ゲイムマンのダイスステーション 日本縦断ゲーセン紀行
27.天候が爆発だ!
スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで\5,000(G千)。
車内で買った「わっぱめし」が、鮭、いくら、ほたて、etc.と、 具だくさんでうまかった。
9時22分、鮫行き最終の普通列車で本八戸へ移動。31分着。 高架ホームで車掌さんが切符を回収する。 10分弱歩いて、中心街のホテルにチェックイン。 カメラの電池とフィルムを買いにコンビニへ行ったところ、ゲーセンを1軒発見。 “ゲーム路銀”の稼げそうなゲームは少なかったが。
別のホームに、「きらきらみちのく」号と、 派手なカラーリングの「うみねこ」号が止まっていたが、 気づいたのが、私の乗っている電車の発車後だったため写真は撮れず。 建設中の新幹線の高架、森、観覧車、湖、そして雪景色と、 変化に富んだ車窓風景。
チャペルに併設されたカフェテリアで暖をとり、 岡本太郎グッズを何点か買う。 系列の奥入瀬渓流グランドホテルには、 遺作となった巨大暖炉「河神」や、もう一つの巨大暖炉「森の神話」などがあるそうだ。
大雪の降る中、公園をひと回りしたら、すごく冷えた。 温泉に入ろう。 第1グランドホテルの入口へ。傘を閉じたら雪が塊の状態でくっついていた。 古牧温泉で最も大きな「日本一の大岩風呂」へ。 入ってみて驚いた。 樹海である。 リンゴやブナ、ケヤキなど、ご当地の木が枝をつけたまま、柱になっている。 十和田湖と奥入瀬渓流を模しているそうで、 洗い場には「乙女の像」も再現されていた。 雪の降り続く景色を眺めながら温まるぜいたく。 で、ようやく本題に入る。 何も温泉に入るためだけに、古牧温泉まで来たわけじゃない。 最大の目的は、大岩風呂へ向かう通路にある、 ナムコのゲームコーナーだ。 しかし、大型筐体、特にプライズものが多く、ゲーム路銀を稼ぐのには向いていなかった。 しかたがないので、何もプレーせずに古牧温泉をあとに…… する前に、元湯のほうにも入っておこう。 元湯はより大衆浴場的な感じだが、ロビーや脱衣場もあるし、 浴槽にも、岩が配置されていていい雰囲気。 駅から近いので、地元のかたも気軽に利用しているようだ。 テレビで高校野球をやっていた。 お風呂に入る前は、東北高校が4-0で勝っていたが、 上がったときには4-2になっていた。 ロビーの窓から、十和田観光電鉄の線路が見える。 古牧温泉のホームページはこちら。 午後2時20分、三沢駅着。 この後、小川原湖畔にある「寺山修司記念館」、 あるいは「三沢航空科学館」へ行こうと思ったのだが、 バス停がどこにあるかわからない。 多分、よく探せばあるのだろうが、雪が降って外を歩くのが難儀なのであきらめる。 ゲーセン紀行でなかったら、タクシーを使えば済むのだが。 寺山修司記念館のホームページはこちら。 三沢航空科学館のホームページはこちら。 駅には外国人の姿が多い。やはり三沢基地があるからか。 待合室で、3時7分の普通電車を待つ。 テレビで野球を中継していた。5-2になっている。 じっくり見ようと、いすに腰を下ろした瞬間にアナウンスが入る。 「ただいまから、14時50分発、上り快速きらきらみちのく号、 八戸行きの改札をいたします」 ラッキー、臨時列車があったか。しかも特急料金不要、自由席もある。
しばらく右手に、古牧温泉の建物が続いた後、雪深い森の中へ。 向山駅通過。木々から雪が消えた頃、右手に沼が見えた。
※ちなみに後で調べてみたら、観覧車は「イオン下田ショッピングセンター」のものだった。
まだお昼を食べていなかったので、 隣の「八戸地域地場産業振興センター ユートリー」で食べることにする。 連絡通路から入るといきなり、巨大な八戸三社大祭の山車に遭遇。 レストランで、いちご煮を卵とじした「いちご煮丼」を食べる。 鉄道ファンのかたなら、宮古の駅弁「いちご弁当」でご存じかもしれないが、 「いちご煮」とは、ウニとアワビのお吸い物のこと。 ウニが朝もやの中の野いちごのように見えることからこの名がある。 いちご煮丼は、かなりふんだんにウニが使われていて、なかなかぜいたく。 ウニの風味が効いている。 ユートリーのホームページはこちら。 午後4時にホテルに入り、テレビをつけたら第2試合。 明徳義塾が東海大山形を3-0でリード。 今日は雨のため、試合時間が遅めに設定されている。 あ、今ホームランで4-0になった。
キハ40系の車内は、セミクロスシート。 まだ日が暮れるような時刻でもないのに、空が暗い。雪は一応やんだようだが。 出発。気動車特有のうなりが聞こえる。八戸線は単線非電化。 東北本線と並行する区間はわずかで、だんだん右にそれていく。 左に貨物列車とコンテナ。右に田地を挟んで、国道454号線。 長苗代は、ホーム1面のみの駅。貨物用の線路が左を並走。 貨物線は左にそれるが、また1本、貨物線が分かれて並走、そのまま川を渡る。 55分、本八戸駅着。この時刻には、改札口に人がいる。
まず、セガワールド八戸R45を目指して北東へ。 また雨が降ってきた。
函館でお世話になった、『ナムコクラシックコレクション』発見! さー、『ディグダグ』で面数を稼ぐぞ。 ……8面でゲームオーバー。 しばらくやってなかったから、腕がなまってる。 『バーチャファイター4 エボリューション』。 5面のリオンにフルセット(5セットマッチ)で勝った後、6面の剛にフルセットで負け。 再プレーして6面クリアー。7面ブラッドにストレート負け。新キャラに弱い。 あと、長年『バーチャ』をやってきて、 初めてGボタンを回し蹴り以外の目的で使うことを覚えた。 ガードとか投げとか。 『ディグダグ』に戻るが、2面でミスしたり5面で水玉に当たって自滅したりとさんざん。 5面でゲームオーバー。 もう一度トライ。今度は、来たヤツを1匹ずつつぶすことに徹して、17面までクリアー。 トータル-500+3,900で、ゲーム路銀 \3,020+\3,400=\6,420。 時刻は6時15分。この近くにもう1店舗あるらしいので、歩いてみる。 日が暮れて気温が下がり、雨がまた雪になっている。
それにしてもデカい。 レストラン街を抜けて、高速バス待合所の前を通り、ファンタジードームの入口へ。 (上の写真で、屋根がドーム状になっている部分) プライズ、プリクラ、大型筐体に小さな乗り物、さらには メリーゴーラウンド! ミニ鉄道! ゆれるバイキング船! ヘリサイクル! 遊園地とゲーセンの中間的なアミューズメントスポットは、今までもいくつか見てきたが、 ここは乗り物のラインナップがすごい。 階段をものすごくたくさん上がって3階へ。ここにメダルゲームとビデオゲームあり。 意外なことに、ビデオゲームもけっこう数が多い。 ゲーセン紀行としては、『ミスタードリラーG』があるのが幸いである。 しかしまずは、『ハイパーストリートファイターII アニバーサリーエディション』があったので、 トライしてみる。 歴代『ストII』のキャラで対戦できるこのゲーム、 私が昔やり込んだ頃の、ターボ版ダルシムなら慣れてるからかなり進めるのでは……、 2面もクリアーできずに終了。 負けた相手はキャミィ。確かターボにはいなかった。 じゃあこれならどうだ、ノーマル『ストII』のダルシム。 キャラ勝ちであっさりザンギエフに勝ち、……次の春麗に負け。 ノーマルの春麗にはなかった、気功拳などいろんな技を使われた。 じゃあこれならどうだ、ダッシュ版のピンク春麗。 ダルシム、ホークを倒して、……3面のブランカに血を吸われまくって負け。 素直に『ミスタードリラーG』を始めるが、宇宙面で845mで終了。 嫌な場面で上下反転したり、ホワイト(クッキーみたいなの)が出たりと、ついてない。 再トライするも、880m。フルエアー取った直後にハーフエアー取るか普通。 トータル-500+2,000で、ゲーム路銀 \6,420+\1,500=\7,920。 ラピアのホームページはこちら。 ラピアの店内マップを見て気づいたが、 同じ建物にもう一つ、「ムーンベースセガ」というロケーションがあった。 こちらもプライズ、プリクラ、メダルのほか、ビデオゲームもある。 『テトリス』や『上海』もあったが、効率よくゲーム路銀を得られそうなものがなく、 結局何もプレーしなかった。 徒歩で最寄りの小中野駅へ……行こうとしたのだが、道に迷ってしまう。 雨は弱まったが風が出てきた。寒い。 しばらく歩いた後、二十八日町というバス停の前を通りかかったところで ちょうどバスが来たので乗る。 ……そしてラピアに戻る。 8時13分。\130と30分の無駄遣い。 (ゲーム路銀 \7,920-\130=\7,790) ラピアに戻ったのは、バスがここから出ていることを期待したからだが、 どの乗り場のバスが、どこへ行くのかよくわからない。 とりあえず今止まっている「福田」行きバスが、中心街を通るみたいなので乗ってみる。
風で暴れる傘を押さえつけながら、8時45分、無事に本八戸駅到着。 八戸駅行きの列車は、まだあるだろうか? あった! 9時48分! 1時間待ち。 バスもそっち方面へ行くものはなさそうだし、しかたなく待つ。 これだったら、中心街で何か晩ごはんを食べとくんだった。 タクシーを使う手もあるが、今後のことを考えて、ゲーム路銀は節約したい。 この間に、持っていた観光地図を広げて、明日行く場所を確認……あっ! ラピアから小中野駅に行く道が地図に載ってる! 最初に右へ曲がった交差点を、左へ曲がれば近かった! 要するに私は、地図を持ってることをすっかり忘れて、道に迷っていたわけだ。 つくづくバカ。 ついでにいうと、二十八日町からもうちょっと歩けば中心街だったということにも、 地図を見たら気づいていたはずだ。
9時57分、八戸着。ホテルに入ったときは、10時を回っていた。 しかしまだ晩ごはんを食べてない。 室内にあったインフォメーション・ファイルを見ると、 すぐ近くにある居酒屋が0時まで営業しているらしい。行ってみる。 早くも雪が積もり始めていたが、思っていたより近くて苦労せずに行けた。 八戸名物「せんべい汁」を、興味本位で注文してみる。 地元の名産品である南部せんべいを、鍋に入れて煮るという、 バラエティ番組の企画かと思うような食べ物なのだが、 食べてみると意外においしい。 鶏皮をちょっとやわらかくしたような食感で、それにダシがしみこんでいる。 鶏肉や豆腐など、ほかの具ともよく合っている。 (もちろん、おみやげとして売られている南部せんべいと同じものではなくて、 鍋用に作られたせんべいなのだが) 一緒に食べたイカ刺しも美味。 もし本八戸で、1時間半前の列車に乗ることができていたら、 この店には来ていなかったかもしれない。 塞翁が馬とはこのことである。 夜、スポーツニュースを見て知ったが、 さっき三沢で見た試合は、7x-6で済美高校が東北高校に逆転勝ちしていた。 (第2試合は明徳義塾が11-6で東海大山形に勝利) \7,480 今回のルート ![]() 三沢市観光協会 八戸市観光課 次回、「日本縦断ゲーセン紀行 青森編(6)」では、 うみねこの写真がいっぱい! 「日本縦断ゲーセン紀行 26.青森編(4)」に戻る 「ゲイムマンのダイスステーション」タイトルページに戻る |
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