ゲイムマンのダイスステーション 日本縦断ゲーセン紀行
61.ガンダム発ニューロマンサー行き
スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
6階に上がり、キャラクターワールドへ(入場料¥300)。 まず、歴代ウルトラマンのマスク展示、 ウルトラマンVSベムラーの撮影の様子を再現した実物大ジオラマ、 ウルトラマンや怪獣の人形・玩具がずらりと並ぶ、「ウルトラマンゾーン」から始まる。 「仮面ライダーゾーン」では、1号ライダー、V3などのスーツや、バイク、 そしてこちらも数多くの玩具。さすがにバンダイの博物館だけあって、玩具の数は豊富。 クウガの撮影で実際に使用された武器もあった。 「スーパー戦隊ゾーン」はまず玩具から。合体変形ロボットがあるので、にぎやかだ。 さらに、各戦隊のロボット出撃シーンの映像を見られる。 (ゴレンジャーはバリブルーン、ジャッカー電撃隊はスカイエース) 撮影に使われたダイナマッハ(ダイナロボの頭部になる)など、メカのミニチュアも。 ゴレンジャーのスーツがあったのに感激。 やっぱり自分が子供の頃に見ていたヒーローだと、思い入れが違ってくる。 展示の隅っこにさりげなく、千葉麗子さんのサイン本があった。 インターネットの人でヨガの人な千葉さんも、かつてはジュウレンジャーだった。 仮面ライダーカブトが館内に現れて、こどもたちと記念撮影していた。 「スーパーロボットゾーン」。やはり超合金ロボットなどの玩具が充実している。 そもそも、“超合金”という言葉の由来がマジンガーZだし。 高さ50センチ近くある大型のロボット人形も多数。 私が子供の頃持っていた、スカイゼル(宇宙鉄人キョーダイン)もあった。 その先に、さまざまなバージョンのたまごっちや、女の子向け玩具の展示あり。 パッケージに写っている、島崎和歌子さんの写真が若い。 最後は「ゴジラゾーン」。映画の一場面を描いたジオラマが並び、 これまでのゾーンとはちょっと違った迫力がある。 歴代ゴジラ映画のポスターもあり、重厚な雰囲気に包まれた空間だった。 階段を上がって、ガンダムミュージアムへ(入場料¥500)。 いきなり、スペースコロニーの科学的な解説から始まる。 スペースコロニー1/30000の模型もある。 といっても、ここは天文関係の博物館ではなく、ガンダムの博物館。 次の部屋ではザクの実物大頭部がお出迎え。モノアイが動いている。 周りの壁を埋め尽くす、ザクの解説文は圧巻。 その中に「ザク誕生の経緯」という項目があるが、決してアニメ製作裏話などではなく、 物語世界の中でザクが開発されるまでの歴史が説明されている。 さらに、ガンダムの各部メカニズムの解説まで。 どうやらこのミュージアムは、 “ガンダムの世界の中に、もしガンダムをテーマとした博物館があったら” というコンセプトで作られているようだ。 まさにこの空間は、リアリティーを持った「宇宙世紀ダブルオー××」の世界なのだ。 そしてガンダムの等身大模型(上半身)。 喫茶スペース「G-STYLE CAFE」があり、ガンダムを見ながら食事ができる。 (G-STYLE CAFEは入場無料) 最後に、歴代ガンダムの名戦闘シーンの映像が、小型モニターに映し出されていた。 ガンプラことプラモデルの展示は、店舗スペース「G-base」にて。 私が子供の頃に持ってた、量産型ザクもあった。 このほかバンダイミュージアムには、 ガシャポンがこれでもかとばかりに立ち並ぶ「ガシャポンワールド」や、 壊れたおもちゃを修理する「おもちゃ病院分院」(金曜日午後1時〜4時30分)、 おもちゃショップの「萬代屋」などがある。 バンダイミュージアムのホームページはこちら。 (※バンダイミュージアムは8月末日で閉館し、栃木県壬生町・おもちゃのまちに移転するそうです) 正午になった。続いて向かったのは、戸定が丘歴史公園。 駅前の案内板を参考に、イトーヨーカドーの前を右に曲がり、あとはひたすらまっすぐ進む。 ペデストリアンデッキがかなり長く続く。その後の歩道も整備されていて、歩きやすい。 ただし気温は上がり、蒸し暑くなってきた。
昭武は将軍慶喜の弟で、少年の頃、禁門の変に出陣。 慶喜に高く評価され、御三卿の清水徳川家を継ぐ。 13歳のとき、将軍の名代としてパリ万国博覧会に出席。 明治維新に際して帰国し、最後の水戸藩主となった。 明治16年(1883年)、水戸家当主の座を退き、 翌年に戸定邸が完成した後は、狩猟、釣り、陶芸、写真などにいそしんだという。 展示は写真が中心。とはいえ江戸・明治期の写真だから珍しい。 パリ万博の際に撮られた昭武の写真は、まだ若干あどけなさが残る。 イギリスの新聞では、昭武を「次期将軍の有力候補」と紹介していたそうだ。 戸定邸で撮られた写真も多く、 昭武本人や、家族、慶喜、そして当時の戸定邸の様子が、鮮やかに写し出されていた。 戸定邸に入る。木造・畳敷きで、一見簡素に見えるが、 奥に進むと、すごく広い家だということがわかる。
(※実は当時、松戸にはメクマンという、 レトロゲームが数多く残るゲームセンターがあったのだが、私は知らなかった) 駅到着午後1時36分。この後、船橋方面へ向かいたい。 新京成に乗るという選択肢もあったが、まずは常磐線で新松戸に立ち寄ることにした。 ホームに下りたらちょうど、1時40分発の東京メトロ6000系が入ってきた。 発車。前回快速で通った区間をまた通る。北松戸、馬橋と停車。 馬橋に、「鉄道用品株式会社」「古枕木あります」と書かれた倉庫あり。 総武流山電鉄の車両がホームに止まっている。今日は黄緑色の「若葉」号だ。
駅前をひと回りしたが、ゲーセンは見つからず。ここからは、武蔵野線で南下しよう。 階段で高架ホームまで上り、2時11分発の南船橋行きに乗る。205系武蔵野線バージョン。 高架なので見通しがいい。いったん切り通しに入ってまた高架。一戸建てが立ち並ぶ。 緑地を通る。「21世紀の森と広場」だろうか。 トンネルに入ったところが、次の新八柱駅。14分着。ここで降りた。 (ゲーム路銀 ¥6,350-¥150=¥6,200)
行ってみると、ビルの2階全体がAGスクエアだった。 メダル、プライズ、プリクラ、通信対戦……、ビデオゲームもあった。 しかも『ミスタードリラーG(グレート)』があった! 5機設定ということもあって、エジプト面で1555mまで達した。 (ゲーム路銀 ¥6,200+¥1,400=¥7,600) 次の電車は2時55分。出発してすぐ地下から抜ける。左手に墓地(八柱霊園)が一瞬見えた。 高架の東松戸駅に停車。車窓右手に、北総鉄道の駅がある。 切通しと高架が入り交じる。相変わらず一戸建ての家が多いが、 市川大野を過ぎると集合住宅も目立ってきた。一方で農地も見える。 船橋法典。島式ホームがやけに広いが、これはこの駅が、中山競馬場の最寄り駅だから。 競馬開催中だったら立ち寄りたかったが、しばらく中山開催はない。 ホームも穏やかな様子。切通しなので競馬場は見えなかった。 日本中央競馬会(JRA)のホームページはこちら。
駅の中は「Dila西船橋」となっていて、内装が新しい。 カレー屋で昼ご飯を食べた。うまい。
E231系に乗った。左を快速のE217系が通過していった。
北口側にもゲーセンは見当たらなかった。総武線で津田沼まで移動することにしよう。 船橋にも津田沼にも快速は止まるが、 成田エクスプレスが来るため、次の快速は15分も後の4時40分。 一方、各駅停車は4時31分。こちらに乗ることにした。しかし……、 「快速エアポート成田、成田空港行きがまいります」 時刻は4時30分。しまった! 快速エアポート成田を、成田エクスプレスと勘違いしてた! 今から快速ホームに走っても間に合わない。 まあ、1駅止まるか止まらないかの差だからいいか。 4時31分の各駅停車は、そのエアポート成田と並走。しかし東船橋で快速に置いていかれた。 習志野運輸区からの線路が、右後方から合流する。 4時36分、津田沼着(ゲーム路銀 ¥7,260-¥150=¥7,110)。 大船行きの臨時特急「あやめ祭り」(E257系500番台)が止まり、また出て行った。
津田沼では、駅の東西南北にゲーセンがあるらしい。まずは南へ。 サンペデックにナムコランドがあるらしいが、見つからなかった。 館内案内図を見ると、ナムコランドがあるはずの6階が空欄になっていた。
GAOを見つけた。プライズ、プリクラ、音ゲー、通信があり、にぎわうが、 面クリアーものはなし。
ビデオゲームの多くは対戦格闘やシューティングだが、 これだけ広いから、ほかのゲームも多い。 『ナムコクラシックコレクション』のVol.1もVol.2もあった。 ¥50でVol.2の『ディグダグ』アレンジをプレー。 11面クリアー。12面のボスにやられる。(ゲーム路銀 ¥7,110+¥500=¥7,610) 北にはパルコ。B館6階のプレイシティキャロットへ行くが、プライズ、プリクラ、大型機。 東にはPIA。プライズ、プリクラ、メダル、大型機、通信(特に『麻雀格闘倶楽部』)。 大きくて、内装がきれいで、人気のある店舗だが、ゲーム路銀は稼げず。 さらに東へ移動。新京成電鉄の新津田沼駅を通って、イオン津田沼ショッピングセンター。 3階のモーリーファンタジーは、広々とした、こども向けのゲームコーナーだった。 プライズ、キッズもの、メダルと、小さなステージまであった。 さすがにゲーム路銀は稼げず。津田沼では結局、プラス¥500だった。 駅到着午後5時57分。次の目的地は稲毛。 快速が来るのは6時6分、各駅停車は6時1分。 しかし、各駅停車が3分遅れているそうなので、快速ホームに移動。 快速のE217系も、2分ほど遅れて到着したけれど。 出発してすぐ、右手に千葉工業大学のキャンパス。緩行線(各駅停車)、京成線と並行。 右に幕張車両センター。特急E257系の車両が止まっていた。幕張本郷駅はその向こうか。 高速道路をくぐる。右の線路に、かつてワンダースワンの旅で何度も乗った113系車両。 幕張で貨物列車とすれ違う。川を渡った。高架から家並みが見える。 新検見川通過。右に工場がある。
ビデオゲームではやはり、対戦格闘がにぎわっているが、一方で、 『グラディウスII ゴーファーの野望』『ファイナルファイト』など懐かしいゲームも。 そんな中から『R-TYPE』をプレーしてみた。だが、古いから簡単だとは限らない。 1面もクリアーできずにゲームオーバー。 (ゲーム路銀 ¥7,450-¥100=¥7,350) 路銀は減らしたけど、何とか今日中に千葉駅まで行ける。 6時52分の各駅停車千葉行きを待つ。 日が暮れて涼しくなってきた。飛行機が上空を通過する。 E231系発車。左に大きな集合住宅。それを過ぎると左右とも住宅地に。西千葉駅。 国鉄カラーの特急とすれ違った。大きな建物が多くなってきた頃、 私の乗る電車は、千葉駅のホームに滑り込んだ。6時57分着。 (ゲーム路銀 ¥7,350-¥150=¥7,200)
ハイテクセガ千葉へ。1階はプライズ、プリクラ。特にプリクラのスペースが広い。 2階は通信対戦中心で、あと対戦格闘。3階は、……あっと、別の店か。 ゲーム路銀を稼げず残念。 アドアーズ千葉へ。1階はプライズ、プリクラ、通信、2階はメダル。 3階があったが、3階もメダルだった。 午後7時25分、これで今日のゲーセン紀行は終了。 ファミレスを見つけたので、立ち寄って晩御飯を食べた。 食べ終わって駅に向かう途中、雨が降り出した。 梅雨のさなか、よくここまで天気が持った。 ¥7,200 今回のルート ![]() 松戸市観光協会 船橋市観光協会 習志野市のホームページ 千葉市観光協会 ちばの観光まるごと紹介(千葉県) JR東日本千葉支社 京成電鉄 新京成電鉄 東武鉄道 東京メトロ 北総鉄道 東葉高速鉄道 次回、「日本縦断ゲーセン紀行 62.千葉・東京東部編(3)」では、 塩竈以来久しぶりの海岸へ。 「日本縦断ゲーセン紀行 60.千葉・東京東部編(1)」に戻る 「ゲイムマンのダイスステーション」タイトルページに戻る |
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