ゲイムマンのダイスステーション

日本縦断ゲーセン紀行

53.大江戸捜サル網
〜栃木・埼玉編(2)〜


スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
ゲーセンでゲームをプレーして、1面クリアーするごとに、
「ゲーム路銀」は¥100ずつ増える。
(ただし、1プレー¥50円のゲームなら¥50ずつ、1プレー¥200なら¥200ずつ。
 ゲームをプレーするためのお金も、「ゲーム路銀」からねん出する)
この「ゲーム路銀」だけを交通費にして、日本縦断を目指すのだ!
(前回までのゲーム路銀 ¥7,110



2006年1月15日。今日はよく晴れた。
例によって9時12分の日光線107系で、宇都宮から今市へ。車内でサンドイッチを食べる。
下今市から10時11分の電車で鬼怒川温泉駅へ向かう。
天気が良いので、大谷川(だいやがわ)を渡る際、日光方面の山々がきれいに見えた。


鬼怒川温泉

10時32分、鬼怒川温泉駅着。
今日はここからスタートだ。
まずは日光江戸村へ。

バスは10時40分発。東武ワールドスクウェアや、ウェスタン村を回って、

11時ちょうどに日光江戸村着。
ゲーム路銀 ¥7,110-¥400=¥6,710
入村料4,500“両”。

関所を通ると、街道に出た。杉並木がそれっぽい。
田舎の風景から、旅籠・宿場町、そして都市の風景へと徐々に移り変わる。

日光江戸村の中には、いくつかの劇場があり、さまざまなショーが行なわれている。
11時20分から始まる、大忍者劇場のショーを見る。
客席は満員。百数十人は入っていると思う。

幕府に仕えて侍になろうとする半蔵と、
それを阻止しようとする配下の忍者たちとの戦い。
冒頭から場面転換が多く、暗転が長いきらいはあったものの、
アクションはさすが。ロープを使った、立体的な立ち回りも見事。

外に出たところでちょうど、
パレードが行なわれていた。
江戸村だからパレードは花魁(おいらん)道中だ。

町なかを見て歩く。
食べ物屋、みやげ物屋に交じって、
江戸の基礎知識や、刀の作り方などを
紹介している建物もある。
勉強になる。

奥のほうには、江戸時代の刑罰を解説する牢屋敷や、
吉良上野介邸があった。
吉良邸の中では、関ヶ原から白虎隊までさまざまな事件が、
等身大の人形で再現されている。

「ニャンまげ劇場」を見る。20分ほどのコミカルな短編映画。
ギャグのテイストがいかにも90年代的だが、
既にCGや特殊メイクの技術が一定の水準に達していた時期のようで、
その点での古さは感じない。
仲間のサルまげ、イヌまげ、パンまげ(パンダ)は本格的なアクションを見せるが、
ニャンまげ自身は何もしておらず、敵の自滅で勝っているのがポイント。

外に出たら、今日2度目のパレード。今度はおみこしだ。

丘の上に、映画などで使うためのオープンセットが公開されていた。

出口にニャンまげグッズがあったので購入。
水芸や奉行所、おいらんショーなど、ほかのショーも見たかったが、
次の場所へ行く時間が気になったので、そろそろ江戸村を出ることにする。

日光江戸村のホームページはこちら。

時刻は午後1時44分。1時55分にバスが来るが、逆方向。
行きたい方には2時32分までバスがなく、これでは間に合わないのでタクシーに乗る。
初乗り料金の¥660で到着した。
ゲーム路銀 ¥6,710-¥660=¥6,050

ご存じ日光猿軍団の猿劇場。
今日の最終公演の時刻が2時30分。
余裕を持って間に合った。
(入場料¥2,100)
猿軍団のお猿さんたちは、2月10日まで冬休みに入るため、
これが休み前最後の公演となる。

劇場はかなり広くて客席が多い。
今日は空席があるが、観光シーズンのときや、団体さんが来たときなどは、
これだけの座席が埋まることもあるのだろう。

前座の子猿の芸。まだ本当に小さい子猿で、ハプニングのほうが多いけど、
調教師さんが猿を叱るときに、栃木なまりが入るのが、ほのぼのとした感じ。
もちろん、玉乗りのような見事な芸も披露された。

メインは、お正月らしく“お猿の十二支”。
十二支の衣装をつけた猿たちが、細い棒を渡ったり、
言葉を聞き分けて返事をしたり、ポーズをとったりする。
全体的にまったりしたテンポで進行するが、
それだけに最後の、鉄棒の大車輪は、スピード感が際立った。
(ちなみにどうやら、猿軍団のサイトに映像が出ていた
「お猿の忍者」をアレンジしたもののようだ)

それにしても、娯楽施設としては
決して大きなほうではない日光猿軍団が、
よくこれだけ全国的な知名度を勝ち得たものだと思う。
施設の運営自体ももちろんのことだが、
営業・広報活動にも、多大な努力があったことだろう。

日光猿軍団のホームページはこちら。

現在、3時27分。バス停へ向かう。次のバスが3時39分に来た。
バスは新高徳・小佐越の両駅も通るが、
荷物を鬼怒川温泉駅のロッカーに入れてきたので、そこまで戻る。
ゲーム路銀 ¥6,050-¥400=¥5,650
3時54分着。さあ、先へ進もう。次の電車は4時4分だ。
やってきたのは、野岩鉄道所属の60100系だった。色も形も東武6050系と同じだけど。

鬼怒川温泉には、ほかにもさまざまな観光スポットが点在している。
きりがないので私はここで次へ向かうが、
「SPA-K遊びしるべ」というサイトに、各スポットが詳しく紹介されている。

今しがたバスで通った道を逆に進む。
東武ワールドスクウェアの世界貿易センタービルが、
車窓からも見えるということに、初めて気がついた。

小佐越から新高徳へ。右側、森の合間に、水をたたえた鬼怒川の姿が垣間見える。

新高徳を出て、鬼怒川をゆっくりと渡る。

渡り終わって右側を見ると、上のほうにウェスタン村のマウントラッシュモアが見えた。
砥川を渡ると、お店が減って、住宅地になってくる。
大桑でスペーシアとすれ違った。
森の中を走る。左手、田んぼの向こうに日光ワンニャン村。
この辺、田園地帯だが住宅も多い。もう雪はなく、田んぼは土がむき出しになっている。

大谷向を出て、大谷川(だいやがわ)を渡る。
右側に見える日光連山は、
ちょっと雲をかぶっていた。

下今市着4時25分。ここで乗り換える。

歩いている途中、スペーシアが停車。

東武日光行きに乗った。
さっきと同じ形の2両編成だが、こちらは東武の車両。
5分ほど停車して、41分発車。
今通ったばかりの鬼怒川線が、右側へ分かれていく。
住宅が切れ間なく続き、新しそうな木造駅舎の上今市へ。
左側は杉並木が「杉並木公園」になっている。右は途端に家が少なくなり、田畑が広がる。
左の公園に、大きな水車と、かやぶき屋根の家。
右にはパターゴルフ場。「日光だいや川公園」の文字が見える。

森の中へ続く複線の線路。森を抜けると、住宅地が広がった。右前方に山が見え続ける。
左に白亜のJR日光駅。そして大きな三角屋根の、東武日光駅が見えてきた。
4時51分着(ゲーム路銀 ¥5,650-¥300=¥5,350)。


〜小佐越〜新高徳〜大桑〜大谷向(だいやむこう)〜下今市〜上今市〜
東武日光

着いたはいいが、もうすぐ午後5時。
日も暮れかかっている。
日光の観光はまた次回にして、今日は東京へ帰ろう。


日光

JR日光駅だけは見ておくことにする。
東武日光駅もJR日光駅も、ともに
「関東の駅百選」に選ばれている。

入口車寄せの天井には、“鳴き龍”が描かれている。
ここも東照宮の鳴き龍のように、
手を叩くと共鳴するらしい。

東武日光駅に戻ってきた。

のんびりくつろいだ後に、5時53分の特急で帰ろうと思ったが、
時刻表をよく見たら、今の時期は運休
急いで舞茸弁当と、おみやげのチーズサンドケーキを買って、
1本前、5時19分の電車に飛び乗った。

下今市で5時33分の特急に乗り換える。
ちょっと早いが、乗ってすぐに弁当を食べる。
考えてみたら今日は、朝にJR日光線の車内で食べたサンドイッチと、
日光猿軍団で買ったフランクフルトしか食べていなかった。

既に日は暮れ、景色は見えなくなったが、
1月15日ということで、どんと焼きの火が数ヶ所で上がっていた。
7時4分、北千住で下車。

現在のゲーム路銀
¥5,350

今回のルート
 
今市観光協会  日光市のホームページ  日光観光協会のホームページ
とちぎ観光・物産ガイド  鬼怒川・川治温泉  SPA-K遊びしるべ
東武鉄道  JR東日本
次回、「日本縦断ゲーセン紀行 54.栃木・埼玉編(3)」は、
日光・世界遺産の旅。
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