ゲイムマンのダイスステーション 日本縦断ゲーセン紀行
53.大江戸捜サル網
スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。 2006年1月15日。今日はよく晴れた。 例によって9時12分の日光線107系で、宇都宮から今市へ。車内でサンドイッチを食べる。 下今市から10時11分の電車で鬼怒川温泉駅へ向かう。 天気が良いので、大谷川(だいやがわ)を渡る際、日光方面の山々がきれいに見えた。
バスは10時40分発。東武ワールドスクウェアや、ウェスタン村を回って、
関所を通ると、街道に出た。杉並木がそれっぽい。 田舎の風景から、旅籠・宿場町、そして都市の風景へと徐々に移り変わる。 日光江戸村の中には、いくつかの劇場があり、さまざまなショーが行なわれている。 11時20分から始まる、大忍者劇場のショーを見る。 客席は満員。百数十人は入っていると思う。 幕府に仕えて侍になろうとする半蔵と、 それを阻止しようとする配下の忍者たちとの戦い。 冒頭から場面転換が多く、暗転が長いきらいはあったものの、 アクションはさすが。ロープを使った、立体的な立ち回りも見事。
奥のほうには、江戸時代の刑罰を解説する牢屋敷や、 吉良上野介邸があった。 吉良邸の中では、関ヶ原から白虎隊までさまざまな事件が、 等身大の人形で再現されている。 「ニャンまげ劇場」を見る。20分ほどのコミカルな短編映画。 ギャグのテイストがいかにも90年代的だが、 既にCGや特殊メイクの技術が一定の水準に達していた時期のようで、 その点での古さは感じない。 仲間のサルまげ、イヌまげ、パンまげ(パンダ)は本格的なアクションを見せるが、 ニャンまげ自身は何もしておらず、敵の自滅で勝っているのがポイント。 外に出たら、今日2度目のパレード。今度はおみこしだ。 丘の上に、映画などで使うためのオープンセットが公開されていた。 出口にニャンまげグッズがあったので購入。 水芸や奉行所、おいらんショーなど、ほかのショーも見たかったが、 次の場所へ行く時間が気になったので、そろそろ江戸村を出ることにする。 日光江戸村のホームページはこちら。 時刻は午後1時44分。1時55分にバスが来るが、逆方向。 行きたい方には2時32分までバスがなく、これでは間に合わないのでタクシーに乗る。 初乗り料金の¥660で到着した。 (ゲーム路銀 ¥6,710-¥660=¥6,050)
劇場はかなり広くて客席が多い。 今日は空席があるが、観光シーズンのときや、団体さんが来たときなどは、 これだけの座席が埋まることもあるのだろう。 前座の子猿の芸。まだ本当に小さい子猿で、ハプニングのほうが多いけど、 調教師さんが猿を叱るときに、栃木なまりが入るのが、ほのぼのとした感じ。 もちろん、玉乗りのような見事な芸も披露された。 メインは、お正月らしく“お猿の十二支”。 十二支の衣装をつけた猿たちが、細い棒を渡ったり、 言葉を聞き分けて返事をしたり、ポーズをとったりする。 全体的にまったりしたテンポで進行するが、 それだけに最後の、鉄棒の大車輪は、スピード感が際立った。 (ちなみにどうやら、猿軍団のサイトに映像が出ていた 「お猿の忍者」をアレンジしたもののようだ)
現在、3時27分。バス停へ向かう。次のバスが3時39分に来た。 バスは新高徳・小佐越の両駅も通るが、 荷物を鬼怒川温泉駅のロッカーに入れてきたので、そこまで戻る。 (ゲーム路銀 ¥6,050-¥400=¥5,650) 3時54分着。さあ、先へ進もう。次の電車は4時4分だ。 やってきたのは、野岩鉄道所属の60100系だった。色も形も東武6050系と同じだけど。 鬼怒川温泉には、ほかにもさまざまな観光スポットが点在している。 きりがないので私はここで次へ向かうが、 「SPA-K遊びしるべ」というサイトに、各スポットが詳しく紹介されている。 今しがたバスで通った道を逆に進む。 東武ワールドスクウェアの世界貿易センタービルが、 車窓からも見えるということに、初めて気がついた。 小佐越から新高徳へ。右側、森の合間に、水をたたえた鬼怒川の姿が垣間見える。
渡り終わって右側を見ると、上のほうにウェスタン村のマウントラッシュモアが見えた。 砥川を渡ると、お店が減って、住宅地になってくる。 大桑でスペーシアとすれ違った。 森の中を走る。左手、田んぼの向こうに日光ワンニャン村。 この辺、田園地帯だが住宅も多い。もう雪はなく、田んぼは土がむき出しになっている。
東武日光行きに乗った。 さっきと同じ形の2両編成だが、こちらは東武の車両。 5分ほど停車して、41分発車。 今通ったばかりの鬼怒川線が、右側へ分かれていく。 住宅が切れ間なく続き、新しそうな木造駅舎の上今市へ。 左側は杉並木が「杉並木公園」になっている。右は途端に家が少なくなり、田畑が広がる。 左の公園に、大きな水車と、かやぶき屋根の家。 右にはパターゴルフ場。「日光だいや川公園」の文字が見える。 森の中へ続く複線の線路。森を抜けると、住宅地が広がった。右前方に山が見え続ける。 左に白亜のJR日光駅。そして大きな三角屋根の、東武日光駅が見えてきた。 4時51分着(ゲーム路銀 ¥5,650-¥300=¥5,350)。
のんびりくつろいだ後に、5時53分の特急で帰ろうと思ったが、 時刻表をよく見たら、今の時期は運休。 急いで舞茸弁当と、おみやげのチーズサンドケーキを買って、 1本前、5時19分の電車に飛び乗った。 下今市で5時33分の特急に乗り換える。 ちょっと早いが、乗ってすぐに弁当を食べる。 考えてみたら今日は、朝にJR日光線の車内で食べたサンドイッチと、 日光猿軍団で買ったフランクフルトしか食べていなかった。 既に日は暮れ、景色は見えなくなったが、 1月15日ということで、どんと焼きの火が数ヶ所で上がっていた。 7時4分、北千住で下車。 ¥5,350 今回のルート ![]() ![]() 今市観光協会 日光市のホームページ 日光観光協会のホームページ とちぎ観光・物産ガイド 鬼怒川・川治温泉 SPA-K遊びしるべ 東武鉄道 JR東日本 次回、「日本縦断ゲーセン紀行 54.栃木・埼玉編(3)」は、 日光・世界遺産の旅。 「日本縦断ゲーセン紀行 52.栃木・埼玉編(1)」に戻る 「ゲイムマンのダイスステーション」タイトルページに戻る |
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