ゲイムマンのダイスステーション 日本縦断ゲーセン紀行
43.ゲーセンパラダイス仙台
スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで\5,000(G千)。 2005年8月13日。朝起きてテレビをつけたら、東北高校の試合をやっていた。 9時39分発の小鶴新田行きに乗り、2分後、
常設展では、昔の農業で使われた道具を豊富に展示。 商業や工業(鍛冶、伝統工芸など)の道具や、昭和中後期のおもちゃもあった。 企画展は「あきないの民俗〜看板・引札・ちらし〜」(10月16日まで)。 木製やホーローの看板、鮮やかなポスターが、レトロ感をかもし出す。 もし、私が単行本を発売したら、 昭和初期風のレトロ調ポスターを作ってみるのも、おもしろいかなと思った。 常設展では、もともとここが兵舎だったことに関連して、 軍隊で使われていた食器や軍服、銃、戦前戦中のポスター、教科書なども展示されている。 当時のベッドも再現されていた。 そういえば、2日後は終戦記念日。 戦時中の双六では、「防空演習」などが、 「落書消し」「ラジオ体操」「雪かき」と同列に推奨されていて、上がりのマスである 「八紘一宇」(“日満支独伊と手を握り、世界新秩序の建設につくしましょう”) へとつながっている。 当然の美徳とされることを、そうでない主張と結びつけることは、 現代でも詐欺やトンデモ本でよく使われる手段だが、 これらの展示は、戦後60年、なぜあの戦争が起こったのかを考える、 いい指標になるかもしれない。 もうひとつ、小さな企画展「夏の行事とまつり」(8月28日まで)。 昔の七夕の写真と、ワラで作られた「七夕馬」などを展示。 仙台市歴史民俗資料館のホームページはこちら。 榴ヶ岡駅に戻ってきた。いよいよ次は仙台。仙石線に乗るのもこれが最後だ。 もっとも、駅前からもう仙台駅が見えていて、歩いても大した距離じゃないのだが。
11時39分、仙台駅着。 (ゲーム路銀 \1,120-\140=\980) エスカレーターで地上に上って、中央口から出る。
そうだった。 瑞鳳殿への道は、ずうっと上り坂だった。 昨日もけっこう歩いたし、それに先週も別の取材で歩き回っていたので、 足が既に痛くなっている。
瑞鳳殿は伊達政宗の廟所(お墓)。 空襲で焼失してしまったが、昭和54年(1979年)に再建された。 (観覧料\500)
資料館には、出土した副葬品や、 再現された伊達家三代の頭骨、復元像などが展示されている。
その隣にある妙雲界廟は、九代藩主・周宗、十一代藩主・斉義夫妻の墓所だが、 瑞鳳殿のような建物はなく、大きな石碑のみとなっている。 そのほかの藩主の墓所は、大年寺山にある。
瑞鳳殿のホームページはこちら。 午後1時47分、バス停に戻ってきた。 まだバスが来るまで8分もあるのに、もう15人も並んでいる。 2分遅れでバスが来た1時57分。行列は36人にまで膨れ上がっていた。 よく全員乗れたもんだ。 青葉山のきつい坂道を上って、次の目的地、仙台城址(青葉城跡)到着。 バスから降りて時計を見たら2時10分だったが、 多分バスが着いたのは、その2分くらい前だったと思う。 (ゲーム路銀 \730-\250=\480) まず、宮城県護国神社に参拝。 「英霊顕彰館」なるものができていた(入館料\300)。 明治維新から始まって、大東亜戦争(太平洋戦争)に至るまでの歴史が、 当時の日本側の視点から解説されている。 いかにも神社の博物館といった感じだが、多くの歴史的事象がそうであるように、 太平洋戦争に対する見方も一義的ではなく、いろんな視点からの見方があるだろうと思う。 イラク戦争後のイラクの現状に照らし合わせてみるに、 戦前・戦後の列強の植民地統治もどうだっただろうと思うし。 歴史事象の評価については、私も今後もっとよく調べてみないと結論は出せないが、 ただし、特攻隊員など、戦争で亡くなった方々の手紙や遺品が数多く展示され、 戦争の悲惨さがにじみ出ていたのは確かだ。 平和に対する思いを強くして、館を出ると、入口に流れていたのが軍艦マーチ。 これはどうかという気もする。 もっとも、この曲がパチンコ屋さんのBGMとして認知されるほど 現在の日本が平和だということは、素晴らしいことだとも思うが。 宮城県護国神社のホームページはこちら。(音が鳴ります)
伊達家の調度品や、仙台城の再現模型が展示されている。 仙台城のCGシアターも健在。青野武さんと永井一郎さんの掛け合いも健在。 私がここに来るのは3回目で、展示もCG映像も3回見ているのだが、 今回は、これまで見たことがないものが加わっていた。 「バーチャル仙台」と題されたCGコンテンツだ。 画面に触れることで、江戸時代の仙台を、好きなアングルから見ることができる。 鳥瞰図も、町なかの風景も、細かく描写され、 CGシアターと見比べると、ここ10年ほどでCG技術が格段に進歩したことがわかる。 3時30分。おなかがすいてきたので、牛たん本舗のレストランへ。 牛たんカレーを食べる。
ずんだシェイクを飲む。 その名のとおり、ずんだもちの味がするが、意外とこれがシェイクに合う。 飲みながら山道を下る。相変わらず、下るのもきつい坂道だが、
ちょうど、仙台駅行きのバスが来たので乗った。 5時9分、駅の手前の青葉通一番町バス停で降りる。 (ゲーム路銀 \480-\180=\300) さてここからは、仙台のゲーセンをあちこち回って、 \300まで減ってしまったゲーム路銀を増やそうと思う。 アーケード商店街、サンモール一番町を北へ。 サンモール、ぶらんどーむ一番町を抜け、一番町四丁目商店街。
100円2プレーの『ミスタードリラー(1)』。 1回めが363mで終わったときはどうなるかと思ったが、2度めで1000mクリアー! よく1面で2ミスして1000mクリアーできたもんだ。 (ゲーム路銀 \300+\550=\850)
ビデオゲームでは、MJ、三国志、WCCFなどの通信対戦ものが目立つ。 あと対戦格闘ゲームや、ダーツ。アップライト機の割合は高くない。 ただし、全体の台数が多いので、ゲーム路銀が稼げそうなゲームもあった。 まずは『もじぴったん』。かんたんモード5面クリアーを狙ったが、 4面のハンバーガーステージ「すべてのマスをうめろ」でアウト。 『ストリートファイターII アニバーサリーエディション』。 IIの春麗で、キャミィ、ケン、ディージェイ、ザンギエフに、 中パンチやスピニングバードキックを使って勝つが、リュウに負ける。 (ゲーム路銀 \850+\500=\1,350) シルクハットというゲーセンを偶然見つけた。 プライズ、メダル、大型、通信と、今主流の機械が入り、にぎわっていたが、 ゲーム路銀にはつながらず。 午後6時を過ぎ、人通りが増えた。若い人が多い。 ぶらんどーむとサンモールの間から左に曲がり、大町商店街へ。 アーケードの上にすえられたパイプオルガンが鳴り響く中、クリスロード商店街へ移動。
エレベーターで4階へ上がる。音ゲー、格闘が目立つが、 ちょい懐かしめのパズルゲームも多く、いろいろ遊べそう。 まず『迷宮島』があるのに驚き。1988年のアイレムのアクションパズル。 100円2プレーで、それぞれ7面クリアー、12面クリアー。 アクション性と、敵を凍らせて蹴って通路を作るパズル性のバランスが良い。 隣が『ぷよぷよ』。2プレー100円だが、カエル積みがハマらず、すけとうだらに負け。 再プレーも2面クリアーまで。 隣が『スペースインベーダー アニバーサリーエディション』。 100円2プレーで4面クリアー、3面クリアー。 『対戦ぱずるだま』は3面クリアー、5面クリアー。 最後に、『龍虎の拳2』が懐かしかったのでやってみる。 しかしすっかりコツを忘れてて、1セットも取れなかった。 昔そうとうやりこんでたゲームなので、軽くショックを受けつつ タイトーステーションを去る。 (ゲーム路銀 \1,350+\1,350=\2,700)
『コズモギャング・ザ・ビデオ』をやってみる。100円2プレー。 6面クリアー、2面クリアー。 1面あたりの時間が短いからこれを選んだのだが、3面でやられちゃしようがない。 その後『サボテンボンバーズ』で3面クリアー、5面クリアー。 (ゲーム路銀 \2,700+\600=\3,300)
さらにビデオゲームも充実。 『1943』とか『飛翔鮫』とか『魔界村』とか、懐かしいものも。 『レインボーアイランド』をプレーしてみた。 でもここ数年やってなかったせいか、1面しかクリアーできず。 (ゲーム路銀 \3,300+-\0=\3,300) ダウンタウンというゲーセンを見つけた。 大型機と格闘ゲームが、狭いスペースに効率良く収まっている。 路銀を稼げそうなゲームはなかったが、マニアに人気がありそうな品揃えだ。
おなじみの『ヴォルフィード』や『ミスタードリラー2』もあったが、 函館で路銀を稼いだ、『ナムコクラシックコレクションVol.2』の 『ディグダグ』アレンジバージョンをプレー。 大幅なゲーム路銀増加を狙ったものの、6面をクリアーできずに終了。 (ゲーム路銀 \3,300+\400=\3,700) 金ちゃんの向かいにハイテクセガが! しかしもう8時半。まだ食事もしてないし、ホテルに戻ることにした。続きはまた明日。 アーケードを抜けたら、雨が降っている。 今年4月、クリスロードからハピナ名掛丁にかけての道路で、トラック暴走事故があった。 亡くなった方々に黙祷をささげ、ホテルまでの道を歩いた。 \3,700 今回のルート ![]() 仙台市のホームページ 宮城県「みやぎ観光NAVi」のホームページ 宮城県観光連盟のホームページ JR東日本仙台支社 次回、「日本縦断ゲーセン紀行 44.宮城編(6)」では、 なおもゲーセン行脚が続く。 「日本縦断ゲーセン紀行 42.宮城編(4)」に戻る 「ゲイムマンのダイスステーション」タイトルページに戻る |
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