ゲイムマンのダイスステーション

日本縦断ゲーセン紀行

26.いろんな列車が大集合
〜青森編(4)〜


スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで\5,000(G千)。
ゲーセンでゲームをプレーして、1面クリアーするごとに、
「ゲーム路銀」は\100ずつ増える。
(ただし、1プレー\50円のゲームなら\50ずつ、1プレー\200なら\200ずつ。
 ゲームをプレーするためのお金も、「ゲーム路銀」からねん出する)
この「ゲーム路銀」だけを交通費にして、日本縦断を目指すのだ!
(前回までのゲーム路銀 \5,770


青森

2003年11月9日。衆院選の投票日。
もちろん私は東京で不在者投票を済ませてから来ている。
今日は青森駅を離れ、先へ進む。9時10分発の快速しもきた。

津軽海峡線には「ドラえもん海底列車」があったが、
このしもきた号は、スヌーピー列車になっていた。
よく見ると、青森銀行の広告だったのだが、明るい感じで良い。

この列車は、野辺地から大湊線に入るため、電車ではなくて気動車。
1両編成でセミクロスシート。
クロスシートの座席が埋まっていたので、仕方なくロングシートに座って
青森駅の名物駅弁「帆立釜めし」を食べた。

快速しもきた号が発車する。青森の中心市街地から住宅地へ。
東青森駅にコンテナが積まれている。
やがて右側は、刈り取りの終わった田んぼや、原っぱになるが、左にはなお住宅が続く。
野内を過ぎた頃、左手に海が見えてきた。トンネルをいくつか抜ける。
ひときわ長いトンネルを抜けると、そこは温泉街だった。

<〜東青森〜小柳〜矢田前〜野内(のない)〜>
浅虫温泉(あさむしおんせん)

9時24分、浅虫温泉駅着。乗客の大半がここで降りた。
私も降りる。(ゲーム路銀 \5,770-\320=\5,450

駅前から既に温泉街ムード。

まず、線路沿いの道を北へ向かって歩き、今日最初の目的地、
ワンダーランドASAMUSHIへと向かう。
途中にあった消防署が、リゾート地らしい明るいカラーリングだった。

浅虫温泉にある遊園地、ワンダーランドASAMUSHIに到着。
おとといアスパムでもらった「観光手形」で、
入場料が10%引きの\270に。
乗りもの券も10%引きになるそうだが、
ここへ来た目的は乗りものではない。ゲームコーナーである。

軽食コーナーの一角にゲーム機があった。
ザ・キング・オブ・ファイターズ'98、マーベルVSストリートファイター、マーベルVSカプコンと、
ビデオゲームがあるのがうれしい。
キンファイやってみる。……初戦負け。
マーベルVSストリートファイターは、3面のケンに昇龍拳の連発を食らって逆転負け。
マーベルVSカプコンでも3面でアウト。
ま、トータルで何とかプラスにはなったか。(ゲーム路銀 \5,450+\100=\5,550

懐かしの『ソニックブラストマン』があったので、やってみる。
「3発殴って○○を倒せ!」という設定でインパクトを残したパンチングゲームである。
パンチ3発で“200t”を出せば1面クリアーなのだが……、
私のパンチは3発で181t。
最初の敵すら倒すことができず、これでもうけ分がチャラに。
(ゲーム路銀 \5,550-\100=\5,450
特急つがる

続いて、青森県立浅虫水族館へ。
親子連れでたいへんにぎわっている。
アスパム、八甲田丸との3館共通券を使って入場。
「観光手形」を提出して、ラッコのメモ帳をもらう。

まず、海洋大水槽の下に設けられた、長さ15メートルのトンネルを歩く。
頭上でエイが優雅に泳いでいる。差し込む光がきれい。
続いて、海の生きものたちの水槽。色鮮やかな熱帯魚も印象に残るが、
もっと印象に残るのが、養殖の様子を再現、
上から下がるロープにびっしりつり下げられたホヤ。

11時半から、イルカのショーが始まる。
座席は満員、立ち見も出る大盛況。私も立って見ることにする。
4頭のイルカが一斉にジャンプすると、やっぱり迫力がある。

海の生物の進化を解説したビデオを放映。CGの映像から察するに、比較的最近のものと思われる。
2階の熱帯雨林コーナーでは、数々の見慣れない魚に交じって、
ネオンテトラとかキッシンググーラミィとか、人気の魚もいる。
体長1.5メートルはあるピラルクーが4匹も。インパクト大。
タッチプールにいるのは、ホタテ、ウニ、ホヤ、ナマコ。
どう見ても、郷土料理のいけすにしか見えない陣容だが、
子供たちが喜んで触っている。

「海獣館」には、アシカ、アザラシ、ペンギン、ラッコがいて、ここも大人気。
12時半から、ラッコの食事タイム。
エサはイカや貝。貝はおなかの上ではなくて、水槽にある足場にぶつけて割っていた。
確かにそのほうが楽である。
陸に上がって、エサの拝み取りも披露していた。

最後にイルカプールに行って、イルカの泳ぎを間近に見る。
入口の売店で、ソフトクリームを買ってひと休み。
そのうち、隣のショープールで、次の回のイルカショーが始まった。
音だけ聞いていたのだが、さっきと演目が違う!
さっきは「イルカの運動会」だったが、今度は「イルカの学校」になっている。
しかしこれを最後まで見ると、後の予定に支障が出そうなので、
そろそろ次の場所に向かうことにする。

浅虫水族館のホームページはこちら。

線路沿いを南に歩いて、駅のほうへ戻る。

海沿いの奇観を眺めつつ歩く。

駅前にある、「道の駅・ゆ〜さ浅虫」へ。
ここには立ち寄り湯があるので、
入浴して3日間の疲れを癒すことにしよう(\350)。

お風呂に入ると、大きな窓に、
栗の実のような形をした“湯の島”が見える展望風呂。
5階にあるので本当に眺めが良い。
(この写真は、ゆ〜さ浅虫の外から撮ったもの)

風呂から上がると、日曜の昼間なのに、テレビで『SMAP×SMAP』をやっていた。
青森にはフジテレビ系列がないので、この時間に別の局でやっているのだろう。
風呂上がりにいきなり見る「ダメ人間」。

3階のギャラリーで、「淡谷のり子展」をやっていた(2003/11/16まで)。
きらびやかな衣装や所持品の展示、雑誌などでのご本人の発言を紹介。
92年の生涯の中で、流行歌手への偏見や、戦争など、
さまざまな苦難を乗り越えたことを知る。

1階で黒房すぐり(カシス)ソフトクリームを食べる。\250だが、「観光手形」の提示で\200に。

道の駅・ゆ〜さ浅虫のホームページはこちら。

浅虫温泉のホームページはこちら。

歩道橋を渡って、駅に戻ってきたのが2時58分。先へ進もう。
次の上り列車は、……3時2分の特急!
急いで切符を買う。運賃のほかに特急料金\900を払うことになるが、
次の電車もまた特急。快速は4時20分までない。乗ってしまおう。

自由席は混んでたけど座れた。
特急白鳥は、ゆ〜さ浅虫、浅虫水族館、ワンダーランドASAMUSHIと、
今歩いた場所を次々と通り過ぎていく。
左手に見えていた海は、すぐに山へ変わる。夏泊(なつどまり)半島だ。
半島を過ぎて、再び左手に海。この辺りは白鳥の飛来地と聞くが、
線路はそれほど海岸に接近しているわけではないので、
見えるのは船と、海の向こうの下北半島の海岸だけだった。
ただし、紅葉はけっこうきれい。

野辺地停車。大湊線との乗換駅だが、ごめんなさい、ここは通過します。
再び山に囲まれる。そしてトンネルへ。けっこう長い。
トンネルを抜けてもさらに山は続く。
この辺りは杉林が多く、落葉樹も既に大半の葉が落ちた後。
乙供と上北町の周りは家が密集しているが、
その間は建物がなく、遠くの山との間に田んぼが広がる。
上北町を過ぎると、左側にまた海のような水面が見えるが、
これは海ではなくて、小川原湖という湖だ。

長い高架で小さな川を渡り、
3時37分、三沢駅に到着。ここで降りた。
(ゲーム路銀 \5,450-\1,850=\3,600

<〜西平内(にしひらない)〜小湊〜清水川〜狩場沢(かりばさわ)>〜野辺地(のへじ)
<〜千曳(ちびき)〜乙供(おっとも)〜上北町(かみきたちょう)〜小川原(こがわら)〜>
三沢

三沢駅は高架駅になっていて、かなり大きい。

駅前に、巨大なこけしが立っている。
当地の伝説に登場する、玉代・勝世姫というそうで、
姿を消した父・橘中納言道忠を捜してこの地まで来たが、
父が既に亡くなっていることを知り、それぞれ沼に身を投げた。
以来、姉が入水したほうを姉沼、
妹が入水したほうを妹沼と呼ぶようになったという。
妹沼は現在の小川原湖。姉沼の地名は今でも残っている。

十和田観光電鉄の線路に沿って、古牧(こまき)温泉に来た。
写真は古牧温泉の元湯で、日帰り\300で入れるが、
さすがにさっき浅虫温泉に入ったばかりなので、次の機会にしよう。

さらに先へ進む。
十和田観光電鉄の車両は、もと東急車。
古牧温泉に来たのは、ホテルにあるゲームコーナーが目的なのだが、
まずはその手前にあった、小川原湖民俗博物館に入ってみる(\300)。

中に入って、実はここらへん一帯の建物のほとんどが、
この博物館の展示スペースと知って驚く。
衣、食、住、農業、漁業、林業など、あらゆる民具が、広大なスペースに展示されている。
お地蔵様、オシラサマに始まり、くわ、かんじき、千歯こき、はた織り機、南部刺し子、
モリ、網、かご、木びきノコ、郷土玩具、双六、野球選手のカルタ、etc.etc.

さらに、受付で地図をもらって、初めて知ったが、
この博物館は古牧温泉のほんの一角に過ぎず、
ここから奥には、古牧第一〜第四グランドホテル、カッパ沼、瑞鳳殿露天風呂、
旧渋沢邸、岡本太郎記念公園と続く、ものすごい広さのレジャー施設が存在するのだ!

古牧温泉のホームページはこちら。

博物館を出て、時計を見たら4時40分。
今日東京に戻る予定だが、ケータイで電車の時刻を調べてみたら、
今すぐ電車に乗っても、東京に着くのは9時を回ることがわかった。
すっかり日も暮れているし、この先の探索はまた今度にしよう。

4時55分、三沢駅に戻ってきた。次の上りは5時5分。
蟹田で乗れなかった「きらきらみちのく」号だ。
指定席券を買って乗る。
さすがジョイフルトレイン、シートが広い。
2列+1列のゆったりした配列。
5時23分、八戸駅着。

八戸で新幹線に乗り換える。
待合室から、新幹線の線路と、芸術的な屋根組みが一望。

5時58分発のはやてに乗る。
満席で東京駅までは買えなかったが、なぜか大宮駅までなら買えた。
8時42分、大宮着。

現在のゲーム路銀
\3,600

今回のルート


青森市観光情報サイト  三沢市観光協会
次回、「日本縦断ゲーセン紀行 青森編(5)」では、
温泉リゾートがエラいことに!
「日本縦断ゲーセン紀行 25.青森編(3)」に戻る

「ゲイムマンのダイスステーション」タイトルページに戻る
「ゲーム脳」徹底検証シリーズ
※これより外部リンク ダイスステーション トップページ

「ゲーム脳」徹底検証シリーズ
※これより外部リンク ダイスステーション トップページ
「ゲーム脳」徹底検証シリーズ
※これより外部リンク ダイスステーション トップページ