ゲイムマンのダイスステーション 日本縦断ゲーセン紀行
23.トリビアの階段〜青森編(1)〜:後半
JR東日本のエリアに入ったので、
背景の色もJR北海道カラーからJR東日本カラーに変えてみた。
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蟹田は太宰治の『津軽』で、
「風の町」と形容されていた場所(らしい)。
蟹田駅の近くに、展望台があるらしい。行ってみよう。
コインロッカーが見当たらなかったので、
重い荷物を抱えて歩くことになるが。 |
漁業の町特有の、磯の香りが漂う。
国道280号を北に上がって、蟹田川という川を渡り、 |
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展望台「トップマスト」へ。
中に入ったとき、偶然また『Starry Heaven』がかかっていて、驚く。
この展望台、何と入場料が“ただ”!
地上30メートルの展望台へは、らせん階段を上っていく。 |
そのらせん階段を下から見たところ。
下から見て上が見えるということは、
上から見ても下が見えるわけで、
上っていく途中、ちょっと怖い。 |
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下の売店で預けりゃいいものを、ついつい重い荷物を持ったまま階段を上ってしまった。
しかも上に行くにしたがって、直射日光のせいか暑くなっていく。
いつ終わるともしれない階段。
ようやくたどり着いた階段のてっぺんは、何と、外に通じていた。
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海から吹く風が気持ちいい。
さすが「風の町」。
北には観瀾山(かんらんざん)公園。 |
東を向くと、
対岸の下北半島がはっきり見える。
ただでこの景色が見られて、オトク感あり。 |
蟹田駅に戻る。
あわよくば、4時2分に来る「きらきらみちのく」号に乗れるかもしれないと思っていたのだが、
駅に着いたのは4時15分。間に合わなかった。
おばちゃんたちの津軽弁がこだまする待合室で、しばし休憩。
4時30分発の普通列車に乗った。
(ゲーム路銀 \1,050-\480=\570)
列車のカラーリングが北海道と違う。
本州に渡ったことを実感する。 |
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駅をたつと、すぐ車窓左手が海になった。
右側の座席に座って左側を見ると、見える窓すべてに海が広がる。
瀬辺地の手前でいったん海岸線からそれ、山の景色になるが、間もなく再び海。
このあたりは、今まで何度も北斗星で往復していたのだが、
夜中に通過していたので、こんな絶景になっているとは知らなかった。
その後、左手は家並みの切れ間に海、右は広大な田んぼの風景に変わる。
油川駅から家々が立ち並び、海も田んぼも見えなくなったなあと思ったら、
次はもう終点の青森だった。
さまざまな種類の列車が並ぶ車庫を右手に見て、
青森到着5時14分。
〜瀬辺地(せへじ)〜郷沢(ごうさわ)〜蓬田(よもぎた)〜中沢(なかさわ)
〜後潟(うしろがた)〜左堰(ひだりせき)〜奥内(おくない)〜津軽宮田〜油川(あぶらかわ)
青森 |
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せっかく青森まで来たのだが、
今日中に帰らなければならないため、あまり時間はない。
6時46分発、特急白鳥の切符を買う。
もう1本早い特急もあったのだが、せっかく青森まで来たのだから、
せめて1ヶ所は観光しておこうと思ったのだ。 |
駅の近くにある、青森県観光物産館アスパムへ移動。
13階の展望室から、暮れゆく青森の街を眺めることにしよう。
(展望台観覧券\400) |
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青函連絡船・八甲田丸越しに見える津軽半島が、
夕焼けでいい感じに色づいている。 |
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繁華街の向こうに岩木山。
その左手に、八甲田山が大きく見えるが、
そちらのほうは暗くて、うまく撮影できなかった。 |
こちらは東側、浅虫温泉方面。
眼下には「青い海公園」。 |
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もう少しゆっくり眺めていたかったが、
そろそろここを出ないと電車に乗り遅れるかもしれないと思い、足早に立ち去った。
青森県観光物産館アスパムのホームページはこちら。
早足で歩いたら、駅には6時15分に着いた。ちょうどいい時刻か。
ロッカーに入れた荷物を取って、津軽海峡弁当を買うと、
さほど待たずに改札が始まった。
特急白鳥は、この駅が始発じゃないのに、発車時刻のかなり前に入線した。
ここで進行方向が変わるからである。
おかげで、ホームでもあまり待たずに、乗って席につくことができた。
(右写真は、ホームから見えた青森ベイブリッジの橋脚) |
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ちょっと早いけど弁当を食べる。
鮭、いくら、ほたてなど、いろいろ入っていて豪華。
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7時49分、八戸着。
東北新幹線との乗り換え時間が9分しかないので、不安だったが、
在来線と新幹線のホームが近くて、割と余裕があった。
もちろんここは始発駅なので、新幹線は既に待機している。 |
7時58分発の新幹線はやて号に乗って、東京に着いたのは11時8分。
3日前、出発した時とは比べものにならないくらい、気温が下がっていて、
青森とあまり変わらないほどだった。
現在のゲーム路銀
\570
今回のルート

函館市観光情報サイト 外ヶ浜町(旧三厩村・蟹田町)のホームページ
青森市観光情報サイト
次回、「日本縦断ゲーセン紀行 青森編(2)」では、
青森で津軽三味線を聴く。
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