ゲイムマンのダイスステーション

日本縦断ゲーセン紀行

14.温泉だけじゃない登別
〜道南編(5)〜


スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで\5,000(G千)。
ゲーセンでゲームをプレーして、1面クリアーするごとに、
「ゲーム路銀」は\100ずつ増える。
(ただし、1プレー\50円のゲームなら\50ずつ、1プレー\200なら\200ずつ。
 ゲームをプレーするためのお金も、「ゲーム路銀」からねん出する)
この「ゲーム路銀」だけを交通費にして、日本縦断を目指すのだ!
(先週までのゲーム路銀 -\2,980)※北海道内はマイナスでも可。


東室蘭

2002年6月5日(水曜日)。
東室蘭のホテルからの眺めをバックに撮影。
今日は登別の観光地を巡ろう。

東室蘭から、10時8分発
苫小牧行きの電車に乗る。
ゲーム路銀 -\2,980-\350=-\3,330

登別

遅れていた貨物列車1編成を追い抜かせた関係で、
登別に着いたのは、ダイヤより少し遅れて10時35分。

駅前に止まっているバスに乗り、40分に出発。
温泉街行きのバスだが、温泉街に入る前に降りる。

47分、登別伊達時代村着(ゲーム路銀 -\3,330-\180=-\3,510)。

登別伊達時代村は、
日光江戸村の系列のテーマパークだ。
登別地方を開拓したのが、
伊達政宗の参謀、片倉小十郎景綱の
末裔(片倉邦憲)だったことにちなんで造られた。
大手門の入口に、
伊達政宗と片倉小十郎の像が立っている。

1日フリーパス「将軍手形」を購入(\3,000)。
全体的にはエンターテインメントに徹したつくりだが、
江戸時代の長屋などが再現されており、博物館的な役割も果たしている。
長屋の動く人形がおもしろい。
資料室に、開拓時代の写真や、当時の様子を描いたイラストが展示されていた。
この部屋だけ異質な感じだが、私は好き。

忍者屋敷のステージを見る。猿飛佐助と服部半蔵の戦いを描いたもので、
屋敷のからくりも交えて、おもしろいアクション活劇に仕上がっていた。

「伝統文化劇場」は、おいらんの舞台。衣装が豪華。
団体で来れば、テンション高く盛り上がれそう。

午後になってお客さんが増えてきた。
1時からおいらん道中のパレード
見ているお客さんが、かつらをかぶって続々参加する。
途中、立ち回りもあり、楽しいパレードだった。

じっくり見ると1日たっぷり楽しめそうだが、
今日はもう1か所見たいところがあるのでこのへんで。
1時26分、バス停に来てみると、
運良く次のバスが34分に来た。
(写真はバス停前の景色)

(登別伊達時代村のホームページはこちら)

いったん駅に戻る(ゲーム路銀 -\3,510-\180=-\3,690)。
次は、昨日入らなかったマリンパークニクスへ行くが、
その前にひとつ、大事なことを忘れていた。
今日東京に帰るつもりなのに、帰りの列車の切符を買ってなかったのだ。
幸い売り切れてはおらず、入手成功。

あと、今になって気づいたが、
白老で時代村の割引チケットを入手してたのに、使うのを忘れた。
このチケットは駅にもあるし、昨日入った駅前食堂にもあったのに。

さ、あらためてニクスへGO!
駅から徒歩5分で到着。

登別マリンパークニクスは、
デンマークの街並みを再現したテーマパークだ。
メーンは水族館で、脇に小さな遊園地もある。
(入場料\2,300)
ちょうど午後2時。
ペンギンのパレードが始まった。

朝から何も食べてなかったので、中のレストランでカレーを食べる。
イルカのプールへ移動。潮の香りがする。
イルカが体調不良のため、ショーは行わず、
トレーニングの様子を公開していたが、
演出も何もなく、淡々と芸がこなされていく風景は、
めったに見られない貴重なものだった。
一つ一つの芸自体はほぼできていて、本格的な再開は近そう。
ジャンプ11連発など、逆に普通のショーでは見られないかもしれない。
(※7月12日から無事再開されたそうだ)

今日は平日だが、団体さんが多くてかなりにぎわっている。
ペンギンの餌づけを見た後、いよいよ巨大水族館「ニクス城」へ。
まず、城の造形に圧倒される。
デンマークにある実在の城(イーエスコー城)が
モデルになっているとか。

ブラックライトに照らされた、幻想的な大水槽。
室内の内装も、外観同様なかなか凝った作りになっている。
カエルとカメの部屋には、手書きの解説文があって、親しみが持てる。

そして近年、水族館のトレンドになりつつあるアクアトンネル。
寒流と暖流の2本のトンネルがあり、
特に間近で見るシロワニ(サメの仲間)は迫力あり。
最後、「リラクゼーションルーム」と銘打たれた部屋にあったのは、
大きなクラゲの水槽だった。

3時30分からアシカショー。定番だけど、コミカルでおもしろい。
「北欧ギャラリー」は、バイキングの装飾品や、
北欧の陶器・ガラスを展示した、小さな博物館。
さらに歩くと、ゲームコーナーもあった。
久々にゲーム路銀を増やそう! と思っていたら、
4時を過ぎたためか、既に閉まっているようだった。

(登別マリンパークニクスのホームページはこちら)

登別駅に戻ってきたのが午後4時半。
今日乗る予定の特急北斗星が来るのは6時39分。
2時間待ち。
駅前にゲーセンでもあればなあ。

上りの普通列車から、高校生がいっぱい降りてきた。
一方、外からこの駅に来るのは外国人ばかり。
W杯期間中だからなのか、それともいつも外国人観光客は多いのだろうか?
駅構内に、英語の案内文はさほど多くないので、やはりW杯効果なのだろう。

すごく眠いのだが、
寝過ごして寝台特急に乗り遅れたらまるでマンガなので、我慢して起きている。
ふと気づく。
いったん東室蘭に行って、駅前でゲーセンを探して、
路銀稼ぎと時間つぶしをすればいいではないか!

……気づいた時点で6時半。
北斗星が来る9分前だった。

午後6時39分。
寝台特急・北斗星がホームに入ってきた。

北斗星の食堂車で晩ごはん。
ハンバーグとライスの温かさに感動する。
今までは、各地にうまい駅弁があるので、それで十分と思っていたが、
函館の夜景を眺めながら食べるハンバーグは格別。
1、2世代前には、各地の特急に、こういう食堂車があったはず。
当時の旅行者を、ちょっとうらやましく思った。

B寝台ソロの部屋の明かりを消すと、青函トンネルの中もハッキリ見える。
トンネルを抜けると、空のさそり座がきれいだった。
室内のBGMでかかってた、Soweluさんの『Beautiful Dreamer』
(のインストゥルメンタル版)がハマりすぎ。
Soweluさんといえば、「Voices of KOREA/JAPAN」のメンバーとして、
W杯の開会式で歌っていたはず。

蟹田駅で、夜行急行はまなすとすれ違う。
はまなすの客車の窓の一つに、でっかいイングランドの旗が掲げられていた。
6日間の旅は、最後までW杯ムードに染められていた。

翌朝、朝ごはんを食べた後、車酔いして横になってたら、
「うえのー、うえのー」の声で目が覚めた。

現在のゲーム路銀
-\3,690


今回のルート


登別観光協会のホームページ


次回、「日本縦断ゲーセン紀行 道南編(6)」では、
冬の登別温泉、そしてヒグマ。

「日本縦断ゲーセン紀行 13.道南編(4)」に戻る

「ゲイムマンのダイスステーション」タイトルページに戻る

「ゲーム脳」徹底検証シリーズ
※これより外部リンク ダイスステーション トップページ

「ゲーム脳」徹底検証シリーズ
※これより外部リンク ダイスステーション トップページ
「ゲーム脳」徹底検証シリーズ
※これより外部リンク ダイスステーション トップページ