ゲイムマンのダイスステーション 日本縦断ゲーセン紀行
56.動物も車も人々も集まる
スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。 2006年3月26日。 前日にさいたま市あたりで泊まろうと考えていたが、ホテルがどこも満室だったので、 ゲーセン紀行初の日帰り。朝7時に起きて電車に乗る。
駅を出て歩く途中、後から来たバスに追い抜かれるが、ほどなくして私も到着。
東武動物公園は、東側半分が遊園地、西側半分が動物園となっている。 まず遊園地ゾーン。ミニSL「イースタントレイン」の向こうに見えたのが、
さすがに大型機とプライズがメインで、 面クリアーしていくビデオゲームはほとんどなかった。 『電車でGO!』を久々にやってみた。 私はプレイステーションで、『電車でGO!』シリーズをさんざんやっているのだが、 初級面の山陰本線を、時間切れで1駅もクリアーできず。 再プレーしたら今度はオーバーラン。無駄に¥200つぎ込んだ。 (ゲーム路銀 ¥4,260-¥200=¥4,060) 慣れてるはずのゲームがこんな結果に終わり、軽くショックを受けつつも、 園内をさらに歩いてみる。 乗り物が多くてにぎやかで、遊園地らしい遊園地という感じがする。 動物園ゾーンへ。ホワイトタイガーが横になって寝ていた。 ヒョウは凛とした姿をしている。ライオン、象、カバ、熊もいる。 ヒヨコやモルモット、ウサギと触れ合える「ふれあい動物村」は、 小さなこどもたちに大人気。 ペンギン舎は、3月18日にリニューアルオープンしたばかり。 泳ぐペンギンの姿を、水中目線で見られる。 「ペンギンの大地に立つ」というキャッチフレーズは、ガンダムを意識したものか? アカゲザルの猿山。橋を渡ると、鳥類やポニーがいる。犬の広場「わんこビレッジ」も。 引き返して、レッサーパンダを見る。往路と別の道を進む。 「モンキーワールド」には、いろいろな猿がいて、表情がおもしろい。 その先には「リスザルの楽園」も。 正午を過ぎ、オットセイショーが始まっていた。観客席は満員で、立ち見も多数。 ワニ、カメ、ラクダなども見る。 部屋の天井から集団で身を寄せ合ってぶら下がるコウモリも。 最後に「アフリカサバンナ」で、サイ、シマウマ、キリンを見た。
カレーライスを食べる。運良く、あまり行列が長くなる前に買うことができた。 東武動物公園のホームページはこちら。 駅へ向かう。 東武動物公園は、埼玉県宮代町(一部は白岡町)にあるのだが、 この宮代町、実は声優・國府田マリ子さんの地元らしい。 東武動物公園駅到着、午後1時17分。連絡通路を歩く。次の電車は1時29分の急行だ。
住宅街を行く。和戸を出ると農地が広がった。まだ何も生えていない。 右に学校、左にビニールハウス。再び住宅街に突入。 左から来た、新幹線の高架をくぐる。終点、久喜着1時36分。 (ゲーム路銀 ¥4,060-¥160=¥3,900)
駅を出てすぐ、東武の特急りょうもうとすれ違う。 東武の線路は左、新幹線の高架は右に分かれていった。 新白岡停車。ニュータウンらしい一戸建てが並ぶ。 白岡まで住宅地が続く。高速道路の下をくぐる。 白岡の先も住宅地。元荒川を渡ると蓮田。 セガワールドがあるらしいが、駅からちょっと遠いらしいので、ごめんなさい通過します。 意外にも、さいたま市を目の前にして、ここでいったん農地が広がった。 川を渡り、道路をくぐるとまた住宅地に。 東大宮駅。ここにはゲーセンがあるのだが、 次に行きたい場所の営業時間が気になったので、いったん通過する。
※ここから川越までの観光スポット巡りでは、 『マンガ 駅から歩く小さな旅』(中尾雄吉著/講談社)を参考にしました。
1階は「楽天常設展示室」。北沢楽天の作品や遺品が展示されている。 楽天は、それまで「ポンチ絵」と呼ばれていた風刺画を「漫画」と名づけ、 その地位を高めた人物。 若いときに日本画を学んでいて、 その画力の高さも、漫画の価値を高める要因となった。 彼が創刊した雑誌『東京パック』の絵からは、当時の政治状況がわかりやすく読み取れる。 山縣有朋火山の噴火を恐れる西園寺公望。 西園寺首相のところに代金を取り立てに来る各大臣。 株に夢中になり、政府案をよく聞きもせずに「異議なし、異議なし」と通す議員たち。 この漫画会館は、楽天が戦後、疎開先から戻り、亡くなるまで住んでいた場所。 楽天は晩年、日本画を描いて過ごしたそうだ。 その頃の作品や、それらを描いた画室も展示されていた。 2階は企画展「がんばれ! サラリーマン」(5月14日まで)。 楽天の描くサラリーマンの絵が展示されているが、 不景気、失業など、状況が驚くほど現代と似ている。 経営者や政治家ばかりでなく、 仕事もせずに賃上げばかり要求するサラリーマンを皮肉った作品もあった。 小さな博物館だが、内容が濃く、おもしろかった。 さいたま市立漫画会館のホームページはこちら。
土呂駅着3時43分。 ちなみに東武野田線・大宮公園駅のほうが、漫画会館には近いみたいだが、 次に東大宮駅へ行きたかったので、来た道を通って土呂に戻ってきた。 49分発、小金井行きで1駅戻る。車両はE231系。 さっきは見落としていたが、左側に東大宮操車場があった。さまざまな列車が並んでいた。
「とまと」の店内は、1階の広範囲をプライズが占めていて、明るい感じ。 ビデオゲームは2階。この階は全体がビデオゲームで、広くて活気があった。 『ミスタードリラーG(グレート)』、アメリカ面で966m。 1プレー¥50だったので、ゲーム路銀 ¥3,440+¥400=¥3,840 もう1店、駅前に「ゲームイン スナイパー」というゲーセンがあった。 ビデオゲーム主体で、対戦格闘、音ゲー、シューティング、通信麻雀など。 かなり混んでいた上に、私の得意なゲームがなかったので、プレーせず。
211系。土呂の手前で、東大宮操車場からの線路が寄り添ってきて右に並行。 土呂の先も住宅地が続く。 大宮駅が近づく。右のほうに、グリーン車が何両も留置されていた。 午後4時40分、大宮着。 (ゲーム路銀 ¥3,840-¥180=¥3,660)
広いスペースに、約100台ものクラシックカーが展示されており、 見渡すと壮観な眺め。 1台1台よく見てみると、それぞれ形に個性があって興味深い。 ベンツ、ジャガー、ロールスロイス、ロータス、アストンマーティン、 フェラーリ、アルファロメオ、シボレー、キャデラック……。 いかついものあり、なめらかな流線型あり、小型車あり。 こども用の、おもちゃの車も多く展示されていて、これらがまた個性豊か。 入口に戻ると、スロットカーのサーキットで、レースを楽しむ人々の姿があった。 (※ハタプラザは2006年6月に閉館となった) 時刻は午後5時33分。さてここからは、大宮のゲーセンを急いで回るとしよう。
『ナムコクラシックコレクション』があった! 1プレー¥50だけど、過去、1回のプレーで十数面クリアーしている、 Vol.2の『ディグダグ』アレンジバージョンなら、かなり稼げるのでは……。 ……6面で終了。 久しぶりのプレーで、腕が鈍ったか。 (ゲーム路銀 ¥3,660+¥200=¥3,860) あと、寝不足のせいか、東大宮あたりから断続的に片頭痛が。 GAMEオリンピアへ移動。プライズ、音ゲー、通信、対戦格闘。 お客さんがこれほど多くなかったら、格闘ゲームをプレーできるのだが……。 タイトーイン大宮へ。プライズ、プリクラ、通信。 ビデオゲームもあるが、得意なものがない。 ゲームインスーパーマンも、プライズ、プリクラ、音ゲー、通信、格闘。 駅の北側へ移動。REX大宮2階のゲームガレージへ。 プライズ、音ゲー、カード、通信、メダル、プリクラ、格闘。 やはり今人気があるのは、こういうジャンルなのだろう。 そんな時代の中で、クリアーする面数が重要な「ゲーセン紀行」という企画自体が、 果たして今後も成り立っていくのか、不安になってきた。 アミューズメントステーションTRIP。1階がプライズ、2階・3階にビデオゲーム。 『ZOOO』があったのでプレーし、レベル4までクリアーできた。 (ゲーム路銀 ¥3,860+¥300=¥4,160) ビッグアップルは、1階にプライズと音ゲー、2階にプリクラ等、3階にビデオゲーム。 『ミスタードリラーG』があった! アメリカ面をプレーして、またしても966m。 (ゲーム路銀 ¥4,160+¥800=¥4,960) 隣の台がMVSだった。『龍虎の拳2』をプレーしたかったが、 さすがにもう疲れたので自重した。 7時15分、駅に戻る。 本当は今日のうちに西口も回りたかったが、疲れたのでまた今度にしよう。 駅構内・エキュート大宮で何か食べようと思ったが、 どこも混んでいたので、結局何も食べずに帰る。 さすがに帰りはグリーン車に乗った。 ¥4,960 今回のルート ![]() 宮代町のホームページ 白岡町観光協会 さいたま市のホームページ さいたま観光コンベンションビューロー(さいたま市) ちょこたび埼玉(埼玉県) 東武鉄道 JR東日本 次回、「日本縦断ゲーセン紀行 57.栃木・埼玉編(6)」では、 大宮公園でお花見。 「日本縦断ゲーセン紀行 55.栃木・埼玉編(4)」に戻る 「ゲイムマンのダイスステーション」タイトルページに戻る |
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