ゲイムマンのダイスステーション

日本縦断ゲーセン紀行

55.遂にE231系登場!
〜栃木・埼玉編(4)〜


スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
ゲーセンでゲームをプレーして、1面クリアーするごとに、
「ゲーム路銀」は¥100ずつ増える。
(ただし、1プレー¥50円のゲームなら¥50ずつ、1プレー¥200なら¥200ずつ。
 ゲームをプレーするためのお金も、「ゲーム路銀」からねん出する)
この「ゲーム路銀」だけを交通費にして、日本縦断を目指すのだ!
(前回までのゲーム路銀 ¥4,610




宇都宮

2006年2月26日。
この写真は前日に撮ったので晴れているが、
26日、外は雨が降っていた。

ちょっとゆっくりめ、午前9時40分にホテルを出発。
今日は宇都宮の市街地をぶらつきつつ、
ゲーセンを探してみようと思う。

ララスクエアという大きなショッピングビルの中を通り抜け、
明治28年(1895年)に建てられた豪商の家である、
国指定重要文化財、旧篠原家住宅を見ようと思ったら、

修復工事中だった。
旧篠原家住宅の紹介ページ(宇都宮市)

田川にかかる宮の橋を渡った。

宝蔵寺にある「およりの鐘」を見る。
宇都宮氏が寄進した鐘。
名前の由来は、江戸時代、夕暮れ時に鳴らされていたため、
お休みになるという意味の「おより」となったとするほか、
いくつかの説がある。

また川を渡り、住宅地を通って、
善願寺の盧舎那仏(るしゃなぶつ)座像を拝む。
1735年に造られた仏像で、
高さ3.6メートル、台座部分1.6メートル。
建立の際、大豆三粒を増やして、資金を貯めたという伝説があり、
「大豆三粒の金仏」と呼ばれている。

オリオン通りまでやってきた。
ずいぶん天井の高いアーケード街である。

フェスタというビルの地下1階にある、
ゲームパークQbicタイトーへ。
アニメイト、イエローサブマリン、まんだらけと、
おなじみのロゴが並んでいる。
それ以外のテナントも、ゲーム屋とかフィギュア屋とか
アイドルグッズ屋とか。
中野ブロードウェイをおしゃれにしたようなビルか。

ゲームパークQbicへ向かう道には、壁一面に美少女ゲームのポスターがぎっしり。
すぐ手前がメロンブックスなのだ。
ちょっと先へ進むのをちゅうちょしたくなる雰囲気だが、
当のゲームパーク自体は、いたって普通のゲームセンター。
むしろプライズとプリクラが多く、女性向けの店舗といえる。

ビデオゲームはないのかなと思ったら、奥にまだスペースがあって、そこに並んでいた。
『ミスタードリラー2』があったのでプレー。816m。
500mまではノーミスだったが、途中であせりすぎた。
ゲーム路銀 ¥4,610+¥700=¥5,310

いったんオリオン通りを離れ、シンボルロードを南へ進む。
街のシンボル、樹齢400年、
高さ33メートルの大いちょうだ。

カトリック松が峰教会を外から見る。
大谷石を使って、昭和7年(1932年)に建てられた。
堂々たる教会建築である。ロマネスク様式というらしい。
松が峰教会のホームページはこちら。

オリオン通りに戻ってきた。
2軒のゲーセンを見つけた。
まず、アミューズメントさくらんぼ2号店へ。

1階はプライズ中心、2階にビデオゲーム。
『森口博子のクイズでヒューヒュー』というゲームがあった。
『ゆうゆのクイズでGOGO』なら知ってるが、こっちのほうは私も覚えていない。
プレーしてみた。森口さんのテンションが異様に高いのが、時代を感じさせる。
4面クリアー、1プレー50円なので、ゲーム路銀 ¥5,310+¥150=¥5,460

素直に『ミスタードリラー2』をやる。アメリカ面1000mクリアー。(¥5,460+¥450=¥5,910

もう1店は、ゲームコーナーたつみ。
ここも1階はプライズ中心、2階はビデオゲーム。
さくらんぼよりスペースが広いので、
音ゲーや、『アヴァロンの鍵』のような大型機も多い。
ただ、ビデオゲームは対戦格闘とシューティングで、
私の腕では面数が稼げなさそうなので、
何もプレーせず、先へ進んだ。

ゲームスペースA-5というゲーセンを見つけた。
パチンコ屋さんの2階だが、スペースは広く、
音ゲー、メダル、通信、プライズのほか、
ビデオゲームも数多い。

『ミスタードリラーG』があったが、ほかの人がプレー中だったので、
対戦台でない『スーパーストリートファイターIIX』をやってみる。

このゲーセンでは、ユニークなシステムが採用されていた。
100円玉を直接ゲーム機に投入するのではなく、
いったんメダルを買って、そのメダルを投入してプレーするのだ。
メダルは2枚¥100だが、多く購入すると安くなる。10枚だと¥400、15枚だと¥500。
このシステムだと、きめ細かく割引できるというわけか。

と感心している間に、ゲームはダルシムで1人めのケンに負け。
もう1枚のメダルを使って、春麗で再プレー。3面のエドモンド本田に負け。
どうにかマイナスになるのはまぬかれたが、ここでのゲーム路銀に増減なし。


東武宇都宮

東武宇都宮駅。東武百貨店の中にある。
ここから電車に乗ろうかとも一瞬考えたが、
荷物をJR宇都宮駅に置いていたこともあり、
JR駅に戻ることにする。

駅のバス乗り場に、ちょうどバスが止まっていたので乗った。
大通りを走る。同じ道路を走るバスでも、会社ごとに停留所が分かれていて、
全然別の場所にあるのが不思議。
8分でJR宇都宮駅に到着。運賃¥100。ワンコインバスだったのだ。これは便利。
ゲーム路銀 ¥5,910-¥100=¥5,810

荷物を取って切符を買ってお菓子を買ったら、午後1時23分発の電車に間に合わなかった。
その次、1時39分の電車に乗る。快速逗子行き。湘南新宿ラインだ。

遂に登場、E231系近郊型。
堂々の10両編成である。
ロングシートに腰掛けて、発車を待つ。

発車。右から新幹線の高架がオーバークロスして、左に消えていく。
左に中央卸売市場。田川を渡る。左に、昨日も見えたスーパー銭湯。
一戸建ての家が並ぶ。右の道路沿いに大型店がいくつかあるようだが、よく見えない。
雀宮駅停車。快速だが、小山までは各駅に止まる。
新幹線の高架が左に並行する。

左に広大な貨物ターミナルがあった。
宇都宮貨物ターミナルだ。

新幹線高架の真下に、石橋駅のホームが現れた。
駅を出発すると畑が広がる。ビニールハウスもある。
ただし家並みが大きく途切れることはない。
左に自治医科大学の建物。新幹線は右手に移っている。貨物列車とすれ違う。
自治医大駅。駅前に医学専門書店がある。新幹線が高架を通る音がした。

左手に小山車両センター。いろんな車両が並ぶなか、
3月から東武に乗り入れる、特急日光・きぬがわ用485系の姿も。
小金井駅停車。もちろん東京の小金井市ではない(小金井市にあるのは武蔵小金井駅など)。

小金井駅を出ると、左手に畑が広がる。右は相変わらず住宅街。
右に小山ゆうえんちの観覧車があるはず。新幹線でこの区間を通ったときは見えたのだが、
東北本線(宇都宮線)からは、新幹線の高架に阻まれて見えなかった。
左に白鴎大学のビルが見え、2時4分、小山駅着。ここで降りた。
ゲーム路銀 ¥5,810-¥480=¥5,330


〜雀宮(すずめのみや)〜石橋〜自治医大〜小金井〜
小山(おやま)

小山といえば、桜金造さんのギャグで
「小山ゆうえんち」が有名になったが、
現在は営業しておらず、
温泉施設だけが残っているらしい。
小山温泉 思川のホームページはこちら。

駅前のショッピングビル、ロブレの地下1階に、ハロータイトー小山があった。
にぎわっている。
プライズ、メダル、プリクラ、音ゲー、レース……。
ゲーム路銀を稼げそうな、面クリアータイプのゲームがなかった。

向かいのマクドナルドで昼ごはん。

駅に戻ってきた。
セガワールド小山とセイタイトー小山に行きたい。
歩くには遠いので、バスを使おうと思ったが……、

どのバスに乗ったらいいのかわからない。
西口から東口、また西口と、30分間歩き回った末に、
ゲーセン行きはあきらめ、先へ進むことにした。

電車はもうおよそ10分ヘッド。3時25分発の逗子行きに乗る。
湘南新宿ライン、E231の10両編成。

小山を出る。依然住宅地。新幹線高架が右から左手に抜けていく。
間々田停車。ここに広告を出したことがあるなあ
左手、森を抜けて広い農地に出た。田んぼはまだ黒い土の状態。
また住宅が増えて、野木。発車メロディーが『ムーンリバー』だった。

貨物列車とすれ違う。左右とも視界が開け、工場群へ。
また住宅地となった辺りが県境。ついに栃木県を抜け、茨城県に入ったのだ。

スタートから7県め、茨城県に到達!

高架線となって、古河駅へ入線。3時39分着。
ゲーム路銀 ¥5,330-¥320=¥5,010


〜間々田(ままだ)〜野木〜
古河(こが)

東北本線で唯一、茨城県にある駅だし、
ちょっと周辺を回ってみよう。

まず東口。いろいろなお店はあるが、ゲーセンは見当たらない。
今思い出したが、私が昔ゲームメーカーに勤めていたとき、
よく古河のゲーセン向けの伝票を書いていた。だが、今あるかどうかはわからない。
(最近知った「ゲマセン」というサイトで調べてみると、
イトーヨーカドーに1店舗あったらしい)


続いて西口。駅前にすごい高層マンションがあって、その地上階に大きなスーパーがある。
駅前には大型ビジョンがある。しかしゲーセンは見当たらなかった。

古河駅周辺だけで茨城県を立ち去るのもどうかという気がしたが、
茨城県はワンダースワンの旅で随分回っているから、まあ許してください。

駅で8分待って、4時17分発、湘南新宿ライン快速、逗子行きに乗る。もちろんE231。
お客さんもだいぶ多くなって、遂に座れなくなった。
あと雨の影響で、窓が曇って景色がよく見えない。

高架から地平に下りた。家は減り、農地や林などが目立ち始める。
再び高架に入ったかと思うと、そのまま鉄橋となり、広い広い利根川を渡った。

スタートから8県め、埼玉県に到達!

右手に東武の車両が見える。栗橋駅通過。住宅地から田地となり、もう1本川を渡る。
(後で調べたら、これがあの中川らしい)
家が密集してきた。上り線だけ高架になって、東鷲宮駅を通過。
この駅ではホームが上下2段になっているということか。
地平に下りてきて、4時28分、久喜に停車。ここで降りた。
ゲーム路銀 ¥5,010-¥320=¥4,690


〜<栗橋〜東鷲宮(ひがしわしのみや)〜>
久喜(くき)

久喜で降りたのは、東武伊勢崎線に乗り換えて、東武動物公園に行こうと思ったからだが、
何と踏切事故が発生して、伊勢崎線がストップ!
(3時50分頃、教習車が加須市内の踏切でエンストを起こし、
そこに電車が突っ込んだらしい。幸い死傷者はなし)


とりあえず、この駅の周りを見て、時間をつぶそう。
まず西口JR側。
ゲーセンは見当たらないので駅に戻る。
駅の真上を、新幹線が通過していった。

東口の東武側へ。こちらにもゲーセンはない。
駅へ戻る。午後5時になったが、
伊勢崎線はまだ復旧しない。

しようがない。いったん栗橋まで戻って、日光線で行くことにしよう。
ホームに下りたところで、東武乗り入れ用の485系が通過していった。試運転か?
次の下りは5時12分だが、快速なのでまた栗橋を通過してしまう。

その次の5時15分の電車に乗った。
ゲーセン紀行で初めての211系である。

東鷲宮。後方の窓から見ると、さっき通った上り線の高架が、かなり上のほうにあるのがわかる。
5時23分、栗橋着。(ゲーム路銀 ¥4,690-¥190=¥4,500

降りたホームの隣に、真新しい線路が。
3月18日から特急日光・きぬがわが使う、
JRと東武の渡り線だ。
乗務員用の昇降台もあった。


栗橋

栗橋の駅舎は、ごく最近建て替えられたようで、
見るからに新しい。
ようやく雨が上がった。
寝台特急北斗星が通過していった。時刻は5時36分。

東武日光線ホームへ。電車は1時間に2本程度で、次の上りは5時54分、浅草行き。
JRの線路を、EH500牽引の下り貨物列車が通り過ぎる。
近郊通勤路線のイメージが強い宇都宮線だが、
この貨物列車の多さは、やっぱり東北本線の一部なんだなあと感じ、うれしくなった。

やってきた電車は、メタリックな車体の10030系だった。4扉ロングシート車両。
発車。窓の外はすっかり暗くなったが、街灯があり、ところどころに大型店舗が見える。
左に車両基地。南栗橋で特急の通過待ち。
この駅は、東急田園都市線・東京メトロ半蔵門線からの、直通電車の終点だ。

南栗橋を出発すると、左手に大きな病院。
幸手(さって)を出ると、左手、国道4号線沿いに大型店舗が連なる。
セガワールドも見えたけど、駅からやや遠いか。
杉戸高野台から先も、大型店舗がたびたび出現。右には凸版印刷の建物。

6時11分、東武動物公園駅で降りた。
ゲーム路銀 ¥4,500-¥240=¥4,260


〜南栗橋〜幸手(さって)〜杉戸高野台(すぎとたかのだい)〜
東武動物公園

駅舎の外観はレンガ調で、なかなかメルヘンチック。
ただし、こちらの出口は動物公園側ではない。
駅前は、首都圏の一般的な商店街といった感じだ。

連絡通路を通って西口、動物公園側の出口へ行ってみた。
しかしもちろん、もう動物公園は閉まっている。
次回はここから再開しよう。

伊勢崎線のダイヤが回復したようなので、6時40分の館林行きに乗って久喜へ向かう。
久喜で7時11分、上野行きに乗り換えた。

いったん、さいたま新都心で降りて晩御飯。
ここに来るまで知らなかったが、ちょうど今、
さいたまスーパーアリーナで、PRIDEの試合が行なわれているらしい。
駅に戻ると、試合が終わったばかりのようで、ホームがだんだん混んできた。
本格的な混雑になる前に、電車に乗れて良かった。

現在のゲーム路銀
¥4,260

今回のルート
 
宇都宮観光コンベンション協会   小山市観光協会  古河市観光協会
久喜市栗橋観光協会  久喜市観光協会  宮代町のホームページ
とちぎ観光・物産ガイド  観光いばらき  ちょこたび埼玉
東武鉄道  JR東日本
次回、「日本縦断ゲーセン紀行 56.栃木・埼玉編(5)」では、
遂にさいたま市内へ突入!
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