ゲイムマンのダイスステーション 日本縦断ゲーセン紀行
62.建つたてもの物語
スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
千葉都市モノレールは、レールから車体を釣り下げる「懸垂式モノレール」。 路線全長15.2キロで、懸垂式では世界最長。ギネスにも認定されている。 (ちなみに跨座式も含めると、大阪モノレールが世界最長となる) 下にレールも何もないのが、ちょっと不思議な感覚。 千葉公園の池が左手車窓から見えたが、写真を撮り損ねた。 スポーツセンターを出ると、野球場越しに観覧車が見えた。
千葉市動物公園は、7つのゾーンと遊園地「ドリームワールド」から成る。 まず、モンキーゾーンへ。ニホンザルのサル山に始まり、 ぶら下がるフクロテナガザル、飛び跳ねるワオキツネザル、 木の枝を使って蜜をなめるオランウータン、そしておなじみゴリラやチンパンジーなど。 動物科学館には、熱帯の鳥類(ナマケモノがまぎれていた)、 コウモリやアルマジロなど夜行性の動物、小さなサルなどがいた。 クロミミマーモセットの顔が、人間のように見えた。 子ども動物園には、モルモット、インコ、ゾウガメなどがいる。羊や牛、馬とも触れ合える。 そしていよいよ、私が動物公園に来た最大の目的、小動物ゾーンへ。 あの“立つレッサーパンダ”こと風太(フウタ)くんがいる場所だ。 昼休みが終わる少し前のようで、レッサーパンダのスペースの前に人だかりができていて、 風太くんの登場を、今か今かと待ち構えている。 午後1時。小さく歓声が上がる。出ましたスター、風太くん。 地面に置かれた笹を食べている。 私がメモを取っている間に、「オー」と声が上がったので顔を上げると、
1、2分ほどして、風太くんはまた四つ足に戻り、そこらを歩き回る。 四つ足でもこもこ動く姿もかわいい。思わず顔がほころんでしまう。 1人で動物園に来てレッサーパンダを見てにやける35歳の男というのもどうかと思うが。 ちなみに、風太くんと、メスのチィチィとの間に最近、こどもが生まれたのだが、 さっきの動物科学館で、その出産時の映像が公開されている。 すっかり風太くんに人気が集中してしまったが、小動物ゾーンにはほかにも、 コツメカワウソやアカハナクマなど、愛らしい動物たちがいた。 小動物ゾーンの裏が、家畜の原種ゾーン。 のんびりとくつろぐラマ、水牛、モウコノウマにヤク、ラクダ。 シチメンチョウがホロホロと鳴くが、真横のバイソンは意に介さず。 草原ゾーンにはシマウマ、ダチョウ、フラミンゴ、カンガルー、キリン、そして象。 鳥類・水系ゾーン。 “動かない鳥”ハシビロコウといえば、上野や伊豆シャボテン公園でも有名だが、 この動物公園にいる2羽も、あんまり動かない。 ペンギン・アシカ舎には地下通路もあり、水の中での様子も見られる。 (たまたま私が通ったときには、ペンギンもアシカも地上に集まっていたが) 子連れのタンチョウや、ワシやフクロウもいた。 最後に遊園地「ドリームワールド」を見て、動物公園駅へ戻った。 千葉市動物公園のホームページはこちら。 駅着午後2時12分。ちょうど2時14分のモノレールがやってきた。 さっきは気づかなかったが、野球場の近くに陸上競技場もあった。
モノレールの線路が左へ離れていく。アパート・マンションが立ち並ぶ。 本千葉通過。その前に京成の千葉中央駅があったはずだが、見落とした。 右手に、赤白に塗り分けられた煙突が増えてきた。 並行する京成千原線が右に分かれた後、上を通って左へ抜ける。 高架から地上へ。右から高架の京葉線が寄り添ってくる。 2時41分、蘇我で降りた。(ゲーム路銀 ¥6,560-¥180=¥6,380) 雨が降ってきていた。駅で折りたたみ傘を買う。
10分間隔でバスが出ているせいか、車内は座れる程度にすいていた。 正面に巨大な工場が見え、左にフクダ電子アリーナが見えたところでバスは右折。 工場群の中に、ホームセンター「ホームズ蘇我」。その隣に「アリオ蘇我」。 ここでいったんバスが止まり、半数近くの乗客が降りた。 さらにバスは進む。アリオの広い駐車場が、車で一杯だ。 フェスティバルウォークが見えてきた。 いったん通り過ぎて折り返し、駐車場の中に停車した。
ゲーム機の配置は、ゆったりとしていて、 プライズ、プリクラ、メダル、大型、通信と並んでいる。 2階にはムシキングワールドも。 もちろん『クレイジータクシー』もあるが、私はこのゲームがあまり得意じゃない。 ここでは何もプレーできないかなあと思っていたところ、 アップライト筐体の並ぶスペースを発見。しかも『ミスタードリラー2』があった! 5機設定だったこともあって、エジプト面で1840mまで到達! (ゲーム路銀 ¥6,380+¥1,700=¥8,080) セガアリーナの一角にあるホットドッグ屋さんで昼食をとった。 フェスティバルウォーク蘇我のホームページはこちら。 ハーバーシティ蘇我のホームページはこちら。 雨はほぼ上がった。バス停にちょうど止まっていた、4時22分のバスに乗る。 アリオで多くのお客さんが降りたので、そこから座れた。
さあ、ここからは京葉線だ。4時49分発の各駅停車東京行きに乗ろう。 やってきたのは205系京葉線仕様。 発車してすぐ、左手にハーバーシティが見えた。その奥に大きな煙突。 フェスティバルウォークを過ぎると海が見えるが、すぐ遠ざかる。 右手に千葉ポートアリーナ、左手にポートタワーが見えた。 昔はこの辺り、工場ばかりだったが、しばらく来ない間に住宅がずいぶん増えたようだ。
千葉ポートタワーは1986年(昭和61年)、千葉県民500万人突破を記念して建てられた。 タワーの高さは125.2メートル、展望室は112.7メートルのところにある。 外がよく見えるエレベーターに乗って、展望室へ。 室内に七夕の笹飾りがあった。もうそんな時期か。
1階に戻る。千葉ロッテマリーンズとジェフ千葉の 選手ユニホームやボールなどが展示されている。 売店にはペナントがあった。今どき珍しい。気にはなったが、結局買ったのはストラップ。 また、県内がロケ地になったドラマや映画の紹介も。 『タイヨウのうた』(平砂浦)や『純情きらり』(房総のむら)に交じって、 『トリビアの泉』まで。 そうか、落ちない飛行機のおもちゃを走らせたのって、このタワーの屋上だったっけ。
千葉ポートタワーのホームページはこちら。 駅に戻る途中、また雨粒がぽつりぽつりと落ちてきた。駅到着6時25分。次の上りは38分。 日曜なのに、なぜか高校生がホームに多数。 特急さざなみ(E257系)が通過。千葉モノレールも向こう側で行き来する。 やがてやってきた6時38分の快速は、青い201系だった。 左側は、工業地帯の中に保健施設やMr.MAXなどがある。セガワールドもあるはずだが、見えない。 やがて左右とも、大きなアパート群となる。
ジャスコのおもちゃ売り場は健在だが、テレビゲームは見当たらなかった。 例外はテトリスJr.や魔界村、バブルボブル等の液晶ゲーム。 エポック社が販売元になっている。 その売り場の向かいに、ゲームコーナー「チップスナムコランド」がある。 プライズ中心で、ほかにプリクラ、メダル、乗りもの、キッズもの、大型機。 アップライト筐体で『超(スーパー)ドラゴンボールZ』が2台あったが、 やったことがないゲームなのでプレーせず。 午後7時20分、今日はこれにて終了。 ¥7,750 今回のルート ![]() 千葉市観光協会 ちばの観光まるごと紹介(千葉県) JR東日本千葉支社 千葉都市モノレール 次回、「日本縦断ゲーセン紀行 63.千葉・東京東部編(4)」では、 遂に幕張新都心へ。 「日本縦断ゲーセン紀行 61.千葉・東京東部編(2)」に戻る 「ゲイムマンのダイスステーション」タイトルページに戻る |
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