ゲイムマンのダイスステーション

日本縦断ゲーセン紀行

60.両さん寅さん中川バトル
〜千葉・東京東部編(1)〜


スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
ゲーセンでゲームをプレーして、1面クリアーするごとに、
「ゲーム路銀」は¥100ずつ増える。
(ただし、1プレー¥50円のゲームなら¥50ずつ、1プレー¥200なら¥200ずつ。
 ゲームをプレーするためのお金も、「ゲーム路銀」からねん出する)
この「ゲーム路銀」だけを交通費にして、日本縦断を目指すのだ!
(前回までのゲーム路銀 ¥5,280




北千住

「こんにちは、ゲイムマンです。
今回はここ、北千住からスタートします」

2006年6月4日。北千住駅から来る途中、
細い路地に迷い込んだりもしたが、
何とか無事、荒川の土手にたどり着く。

少年野球やマラソン大会が行なわれていた。
シロツメクサの花が咲き、草の匂いが風に乗る。

鉄橋を行き過ぎる、
常磐、千代田、つくば、東武などの電車。

新しい中にも下町の雰囲気を色濃く残す、宿場町通りを歩いていると、

「GAMEオモロン」というゲーセンを見つけた。
1階はプライズ、プリクラ、音ゲー、メダル等。
2階はメダル。ビデオゲームはないのかなあと思っていたら、
何と3階が存在した。

懐かしの『バブルボブル』があったのでプレー。
12面クリアー。1プレー¥50なので、(ゲーム路銀 ¥5,280+¥550=¥5,830)。

次の目的地は綾瀬だが、北千住から綾瀬へ行く場合、
JRではなく、東京メトロ千代田線のホームに行かなくてはならない。
運賃はJRの初乗りと同じ¥130だ。
ゲーム路銀 ¥5,830-¥130=¥5,700
11時13分発我孫子行きが、1分ほど遅れて到着。東京メトロ6000系。

地下ホームから地上に出て、さっきの荒川を渡る。
アパートの並ぶ中を高架で通り、細い川を渡って首都高をくぐる。

11時18分、綾瀬着。ここで乗務員交替。


綾瀬

この写真は駅東口で撮ったものだが、
西口のすぐ前には、

タイトーイン綾瀬があった。
1階はプライズとメダル中心で、
ビデオゲームは2階にある。
対戦格闘やWCCF、三国志大戦が目を引く。

『ZOOO』をプレーして、レベル5までクリアー。1プレー¥50なので、
ゲーム路銀 ¥5,700+¥200=¥5,900
11時54分の我孫子行きで、次の駅へ向かった。再び6000系。

左手の広場で、ステージイベントが行なわれていた。
線路が右から左へアンダークロス。これが千代田線の北綾瀬行きか。
その線路の前後に学校があった。
11時56分、着いた所は、あの亀有である。(ゲーム路銀 ¥5,900-¥130=¥5,770)。
昨日『出没アド街ック天国』で取り上げられたせいか、さすがに人が多い。
ホームから改札へ下りるエスカレーターの前が大渋滞。


亀有(かめあり)

亀有といえばもちろん、
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。
北口の両津勘吉像は大人気。

その奥に、亀有公園前派出所の
モデルになったとされる北口交番がある。
ビルに囲まれていて、遠目で見るとすごく小さい。

駅南口へ移動。ホームからも看板が見えた
「ゲームフジ」へ向かう。

店の前に行列ができていた。
今日商店街で、両さんストラップが配布されるので、
それを入手するための行列だろう。

で、ゲームフジである。
入ってみると、6階までビルまるまるゲーセンという大きな店舗だった。
1階にプライズ、2・3階にメダル、6階にプリクラ。ビデオゲームは4・5階。
階段の、4階と5階の間の踊り場に、現代絵画があるのがユニーク。

ビデオゲームは、対戦格闘と通信が中心。また『ZOOO』があったのでプレー。
5面クリアー。6面は、なぜかキリンばっかりそろって結局越えられず。
1プレー¥50なので、(ゲーム路銀 ¥5,770+¥200=¥5,970

店を出て、ショッピングモール「アリオ亀有」へ向かう。
行列の先は、ゆうロード商店街へ続いていた。
ここから、裏にあったゲームフジの前まで、ひとブロックぐるりと囲んでいるわけで、
つくづくテレビの影響ってすごいなあと思った。

アリオ亀有は、でかかった。
東京都内とは思えない広さ。
建物内には、かなりの人がいるのだが、
全然混雑しておらず、すいすい歩くことができる。

3階に、観光名所となっているゲーセン、
「こち亀ゲームぱ〜く」があった。

店内に再現された、亀有公園前派出所。
手前には、モグラたたきならぬ両さんたたき
プライズ機も、色がパトカーの色だったり、
お祭りの装飾がなされていたり。
スタッフの制服も、スカイブルーのポリス風。
インフォメーションカウンターは、
「ちいき課総合案内」

ゲームはプライズ中心で、
ほかにメダル、プリクラ、キッズものなど。
そんな中、懐かしの10円ゲーム「カーレース」を見つけた。
投入した10円玉自体が自機となり、
これをレバーで弾いてゴールまで導くゲームだ。

「カーレース」をやってみた。
名古屋、京都、神戸と順調に進むが、最後でゴールの隣の穴に落ちてアウト。
ゲーム路銀 ¥5,970-¥10=¥5,960
『ゲームセンターCX』の「たまに行くならこんなゲーセン」っぽい雰囲気を味わって、
アリオ亀有を後にした。

こち亀ゲームぱ〜くのホームページはこちら。
アリオ亀有のホームページはこちら。

ストラップ配布開始の午後1時を過ぎ、商店街の行列はなくなっていた。
1時32分発の下り電車に乗る。

スピードを上げて、中川を渡る。
直後、左手にかなり大きな更地が広がっていた。
1時34分、金町で降りた。
ゲーム路銀 ¥5,960-¥130=¥5,830


金町(かなまち)

金町駅北口の写真を撮る。
連絡通路を通って、南口へ移動。


京成金町

京成金町駅へ。
¥130の切符を買って、ホームに入った。
ゲーム路銀 ¥5,830-¥130=¥5,700
次の電車は2時2分。18分待ち。
久しぶりに、長い待ち時間となった。

3500型がやってきた。4両編成。
発車。線路の両側が道路で、路面電車っぽい景色だが、
直線でスピードはなかなか速い。
この線形は、もともと車両を人が押して動かしていた
人車鉄道だった時代の名残らしい。


柴又

2時5分、着いた所は、
関東の駅百選、柴又駅。

柴又といえばご存じ『男はつらいよ』の舞台。
駅前に、「フーテンの寅」像がある。
駅舎は近年改装されたものだが、
映画に映ることを考慮して、瓦風の屋根をつけたのだそうだ。

帝釈天参道の入り口に、
「柴又のおもちゃ博物館」なる建物があるので
入ってみることにした。
1階の駄菓子屋で入場券を購入(¥200)。

怪獣、モンチッチ、トミカビル、ゲーム&ウォッチの『オイルパニック』、
昔のサンデーやマガジン、スマートボール、スロットカー。
昔懐かしいものから、私も知らない古いものまでが並ぶ。
愛嬌のある宇宙基地と、ちゃぶ台のある部屋のジオラマがあり、
その中を通るNゲージの電車にカメラがついていて、
ジオラマの中からの映像が、テレビに映し出されていた。

柴又ハイカラ横丁のホームページはこちら。

参道に入ると、映画の撮影が行なわれた高木屋老舗やとらやなどの和菓子屋に、
工芸品店、食べ物屋などが立ち並ぶ。
写真がないのは、フィルムを切らしてしまったから。さっき亀有で買っとけば良かった。
帝釈天の前まで来たが、フィルムが手に入らなかったので、先に寅さん記念館へ向かう。
幸い、館内に土産物屋があり、フィルムを買うことができた。

あらためて、葛飾柴又寅さん記念館へ。
(入館料¥500)

実際に使われていた、くるまやのセットが展示されている。
第1作から最終作まで使われたそうだ。
映画の名場面が映し出されているが、確かにこの部屋だ。

昭和30年代の街並みや、帝釈人車鉄道のミニチュアがある。
資料展示コーナーには、台本や、寅さんのトランクの中身、
小道具として使われた手紙、リリーのレコード、
寅さんが売っていた商品(いかにもうさん臭そう)、
映画のポスターなどが展示されていた。
寅さんそっくりのハニワ(複製)も、出土当時話題になったものだ。

記念館はさほど大きくはないが、映像資料も多く、
それらをじっくり見ると、さらに長時間楽しめそうだ。
葛飾観光ポータルサイト

寅さん記念館から階段を上ると、
そこは江戸川の土手だった。

空が広い。

『野菊の墓』と、細川たかしさんの歌で有名な
矢切の渡し。
対岸の渡し場が間近に見えるが、あっちは千葉県松戸市だ。
舟には乗らず、帝釈天へ戻った。

柴又帝釈天の二天門。
帝釈堂、祖師堂、二天門は区の文化財。
細かい彫刻が施されていて、じっくり見るとおもしろい。

境内で、寅さんの格好をした芸人さんが、歌とタンカバイを行なっていた。
観光地らしくて明るくていい!
題経寺(柴又帝釈天)のホームページはこちら。

参道に戻ると、また別の寅さんがいた。
寅さんの物まねで有名な、原一平さんだった。
わー本物の寅さん見た。(←“本物”ではない)

あらためて参道で写真を撮る。
ここで少し遅めの昼食。かつ丼を食べる。
あと、団子を買う。

4時44分、柴又駅に戻ってきた。次の金町行きは4時54分。
構内踏切を渡って、金町行きホームへ。
線路の幅が広い。そういや京成のレール幅は、新幹線と同じ標準軌だったっけ。

向こうのホームに、高砂行きの電車がやってきて、出て行った。
やがて金町行きがやってきた。さっき高砂に行っていた電車だった。
もっと言うと、柴又へ来るときに金町から乗ってきた電車だ。
3つの駅を、1つの編成が行ったり来たりする運用だったのか。
単線でまっすぐな線路を走り、4時57分、金町着。
ゲーム路銀 ¥5,700-¥130=¥5,570

JR金町駅に戻る。次の下りは5時4分。また6000系だった。

この区間には、JR203系も走っているが、
今回乗ったのは、北千住からここまで全部、
東京メトロの6000系だった。
(左の写真は、北千住へ来るときに乗った203系)

江戸川を渡る。
さっきの矢切の渡しは、
道路橋があってよく見えなかったが、
とにかくこれで千葉県に入ったのだ。
この電車の終点、松戸着5時8分。
ゲーム路銀 ¥5,570-¥150=¥5,420

スタートから10県め、千葉県に到達!


松戸(まつど)

千葉県入り。
まず松戸からスタート。

東口すぐそばにある、バンダイミュージアムへ行く。
しかしキャラクターワールド、ガンダムミュージアムとも、
入場は5時30分まで。あと10分。
閉館は6時なので、中をじっくり見る時間もない。
次回あらためて訪ねることにする。

ゲーセンだけでも行っとこう。
同じビルにある、東京ガリバー松戸店へ。
以前ここに本社のあった、バンプレストの店舗。
(ちなみに、こち亀ゲームぱ〜くも同社の店舗)

1階はプライズ中心、2階はメダル中心。警備員さんがいて安心。
ビデオゲームは地下1階。通信対戦は『ガンダム0079カードビルダー』、
対戦格闘は『Zガンダム エゥーゴVSティターンズDX』『ガンダムSEED 連合 VS ZAFT』。
あと、『クイズ機動戦士ガンダム 問・戦士』もあった。
もちろん、ガンダム以外のゲームもひととおりそろっているのだが、
やっぱり場所が場所だけに、ガンダムものに目が行く。

で、ガンダムものは前にやって、こりたので、『ミスタードリラーG(グレート)』をプレー。
エジプト面で1289m。
もうちょっとで1300m。惜しかったが、けっこう進めたから良しとしよう。
ゲーム路銀 ¥5,420+¥1,100=¥6,520

店を出たら6時ちょうど。まだ日が高い。フィルムも余っている。
本当は次回行く予定だった、柏に行って、ゲーセンを探すことにしたい。

6時14分の快速取手行きに乗った。
特急スーパーひたちの通過を待って出発。

右に新京成の線路が分かれていく。
6000系と並走するが、北松戸の手前でスピードを上げ、抜いていく。
馬橋では左に、総武流山電鉄の車両が停車中。所属する全編成の色が異なり、
それぞれに愛称がついている流電の車両。今日はスカイブルーの“流馬”号だった。

新松戸も通過。一戸建てが多くなってきた。北小金通過。細い川を渡る。
南柏通過。左手にイオン柏。東武野田線の線路をくぐる。柏駅着6時22分。
ゲーム路銀 ¥6,520-¥210=¥6,310


〜<北松戸〜馬橋(まばし)〜新松戸〜北小金〜南柏〜>

ゲームファンタジア柏が南口から近いらしいが、南口から降りたら道がわからなかった。
西口で地図を見て、

東口に抜けた。
ここから南に歩いて、やっと見つけた。

しかしゲームファンタジアより気になったのは、
向こうの建物にいた、双子のカーネルサンダース。
「ちょっと! ちょっとちょっと!」のポーズにも見える。
向かって右のカーネルは、
眼鏡が本来のものと違っていた。

で、ゲームファンタジアは、プライズ、プリクラ、メダルゲームのある小さな店舗だった。
東口へ戻る。クラブセガがある。
1階にプライズ・プリクラ、2階にビデオゲーム、3階にメダルゲーム。
2階へ。『バーチャファイター5』のロケテストをやっていた。
ほかにも格闘ものが多く、しかもほぼ埋まっている。
結局、飲み物を買って『バーチャファイター5』を見ながら小休止するにとどまった。
しばらく見ない間に、知らないキャラが増えたなあ。

街なかに、午後7時を知らせる鐘が鳴る。もう1ヶ所行こう。
駅前のファミリかしわというビルの、地下1階にあるハイテクセガ柏。
プライズ、プリクラ、通信対戦、ビデオゲームとあるが、
ビデオゲームは対戦格闘もので、しかもほぼ席が埋まっている。

同じフロアに、東京ガリバー柏もあった。通信対戦、プライズ、音ゲー。
音ゲーはどれも今お客さんがプレー中で、しかも全員うまい。音ゲー達人大集合である。

このほか、ゴジラ、アルファという店舗があった。ゴジラはプライズ、通信対戦。
アルファはプライズ、プリクラ、音ゲー、格闘、通信など。
奥にパズル系があった。テクモの『ロジックプロ アドベンチャー』をプレーする。
お絵かきロジックのアーケード版。
面クリアーに若干時間がかかるゲームだが、思わず9面もクリアーしてしまう。
1プレー¥50だったので、ゲーム路銀 ¥6,310+¥400=¥6,710

8時を回った。当然とっぷり日が暮れている。
ここは駅前だから、かなり明るいけど。
次回は松戸から再開するので、8時8分の快速で松戸まで戻る。
ゲーム路銀 ¥6,710-¥210=¥6,500
柏までの往復は、結局マイナス¥20だった。
8時16分、松戸駅着。

現在のゲーム路銀
¥6,500

今回のルート


足立区観光交流協会  葛飾観光ポータルサイト
松戸市観光協会  柏市観光協会
東京の観光 丸ごとガイド  ちばの観光まるごと紹介(千葉県)
JR東日本千葉支社  京成電鉄
次回、「日本縦断ゲーセン紀行 61.千葉・東京東部編(2)」は、
武蔵野線を突っ切って船橋、そして千葉へ。
「日本縦断ゲーセン紀行 59.栃木・埼玉編(8)」に戻る


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