ゲイムマンのダイスステーション

日本縦断ゲーセン紀行

67.暑いぞ鉄路の出発点
〜東京山手線編(1)〜


スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
ゲーセンでゲームをプレーして、1面クリアーするごとに、
「ゲーム路銀」は¥100ずつ増える。
(ただし、1プレー¥50円のゲームなら¥50ずつ、1プレー¥200なら¥200ずつ。
 ゲームをプレーするためのお金も、「ゲーム路銀」からねん出する)
この「ゲーム路銀」だけを交通費にして、日本縦断を目指すのだ!
(前回までのゲーム路銀 ¥8,900




お台場海浜公園

2006年9月9日。
11時40分、お台場海浜公園駅着。
窓の老松文様越しに観覧車を撮った。
ゆりかもめ各駅の窓にはそれぞれ、
江戸時代からの伝統的な文様が描かれている。

ここ数日涼しかったのだが、
今日は久しぶりに晴れて、暑くなった。
お台場海浜公園の砂浜に沿って歩き、
前回行けなかった台場公園を目指す。

木立ちの陰は涼しくて良い。

道の途中に碑があり、関東大震災や空襲でこの辺りに多くの犠牲者が漂着したこと、
平成5年まで当地で慰霊祭が行なわれたこと
(現在は別の場所で行なわれているらしい)が記されている。
華やかなこの地にも、そんな歴史があったことを、あらためて示してくれたこの石碑に感謝。
そして、亡くなった方々に黙祷。

台場公園。江戸時代末期、
黒船来襲に備えて築かれた砲台跡だ。
6基あったうち、ここ第三台場と
第六台場だけが残されている。

中央に陣屋跡、その周りに弾薬庫の跡がある。

外側に目を転じれば、
お台場海浜公園を一望できた。

台場公園のホームページはこちら

帰り道が、暑さで妙にキツかった。駅着12時41分。
12時45分の電車に乗る。駅を出てすぐ左に曲がる。第三台場とフジテレビが左に見える。
レインボーブリッジへ突入だ。

左右に道路、上にも道路。
道路脇に歩道もあり、
歩いて渡れるようになっているのだが、
この暑さのせいか、歩いている人はいないようだ。

レインボーブリッジを出てすぐ、
ゆりかもめ名物のループ線。
360度の景色を堪能する。

周りに倉庫のある芝浦ふ頭駅。今度は海が右側となる。
日の出駅の前に桟橋あり。
お台場海浜公園行きの船や、シンフォニークルーズの船はここから出発する。
(シンフォニー東京湾クルーズのホームページはこちら)
日の出駅を出ると大きな建物が増える。12時54分、竹芝駅着。ここで降りた。
ゲーム路銀 ¥8,900-¥310=¥8,590


〜芝浦ふ頭〜日の出〜
竹芝

竹芝駅は、ゆりかもめでは珍しい
相対式ホームの駅。

ニューピア竹芝。伊豆諸島や小笠原への船が出る、
竹芝客船ターミナルを中心とした複合施設だ。
東京港客船ターミナルのホームページはこちら

ここで降りたのは、駅前にゲーセンがあるらしいと聞いたからだが、
探してもそれらしきものは見つからず。
結局そのまま駅へ戻り、午後1時16分の電車を待つ。

新橋行きの電車が来た。
反対側のホームに止まった。
私も電車には乗り慣れているはずなのに、ホームを間違えるという初歩的ミスを犯すとは。
1時16分は豊洲行きだったのだ。
相対式ホームだから、向かいに止まる電車にはもう間に合わない。
あらためて、1時18分の新橋行きに乗る。座れた。

駅を出て左に折れ、右に四季劇場を見る。汐留のビル群も見えてきた。
そして右に折れる。浜離宮の木々が眼下に広がる。左はJRの線路。
1時21分、汐留駅で降りた。ほんとはもうちょっと座っていたかったけど。


汐留(しおどめ)

汐留駅到着。
ゲーム路銀 ¥8,590-¥180=¥8,410
ここが汐留シオサイト。駅を降りた所にすぐ、

日本テレビのビルがある。
某人気番組のスタッフらしき方と
すれ違った。

日テレだけではない。共同通信、電通、松下電工、資生堂などの
巨大ビルが林立している。

先ほど車窓から見えた、
浜離宮恩賜庭園へ行ってみよう。

もとは将軍家の鷹狩場で、甲府の松平綱重の別邸となり、
その子である六代将軍徳川家宣が改修して浜御殿とした。
明治維新後は皇室の宴遊地となり、海外の要人を迎えた際の迎賓館ともなっている。
(入場料¥300)

1709年、家宣が大改修したときに植えられた「三百年の松」の前からスタート。
花畑にはキバナコスモスが満開。
顔が赤くなるくらい、ひどい暑さなので、水上バス乗り場前で休憩。その後も休み休み歩く。
日本庭園ならではの小山や、海の水を引き入れた池もある。

木々の向こうに、汐留シオサイトのビルを望む。
池の中島に、御茶屋が復元されていた。
ここで抹茶を飲んでくつろぐこともできるが、
さすがに混んでいたので入らず。

森に入ると、木々の枝が複雑に曲がり、全体でひとつのアートを構成している。
明治時代に建てられた、軍神・可美真手命(うましまでのみこと)像の前を通る。
表情が魅力的だが、何となく明治天皇に似ているような気もした。
延遼館(明治2年に建てられた迎賓館)跡には、きれいな花が咲いていた。

浜離宮恩賜庭園のホームページはこちら(東京都公園協会)

現在午後2時41分。海沿いなので時々そよ風も来てたけど、やっぱり暑い。
早いとこ、涼しい場所に避難しよう。

カレッタ汐留。
広場に、海亀の甲羅を模した噴水がある。
ライブが行なわれていて、ちょっと興味があったが、
とにかく早く暑さから逃れたかったので、建物に入る。

暑さからは逃れられたが、なぜか頭はさらに暑く感じられ、顔を流れる汗は増えた。
昼ごはんがまだだったので、ここで食べる。

今回は時間の都合で立ち寄らないが、カレッタ汐留にある「アド・ミュージアム東京」では、
昔の広告ポスターや、懐かしいテレビCMなどを見ることができる。
休みの日が「日曜・月曜」と変則的なので注意が必要。
(※2010年4月から、日曜は営業日となっている)
カレッタ汐留のホームページはこちら
アドミュージアム東京のホームページはこちら

さてこの汐留で、私がぜひとも行きたい場所がある。

旧新橋停車場だ。
日本初の鉄道は1872年(明治5年)、
新橋−横浜間で開業したが、
このときの新橋駅は今の新橋駅ではなく、
この場所に設けられた。
建物が復元されたのは2003年(平成15年)。

中は鉄道歴史展示室と、レストランになっている。
展示室では、地下の初代新橋駅の遺構および、
出土した改札鋏や犬釘、皿や瓶などを見ることができた。(入館無料)

らせん階段を上がって2階へ。鉄道の歴史を解説する映像が流れている。
小さな企画展も行なわれていた。「鉄道博物館プレ企画展 夜行列車」と題して、
各時代の寝台(3段、2段、個室)が再現されていた。(11月19日まで)

寝台列車特有の車内チャイムを何回も聞いたので、眠くなってきた。
展示室を出たところで、1階のレストランが、
ミクニじゃなくてライオンになっているのに気づく。
ここのミクニで1回だけ食べた料理が、すごくおいしかったので、ちょっと残念。

建物の裏手には、
プラットホームとレールが再現されている。
昔のバラストは枕木まで埋めていたらしい。
レールは双頭レールで、すり減ったら
ひっくり返して使えるようになっていた。
0哩(マイル)標識も当時と同じ位置にある。

旧新橋停車場のホームページはこちら(東日本鉄道文化財団)

雲が出てきたためか、だいぶ暑さはやわらいできた。
日本テレビ前に移動する。
『ラジかるッ』のゼロスタがあった。柱6本で宙に浮いている。
上の階の通路からスタジオ内をのぞきこむと、
番組で使われるテーブルを中心に、いろんな機材が置かれていたり、
金曜日にだけ使われる、「入浴中」と書かれた斎藤工さんのポップがあったりする。
テレビで見ているセットや小道具を、こうして実際に目にすることができるのは楽しい。

大屋根下広場では『バンキシャ』用に、
飲酒運転に関するアンケートが行なわれていた。

8月まで岡本太郎氏の壁画
『明日の神話』が展示されていた場所。

さらにエスカレーターを上って、マイスタ前へ。
マイスタではスタッフの方々が、G+のMotoGPの映像をチェックしていた。
寺島アナウンサーの姿もあった。

「日テレ屋」では、いろんな番組のグッズが販売されている。
番組名を見ていくと、自分が日テレの番組をよく見ていることに、あらためて気づかされる。
いつかはこの建物の中に入って、日本テレビの番組にも出てみたいものだ。
『24時間テレビ』のストラップと、『火曜サスペンス劇場』ミルククッキーを購入。

日本テレビ放送網のホームページはこちら
汐留シオサイトのホームページはこちら

マイスタ前に戻る。さっき来たとき気づいたのだが、
ゆりかもめの汐留駅は、マイスタのすぐ近くにあった。
午後4時48分、汐留駅着。49分の新橋行きがちょうど止まっていたので乗った。
実はここまで来ると、新橋駅には歩いて行ったほうが早いのだが。
日本テレビのビルを回り込むように左折して、
4時51分、ゆりかもめの終点、新橋駅に到着した。
ゲーム路銀 ¥8,410-¥180=¥8,230


新橋

ゆりかもめの新橋駅と向かい合うように、

JR新橋駅がある。

鉄道発祥の駅ということで、
鉄道唱歌の碑と、SLの動輪が飾られている。

汐留側から日比谷側に抜けると、
C11 292が展示されているSL広場。
最近改装され、展示場所がきれいになった。
腕木式信号機もある。

サラリーマンの街として知られる新橋。
私も編集プロダクションに勤めていた頃、
取り引き先へ行くときに、
よくこの駅を利用していたものだ。

新橋駅の近くにはいくつかゲーセンがあるが、
今回はニュー新橋ビルを見てみたい。
ビル内のゲーセンではときどき、
すごく古いゲームにお目にかかれるのだ。

まず2階の店舗から。プライズもあるが、基本はビデオゲーム。麻雀が多い。
テーブル筐体が並んでいるのが泣かせる。
お台場の「台場一丁目商店街」では、懐かしさを演出するアイテムだったが、
ここでは普通に置かれているのだ。
もっとも、古いゲームが脱衣麻雀ばかりでは、ゲーム路銀が稼ぎにくい。
で、結局プレーしたのは『ミスタードリラーG(グレート)』。
アメリカ面975mで終了。1プレー¥50だったので、(ゲーム路銀 ¥8,230+¥400=¥8,630

別の店舗へ。パチンコ、パチスロ、通信対戦が中心だが、ビデオゲームも多い。
『ロジックプロ』で6面クリアー。(ゲーム路銀 ¥8,630+¥500=¥9,130

現在6時10分。長いゲームばかりやりすぎた。急ごう。
さらに別の店舗で、『ストリートファイターII』3面クリアー。
ゲーム路銀 ¥9,130+¥200=¥9,330
隣の店には『ナムコクラシックコレクション』『1941』『コラムス』『ペンゴ』と、
レトロゲームがそろう。プライズや通信もある。
『ペンゴ』はプレー中の人がいたので、『ヴォルフィード』をプレー。
4面クリアー。(ゲーム路銀 ¥9,330+¥300=¥9,630

1階へ下りる。『ロジックプロアドベンチャー』が目についたのでプレー。
ある程度時間がかかるとは思っていたが、これが思っていた以上の長時間プレーとなる。
順調すぎるほど順調に面をクリアーし、しまいには疲れてくる始末。
11面はクリアーした。多分もっとクリアーしていると思うが、
正確な面数を覚えていないので、とりあえず11面クリアーで路銀を計算。
ゲーム路銀 ¥9,630+¥1,000=¥10,630
終わった頃には、7時10分になっていた。

地下1階にも行ってみた。居酒屋が並ぶ通りと、ゲーセンが並ぶ通りがあった。
通信対戦やプライズが多く、ビデオゲームもあるけど新しい。
『ZOOO』があったが、先客あり。疲れていたので結局地下1階ではプレーせず。

日は暮れたが、SL広場の温度計に表示された気温は28度。まだまだ暑い。
新橋駅着7時37分。さてここから先のルートだが、山手線をひと回りしようと思う。
東京に住んでる割に、東京の観光名所にあまり行ったことがないので、
そういう場所を巡りつつ、ゲーセンを探したい。

有楽町を目指す。7時43分発の山手線内回り。E231系500番台。
すっかり暗くなったビル街を走り、有楽町着7時44分。
ゲーム路銀 ¥10,630-¥130=¥10,500


有楽町

駅を出ると、雨が降っていた。
傘を持ってきていて良かった。

特に何をするわけでもないが、銀座をちょっとうろついてみた。
数寄屋橋交差点には、『トリビアの泉』に出てきた、頭に待ち針の刺さった交番があった。
ソニービルもある。近くで8時の鐘が鳴った。

銀座四丁目交差点。
三愛、和光、三越、鳩居堂など、
特徴あるビルが交差点を囲む。

銀座は多くの建物が密集しているが、どのビルも空に向かってすらりと伸びているためか、
ごちゃついた感じはなく、すっきりした印象を受ける。
もう雨がやんだ。これでは気温は下がらないか。
階段を下りて、地下鉄銀座駅に入る。よかった、冷房が効いている。


銀座

銀座駅は、銀座線の銀座駅と、丸の内線の西銀座駅が、
両駅を貫く日比谷線の開通によって統合されたもの。
だから今でも、各線の乗り場はちょっと離れていて、駅の地下空間はかなり大きい。
東京地下鉄道の創始者、早川徳次(のりつぐ)の像があった。

平山郁夫氏が原画を描いた『楽園』。
この絵の脇に、
「関東の駅百選認定駅」のプレートがある。

銀座コンシェルジュ

数寄屋橋交差点から地上に出て、有楽町駅着8時34分。

現在のゲーム路銀
¥10,500

今回のルート
1.日本橋 2.二重橋 3.東京国際フォーラム
4.日本テレビ 5.日比谷公園 6.国会議事堂
7.歌舞伎座 8.旧新橋停車場 9.浜離宮庭園
10.聖路加ガーデン 11.中央卸売市場
12.晴海トリトンスクエア 13.アークヒルズ
14.東京タワー 15.世界貿易センター
16.慶應義塾大学

MINATOあらかると(東京都港区)  千代田区観光協会  中央区観光協会
東京の観光 丸ごとガイド  ゆりかもめ  JR東日本  東京メトロ
東京都観光汽船(水上バス)  東京水辺ライン(水上バス)
次回、「日本縦断ゲーセン紀行 68.東京山手線編(2)」では、
東京駅周辺、そして、秋葉原へ!
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