ゲイムマンのダイスステーション 日本縦断ゲーセン紀行
153.酢の博物館と巨大ショッピングセンター
スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。 2012年1月29日。8時半起き。今日は5時間睡眠。 3日連続、睡眠時間が少ないとけっこうつらい。 ホテルで朝食をとり、荷物を預かってもらい、チェックアウト。 昨日と同じく、刈谷10時9分発の新快速に乗る。 大府で25分発の武豊行きに乗り換え。
ちょうど講義が行なわれているところ。この回のお客さんは40人くらい。 半田とお酢の歴史について。 酒粕から作られた粕酢は、しょう油のような色をした赤酢で、 寿司に使うとシャリが小判のような色になる。 戦後、銀シャリがもてはやされると白酢に切り替えられたが、 今でも昔ながらの味にこだわり、赤酢を使うお寿司屋さんもあるらしい。 お酢の歴史と作り方の解説映像。 酒粕を熟成させ、発酵。 味露(あじろ)という酢酸菌を植えつけると、お酒がお酢になる。 酢には、防腐・静菌、食欲増進・唾液の分泌促進、減塩(塩の代用として)、 カルシウムの補給を助ける、疲労回復(グリコーゲンを早く取り込める)、 生活習慣病予防(食後血糖値の上昇を抑える等)といった効用があるそうだ。 ブルーベリー黒酢を頂く。さっぱりしていて飲みやすい。 博物館「酢の里」のホームページはこちら 工場へ。おととし頃に工場機能の多くが、栃木市や大阪の枚方市へ移管されたが、 ここでも製造は続けられている。 最初は粕倉。やはり、酢特有の匂いがかすかに漂う。ここで3年寝かせる。 続いて、昭和初期まで使われていた道具の展示室。 酢の伝統的な作り方が、解説される。 寝かせた粕を水と混ぜてひやかし、「もろみ」とし、絞る。 絞ったものを「すもと」という。 すもとをわかし、仕込み桶で1ヶ月発酵、3ヶ月熟成、ろ過して完成。 木の樽に詰めて出荷される。 すもとまではアルコール分がある。 わかしの温度は季節によって違うが、摂氏30〜60度。 仕込みは2階の風通しのいい所で行なう。 ここで酢酸菌を入れ、アルコールを発酵させる。 江戸時代、江戸前寿司の隆盛で、お酢の需要が高まった。 当時のすしは、今のファストフード感覚だったそうだ。 ミツカンが創業から何日経つのか、表示しているボードがあった。 何と、今日はミツカン創業から、ちょうど76000日めとのこと。 次のエリアには、現在お酢を発酵させている、四角い桶がずらりと並んでいた。 ガラス越しだが、蓋を開けて中を見ることができた。 表面に膜が張っている。冷暖房は使わず、窓の開閉などで温度調整している。 アルコール分が桶の上部に浮かび、発酵すると沈むため、 かき混ぜなくても自然に撹拌(かくはん)されるそうだ。 見学者の人数が多かったためか、若干駆け足気味に感じたが、 お酢の作り方を知ることができたし、 実際に発酵させている様子も見ることができて良かった。 博物館「酢の里」のホームページはこちら
12時16分、半田駅に戻ってきた。12時14分の列車が出ていったばかり。 次は12時46分。 まあ半田駅は今まで駆け足で通り過ぎていたけど、やっとここでゆっくり休める。 本当に、ツイッターを使うようになってから、こういう待ち時間が苦じゃなくなった。
大府行き。キハ25の2両編成。暖かい。座れる。 しかし乙川と亀崎で多くの人が乗ってきたので、その先は立って移動。
1時12分の快速大垣行きに乗り換える。313系6両。 キハ25とそっくりだけどこちらは電車。久々に、東海道本線に戻ってきた。 混雑している。 左に豊田自動織機の工場。続いてショッピングセンター。 車窓風景は目まぐるしく変わる。工場、パチンコ店、倉庫、ニュータウン。
※後で調べたら、大府市には吉田選手の出身大学である、 至学館大学(旧・中京女子大学)があるらしい。
内装が凝っている。半分骨になった恐竜が、天井や壁から突き出している。 トイレの前に原始人。 プライズ、メダル、パチ・スロ、対戦麻雀、 戦場の絆、ベースボールヒーローズ、三国志大戦、 ポップンミュージック、スターホース2。 通常のビデオゲームは、バーチャファイター5ファイナルショーダウン、 鉄拳タッグトーナメント2、ガンダムVSガンダムNEXTのほか、 パズルボブル2や上海などもあり。 脱衣麻雀が多いのも、今となっては懐かしい感じがする。 「おてなみ拝見FINAL」があった。久しぶりに「ZOO KEEPER」で稼げる。 すごく順調で、7面までクリアできた。 今後のことを考えて、もう1プレイし、今度は6面クリア。 (ゲーム路銀 ¥2,385-¥200+¥1,300=¥3,485) 共和駅着午後2時13分。次は15分の米原行きがあるけど快速。 次に行きたい駅は、普通電車しか止まらない。 幸い2時19分に普通があった。 313系4両。最後尾がちょっとだけ区切られて、荷物室になっている。 車内は比較的空いている。 左に工場。右は主に住宅。 高速道路の下をくぐったあたりで名古屋市に入る。 以前にいったん、名鉄で有松に寄っているが、いよいよ東海道線での名古屋市入りだ。 左にボウリング場、右に工場。 左に大きなショッピングセンターが見えたら南大高。2時21分着。ここで降りた。 (ゲーム路銀 ¥3,485-¥140=¥3,345)
まず3階のフードコートに行ってお昼ごはん。 ここも広くて店舗が多く、目移りする。 スガキヤ、名古屋食堂など地元のお店もあれば、 マクドナルドやサブウェイ、スターバックスまである。 「芸能人カレー部」なる店舗が気になったので、ここで買うことにした。 ラサール石井さん、石田純一さんなど、 カレー好きの芸能人が集まって立ち上げたお店らしい。 メンバーそれぞれが考案したルーがある。 名古屋限定のビーフカレーもあったが、それではなくて、 「森下千里のちょっと贅沢なカレー」にした。 森下さんは名古屋出身だし。 フードコートが混んでて、椅子を探すのもひと苦労だったが、運良く確保できた。 生クリームとバターを効かせた、まろやか味とのことで、 辛くないけどおいしい。確かにまろやか。食べやすい。 同じ階のナムコランドへ。ここも広い。ここもにぎわっている。 乗りもの、プライズ、プリクラ、レース、ガンシューティング、キッズ向け、 エアホッケー、パチンコ・スロット、太鼓の達人。 それにしても、プライズのエリアが広くて大盛況。 店舗面積のほとんどがプライズなんじゃないかと思ったら、 奥にかなり広いメダルゲームのエリアがあった。 「ハイパービシバシチャンプ」があったのでやってみる。 2面クリアの後、苦手のパイ投げで失敗し、そこから調子を崩してゲームオーバー。 あと、すぐ近くのプリクラに行列ができてて、ついそっちに気を取られてしまった。 (ゲーム路銀 ¥3,345-¥100+¥200=¥3,445) ※同じ階にもう1店舗、「ファンタジーアイランド」というお店があったようだが、 そちらには気づかなかった。
1階が名古屋レジャーランド大高店。 なんか今回、広い広いばかり書いてる気がするが、ここも本当に広い。 音ゲー、プライズ、メダル、プリクラ、パチスロ、通信対戦、麻雀、レース。 「戦場の絆」もある。ビデオゲームは、鉄拳、バーチャファイターなど対戦格闘メイン。 ビリヤード、ダーツ、卓球台もあるのが、レジャーランドの店舗らしい。 天井から吊り下がる案内板が、懐かしさを感じさせる。 それにしても、ここと、さっきのナムコランドと、 これだけ近接した場所にこれだけ広い店舗が2つあって、 しかも両方盛況っていうのは凄い。 「ザ・ビシバシ」に先客がいて、あかなかったので、 「初音ミク Project DIVA」をプレイ。 「みくみくにしてあげる(してやんよ)」と、「恋スルVOC@LOID」で2面クリア。 みくみくでは、ちょっと危なかったけど。短い曲はひとつミスすると大きいので怖い。 (ゲーム路銀 ¥3,445-¥100+¥200=¥3,545) 午後5時13分、南大高駅に戻る。薄暗くなってきた。 次の下りは23分の岐阜行き。313系4両。 右手、家々の向こうが大高緑地か。東海道本線からはちょっと行きづらい。 最寄り駅は名鉄の左京山駅らしい。 左にはアパートが多い。 新幹線の車窓からも見える、岡谷鋼機の温度計つき看板があるはずだが、見そびれた。 高架となって大高駅。すぐ右隣に新幹線の線路。上りの新幹線が通過していった。 かなり大きな住宅地だけど、ゲーセンがなさそうなので通過しますごめんなさい。 駅の右手の丘は鷲津砦。織田信長が築いた砦で、 今川義元がここと丸根砦を攻撃し、信長が救援に向かったことが、 桶狭間の戦いのきっかけとなった。 大高駅は東海道本線でも古くからある駅なので、鉄道唱歌に名前が出てくる。 鳴海しぼりの産地なる 鳴海に近き大高を 天白川を渡る。すっかり都市部の車窓風景、と思ったら倉庫・工場も多い。 高速道路の下を通る。5時28分、笠寺駅で降りた。 (ゲーム路銀 ¥3,545-¥180=¥3,365)
誰か有名な選手が出ているかもしれない、と思ったけど、 この先まだ行きたい場所があるので、日本ガイシスポーツプラザを後にする。 吹きっさらしの歩道上は、風が強くて冷たい。 ※庄司理紗選手が出場されていたらしい。 また、この日の昼には、小塚崇彦選手や無良崇人選手、 翌日には鈴木明子選手が出場されている。 財団法人 名古屋市教育スポーツ協会(日本ガイシスポーツプラザ(名古屋市総合体育館))
お参りする。暗く静かな境内に、のぼりの金具の、カランカランという音だけが響く。
笠覆寺(笠寺観音)のホームページはこちら 今日は東京へ帰る日。 午後6時44分の電車に乗り、前後駅で急行に乗り換え、 知立で三河線に乗り換えて刈谷へ。 7時22分、刈谷着。荷物を受け取り、39分発のJR新快速で名古屋へ向かう。 刈谷で荷物を預けていなければ、本笠寺から直接名古屋へ行った方が早かったが。 7時57分、名古屋駅着。みそかつ&えびふりゃー弁当を買って、 8時30分ののぞみに乗った。9時54分、新横浜着。 ¥3,365 今回のルート
半田市観光協会 大府市観光協会 知多娘。公式WEBサイト 名古屋インフォメーションNavi 愛知県観光ガイド JR東海 名古屋鉄道 次回、「日本縦断ゲーセン紀行 154.尾張編(5)」では、 笠寺観音と熱田神宮を巡る。 「日本縦断ゲーセン紀行 152.尾張編(3)」に戻る 「ゲイムマンのダイスステーション」タイトルページに戻る |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|