ゲイムマンのダイスステーション

日本縦断ゲーセン紀行

227.もうすぐ春が訪れる
〜滋賀編(18)〜


スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
ゲーセンでゲームをプレイして、1面クリアーするごとに、
「ゲーム路銀」は¥100ずつ増える。
(ただし、1プレイ¥50円のゲームなら¥50ずつ、1プレイ¥200なら¥200ずつ。
 ゲームをプレイするためのお金も、「ゲーム路銀」からねん出する)
この「ゲーム路銀」だけを交通費にして、日本縦断を目指すのだ!
(前回までのゲーム路銀 ¥1,900


びわ湖大津プリンスホテル

2019年3月1日。9時起床予定だったが、8時45分に目が覚める。
昨日と同じく、寝つきかけたら足がピクッと動くジャーキングが起こるので、
正味5時間半寝られたかどうか。

天気の悪かった昨日と打って変わって、
窓からの景色は素晴らしい。
浜大津方面や、競艇場、大津京のマンション、
背後の山々もよく見える。

右側には三上山も。

フロントに荷物を預かってもらう。10時30分チェックアウト。
ホテルの送迎バス(大津駅行き)に乗ることもできたが、
昨日見られなかった湖の景色を見るため、昨日と同じルートを歩いてみた。

ホテルの建物を下から見上げる。

琵琶湖も、向こう側の景色もまあきれい。

浜大津の個性的な建物群。

大津京のマンション群も、
後ろの山もはっきり見える。

小粒の天気雨が若干ぱらついていたけどすぐ晴れた。
西へ進んで、おととい行ったオーミー大津テラスのさらに西へ。

石場

ホテルからちょうど徒歩30分、
石場駅に到着。
11時3分発の坂本比叡山口行きに乗る。
11時11分、京阪大津京駅着。

京阪大津京

JR大津京駅からタクシーに乗って、今日のスタート地点、
柳が崎湖畔公園の、びわ湖大津館を目指す。
6分走って、11時22分到着(¥770)。

昨夜も来たが、
昼間に来ると、やはり雰囲気が違う。

周囲に花々が飾られて、色鮮やか。
隣にあるイングリッシュガーデンも、
冬場は休業していたが、
今日からオープンした。

湖畔側から見たびわ湖大津館。

昨夜噴水を眺めた、浜大津方面の景色。

びわ湖大津プリンスホテルも
ここから見える。

静かなのは昨夜と同じだが、今日は波の音に、鳥の声が加わる。

びわ湖大津館の館内に入ろう。
入口の造形からもう凄い。
細部まで造り込まれた唐破風。

昔の鬼瓦が展示されている。

びわ湖大津館は、1934年(昭和9年)に開業した、琵琶湖ホテルの建物だった。
日本が外国人観光客の誘致に力を入れていた時期で、
また琵琶湖周辺も、水運が衰退する中、観光に大きく力を入れ始めた時期。
ホテルは1998年(平成10年)浜大津に移転したが、この建物の保存を希望する声が多く、
大津市の多目的文化施設「びわ湖大津館」として使われている。

エントランスの真っ赤なじゅうたんが、落ち着いた雰囲気を醸し出す。
朝ごはんを食べてなかったので、1階のレストランへ。近江米カレーを食べる。
窓の外に琵琶湖の風景が広がる。ヨットが出ている。

いま気がついたけど、昔は昭和のクラシックホテル・琵琶湖ホテルと、
昭和のリゾートホテル・びわ湖温泉 ホテル紅葉(こうよう)が、
すぐ近くにあったのか。

カレーうまい。
よく見ると、このレストランの中にも、パンフレットやサイトに載ってた、
昭和初期の職人による凝った意匠が施されている。
くつろげた。

びわ湖大津館

2階へ。展望テラスがある。
左の白い建物がびわ湖ホール。

今の琵琶湖ホテルと大津港。

イングリッシュガーデンを俯瞰で見られる。

3階に、昭和40年代の浜大津駅のジオラマがあった。
石山坂本線と京津線の駅が別々で、さらに江若鉄道も国鉄の貨物線もあったので、
線路が複雑に交錯している。

3階の一室が、琵琶湖ホテルの歴史を紹介する特別展示室になっている。
琵琶湖ホテルは1934年(昭和9年)、滋賀県初の国際観光ホテルとして建設された。
東京の歌舞伎座やニコライ堂、明治生命館、大阪市中央公会堂などを設計した
岡田信一郎と、弟の捷五郎が設計した。

1945年(昭和20年)の終戦から7年7ヶ月、進駐軍専用の宿舎となる。
接収解除後、ホテルとしての営業を再開。
1998年(平成10年)、琵琶湖ホテルは現在地の浜大津へ移転した。
この建物が、びわ湖大津館として公開されたのは2002年(平成14年)。

私が今いるこの展示室は、かつて貴賓室だった部屋。
昭和天皇をはじめ皇族の方々、
ヘレン・ケラー、ジョン・ウェイン、アベベ・ビキラなどが宿泊したそうだ。

窓の外を見るとちょうど、
びわこ花噴水の時間だった。

昨夜見た、
ライトアップされた噴水も良かったが、
昼間の噴水もまた華やかだ。

再び室内の展示を見る。
営業当時の写真やパンフ。使用されていた皿。
古くなって交換された部材の一部。
米軍接収時代の写真。皇室の方々が来訪されたときの写真など。
入江相政侍従長の書があった。

外へ出る。3月になったので、
イングリッシュガーデンが冬季休園を終え、
今日からオープンしていた。(入園料¥320)


3月になったばかりだけど、色とりどりの花が咲いている。

芝生が広がるボーダーガーデン。

ノットガーデンの刈り込みが見事。

生け垣の間に花が植えられている。

英国の田舎っぽい風景を
再現したエリアもある。

本物の鳥が飛んできて、
その風景の中で羽を休めた。

ガゼボへと至るローズガーデン。
もう少し季節が進めば、
もっときれいになるかも。

特にバラの咲く季節は、
一面華やかになるだろう。

びわ湖大津館

午後1時32分、柳が崎湖畔公園を後にした。さて大津京駅まで歩こう。

途中、えらくおしゃれな
業務スーパーがあった。

京阪大津京駅に着いたのは1時58分。
ホームに入ってすぐ、2時ちょうど発の
石山寺行きが来たので乗る。
「ちはやふる」のラッピング車両だ。

〜大津市役所前〜三井寺〜
びわ湖浜大津

午後2時5分、びわ湖浜大津駅で降りた。
ゲーム路銀 ¥1,900-¥170=¥1,730

びわ湖浜大津駅は、京阪の
石山坂本線と京津(けいしん)線の乗換駅。
どちらも駅のすぐ西側から
路面区間(併用軌道)が始まる。

石山坂本線は2両編成だが、
京津線は特例で、路面区間がありながら、
4両編成での運行が認められている。
駅前の交差点を、京津線の長い電車が
ゆっくりカーブして通る風景はここならでは。

複合商業施設の浜大津アーカスへ。
駅からペデストリアンデッキが延びている。

線路の向こうに、旧大津公会堂の
年代物の建物が目立つ。
1934年(昭和9年)に建設された。

アーカスの先に、現在の琵琶湖ホテルが建つ。
こちらも個性的な建物だ。

大津港に、ミシガン号が止まっていた。
アメリカのミシシッピー川に就航する
外輪船をイメージして造られた遊覧船。

琵琶湖汽船(びわ湖クルーズ)

浜大津アーカスの中へ。
エントランスホールが広い。

ここには昔、セガアリーナがあった頃に来たことがある。
セガアリーナは2014年に閉店したが、
今はラウンドワンスタジアムのゲームコーナーがある。

ラウンドワンは浜大津アーカスの2〜4階の大部分を占める。
ボウリング、カラオケ、ダーツ、アミューズメント(ゲーム)、スポッチャ。
特に3階は全フロアがラウンドワンだ。

エスカレーターで3階に上がる。
上がった所の左側にメダルゲームのエリア、右にプライズのエリア。
右前にプリクラがあり、右の後ろ側にその他のゲームがある。

ジョージアカフェオレを買って、飲みながら店内を見て回る。
メダルとプライズのほかには、音ゲーのエリアも広い。

さらにWCCF、艦これ、ウイイレ、FGO、三国志大戦、麻雀格闘倶楽部、MJ、
ガンダムマキシブースト、クロノレガリア、戦場の絆、NESiCAxLive、
レースゲーム(SEGA World Drivers Championship、マリオカートDX、
頭文字D ZERO、湾岸ミッドナイト6)、
ジュラシックパーク、ハウスオブザデッド、電車でGO、ビシバシ、
キッズ向けカードゲーム等。

話題になった、「PONG」のテーブル筐体(ATARI TABLE PONG)があった。
ゲーム路銀とは関係なしに1回プレイしてみた。
パドルとボールが画面の中じゃなく、物体として存在するのでインパクトがある。
白い直方体で白い立方体を打つ。
見た目はエアホッケーっぽいが、動きは確かにPONGだ。
対COM戦、5対3で勝ち。

「太鼓の達人」をやってみた。音ゲーのエリアからは離れた場所にある。
ふつうモードで、「シンクロニシティ」と、「ワタリドリ」。

クリアしたけど、サビしか知らない曲を2曲続けたので、
締めはおなじみの「女々しくて」をクリア。……と思ったら、
4曲¥100設定だった。もう1曲遊べるドン。
「夏祭り」をフルコンボして終了。
ゲーム路銀 ¥1,730-¥100+¥400=¥2,030

浜大津アーカス

びわ湖浜大津駅に戻ってきた。今回のゲーセン紀行はここまで。
東京に帰ろう。午後3時25分発の京津線・太秦天神川行きに乗る。
4両編成で、両端の車両が2+1列のクロスシート、間の2両がロングシート。
例の交差点のカーブを通り、路面区間は次の上栄町まで続く。

その後は山間に入り、トンネルを抜けて大谷。
追分、四宮あたりは、かなりひらけた住宅地。

3時38分、京阪山科駅で降りた。

JRの山科駅に移動し、3時43分発の京都行きに乗る。
緑色の117系だった。転換クロスシートが快適。

3時48分、京都着。

ホテルで預けた荷物を受け取る。
4時32分発ひかり528号に乗った。

米原で大勢の人が乗ってきた。
景色が見えづらい席だったこともあり、米原から静岡あたりまで寝た。
6時35分、小田原駅着。大勢の人がこの駅で降りた。
6時54分の小田急ロマンスカーに乗り換え。久しぶりのVSEだった。


現在のゲーム路銀
¥2,030

今回のルート

びわ湖大津観光協会  びわこビジターズビューロー(滋賀県)
JRおでかけネット(JR西日本)  京阪電気鉄道


次回、「日本縦断ゲーセン紀行 228.滋賀編(19)」では、
琵琶湖遊覧と三井寺の桜。
「日本縦断ゲーセン紀行 226.滋賀編(17)」に戻る


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