ゲイムマンのダイスステーション

日本縦断ゲーセン紀行

143.ラグーナ蒲郡てくてく歩き
〜三河編(6)〜


スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
ゲーセンでゲームをプレーして、1面クリアーするごとに、
「ゲーム路銀」は¥100ずつ増える。
(ただし、1プレー¥50円のゲームなら¥50ずつ、1プレー¥200なら¥200ずつ。
 ゲームをプレーするためのお金も、「ゲーム路銀」からねん出する)
この「ゲーム路銀」だけを交通費にして、日本縦断を目指すのだ!
(前回までのゲーム路銀 ¥2,155




豊橋

2010年11月26日。例によって午後6時52分、新横浜発のひかりで豊橋へ向かう。
今日はずいぶん混んでいて、デッキに5人も横並び。狭い。
連載の原稿が完成しないまま出発していて、
ここで推敲したかったんだけど、これでは無理。
7時59分、豊橋着。体を大きく動かせない状態での立ちっぱなしはさすがに疲れる。
ホテルにチェックインした後、駅のレストラン街で、みそカツ定食を食べた。

翌27日、9時起床。前日5時過ぎまで寝つけなかったので、若干眠い。
ホテルの朝食の時間が終わってたので、駅のドトールで朝食。

10時31分発の岐阜行きに乗って、今回のスタート地点・三河大塚を目指そう。
日の当たらないホームはちょっと寒い。
二川で暑さで体調崩してたのがウソのようだ。

5番ホームに新快速が来たところで、
私の乗る電車が出るのは4番ホームからだったことに気づき、
あわてて移動。危なかった。

313系はクロスシート車で快適。
お客さんが少なくてのどか。

豊川と、豊川放水路を渡る。
西小坂井で5分停車して、後続の新快速を先に行かせる。眠くなるくらい静か。
愛知御津を経て、三河大塚駅着10時48分。


三河大塚

ここでの目的地はラグーナ蒲郡。
バスもあるけど歩いて向かおう。

日の当たる道は暖かい。
新幹線の線路をくぐり、前回引き返した交番の前を過ぎ、ゆるい坂を下って交差点へ。
まっすぐ進むとラグーナの東端だが、いったん右に折れて、国道23号線に入る。

4棟建っている
リゾートマンションの向かい側に、

ゲームセンター
「young plaza.com」があった。
駅から徒歩15分くらいか。
外観は改装工事中。

大型のメダル筐体が所狭しと並ぶ、にぎやかな店内。
パチンコ・スロット、あと麻雀格闘倶楽部もある。
面クリアタイプのゲームがないので、ゲーム路銀は稼げなかったが、
自販機でお茶を買って飲んだ。

さらに西へと歩を進める。
三谷(みや)温泉の山の上に立つ、
弘法大師像が目立つ。

10分後、ラグーナ蒲郡の中心、
フェスティバルマーケットに到着した。

中に入ると、レストランとアウトレットモールがある。
「おさかな市場」と名づけられたスペースには、
主に海産物を売るお店が並ぶ。
イートインできるように、座席もあった。

このスペースは夜7時(平日は6時)に閉まるので、
夕食には向かないが、昼食にはちょうどいい。
少し早いけど、ここで、三河一色産うなぎ丼を食べる。満足。
おいしさのあまり、ツイッターで
「三河一色産のうなぎがうまい」とツイートしてみた。
ほかに、かき揚げ丼やマグロ、寿司、海鮮丼なども人気のようだ。

遊園地「ラグナシア」がすぐ近くにあるが、そちらは夜景を見たいので、
いったんフェスティバルマーケットを出て、

マリーナの対岸に見える
「ラグーナの湯」に向かおう。

マリーナの片隅に、
大きなヨットがたたずんでいる。
何とこの船は、
1992年のアメリカズカップに出場して
4位に入った、
ニッポンチャレンジ・JPN26だった。

蒲郡はニッポンチャレンジの、
ベースキャンプの地だったらしい。

ちなみにニッポンチャレンジはその後、別のヨットで
1995年と2000年のアメリカズカップにも挑み、いずれも4位だった。

リゾートマンションの前の
ボードウォークを歩く。

海が青い。
太陽の光が、きらきらと反射する。

ゆっくりと写真を撮りながら
歩くこと15分。
レストラン「ラ・メゾン・ブランシュ」、
エステ「テルムマラン ラグーナ」の
前を通り、

日帰り温泉施設「ラグーナの湯」に着いた。
カルシウム・ナトリウム・塩化物泉。
地下1,500メートルから掘ったそうだ。
建物の前に足湯もある。
足湯は無料らしい。

三河湾に面した、
ながめのいいロケーション。

入浴料¥1,000(タオル・バスタオル貸出料込)。
ロッカーが大きくて使いやすい。
昼間に来たからということもあるが、浴室が明るくて気持ちがいい。
フェスティバルマーケットと観覧車、その奥の海が一望できる。
露天風呂で空を見上げると、トンビが優雅に飛んでいた。

風呂上がりにポカリスエットを飲み、テレビを見てくつろぐ。
今日はゆるめのスケジュールを組んでいるので、のんびりできる。
ツイッターを見てたら、さっきおさかな市場で書いたツイートに、
ラグーナ蒲郡の公式アカウントからリプライが来ていて、びっくりした。

ラグーナ蒲郡のホームページはこちら

再びマンションの前を通る。
山の紅葉がきれい。

フェスティバルマーケットに戻ってきた。
ステージで大道芸人がマジックを披露し、大きな拍手を浴びている。
エスカレーターで2階へ。
アウトレットモールの中を通って、そのまま外の歩道橋を進む。

南欧の城塞を思わせる建物に入った。
ラグーナ蒲郡の遊園地「ラグナシア」だ。
(入園料¥1,600)

宮殿の噴水広場から、
クロノスの塔の下を抜けると、

そこは陽光が差し込む浜辺だった。
白いクリスマスツリーが、
浮き島に立ち並ぶ。

あいちトリエンナーレの協力で、
園内にはアート作品が点在。
夜になると違った姿が見られるらしい。

植え込みで動物を形作った
「モザイカルチャー」も展示
(2011年2月28日まで)。
愛・地球博のスペイン館にあった、
六角形のブロックタイルを発見。

浜辺に、草間彌生さんデザインの
プリウスが5台も並ぶ。
このあたりは、
夏場にはプールになるらしい。

セロシアホールにて、企画展
「トリックアートの世界」
(2011年2月28日まで・入館料¥500)。
かつて東京タワーで展示されていた
トリックアートの作品が中心だが、
新作の、かなり大きな壁画も多かった。

宮殿に戻り、3時半からのショー
「Holy Christmas」を見る。
サンタの国を表現した、
ミュージカル仕立ての
楽しいダンスショー。

ダンサーの踊りが明るくていい。あと、衣装のクオリティーが高い。
遠目に見ると、女性ダンサーの1人が、
この夏に私が振られた女性にちょっと似ていて、軽くヘコみかけたけど。

引き続き午後4時から、
さっきクリスマスツリーがあった
ルナポルトのプールの奥で噴水ショー。
高く上がる水柱が、
傾きかけた太陽に照らされて、茜色に輝く。

セロシアホールの前に戻ろう。
途中、アイドルの小規模な撮影会が行なわれていた。

ホールの手前に1つ、
先に3つのコースターがある。

このステラコースターから先へ行くと、
ステラパークというエリア。

メリーゴーランドなど、
数々のアトラクションが集まっていて、
昔ながらの遊園地らしい、
明るくポップな雰囲気。
カフェでコーラを買って、
外のテーブル席で小休止。

アトラクションの周りの花がきれい。
公園にあるような遊具も、
一緒に並んでいるのがおもしろい。

宮殿に戻ってきた。
こちらにも、アート作品が並ぶ。

ラグナシアのホームページはこちら
ラグーナ蒲郡のホームページはこちら

4時45分から、ステージで、イルミネーションのライトアップセレモニー。
トナカイたちと雪だるまとクッキーとともに、
ラグナシアのキャラクター「ガトー」が、サンタの格好で登場。

観客のお子さんの力を借りて、
無事、浮き島のクリスマスツリーに
ライトをつけることに成功。

こういう、純粋な気持ちで
楽しめるイベントを、
久しぶりに見たような気がする。

ルナポルト以外の
ライトアップも始まっていた。
宮殿内の噴水広場には、
蝶の羽の形のイルミネーション。
これを背にして立つと、
羽が生えたように見えるということで、
写真を撮る人が次から次へ引きも切らない。

2週間前の点灯式に参加された
K-POPアイドルグループ、
「KARA」の皆さんのアイデアを生かしたそうで、
噴水を囲む5組の蝶の羽に、
メンバーそれぞれのサインが入っている。

もう1回、園内を回ってみよう。
それにしても、昼間とはがらっと景色が変わるのに驚く。

歩き始めた途端に、夜の噴水ショー「ウォーターイルミネーション」が始まった。
ちょうど午後5時半だった。

さまざまな色のライトと、
レーザー光線に彩られる噴水。
月並みな表現だけど、幻想的。

あらためて園内を回ってみる。

ここの観覧車は、ユニークな光り方をする。
線ではなくて、
点でイルミネーションを構成しているのだ。
それでも光のパターンは多く、
クリスマスツリーの形を表現したりもする。

アート作品も、昼間とは異なる顔を見せる。

けっこう大きなおみやげ屋さんを見て、ガトーのストラップと耳かき、
あとサンリオ屋にあった、蒲郡温泉キティを購入。
カフェでストロベリーケーキを食べて休憩。
日が暮れて、外は寒くなってきているが、室内は暖かくてありがたい。

店の外の通路を、やけにコミカルに歩く人がいるなあと思ってよく見たら、
なんとガトーくんだった。ここが通り道だったのか。

宮殿の2階から、噴水広場を撮影。

ここから、クロノスの塔へ上れることに気づいた。

塔の前から、ラグナシアの全景を
見渡すことができた。

陸地側の店舗や船もキラキラしている。

テレビカメラが入っている。このあと打ち上げられる花火を撮影するようだ。
花火は今日が初日らしい。いいときに来た。
(12月25日までの土日祝および12月24日)。

ミュージカル花火「ラ・レーヴ・デ・ノエル」。
ステージ前はもとより、宮殿2階のテラスも塔の前も、人でいっぱいだ。

午後7時30分開演。
先ほど見たダンスと噴水のレベルの高さに、
さらに花火が組み合わさって、
派手なエンターテイメントになっている。

ダンスのステージはメインステージのほか、船の上と噴水前も活用。
(船の上は、多くのお客さんが気づいてないようだったが)

高く噴き上がる噴水と、レーザー光線が加わる。
そしてその上に打ち上がる花火。
終盤には、卵型に膨らむ巨大スクリーンまで出現。


とにかくすごかった。今年見たイベントの中の、シーズンベストかもしれない。
ステージに人物が登場すると、それだけで物語性が生まれる。

ラグナシアのホームページはこちら

ラグナシアにもレストランはあるが、
フェスティバルマーケットのイルミネーションも気になったので、
そちらを見ながらの夕食にしよう。

やはりこちらのイルミネーションも
すごかった。

地上にも船の上にも、
あふれんばかりの光の嵐。
大道芸のステージも華やか。

観覧車も、
ラグナシアから見るより俄然明るい。

ニッポンチャレンジも装飾されている。
(この写真では左奥の方)

ここに存在する全ての物が組み合わさって、楽しい雰囲気を構成している。

昼間、学生さんが一生懸命組み立てていた、
アート作品も完成していた。

レストランで、みそたまバーグを食べる。みそとハンバーグって合う。

ラグーナ蒲郡のホームページはこちら

心配なのは帰りのバスの時刻だ。来るときは駅から歩いてきたが、
日が暮れて真っ暗な中を20分近く歩くのは、できれば避けたい。

観覧車の下を通ってバス停へ。午後9時8分着。
三河大塚・豊橋行きのバスは、8時54分が最終だった……。
蒲郡行きは9時35分があるが、鉄道の通っている所をバスで行くのは気が引ける。
歩いて三河大塚まで戻ろう。どうせ後で蒲郡駅には行く予定だけど。

オリオン座を見ながら歩く。
三河大塚駅着9時32分。意外と歩けるもんだ。
運良く、次の電車は9時35分。
ホームに上がって間もなく、313系の区間快速がやってきた。
出発してすぐ左手に、さっきのマンションとフェスティバルマーケット、
観覧車、ラグナシアが相次いで見えた。

トンネルを抜ける。周りの景色はよく見えない。
三河三谷駅停車。歴史ある三谷温泉の最寄り駅だが、
ここは通過します、ごめんなさい。
三谷温泉のホームページはこちら

9時40分、蒲郡駅で降りた。(ゲーム路銀 ¥2,155-¥180=¥1,975


〜三河三谷(みかわみや)〜
蒲郡(がまごおり)

蒲郡駅はさすがに大きい。
南口のイルミネーションは青一色。
海のイメージか。
駅舎はJRと名鉄で一体化しているが、
南口の駅名板は名鉄仕様。

イルミネーションに華を添える
小さなヨット。

この駅前にも、ニッポンチャレンジの
ヨットが展示されていた。
こちらはJPN3。
1992年のアメリカズカップで使われた
3艇のうち、最初に造られたヨットらしい。

一方、北口の電飾は赤と黄色。

こちらの方が、
古くからの街の中心のようだ。

明日はここ蒲郡からスタートしよう。10時8分の特別快速で豊橋へ戻る。
ノンストップで10時18分、豊橋駅着。速い。

(続く)

今回のルート


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蒲郡市観光協会  愛知県観光ガイド  JR東海  名古屋鉄道

次回、「日本縦断ゲーセン紀行 144.三河編(7)」では、
蒲郡の海岸で水族館と博物館巡り。
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