ!
(前回までのゲーム路銀 ¥1,835




舘山寺温泉(かんざんじおんせん)

2010年4月1日。前日珍しく午前1時半に眠くなって寝てしまったため、
7時半に起きられた。
ただ、目が覚めたのは6時50分頃。二度寝しようとしたが寝つけなかったのだ。

ホテルの窓から、浜名湖と温泉街、
そして舘山寺が見える。

ホテルで大草山をながめながら朝食。そこで気づいたが、
雨がけっこう激しく降っている。

大浴場へ行ってみる。昨日の夜とは男女が入れ替わり、
今日10時までは男湯が「大正浪漫の湯」。
ステンドグラスの自動ドアを通って浴場へ。

中央に、ロマンの湯と名づけられた八角形の湯船。8本の柱が伸びている。
周囲にある湯船からは、大草山やロープウェイが望めたり、
舘山寺の観音様を拝めたりする。

こちらも露天風呂は自家源泉の赤湯。
朝に入浴できる時間ぎりぎりだったためか、ほかに人はおらず、
大浴場をのんびりと独り占め。
昨日の温泉が効いたのか、昨日ほどお湯が手にしみて痛いということはなかった。

ホテル九重のホームページはこちら

ロビーで琴の生演奏に送られ、10時少し前にホテルを出た。
(チェックアウトは明日の予定)
今日はまず、この温泉の名前の由来となった、舘山寺へ行こう。

まず、舘山寺の隣の愛宕神社に参拝。
滑らないように、
細心の注意を払って石段を上る。
石段の両脇に、
地元の句会の入選作らしき句碑が並ぶ。

愛宕神社と舘山寺の間に、
縁結地蔵のお堂があり、
たくさんの絵馬で埋め尽くされていた。

舘山寺は810年(弘仁元年)、
弘法大師が開創したとされる。
廃仏毀釈で一度廃寺となるが、
1890年(明治23年)再興。
中国・蘇州の寒山寺と
友好関係にあるという。

「徒歩五分」と書いてあったので、山の中腹の「穴大師」まで歩いてみることにした。
2分で着いて、若干拍子抜け。しかし着いたのは岩穴の入口。

ここは弘法大師が修行した霊窟とのこと。
中には大師様ご自作の大師石像があるらしい。
ろうそくが灯っているのが外から見えるが、
狭い岩場の穴で、怖いのでここから参拝した。
目の病にご利益があるという。

なだらかな山道をさらに上ると、
大きな観音様が立っておられた。
ホテルの部屋や大浴場、
また昨日乗ったロープウェイや、
大草山からも見えたほど大きい。

1937年(昭和12年)に建立された聖観世音菩薩像で、
高さは16メートル。
当時このあたりで心中した人々を供養し、
また命の尊さを伝えるために建てられたらしい。
思っていたよりずっと、造形が細かく、
きれいなお姿だった。

帰り道に、殻の直径が4センチほどもある
カタツムリがいた。
こんな大きなの初めて見た。

お寺を出て歩く。外側の湖岸に「しぶき橋」という太鼓橋が架かる。
舘山寺の鐘の音が聞こえる。

ちょうどここに、
巡回バス「フラワー号」のバス停があった。
1日7便だけだが、運良く次は8分後。
11時16分に来た。

こんなこともあろうかと、さっきホテルを出るときに、
フラワー号のチケットをもらっていた。
宿泊客や、観光施設の利用客は、希望すればこのチケットが無料でもらえる。
次は温泉街の反対側、浜松市動物園へ行こうと思っていたので、ちょうど良かった。
動物園着11時25分。乗客は私1人だったが、
動物園のバス停に、逆方向へ向かうお客さんが待っていた。
雨は上がっていた。

浜松市動物園は、
隣のフラワーパークと合わせて
「舘山寺総合公園」となっている。
共通入場券を買うと少しお得で
¥850となるが、
フラワーパークには明日行くつもりなので、
動物園の入園券のみ買う(¥400)。

門を入った所に白鳥の日時計。今日は役に立っていないけど。
春休み中はスタンプラリーが行なわれているようで、ブースが出ていた。
フラワーパーク入口の桜が、ここからでも見える。

でも、動物園側にある桜も負けてはいない。

最初にいた動物はカンガルー。
思いのほかいっぱいいて驚く。

ただ、どうにも今日は桜がきれいすぎて、
ついカンガルーに背を向けて、
写真を撮ってしまう。

 

エミュー、ワラビー。ダイナミックに動くクモザル。
フライングケージは本日工事中。ケージの中にいる鳥たちは、外から見られる。
ずいぶん高い所に、ワシやコンドルがいた。

こんちゅう館に入る。さまざまな蝶やトンボ、カブトムシ、クワガタ、セミの標本が並ぶ。
スズメバチの巣も展示されている。

この建物の上が、桜の広場となっていた。

ここからは浜名湖がよく見える。
対岸にパルパルの観覧車。
その向こうに舘山寺。

また雨が降り出した。次のエリアへ向かう。
黄色いスイセンが、道の両側にずらりと並ぶ。

水の中を泳ぐ3頭のアシカ。
その上を悠然と歩くホッキョクグマ。
その上からアシカの餌を狙うアオサギ。
アオサギはここで飼ってるわけではない。
隣のプールにはフンボルトペンギンがいた。

「ふれあいひろば」では土日祝に、ウサギに触ることができるらしい。
ほかにいたのは、羊や鹿、ミニとは思えないサイズのミニブタなど。
道の向かいには、アヒルやガン、カモ、白鳥、フラミンゴ、ペリカンなど。
ヒグマとマレーグマ。

羽の見事なクジャクやシロクジャク。
今くらいの季節がいちばん、
クジャクの羽が長くて見事なのだとか。

大型のウサギ、イノシシを見て、類人猿舎へ。
ゴリラは部屋の中にいた。同じ建物に、なぜかフクロウ、ミミズクも。

オランウータンも外で見られる。

チンパンジーは外にいた。メスのお尻が発情期のためふくらんでいる。
ほかにも、ヒヒ、テナガザル、キツネザルなどがいた。

さっきから気になっていたが、
それぞれのオリの前に俳句が書いてある。

ひらけた場所に出た。
キリン、ダチョウ、シマウマがいる。

小さなロバ。バイソン、シェトランドポニー。

そして小型の猿。
ゴールデンライオンタマリンは、
日本ではここにしかいないそうで、
浜松市動物園のキャラクターにもなっている。

名前のとおり、鮮やかな金色の毛並み。
顔ちっちゃい。

レッサーパンダがお昼寝中。カワウソは元気に泳ぎ回っている。
ヤマアラシや、ミーアキャットもいた。

アジアゾウの浜子は、この動物園がまだ
浜松城公園にあった頃からいたという。
1972年に来たらしいから、
私より年上かも。

ヒョウやジャガー。
去年生まれたばかりのクロヒョウもいる。
まだ、猫を少し大きくしたくらいの大きさ。

その近くには、オオカミ、ライオン、トラ。
寝ているオスのライオンを見ると、
なんかこっちまで眠くなる。ほのぼのする。
周りにライオンと豹と狼と虎がいる状況で、
ほのぼのという表現もどうかと思うが。

トラは2頭そろって何かを見つめている。
私が来たらこっち見た。
さっきからそうだけど、
ほかに人がいないときは、
明らかに動物たちの方が私を見ている。

灰色の鶴。そして最後に、ニホンザルのサル山。
いつの間にか雨は上がっていた。
午後2時ちょうど、続々と入ってくるお客さんとすれ違いながら、動物園を後にする。
ゲートが2頭のホッキョクグマをモチーフとしていることに、今気づいた。

浜松市動物園のホームページはこちら
舘山寺温泉のホームページはこちら

桜並木を愛でつつ、湖畔を歩こう。

大草山は桜の色だけではなく、
濃淡の緑も散りばめられ、
パッチワークのよう。

また雨が降ってきた。
「幸せの星のアーチ」前を通る。

なんか写真が暗いと思ったら、カメラのモード設定ダイヤルが、
「ポートレート」と「風景」の中間で止まっていた。

風景モードに合わせて、桜並木を撮り直す。
『誘われて浜松』という題の、
三沢あけみさんの歌の碑があった。

浜名湖パルパルの観覧車の足下が、
鮮やかなピンク色に染まっている。

雨に加えて風も強まってきた。
浜名湖舘山寺美術博物館に入る。
1階がギャラリー喫茶なので、
軽く昼食をとろう。

ギャラリー「ラ・メール」で、チーズケーキを食べ、コーヒーを飲む。
静かで落ち着いている一方で、
おじさん方が歓談できるような、堅苦しくない素敵な空間。
窓の外には大草山とロープウェイ。
壁一面が窓になっていて、大草山の全体がながめられる。

展示されていたのはパステル画。やわらかくて、かつ、神々しい。
(MEGUMIパステルアート展「ANGELS' AND PARADISE」 4月1日〜13日)

浜名湖舘山寺美術博物館のブログはこちら

午後3時55分、いったんホテル九重に戻ってきた。
4時40分から、ホテルの宿泊者専用の遊覧船「サンセットクルーズ」が出航するのだ。

ホテル下の桟橋へ。

桟橋の先端は「浮見堂」と名づけられており、
中国蘇州・寒山寺の鐘の
レプリカが設置されている。

遊覧船がやってきた。
お客さんは家族連れ中心に十数人。
ゆったりできる。

出航。舘山と大草山の間を抜ける。
右手に、東名高速の浜名湖橋が見える。

左側はまるで海のよう。
対岸ははるか遠くにかすんで見える。

左手、大草山と舘山を裏から望み、
さらに舘山寺温泉を一望。

さっきの浜名湖橋の先に、
浜名湖サービスエリアがある。
さぞかし眺めのいいSAだろう。

このあたりで折り返し、
今度は右側に舘山寺温泉。
舘山は近くで見ると、海岸に大きな岩が多く、
ごつごつしていることがわかる。

20分の遊覧を終え、5時ちょうどに戻ってきた。
ロビーでアイスダージリンティーを飲んでひと休み。
2日間歩き回ったためか、けっこう疲れていたようで、部屋でもまたしばらく休む。

浜名湖遊覧船のホームページはこちら
ホテル九重のホームページはこちら

午後6時頃、ホテルを出て、日帰り温泉「華咲の湯」へ。
九重の宿泊客は無料で入れる。
(ホテルのフロントでチケットを受け取る。車での送迎も可能だが、歩いて向かった)
雨は降ってない。

「華咲の湯」到着。
お客さんが多くて盛況な様子。

受付でタオルとバスタオルを受け取って、まずは「桧香(ひのか)の湯」へ。
自家源泉の2種類のお風呂。透明な内湯でじっくり温まり、
露天風呂へ。こちらの「白金の湯」(透明)はややぬるめで、くつろげる。
源泉かけ流しの黄金の湯(赤湯)もあった。
露天風呂のエリアには多くの木が植えられ、癒される庭になっている。

リラクゼーションエリアで、アクエリアスを買って水分を補給。
次は「ダイダラボッチの湯」へ。
名前の由来は、巨人ダイダラボッチが手をついた跡が浜名湖になったという伝説から。
こちらはジェットバスが中心で、旅の疲れを取るのにちょうどいい。
自分が腰を相当痛めていることがよくわかった。水流が当たると痛い痛い。
露天風呂は、高原のコテージという雰囲気。

2階のレストランがまだ開いていたので、かつ丼を食べた。

華咲の湯のホームページはこちら

ホテルへ戻って、『アメトーーク』スペシャルの後ろ1時間を見た後、
午後10時にまたゲームコーナーへ行き、
『ポップンミュージック アニメロ2号』をプレイする。
しかし体力の消耗は予想以上で、EASYモード5面を2回クリアするだけにとどめた。
ゲーム路銀 ¥1,835+¥800=¥2,635

舘山寺温泉のホームページはこちら

現在のゲーム路銀
¥2,635

今回のルート
1.舘山寺 2.ホテル九重・浮見堂 3.華咲の湯 5.浜名湖パルパル
6.浜名湖オルゴールミュージアム 7.かんざんじロープウェイ
8.浜名湖舘山寺美術博物館
9.浜松市動物園 10.浜松市フラワーパーク

浜松観光コンベンションビューロー  ハローナビしずおか(静岡県)
JR東海  天竜浜名湖鉄道  遠州鉄道
次回、「日本縦断ゲーセン紀行 136.静岡編(22)」では、
フラワーパークの桜をじっくりながめ、そして浜名湖を渡る。
「日本縦断ゲーセン紀行 134.静岡編(20)」に戻る


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