ゲイムマンのダイスステーション

日本縦断ゲーセン紀行

番外編 伊良湖岬と志摩
〜伊勢・鳥羽編〜


スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
ゲーセンでゲームをプレーして、1面クリアーするごとに、
「ゲーム路銀」は¥100ずつ増える。
(ただし、1プレー¥50円のゲームなら¥50ずつ、1プレー¥200なら¥200ずつ。
 ゲームをプレーするためのお金も、「ゲーム路銀」からねん出する)
この「ゲーム路銀」だけを交通費にして、日本縦断を目指すのだ!




ゲーセン紀行のルートからは外れるけれど、
伊良湖岬や志摩市にも見どころが多いので、番外編として書き留めておこう。

2014年4月11日。8時20分起床。
宇治山田駅で赤福を買って、10時10分の賢島(かしこじま)行きに乗る。
今日は東京に帰るが、あえて鳥羽方面の電車。
フェリーで伊良湖岬に渡り、豊橋に出て新幹線に乗る予定。


中之郷(なかのごう)

10時27分、中之郷駅着。

10時50分発の、
予定より1本早いフェリーに間に合った。

船内でパンと爽健美茶を買って、朝ごはんにする。

出航。
海側から鳥羽水族館の全景を見る。

観光ホテルが数多く
建ち並んでいるのがわかる。

答志島(とうしじま)と菅島(すがしま)の間を通る。

三島由紀夫「潮騒」の舞台として知られる、
神島もよく見えた。

次に見えてきたのは何島だろう?
と思ったら、
ここが伊良湖岬だった。
鳥羽から伊良湖までの所要時間は55分。
思っていたより早く感じる。

山の下に灯台が見えた。
中腹にある大きな建物は、
船の管制を行なう海上交通センター。

11時45分、伊良湖岬のフェリーターミナル「伊良湖クリスタルポルト」着。


伊良湖(いらご)

車と同じ出口から出た。

私が乗ってきた知多丸。
おつかれさまでした。
(この写真を見て気づいたけど、
へさきの方に出口があったのか)

伊勢湾フェリーのホームページはこちら

クリスタルポルトには、ゲーム機がめっちゃあった。
テトリス、スーパーストリートファイターIIX、ストライカー1999、レイブレーサー、
ポケットレーサー、ビクトリーラップ、ランディングギア、スペースインベーダーDX、
麻雀同級生。
ここがゲーセン紀行のルート内だったらなあ。

ゲームコーナーの隣にある、「やしの実博物館」を見る。
島崎藤村の「椰子の実」は、
柳田國男がこの地でヤシの実を見つけた話がもとになって作られたそうだ。

いろいろなヤシの実や種、花、葉を展示。
それらを使って作られた、インドネシアの民具も。

「椰子の実」にちなんで、石垣島から毎年ヤシの実を流すツアーが行なわれており、
実際に当地まで流れ着くこともあるらしい。
ここには、鹿児島や長崎に流れ着いた実が展示されていた。

ヤシの実だけではなく、地元ゆかりの人物や遺跡、古窯、動植物についての展示や、
船の模型もあった。

上の階で、アサリとシラスの丼を食べる。

伊良湖クリスタルポルトのホームページはこちら

伊良湖クリスタルポルトを出て、
恋路ヶ浜へ向かった。

わかりづらい道にへきえきしつつも、無事到着。
(後で知ったが、海岸沿いに遊歩道があった)

恋路ヶ浜。平日だけどそこそこ人がいた。
やはりカップルが多い。

はるか昔、高貴な男女が都から逃れてここに移り住んだという伝説があり、
江戸時代の文化年間には既に、「恋路ヶ浜」に近い名前があったらしい。

砂浜の左側に、
日出の石門(ひいのせきもん)とよばれる、
穴の開いた岩がある。

右側には神島が見える。

「願いのかなう鍵」が、
ヤシの木の周りに無数にさがっている。

カップルで鳴らすための鐘もある。
恋路ヶ浜は「恋人の聖地」に認定されており、
鐘の下には桂由美さん揮毫の
「恋人の聖地」プレートが据えられていた。

伊良湖岬灯台へ。歩道が整備されている。
周りに大きな岩が多い。

灯台越しに神島を眺める。
さらに向こうに見えるのは、
さっき通った鳥羽の島々か。

道の両脇の岩には、短歌が彫られたものも数多い。
糟谷磯丸という江戸時代の歌人が詠んだ「まじない歌」だそうだ。

<恋する二人が結ばれる歌>
「ねがわくばなお末かけてひたち帯
 むすぶの神の恵みまたなん」

長い遊歩道の出口は、クリスタルポルトだった。
こっちが観光のメインルートだったか。
午後2時13分、クリスタルポルト着。ロッカーに入れていた荷物を出して、
2時33分発のバスに乗る。

畑の中の道を通り、休暇村伊良湖を経由し、保美で運転士交代。
福江の先のあたりでちょっと海が見えたが、この頃から眠くなり始め、
あまり景色をよく見られなかった。どこかで菜の花が咲いていたような気がする。

午後3時25分、三河田原駅着。
バスは豊橋まで走るのだが、豊橋鉄道に乗りたかったのでここで降りた。


三河田原

駅舎は昨年(2013年)秋に
建て替えられたばかり。

古いレールの終端部分が
モニュメントとして保存されている。

駅の中を少し見て、
午後3時47分の電車に乗った。

豊橋鉄道渥美線の各編成には、
それぞれイメージカラーがあって、
花の名前がついている。
私が乗ったのは、緑の「椿」号。


新豊橋

午後4時22分、新豊橋駅着。歩いて豊橋駅に移動。
新幹線の時間までちょっと間があったので、助六寿司を買って待合室で食べた。
午後5時2分のこだまで帰る。ほぼ全区間で寝てた。




ゲーセン紀行では近鉄鳥羽線で鳥羽まで来た後は、JR参宮線で引き返す予定。
でも、鳥羽の先にも大きな観光名所があるので、以前撮った写真でご紹介したい。


鵜方(うがた)('09.3.11)

鵜方駅からバスに乗る。

志摩スペイン村のテーマパーク、
パルケエスパーニャ。
入口にドン・キホーテ像。

入場。
ショップやレストランの並ぶ
エスパーニャ通り。

屋内型ジェットコースター「マタドール」。
建物はアランフェス王宮をイメージ。
手前にいるキャラクターは、
大工のトロヴァールさん。

スペインは現代芸術の作家を
多く生み出した国としても知られる。
ガウディのグエル広場。

このグエル広場の周りを、ジェットコースターなどのアトラクションが取り囲んでいる。

フィエスタトレインが通過した。
踏切が派手。

シベレス広場とマヨール広場の間に
からくり時計があり、
窓からキャラクターたちが出てくる。

ここに出てくるのは、「ドン・キホーテ」の登場人物をモチーフにしたキャラクターたち。
上の写真に写っているのが、ドン・キホーテとサンチョ・パンサ。
ドン・キホーテの“思い姫”であるダルシネアも出てくる。

パレードを見る。

パレードは後にリニューアルされたが、
こういうにぎやかなフロートは、
現在のパレードでも使われているようだ。

今のパレードでは、
お客さんがこのフロートに乗れるらしい。

キャラクターやダンサーもいて華やか。

パレードを見た後、ハビエル城博物館へ。
外観はフランシスコ・ザビエルの生家を再現。

カタルーニャのお祭りで使われる
巨大な人形(ヒガンテス)があった。

ここは、スペインの歴史を学ぶことができる、かなり本格的な博物館だった。
旧石器時代の絵画である、アルタミラ壁画の実物大レプリカに始まり、
ローマ帝国時代、イスラム帝国占領時代とレコンキスタ、大航海時代など、
スペインがたどった独特の歴史について解説されている。
個人的には、ここがスペイン村いちばんの見どころだった。

春先だったので、
ハビエル城の周りに菜の花が咲いていた。

エスカレーターに乗って、コロンブス広場へ。
地中海風の、白壁とオレンジ瓦の建物が並ぶ。
ここにもいくつかアトラクションがある。

童話の世界を再現した「クエントスの森」。

家族連れのお客さんが、偶然出会った
フリオとトロヴァールと一緒に記念撮影。

志摩スペイン村 パルケ・エスパーニャのホームページはこちら

志摩スペイン村を後にして、鵜方駅へ戻る。
近鉄志摩線の終点・賢島駅まで行ってみた。


賢島(かしこじま)

頭端式ホーム。志摩線の線路はここまで。

団体客にも対応できる、
大きな駅舎と広い駅前広場。

駅前には真珠店。
英虞(あご)湾が間近。

残念ながら時間があまりなくて、駅周辺をじっくり見て回ることはできなかった。
賢島駅のあたり一帯は観光地となっており、リゾートホテルが数多く存在する。
「賢島エスパーニャクルーズ」の遊覧船が発着する賢島港や、
マンボウ、ペンギンなどがいる水族館「志摩マリンランド」もある。

志摩マリンレジャー(賢島エスパーニャクルーズを運航)のホームページはこちら

志摩マリンランドのホームページはこちら

今回のルート


より大きな地図で ゲイムマンの日本縦断ゲーセン紀行(伊勢・鳥羽) を表示

伊勢市観光協会  鳥羽市観光協会  志摩市観光協会  三重県観光連盟
渥美半島観光ビューロー(田原市)  豊橋観光コンベンション協会  愛知県観光協会
近畿日本鉄道  JR東海  三重交通  伊勢湾フェリー  豊橋鉄道
次回、「日本縦断ゲーセン紀行 187.伊勢・鳥羽編(8)」では、
鳥羽水族館からゲームコーナーへ。
「日本縦断ゲーセン紀行 186.伊勢・鳥羽編(7)」に戻る


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