ゲイムマンのダイスステーション

日本縦断ゲーセン紀行

146.八丁味噌とゲーセン密集地帯
〜三河編(9)〜


スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
ゲーセンでゲームをプレーして、1面クリアーするごとに、
「ゲーム路銀」は¥100ずつ増える。
(ただし、1プレー¥50円のゲームなら¥50ずつ、1プレー¥200なら¥200ずつ。
 ゲームをプレーするためのお金も、「ゲーム路銀」からねん出する)
この「ゲーム路銀」だけを交通費にして、日本縦断を目指すのだ!
(前回までのゲーム路銀 ¥3,055



2011年9月28日。また前回から5ヶ月近くあいてしまった。
ゲーム作りで忙しくなり、めどがついた頃から猛暑。
さらに体調不良、東京ゲームショウ出展の準備と続き、旅に出る暇がなかった。
(ちなみに、ゲームは無事発売されました

10月後半に愛知県に出かける予定があり、
それに合わせてゲーセン紀行を再開しようと思っていたのだが、予定自体がなくなり、
さらに再び神経性胃炎らしき症状に見舞われた。
そこで気持ちをリフレッシュするために、むしろ計画を前倒しして、
9月末頃の水曜日という、中途半端な日に出発することとなった。

出発当日も、胃炎と、口の渇き、全身のだるさがあって不安だったが、
出発したら落ち着いた。
午後6時52分新横浜発のひかりに乗る。珍しく指定席がとれた。
よく寝られた。7時59分、豊橋で降りるまでほぼ寝てた。
久しぶりの新幹線なのに、いまひとつ乗った気がしない。

降りたホームから、8時16分のこだまに乗り換える。8時31分、三河安城着。
今回はここに宿泊し、明日、岡崎からゲーセン紀行を再開する。
駅の居酒屋で晩ごはん。

翌29日。8時半起床。
ホテルで朝食をとって、10時12分出発。

実は三河安城駅には、新幹線が止まるのに、快速が止まらない。
電車が30分以上来ない時間帯もあるので不安だったが、
無事10時32分の岡崎行きに乗れた。
東海道本線のJR東海区間ではおなじみの、313系に乗るのも久しぶり。
クロスシートに座れた。

10時43分、岡崎で降り、11時7分、愛知環状鉄道の名古屋行きに乗り換え。
こちらもJR東海の313系だった。クロスシートに座れた。


中岡崎

三河安城と岡崎でそこそこ待ったので、
今回のスタート地点・中岡崎に着いたのは
11時12分。
いよいよゲーセン紀行再開である。

よく晴れて暖かい。むしろ少し暑いくらい。
まずは前回行きそびれたショッピングセンター・コムタウンへ向かう。
国道248号を南へ。名鉄の高架をくぐり、乙川を渡る。

橋の上から、岡崎の市街地と名鉄の電車、

そして、目指すコムタウンが見えた。

コムタウン到着。今日のゲーセン1店目は、
この中にあるランランランド。

1階にケーヨーデイツーと、フィールというスーパー、
2階にエイデンとニトリが入る大きなショッピングセンター。
ランランランドは1階、フードコートの向こうにあった。
プライズ、プリクラ、メダル、キッズ向け筐体、乗りもの、エアホッケー。
エレメカやガンシューティング、カーレースもある。
若い母親と小さなお子さんが、「太鼓の達人」に興じていた。
私のプレイできそうなゲームはなかったので、
自動販売機でDAKARAを買って飲んで休憩する。歩いてくると意外に暑い。

DAKARAを飲みながら駅まで戻る。駅のベンチで少し休む。
体調はまだ戻り切ってないのかもしれない。それにしても暑い。
12時20分。少し早いけど昼ごはんにしよう。

カクキュー八丁味噌の郷へ。
前回も少し触れたが、本社の建物は
1927年(昭和2年)に建てられ、
国の登録有形文化財となっている。

「八丁味噌」は、岡崎城から西へ8丁(約870メートル)の所にある
八丁村(現在の岡崎市八帖町)で作られたため、この名がある。
江戸時代から現在まで、
八帖町にある2社(カクキュー、まるや)が製造しているらしい。
食堂が開いていたので、田楽定食と串カツを食べた。
うまかっただけに、もう少し胃の調子がいいときに食べたかったと思う。

食べ終わったら午後1時15分。せっかくだから、
1時30分から始まる工場見学に行くことにした。
(平日は1時間おき、休日は30分おきにスタート)
この回では団体客はいなかったが、それでも総勢11名。なかなかの人数だ。

まず、新しい工場の建物(色合いは周りの木造の建物と合わせてある)の前を通る。
窓から中が見える。味噌の袋詰め作業が行なわれていた。

1907年(明治40年)に建てられた味噌蔵が、
史料館となっている。
矢作川のはんらんに備えるため、
石垣の上に建てられている。

江戸時代に建てられた蔵もある。

史料館の中へ。
冷房が効いてて助かる。

旧国鉄の岡崎駅に出していたという看板がある。
「八丁味噌」「宮内省御用達」という文字が盛り上げられた、ぜいたくな作り。
日吉丸(豊臣秀吉)と蜂須賀小六が描かれている。

カクキューの味噌のラベルにも描かれた絵で、
日吉丸が矢作橋で小六と出会った際、
カクキューの蔵から盗んできたムシロにくるまって寝ていたという
言い伝えがあって、それに基づいたものらしい。

ちなみに、ガイドの方も説明されていたが、
秀吉の幼少時代、まだ矢作橋は架かっていなかった。

この史料館の中では、昔の味噌作りが、等身大人形を使って再現されている。
大豆を蒸し、こねて玉にして種麹(たねこうじ)をつけ、巨大な桶に入れ、
上から石を積んで、二夏二冬寝かせる。
天保年間に作られた桶が展示されていた。

NHK連続テレビ小説『純情きらり』出演者のサインもあった。
台湾でも人気があって、ツアー客が訪れたという。

カクキュー(八丁味噌の郷)のホームページはこちら

甲子蔵という味噌蔵に入る。
ほのかに味噌の匂いがする。
巨大な桶がずらりと並び、
その全てに石が山積みになっている。
桶同士の間隔はあまり空いていない。

それぞれの桶に味噌は6トン、石は3トンも積まれている。
これだけの石を積むのに、1つの桶あたり1時間もかからないとか。

この蔵は『純情きらり』のロケ地。
撮影が行なわれた場所では、照明が
蛍光灯から裸電球に変えられていた。
桶の「たが」には鉄が使われているが、
その上から、竹を模した
スポンジをつけて撮影したそうだ。

味噌蔵の中は快適な温度だったが、
真夏はかなり蒸し暑く、逆に冬は底冷えするという。
この温度差が、味噌の熟成に役立つのだそうだ。

蔵の外に、桶の蓋となる
木材が立てかけられていた。

見学終了。味噌ソフトクリームなるものがあったので買って食べてみた。
味噌の味はあまり強くないが、香りや風味は確かに味噌っぽい。
考えてみればゲーセン紀行では過去にも、特産品入りの
変わったソフトクリームをよく食べている。キャベツとかフカヒレとか菊とか。
(カシスもあったけど、カシスは別に変わった食材じゃない)

カクキュー(八丁味噌の郷)のホームページはこちら

パック入りの赤出し味噌を頂いて、カクキューを後にした。
観光バスが3台も止まっている。団体さんが来たようだ。
工場見学して良かった。その間に体調が回復した。
午後3時ちょうど、中岡崎駅に戻ってきた。

ひと駅先の北岡崎へ向かう。3時12分名古屋行きの電車に乗った。211系4両。
中岡崎を出てすぐ右手に岡崎城、左手に味噌蔵。
市街地の中を高架で通り、

3時14分、北岡崎駅着。
ゲーム路銀 ¥3,055-¥170=¥2,885


北岡崎

全国ゲーセン地図Wikiによると、
この駅の周りに、
ゲーセンが5店もあるらしい。
駅からもう何店か見えている。
近い所から行こう。

アミューズメントパークALICE。
グランドボウルというボウリング場の
1階にあるようだ。

ボウリング場の一角だから小ぢんまりとしたスペースかと思ってたが、とんでもなかった。
1階のワンフロアまるまるゲーセン。
プリクラ、プライズ、ガンシュー、レース、音ゲー、メダル、
パチンコ・スロット、麻雀などの通信対戦。
特に、大型筐体の種類が豊富。そのほか、卓球、ビリヤード、バッティングも。

ビデオゲームも多かった。多すぎて1つ1つ名前を挙げられないが、
対戦格闘(ガンダムなど)、パズル、シューティング、麻雀とそろっている。
「ミスタードリラー2」をプレイしてみよう。これはメダル専用台。
メダルは20枚¥200で、5枚で1クレジットなので、実質1プレイ¥50。
1000mクリアは成らず、840mで終了。(ゲーム路銀 ¥2,885-¥50+¥400=¥3,235

次はコナミの往年のゲームをプレイできる「コナミ'80sアーケードギャラリー」。
この中から「プーヤン」をやってみた。
ITmediaの連載で取り上げたことがあるので、行けるかと思ったが、
2面をクリアできなかった。
ファミコン版と縦横比が違うせいか、放物線を描いて飛ぶ肉が当たりにくい。

さらにスクランブル、タイムパイロットもやるが、1面をクリアできず。
「コナミ'80sアーケードギャラリー」はメダル4枚で1プレイ。計算がややこしい。
4枚×3で1面だけクリアなので、(ゲーム路銀 ¥3,235-¥120+¥40=¥3,155
余ったメダル3枚で「麻雀ファイナルロマンス2」をプレイ。
2面クリアして、さらにややこしいことに。
まあメダル1枚=¥10で換算すればいいんだけど。
ゲーム路銀 ¥3,155-¥30+¥60=¥3,185

気づいたら午後4時25分だ。急ごう。次は西へ向かう。
ユニチカ・日本エステルの工場の前を通る。

アピタが見えてきた。

アピタの2階にあるG・SQUAREは、プライズ、プリクラ、メダル、キッズ向け筐体、
そして乗りもの。
ショッピングセンター内のゲームコーナーとしては一般的な構成。

駅前に戻る。今度は東口へ。

U FACTORY in岡崎。
前回行った幸田店の系列。

ここも広い。対戦格闘、「麻雀格闘倶楽部」、通信対戦ものが盛んなようだ。
あと音ゲー、もちろんプライズ、プリクラ。「戦場の絆」。
2階はカラオケ、ビリヤード、メダル、「MJ5」。
1階に戻って「ザ・ビシバシ」をプレイ。
4面クリア。(ゲーム路銀 ¥3,185-¥100+¥400=¥3,485

薄暗くなってきた。
すぐ近くにある、
スーパーアミューズメントLOOPへ。

入口でタグを腕にはめて、そのタグを接触させて各ゲームを遊び、
帰りに精算するシステムだった。
プライズ、プリクラ、音ゲー、レース、ガンシュー、ストラックアウト、クイズ、
2階にメダル、3階に対戦格闘、対戦麻雀、対戦カードゲーム、ビリヤードにダーツ。
1階の「ビシバシチャンプオンライン」をプレイ。
3面クリアした後、3連敗で終了。(ゲーム路銀 ¥3,485-¥100+¥300=¥3,685

日が暮れた。もう1店舗を探して、国道248号を北へ。
「TVゲーム」と書かれた看板があったが、コンシューマーのゲームショップ。
「ファミコンプラザ」という店名に興味を持った。

奥の道にある建物に、「AMUSEMENT」という文字が見えたが、
近づいてよく見ると、「AMUSEMENT」の前に「Night」と書いてあった。

コナミスポーツの近くに
ADX MAMY岡崎店を発見。
目立つ外観で良かった。

プライズ、メダル、音ゲー、対戦格闘、対戦麻雀、エアホッケー、「戦場の絆」。
このあたりのゲーセンには「戦場の絆」が多い。
懐かしめのビデオゲームもあるが、「コラムス」など、
ゲーム路銀稼ぎには向かなさそうなものが多い。

帰りかけたところで、ひっそりとたたずむテーブル筐体を発見。
何と「スペースインベーダーカラー」!
1プレイ¥50。プレイして、何とか2面クリア。
何とか、プラス¥50。(ゲーム路銀 ¥3,685-¥50+¥100=¥3,735

北岡崎の5軒のゲーセンは、それぞれが個性的で、面白かった。
午後6時46分、北岡崎駅着。49分発の岡崎行きに間に合った。

電車は愛知環状鉄道の2000系。
6時57分着。(ゲーム路銀 ¥3,735-¥220=¥3,515


〜中岡崎〜六名(むつな)〜
岡崎

すっかり日が暮れたので、今日はここ岡崎で終了。
安城まで進んでもいいけど、途中の景色が見えないので、
明日あらためて岡崎から再開しよう。

7時14分の岐阜行きで、宿泊先の三河安城に戻る。25分着。
ホテルの近くのコンビニで弁当を買って、晩ごはんにした。

現在のゲーム路銀
¥3,515

今回のルート


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岡崎市観光協会  安城市観光協会
愛知県観光ガイド  JR東海  名古屋鉄道  愛知環状鉄道

次回、「日本縦断ゲーセン紀行 147.三河編(10)」では、
安城でデンマークの風車と遭遇。
「日本縦断ゲーセン紀行 145.三河編(8)」に戻る


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