ゲイムマンのダイスステーション 日本縦断ゲーセン紀行
206.頑張る笠松競馬
スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
2015年11月25日。東京駅午後7時10分発ののぞみ125号に乗る。 外は寒くて、真冬の服装でちょうどいいくらいだが、 東京駅に来るまでの電車の中が暑かった。 ゲーム作りになかなか取り掛かれない。 4ヶ月前の旅の頃に比べて、連載記事の量をだいぶ減らしてもらったのだが、 それでも時間がない。 8月に愛媛県内を2週間ばかり取材旅行して、プロットはそれなりに進みつつあるけど。 8時49分、名古屋着。よく寝た。 東海道本線9時5分発の電車に乗って、終点の岐阜駅着9時32分。ホテルにチェックイン。 コンビニでナポリタン買って食べた。 翌26日。9時30分起床。夜なかなか寝つけず、4時間くらいしか寝てない。 11時頃出発。天気予報では雨だったが、今のところは晴れている。
これほどの景色が、無料で見られるんだから素晴らしい。 岐阜シティ・タワー43 次は名鉄岐阜駅へ向かおう。 JRの岐阜駅とは別の建物。もとは新岐阜駅という名前だった。 道を間違えて繊維問屋街を歩いたり、 そこから横断歩道がなくて、地下道を歩いたりもしたけれど、 そんな遠い場所でもないので無事に到着した。
ヴィドフランスに「岐阜あんぱん」なるものがあったので食べてみた。 ホイップクリーム入りあんパン。
出発してすぐJRの線路をアンダークロス。 名鉄の方も高架だったが、間もなく地平に下り、家々の間を走る。 加納駅を出て、細い川を渡る。茶所駅を出てすぐ左に車両基地(茶所検車区)。 住宅の中にいくつか工場。川を渡ると、小さな農地も交じる。 岐南駅を出て、道路を2本くぐる。左に小さな川が沿う。全体的には住宅地。 12時48分、笠松駅着。ここで降りた。(ゲーム路銀 ¥2,290-¥230=¥2,060)
笠松競馬場へ行こうと思ったが、道がわからない。 今回もグーグルマップの世話になる。 途中、車の多い道路を渡る箇所に、交通整理のおじさんがいた。
競馬でゲーム路銀を増やそうと思うが、 現在2000円余りしかないので、1レース400円くらいしか賭けられない。 次のレースは、午後1時30分からの第6競走。とりあえずここは堅そうなので、 2番デピュートアゲンと3番スキャットソングの馬連複1点勝負。¥200買ってみる。
鳥居に「勝運稲荷」と書かれたほこらがあったのでお参り。 そういや笠松駅からここまでの間、小さなほこらをよく見かけた。 競馬場の設備は古いが、今日は大きなレースがあり、 また大井や園田の場外発売もあるからか、お客さんはまあまあ入っている。 平日の昼間なので、8割方おじいさんだけど。 食べ物屋が数軒並ぶ。カフェもある。 第6レース。向こう正面では3、2の順だったが、4番ディルフィンが間に割って入り、 2-4-3で決着。ハズレ。2-3で堅いと思ってたのに。 (ゲーム路銀 ¥2,060-¥200=¥1,860) 次、次。第7レース。前走の成績を見ると、9番のリプカが抜けて強いみたい。 相手探し。1番ユメハオオキクが2着に来ると予想し、 9番の単勝と、9→1の馬連単を¥200ずつ。
また笠松は、中央競馬でも活躍した安藤勝己騎手が、かつて所属していた競馬場でもある。 現在、笠松競馬場には、「名馬・名手の里 ドリームスタジアム」という キャッチフレーズがつけられている。 笠松競馬場 コースを間近で見ると、確かに不良馬場。かなり砂が重い感じ。 さっきのレースでも、砂が煙じゃなく粒で飛んでた。 第7レース。好位から抜け出した9番リプカが圧勝。 2着はどうにか1番が粘って、9-1。やった、的中。 相手探しで新聞の印を参考にして良かった。競馬新聞ありがとう。 単勝¥130、馬単¥280。人気サイドだから、そんなにつかない。 それでも¥820の払い戻し。(ゲーム路銀 ¥1,860-¥400+¥820=¥2,280) 第8レースは1番キョウワクラウド、3番キラメキオトメ、4番アラビアンハートの 馬連ボックス¥100ずつ。 それにしても、ここをオグリキャップが走っていたのか、 ここで安藤騎手が騎乗していたのかと思うと感慨深い。 8レースは直線で6番ラグロワールが抜け出した時点でハズレ確定。 6-1-4。(ゲーム路銀 ¥2,280-¥300=¥1,980) 第9レース難しい。前走で勝ってる馬が多い。 前々走の成績も併せて、新聞の印も参考にして、馬連複で9番ディナールを軸に、 1番ウォーターウェイ、5番ノブローズ、 7番ジョブックセーグラ、8番ユメウメサクラに¥100ずつ流す。 で結局、1着は5番。その後は1、7、8が並んでゴールイン。9番はその後だった。 2着はどの馬か微妙だったけど、もうタテ目は確定。 結果は5-7-8だった。(ゲーム路銀 ¥1,980-¥400=¥1,580) 売店で、携帯電話クリーナーストラップを購入。 オグリキャップが描かれたものと、「好きです!笠松競馬」と書かれたもの。
やはり近走成績を重視して、1番リックムファサ、8番ベルライン、 9番サトノタイガー、10番ラブバレットの4頭馬連ボックス、と考えたが、 9-10のオッズが2倍を切っている。 ラブバレットが近走で1着を取っていないので、9-10は本線にできないと思い、 この組み合わせを外して、5点¥100ずつで勝負。 さすがSP1レース、本馬場入場のときに各馬が場内アナウンスで紹介される。 馬場状態が重馬場まで回復した。 焼きそばを買って食べながら、発走時刻を待つ。 午後3時40分発走。 ……1着10番ラブバレット。2着9番サトノタイガー。3着4番エプソムアーロン。 馬連複¥170。さすがに4頭ボックスでこれは買えなかった。 (ゲーム路銀 ¥1,580-¥500=¥1,080) 公営競技の場内によくある、無料のお茶を小さな紙コップで飲む。 最終第11レース。これは絞れる。 4番ユーセイクインサー、5番ダノンミル、7番シャトーコジーン。 連複にするか連単にするか、オッズを見て買い目を考えた末、 3頭馬連ボックスにした。1点¥200ずつで勝負。 メインレースの表彰式と、勝利騎手インタビューが行なわれていた。 まだ若い騎手のようで、初々しい。 (後で調べたら、山本聡哉(としや)騎手は岩手・水沢競馬場所属の27歳。 思ってたよりは若くなかった。むしろけっこう実績のある騎手だった) この時間になって、雨が降ってきた。第11レース。 4番ユーセイクインサーは見事に勝ったが、 その後は6番ドリームカトラスと、8番ランフォージン。 全く大ハズレ。(ゲーム路銀 ¥1,080-¥600=¥480)
笠松競馬場 笠松駅に戻る。交通整理のおじさんはもういなかった。 午後4時55分発の電車に乗る。といっても岐阜行きではなく新羽島行き。 2駅先の柳津に、ゲーセンが3店舗あるらしい。 ホームは人でいっぱい。高校生が中心だが、割と幅広い年代の人がいる。 やってきた電車は、岐阜から来たときと同じ6800系2両、セミクロスシート。 窓の外はかなり暗いが、住宅地が続いているようだ。線路は単線。 西笠松を出てしばらくすると、右手にイオンが見えた。 5時ちょうどに柳津駅着。(ゲーム路銀 ¥480-¥190=¥290)
駐車場の隅にひっそりと胸像が建っていた。 ここに以前あった紡績工場の初代社長らしい。 (会社自体はタイヨーボーという名前で現存する) イオン柳津の店内へ。事前に調べたところ、1階から3階まで各階に、 ゲームセンター・プラザパルがあるようだ。 1階は大部分がプライズ。あとはメダル、小さなキッズ向け筐体、 小さなエアホッケー、マリオカートと太鼓の達人。 「太鼓の達人」をプレイ。紅白出場を祝して、BUMP OF CHICKENの「天体観測」。 (この時点ではまだ一部報道で見ただけだったが、この日、正式に出場が発表された) 2曲め、SEKAI NO OWARIの「Dragon Night」をクリア。 3曲¥100設定だったので、もう1曲選べる。こうなったら紅白出場歌手縛りだ。 Perfumeの「ポリリズム」。無事クリアできたけど、この曲終盤難しい。 (ゲーム路銀 ¥290-¥100+¥300=¥490) 2階はダイソーの隅にゲームコーナーがあった。のりものやプリクラ。 そしてドラゴンボールヒーローズ、妖怪ウォッチともだちウキウキペディアなど、 さっきより新しめのキッズ向け筐体。 レースゲームの湾岸ミッドナイト3DX+、ガンシューティングのレイジングストーム。 そしてプライズ機。 3階へ。家具店のファニチャードームと、フードコート(スガキヤ)の間に、 プライズや、懐かしのエレメカがあった。 エレメカのタイトルは、元祖モグラ退治、紅白たまいれドンドン、パックンバトル。 ほかに、タイニーホッケーIIIというエアホッケー、 キックスルーレーサーズ、ニュープロボウル。
BOSS贅沢微糖を買って飲みながら、店内を見て回る。 音ゲーが盛ん。外にいたときから既に音が聞こえてた。もちろんプライズもある。 あとレース(頭文字D8、湾岸ミッドナイト5)、戦場の絆、ぷよぷよクエスト。 そして対戦格闘。鉄拳7、バーチャファイター5ファイナルショーダウン、 ガンダムEXVSマキシブースト、BLAZBLUE、ドラゴンボールZENKAIバトル。 Left 4 Dead、パズドラ バトルトーナメント チャンピオンズ・オブ・ラズール。 さらにALL.Net P-ras MULTI筐体。 店内に本棚があり、漫画が並んでいる。 2階があった。メダルと通信対戦。 スターホース3がある。競馬場が近いからか、と思ったけど、 隣にスターボートもあった。 麻雀格闘倶楽部 彩の華、MJ5 EVOLUTIONも。 クイズマジックアカデミー暁の鐘、ボーダーブレイク、チャンピオンフットボール、 スティールクロニクル ヴィクトルーパーズ、シャイニングフォース クロスエクレシア、 ワンダーランドウォーズ、サイバーダイバー。 1階に戻って、バーチャファイターをプレイ。 10面クリアした。 いけそうなんでもう1回プレイしてみる。8面クリアできずに終了。 アウトローが8面に来るときつい。 もう1プレイ。今度は8面のアウトローをさばいた。でも10面でゲームオーバー。 (ゲーム路銀 ¥490-¥300+¥2,600=¥2,790) さて、ここから次の店舗へ向かうのがちょっとした冒険だ。 今いるのは、駅からやや東に行った所。 次に向かうカラフルタウン岐阜は、駅からかなり西なのだ。 午後6時55分、ゲームアクセス前をスタート。県道154号線をひたすら西へ。 バーチャで熱くなった体がすぐ冷める。 脳内で、昔の人形劇「飛べ!孫悟空」のテーマ曲がリフレイン。 ロードサイド型の大きなレストランが数店舗ある。お腹が空く。 墓地の前も通った。フェンスにイチゴ模様が描かれ、怖さを和らげる。
1階はイトーヨーカドーだが、入ってすぐの所になぜかゲーム機があった。 アイカツ、プリパラ、妖怪ウォッチともだちウキウキペディア、オレカバトル、 ドラゴンボールヒーローズ等のキッズ向け筐体(トレーディングカードゲーム)と、 プライズ機1台。 2階にナムコカラフルタウン岐阜店があるのだが、 店内マップを見たら、このでかい建物の、逆側の端。 ひたすら歩く。
1階にカーディーラーがある。並んでいる多数の車が、2階からも見える。 カラフルタウンがあるこの場所は、トヨタ紡織の工場跡地。 だからなのか、カーディーラーは全てトヨタの系列だ。 ナムコに着いた。トーホーシネマズの隣。 入口に太鼓の達人や、キッズ向け筐体。店内に入るとプライズ機がずらり。 ジョージア贅沢カフェオレを買って飲みながら店内を見て回る。 プライズとメダルで店内がほぼ二分されている。 そのほかにプリクラ、音ゲーのcrossbeats REV.、キッズ向け、 小さなエレメカ、太鼓の達人。 「太鼓の達人」をプレイ。1曲め、「GO MY WAY!!」をクリア。 2曲めを何にしようかと迷っていたら、 「ルカルカ★ナイトフィーバー」が目に留まったので選ぶ。 どうにかクリア。 この曲を作詞・作曲したsamfreeさんは、 残念ながら31歳という若さで亡くなられた。 2015年は本当に、若くして亡くなられる方が多い年だったような気がする。 (ゲーム路銀 ¥2,790-¥100+¥200=¥2,890) 1階のフードテラスへ。 今日の晩ごはんは、スガキヤ玉子入ラーメンとポテトサラダセット。
空には満月。 少し遠回りになるけど、さっきの県道を通って引き返そう。 夜なので細い道だと車が怖いし、それに、道に迷うかもしれない。 宮東交差点から南へ。カラフルタウン岐阜前から歩くこと23分。 午後9時26分、柳津駅に到着した。 名鉄岐阜へ戻ろう。次の電車は9時38分発笠松行き。 9時半頃に電車が来たので一瞬焦ったけど、これは新羽島行き。 この駅が1面1線の棒線駅だということに今気がついた。 あらためて、38分に来た3100系2両編成に乗る。ロングシート。 43分、終点の笠松駅着。 48分、向かいのホームに来た特急岐阜行きに乗り換える。2200系。
ホテルに戻る。 明日行く場所の資料をネットで読み、ツイッターを読んでたら午前4時を過ぎた。 なお、今回は行かなかったけど、柳津から逆方向の電車に乗ると羽島市へ行ける。
また、ここにはかつて映画館があった。 この資料館は別の角度から見ると、その映画館をイメージした外観になっているという。 いろいろな民俗資料があるのはもちろん、 映画館で使われていた映写機や、古い映画のポスターも多数展示されていた。 羽島市歴史民俗資料館・羽島市映画資料館
岐阜羽島駅は開業当時、周りに田圃しかなかったため、 大野氏が地元の岐阜県内に無理やり造らせた駅だとよく言われた。 だが実際は、新幹線を岐阜駅に持ってきたい岐阜県の要望と、 東名阪をなるべく短いルートで通したい国鉄の考えが平行線をたどったため、 大野氏がその仲介役を担い、折衷案としてここに駅が造られたということらしい。 現在も利用客は多くないが、ここに駅があることで、 のぞみ通過時にひかり・こだまを待避させることができ、 また関ヶ原付近が積雪で通れなくなった際、車両を留置させることができる。
¥2,590 今回のルート
岐阜観光コンベンション協会(岐阜市) 岐阜県観光連盟 JR東海 名古屋鉄道 樽見鉄道 養老鉄道 次回、「日本縦断ゲーセン紀行 207.岐阜編(4)」では、 奥の細道のゴール地点へ。 「日本縦断ゲーセン紀行 205.岐阜編(2)」に戻る 「ゲイムマンのダイスステーション」タイトルページに戻る 「ゲイムマンの日本縦断紀行」ブログに戻る |
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