ゲイムマンのダイスステーション

日本縦断ゲーセン紀行

134.桜色に染まるお城と遊園地
〜静岡編(20)〜


スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
ゲーセンでゲームをプレーして、1面クリアーするごとに、
「ゲーム路銀」は¥100ずつ増える。
(ただし、1プレー¥50円のゲームなら¥50ずつ、1プレー¥200なら¥200ずつ。
 ゲームをプレーするためのお金も、「ゲーム路銀」からねん出する)
この「ゲーム路銀」だけを交通費にして、日本縦断を目指すのだ!
(前回までのゲーム路銀 ¥1,625



2010年3月30日。午後7時32分浜松着。
遠州鉄道高架下の「べんがら横丁」内にあるラーメン屋で夕食。
塩ラーメンと餃子。うまい。
大衆的なラーメン屋をきれいにした感じの雰囲気。
餃子は辛くない浜松餃子。もやしも多めについてくる。


浜松

旅の初日によくあることだが、夜中に目が覚めてなかなか寝つけず。
翌31日、4時間半ほどの睡眠で8時半起床。
テレビつけたら高校野球の準々決勝が始まったところ。
ホテルで朝食をとり、チェックアウト。

今回のホテルは駅の南側にあったので、
南口の写真を撮ってみた。
音楽をモチーフにしたオブジェが建つ。
駅のロッカーに荷物を入れた。

10時5分発のバス、花川運動公園行きに乗る。
10時12分、市役所南バス停で下車。(ゲーム路銀 ¥1,625-¥120=¥1,505
市役所の本館と別館の間を通って、前回も訪れた浜松城公園へ。

浜松城は、桜の名所として知られる。
南側の入口で、七分咲きの桜がお出迎え。
春休み中ということもあってか、
多くの花見客が訪れている。

本丸広場はほぼ満開。
徳川家康公像の周りが華やかだ。

近寄って見てもきれい。
広場の地面に、
お花見用のシートが点在している。

花と人々でにぎわう天守閣。

今回も展望台まで上って見た。
(天守閣入場料¥150)

公園内の桜が一望できる。

いちばん桜が多いのは、
この天守閣の周りのようだ。

天守閣の中にもお客さんが大勢。海外から来た団体さんの姿も。
つい2週間前は素朴な復元天守という感じだったが、変わるもんだ。


中央芝生広場の周りにも桜並木があった。

椿の花も鮮やか。

前回は来ていなかった日本庭園。
池のほとりにしだれ桜が咲いている。
周囲の淡い緑とのコントラストが美しい。

園内のあちこちに咲いていた薄紫の花。
アヤメの仲間で、シャガ(著莪)というらしい。

浜松城のホームページはこちら

最後に、中央芝生広場越しに
天守閣をながめ、
浜松城を後にした。

市役所前バス停から、11時29分に来たバスに乗る。
浜松駅着11時38分。(ゲーム路銀 ¥1,505-¥120=¥1,385
次は舘山寺温泉に向かう。
本当は駅に戻らなくても、市役所南からバスに乗れば行けるのだが、
荷物をロッカーに入れていたので、それを出すために駅まで戻ったのだ。

あらためて、12時2分発の舘山寺行きバスに乗ることにする。
50分くらいかかるらしく、その間トイレに行けないのが多少心配だが、
今までにもそんな状況は何度もあり(箱根のバスとか、大井川鐵道井川線とか、
ゲーセン紀行以外なら大糸線北部とか予土線とか)、
特に何ともなかったので、多分大丈夫だろう。

バスはちょっと遅れてきて、
出発したのは12時7分。

さっきの市役所南バス停から、さらに先へ。
このルートは1時間に4本ほどバスがあるためか、
駅からかなり遠くへ来ても、なかなか家並みが途切れない。
(道路が整備され、自家用車が使いやすい場所だからかもしれないが)

さすがに農地が増えてきたなあと思った頃、フラワーパークの前を通った。
もうすぐ温泉街の入口だ。
動物園の前から、いよいよ浜名湖の湖面が見えてきた。
湖岸の桜並木に沿って走る。対岸の大草山も桜色に色づく。
遊園地の観覧車も見える。舘山寺温泉バス停着12時55分。
ゲーム路銀 ¥1,385-¥550=¥835


舘山寺温泉(かんざんじおんせん)

素朴な温泉街の通りから、
一歩奥へ入ると、

大きな建物が現れた。
今日はここ、ホテル九重に宿泊する。

部屋に入れる時刻はまだだが、
荷物を預かっていただいた。
広いロビーから、大草山がきれいに見える。

ちなみに、舘山寺温泉のホテルや旅館の利用客のために、
浜松駅前から、無料送迎バスが出ているらしい。2日前までに予約すれば乗れるらしい。
だが私がそのことを知ったのは前日だった。

いったんホテルを出て、
まず向かったのは浜名湖パルパル。
入園料¥1,000だが、
さっきホテルで頂いたチケットで、
入園無料となった。太っ腹である。

エントランスにはお子さん向けの遊具が多数。
ボールプールや、屋内用ジャングルジム、足こぎの小さな車や、竹馬まである。

外へ出ると、ジェットコースター
「メガコースター四次元」が駆け回っていた。
ゴーカート、ミニコースターなど、
アトラクションにはどれも順番待ちの
お子さんの列ができている。

さっきのエントランスの建物の
2階に上がってみると、
そこにプラザカプコンがあった。

広いスペースに、プライズ、乗り物、レース、音ゲー、ガンシューティング、
メダル、エアホッケー、キッズ向け筺体、ワニワニパニック、
バスケットボールなどの体を動かすもの、輪投げ、ダーツ、射的、プリクラ。
あれ、ゲーム路銀を稼げそうなゲームがない。
ひとまず、隣のレストランで、みそカツ丼を食べてひと休み。景色がいい。

歩道橋を渡って、別エリアへ移動。
レイクサイドゾーンには、
急流すべり「ドン・ブラーコ」の水しぶきと、
「ワイルドストーム」のお客さんの悲鳴が上がる。

対岸の大草山や、

観覧車の下に咲いた桜が美しい。

グルメトレインとすれ違うとそこはモンテゾーン。メリーゴーランドや、

パークのキャラクターを主人公にした、
「ミュージカルライド」「トリックツアー2」
などのアトラクション。
各キャラクターは、
やなせたかし先生がデザイン。

さらに階段を上った先には、
ティーカップやふわふわドーム、
そして大観覧車「コクー」。

このあたりにも桜が咲き誇る。

メリーゴーランドやトリックツアーの下、
あまり人の通らなさそうなエリアが
「プラナスパーク 桜の園」と名づけられ、
隠れたお花見スポットとなっていた。

浜名湖パルパルのホームページはこちら
舘山寺温泉のホームページはこちら

次は、かんざんじロープウェイに乗ろう。
パルパルの中からも外からも乗れる。
さっきのホテルのチケットで、
往復¥800が¥600に割引となる。
大草山にあるオルゴールミュージアムにも
入場できる、セット券は¥1,000。
(これも割引料金で、通常料金は¥1,400)

ロープウェイ到着。大草山から下りてくるお客さんが多い。
10分に1本という高頻度で運行されていることが、人気をうかがわせる。
出発が近づいて、これから大草山に向かうお客さんも増えてきた。

午後3時20分出発。パルパルの上空を通り、浜名湖の上へ。
左手に舘山寺の大観音像が見える。右手には浜松駅前のアクトタワーまで。

観音像のある山の向こうにも、
湖が広がっていることがわかる。
今まで見ていたのは、
浜名湖のほんの一部に過ぎなかったのだ。

4分で大草山に到着。(ゲーム路銀 ¥835-¥600=¥235
山上駅の2階・3階が、浜名湖オルゴールミュージアムになっている。
屋上は展望台だ。

オルゴールミュージアムでは、
毎時20分から演奏が行なわれているとか。
私が着いたのは3時24分だったので、
先に、階段を上って展望台へ向かった。
(エレベーターもある)
カリヨンが置かれている。毎正時に鳴るらしい。

「恋人の聖地」に認定されたことを示すプレートがあった。
恋人の聖地とは、地域活性化支援センターが選定した、
その土地を代表するカップル向け観光スポットで、
桂由美さん、假屋崎省吾さん、菊川怜さん、早見優さんらが、選定委員となっている。

ちなみに、過去にこのゲーセン紀行で行ったことのある「恋人の聖地」は、
石神の丘美術館宮守川橋梁ヴィーナスフォート
ラ・チッタデッラ横浜ランドマークタワー箱根彫刻の森美術館
熱海サンビーチ清水港マリンパーク日本平と久能山東照宮

ほかにも私は、木更津・中の島大橋、六本木ヒルズ展望台、横浜マリンタワー、名古屋テレビ塔、
梅田スカイビル、神戸ハーバーランド、倉敷チボリ公園、千光寺公園、
海峡ゆめタワー、福岡タワー、ハウステンボスに行ったことがある。
……全部1人で行っている。
恋人もいないのに、これが21ヶ所目の「恋人の聖地」。

この展望台からは、
360度全方向が見渡せる。
そして全方向に浜名湖が見える。
地上からは見えなかった広い浜名湖。

パルパルの背後にも湖が広がっていて、
はるか先に見える競艇場まで続いている。
高速道路の高架の向こうは海だ。

東側、はままつフラワーパークの向こうに
浜松の市街地のビル群。
アクトタワーがやっぱり目立つ。

かんざんじロープウェイのホームページはこちら

オルゴールミュージアムに入ろう。約70点の貴重なオルゴールが展示されている。
うち32点は、市内の石津武雄さんという方のコレクションを譲り受けたものだという。
入ってみたらちょうど、オルゴールの演奏が終わったところだった。
演奏時間が30分あったようだ。

展示を見て回る。巨大なフェアグラウンド・オルガン、自動演奏ピアノ、
大きなディスクオルゴールやシリンダーオルゴール、
カリヨン、ストリートオルガン、オートマタ(からくり人形)、蓄音機。
19世紀末から20世紀初頭の物が多いが、ごく最近作られたものもある。
現代にもこういう物を作れる職人さんがいるということか。
外観もアンティーク調で、古い物と並んでいても違和感がない。

ショップをのぞいている間に、次の演奏時間が近づいてきたので展示室へ戻る。
午後4時20分開始。演奏されるオルゴールは毎回変わるらしい。
私の見た回では、蓄音機の演奏があった。
オルゴールのミュージアムは全国各地にあるが、蓄音機の演奏は珍しいと思う。
そうか、今20代以下の若い人は、レコード自体を知らないかもしれない。

その後に出てきたオートマタの動きが凝っていた。
酔っ払いのストリートオルガン奏者が、居眠りしている間に、
ベンチに掛けた上着が勝手にオルガンを回すというもの。
そのほかに演奏されたのは、ディスク式の大きなオルゴール、
ストリートオルガン、そして大きな音のフェアグラウンドオルガン。

浜名湖オルゴールミュージアムのホームページはこちら

4時50分発のロープウェーで対岸へ戻る。
5時13分、ホテル九重に戻り、部屋に入った。
舘山寺と観音様、そしてさっきの大草山が窓から見える。
6時少し前から、部屋を出てロビーへ。売店やギャラリーを見た後、
ゲームコーナーへ行ってみた。

乗り物、プライズ、メダル、キッズ向け筺体。
レースゲームの『バトルギア2V』『ル・マン24』。
ガンシューティングの『コブラ・ザ・アーケード』。
そして音ゲー『ポップンミュージック アニメロ2号』。
通常のビデオゲームはなかったので、
初プレイだけど『ポップンミュージック アニメロ2号』をやってみた。

音ゲーだから2曲か3曲で終わるかなと思っていたが、
運良く、5曲までプレイできる設定だった。
しかも難易度EASYなら、ボタンを5個しか使わない。
魔法使いサリー、ゲゲゲの鬼太郎、ひみつのアッコちゃん、
花の子ルンルン、セーラームーンと、難度の低い曲を選んで5面クリア。
再プレイ。ドラゴンボールZ、銀河鉄道999、キューティーハニー、
ドロロンえん魔くん、キャプテンハーロックで5面クリア。
ゲーム路銀 ¥235+¥800=¥1,035

午後7時少し過ぎ、
晩ごはんを食べに外へ出てみた。
観覧車のイルミネーションが鮮やか。

温泉街の食堂で、うな丼を食べた。
ふわっとして、あぶらも乗って、うまかった。

隣にゲームセンターらしき店があり、窓越しにMVSらしき筐体がかすかに見えるのだが、
ブラインドが閉まっていて入れない。閉店したのだろうか?
ホテルに戻って、売店でアイスと三ヶ日みかんジュースを買って、
部屋に戻ってアイスだけ食べた。
午後9時半に風呂へと向かう。

今日の男湯は「遠州絵巻の湯」。東海道五十三次の浮世絵が描かれた、
木の質感が心地いいお風呂。
寒さのせいか、昨日から手が乾燥していたので、お湯が手の甲によく染みる。

舘山寺温泉共通の、ナトリウム・カルシウム・塩化物強塩温泉。
そして露天風呂は、九重の自家源泉の赤湯(ナトリウム・カルシウム・塩化物温泉)。

露天風呂には、舟形浴槽の「たきや舟」と、
竜ヶ岩洞(りゅうがしどう)という鍾乳洞の
実際の鍾乳石が据えられた「いなさ鍾乳石の湯」がある。
浜名湖の湖面と観覧車、そして十六夜(いざよい)の月が見られた。

お風呂から上がって、再びゲームコーナーへ。
家族連れが2組ほどいる中、また『ポップンミュージック アニメロ2号』をプレイ。
5面クリアしたので、今度はレベル3の曲に挑戦してみた。
一応クリアはできたものの、私の腕で気持ち良くこのゲームを楽しむには、
EASYモードのレベル3が限界だと思う。
最後は『ワイワイワールド』(『Dr.スランプ アラレちゃん』主題歌)で、
気分を盛り上げてゲームを終えた。(ゲーム路銀 ¥1,035+¥800=¥1,835

部屋に戻ってテレビを見ながら、三ヶ日みかんジュースを飲んだ。

ホテル九重のホームページはこちら

舘山寺温泉のホームページはこちら

現在のゲーム路銀
¥1,835

今回のルート
1.浜松城 2.アクトシティ浜松・アクトタワー・浜松市楽器博物館
3.浜松科学館 5.賀茂真淵記念館 6.犀ヶ崖古戦場 7.浜松球場
8.蜆塚遺跡 9.浜松オートレース場 10.佐鳴湖 11.スズキ歴史館
12.浜松西IC 14.舘山寺総合公園(浜松市動物園、浜松市フラワーパーク)
15.浜名湖パルパル 16.浜名湖オルゴールミュージアム 17.浜名湖SA
18.浜名湖ガーデンパーク 19.東海道松並木 20.舞阪宿脇本陣
21.弁天島シンボルタワー
1.舘山寺 2.ホテル九重・浮見堂 3.華咲の湯 5.浜名湖パルパル
6.浜名湖オルゴールミュージアム 7.かんざんじロープウェイ
8.浜名湖舘山寺美術博物館
9.浜松市動物園 10.浜松市フラワーパーク

浜松観光コンベンションビューロー  ハローナビしずおか(静岡県)
JR東海  天竜浜名湖鉄道  遠州鉄道
次回、「日本縦断ゲーセン紀行 135.静岡編(21)」では、
舘山寺温泉を隅から隅まで。
「日本縦断ゲーセン紀行 133.静岡編(19)」に戻る


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