ゲイムマンのダイスステーション 日本縦断ゲーセン紀行
21.ネコ型ロボットとサブちゃんロボット
スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで\5,000(G千)。
終点仙台は雨。寒い。長袖のシャツを着てきて正解だった。 午後11時32分発の、北斗星3号に乗り換える。
駅の通路に貼られているポスターを見て初めて知ったが、 今日のお目当てである「ドラえもん海底列車」が、 何と増便されて2往復になっていた。 しかも1本目は7時50分発。 まるで北斗星で来たお客に合わせたような時刻設定じゃないか! みどりの窓口で切符を購入。(ゲーム路銀 -\8,110-\3,000=-\11,110)
全体的に、いい雰囲気の場所で、楽しめたのだが、 吉岡海底駅で行う必然性に、ちょっと欠けるかも。 海にまつわるシーン(のび太が海底を歩く話のような)をジオラマにしたり、 海に関連したひみつ道具をもっと多く取り上げてみてはどうだろうかと思う。 もっとも、ちょっと街から遠い異空間に行くことで、 日常から切り離された“ハレ”の感覚を盛り上げる効果は出ているので、 それだけでも十分なのかもしれないが。 (※吉岡海底駅は、北海道新幹線建設の際の資材基地とするため、2006年8月から休業中。 ドラえもん海底列車の運行も終了しています)
10時41分、帰りの電車が出発。 津軽海峡が窓からよく見える。 函館山が、独立した島のように見える。 12時ちょうどに函館着。 よく晴れて、日なたは暖かい。 駅の中は、さっきとは比べものにならないくらい、大勢の人々が行き交っている。 午前中に「ドラえもん海底列車」に乗れたおかげで、この後の予定が楽になった。 今日は、前回行きもらした函館山周辺の博物館などを回ることにしよう。 路面電車で末広町へ。(ゲーム路銀 -\11,110-\200=-\11,310) 電停から徒歩で基坂(もといざか)を上って、
ペリー来航からの函館の歴史が解説されている。 領事の部屋も再現されていて、小さいながらもなかなか充実した展示内容。 英国らしいしゃれた雰囲気がいい。
その上にある旧函館区公会堂は前回行ったので、 左に曲がって教会群へ向かう。 この道は観光客の往来が盛んで、土産物屋と食べ物屋が多い。
そろそろ百円玉がなくなってきたので、 教会の向かいの店でソフトクリームを買ってお札をくずす。 何で百円玉が必要かというと、
さて、坂の下まで下りてきた。 二十間坂から末広町電停まで戻り、今日予定していた最後の目的地へ。
それぞれ入館料\1,500ずつ。まず北島三郎記念館へ。 知内(しりうち)から函館の高校へ通った列車(当時の松前線)の車内、 東京へ渡った連絡船のデッキ、 流しをしていた東京の飲み屋街を再現。 音声ガイドつきで、北島さんの半生がよくわかる。 始皇帝の行幸を見た劉邦の言葉ではないが、 自分も将来、こういう博物館を作ってもらえるようになりたいものだと思った。 もちろん数々のヒット曲のジャケットや、それを歌う北島さんの懐かしい映像も充実。 そしてラストは、実際のコンサート映像と、 北島さんロボット(ディズニーでいうオーディオアニマトロニクス)で再現された 『まつり』のステージ。 最近できたばかりの博物館だけに、ロボットもよくできているし、 曲自体も盛り上がるものなので、大いに楽しめた。 楽しんだので、ショップでCDを買う。 『北島三郎芸道40周年記念 ファンが選んだベストヒット16』。 『風雪ながれ旅』『函館の女』『与作』『帰ろかな』『兄弟仁義』『まつり』など、 有名な曲がだいたい入っているベストアルバム。 北島三郎記念館のホームページはこちら。 ウイニングホール(エクセルヒューマン)のホームページはこちら。 一方の「Art Style of GLAY」は、以前テレビで見て、ある程度は知っていたが、 GLAYを題材とした現代アートの展示が中心の美術館。 スクリーンでは、コンサートのバックステージの映像が流れ、おもしろかった。 また、この部屋に展示されているオブジェを作ったのが、 『スーパーミルクチャン』の田中秀幸氏(フレイムグラフィックス)。 『バストアムーブ』のキャラデザイナーでもある。 立体映像に風や水しぶき等の効果を加えた「4Dシアター」は……、 まあこれも現代アートの一種というべきか。 少なくともエンターテインメント性は薄いし、映像としてもどうだろう……。 2本立てだが、1本目はヤマなしオチなし意味なしな上に、特に目を引くような映像もない。 2本目はGLAYがまったく出てこないし、ストーリーも今ひとつ練り込み不足。 来館者の求めているものとは、だいぶ違うような気がする。 (※「Art Style of GLAY」は2006年に閉館となりました) 外に出たら、午後5時半を回っていた。 夕暮れになっていた。
駅のロッカーから荷物を取って、シャッターの下りた朝市を抜けて (朝市は朝も早いが夜も早い)、 ホテルに6時半チェックイン。
路銀節約のため、歩いて帰る。 ホテルでは初めてのLAN接続を試みるが、つなぎかたがわからず、 深夜近くまで悪戦苦闘。 線をつないだ時点でネットにつながっているということに気づかず、 わざわざ接続ソフトを使おうとしていたのだ。 ともかくつながって良かった。 これで来週、ゲームショウの記事が即日アップロードできる。 安心して眠りにつく。 ※しかしゲームショウでは、 写真をアップロードするための、スマートメディアリーダーを持ってくるのを忘れ、 当日わざわざプレナ幕張に行って買うはめに。 結局、大して役に立たなかった。 -\11,730 今回のルート ![]() 函館市観光情報サイト 次回、「日本縦断ゲーセン紀行 函館編(5)」では、 函館5日目にして、やっとまともにゲーセン巡り。 「日本縦断ゲーセン紀行 20.函館編(3)」に戻る 「ゲイムマンのダイスステーション」タイトルページに戻る |
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