ゲイムマンのダイスステーション 日本縦断ゲーセン紀行
69.パンダだけじゃない動物園
スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
このあたりは、さだまさしさんの『檸檬』(れもん)という歌に描かれた場所。 とはいえ、歌のとおりに食べかけの檸檬を川に放ってはいけない。
大成殿の内部は本来、土・日・祝日には公開されているそうだが、 今日はイベントの撤収作業のため、非公開となっていた。
湯島聖堂のホームページはこちら 湯島聖堂の裏手に出る。裏手といっても国道17号線・本郷通りで、道幅は広い。
聖武天皇の頃から、皇居大手門前にあった神社で、 平将門の乱で、討ち取られた将門の首が京から飛んできて、付近に落ちたとされる。 徳川秀忠の代に、現在地に遷座。 明治7年、大洗磯前神社(私はワンダースワンの旅で行ったことがある)から、 少彦名命を勧請している。
神田明神のホームページはこちら 近くには日本サッカーミュージアムもあるが、時間の都合で立ち寄らず。 日本サッカーミュージアムのホームページはこちら 駅へ戻る途中、ニコライ堂の鐘が聞こえてきた。もう正午はとっくに過ぎているが。 そういえば函館のハリストス正教会は、鐘の音から「ガンガン寺」と呼ばれていたような。 御茶ノ水駅着12時30分。12時35分発の総武線に乗った。 12時36分、秋葉原駅で降りる。ここで乗り換えて、山手線一周の旅に復帰しよう。 運良く、38分の電車に間に合った。 秋葉原を出ると、左手にクロスフィールドの真新しいビルを見ながら進む。 その後もビルが立ち並び、12時39分、御徒町駅着。ここで降りた。 (ゲーム路銀 ¥10,450-¥130=¥10,320)
いったん、アメ横前を横切る春日通りを西に進む。 アドアーズ上野にやってきた。 地下1階が「メダルゲーム」、1階が「アーケード&メダル」とある。 1階を見たが、プライズとプリクラ、あと『麻雀格闘倶楽部5』と音ゲー。 ゲーム路銀は稼げなさそうだ。 戻ってアメ横に入る。洋服や靴やアクセサリーや食品などの店が立ち並ぶ。 お菓子屋さんでチョコレートを購入。 昔、『XI[sai]』というゲームの記事を書いたとき、 ここで十数個のサイコロキャラメルを調達したことを思い出した。 アメヤ横丁(アメ横)のホームページはこちら 人込みをかき分けて駅まで戻り、午後1時11分の電車に乗る。山手線なのに座れた。 左にアメ横が見える。並行する京浜東北線の車窓からは、もっとよく見えるだろう。 途中にお寺らしき建物があった。「摩利支天」の文字が見える。徳大寺というらしい。 1時12分、上野駅着(ゲーム路銀 ¥10,320-¥130=¥10,190)。
上野公園に入り、西郷さんの銅像へ向かう途中、彰義隊の墓に出た。 彰義隊は1868年(慶応4年)、旧幕臣が中心となって結成。 新政府軍との戦いがここ上野で勃発した。 だが、装備に勝る新政府軍の前に、半日で壊滅させられてしまった。
さまざまな小鳥、さまざまな猿、バイソン、プレーリードッグを見たところで、 お腹がすいた。園内の食堂でカレーを食べる。 その後、象、カワウソ、フクロウ、ワシ、タカ。ライオンや虎、テナガザル、ゴリラ。
ミナミコアリクイや、ちょこちょこ歩くカグーという鳥が、 かわいらしくて、ちょっとした人気を集めていた。 その先、ペンギン、アシカ。さまざまな鶴がいる中に、白いカラスがいた。 クマ、ホッキョクグマ、タヌキ、ニホンザルのサル山。 上野動物園は、初めてサル山を造った動物園らしい。 さらにバク、ラマなどを見て、東園は終了。
西園を散策。ペンギンが集団で立ち並んでいる。 上野公園に入ったときからそうだったが、たびたびギンナンの匂いがきつい場所がある。 そこをこらえてビーバーやカンガルーを見る。 フラミンゴたちを、最近話題のハシビロコウがじっと見ていた。 小獣館にはネズミ、リス、コウモリ類がいる。 直立してかわいいミーアキャットに、キモかわいいハダカデバネズミ。 マングース、ヤマネコ、モルモット、アルマジロや、 夜行性のハリネズミ、モモンガ、フェネックなどもいた。 もう夕方だからか、アフリカの動物たちも屋内に移動していた。 体が光って銅像のようなコビトカバ、見た人がみんなその巨大さに驚いたカバ、 それと同じくらい大きなサイ、さらにダチョウ、キリン、オカピ。 屋内だとどの動物も、大きさが際立って見える。 両生は虫類館。カエル、カメレオン、ワニ、亀、オオトカゲ。 アロワナやハイギョといった熱帯の魚もいる。 そしてガラガラヘビにニシキヘビ。
最後にまたさまざまな鳥を見て、弁天門から外へ出た。閉園3分前の、午後4時57分。 恩賜上野動物園(TOKYO ZOO NET)
天海が寛永寺を建てる際、不忍池を琵琶湖になぞらえたため、 竹生島にならって中之島を造り、その中に弁天堂を建てた。 現在の弁天堂は、空襲の後、昭和33年(1958年)に再建されたもの。 弁天堂の周囲には、さまざまな碑が建っている。 不忍池碑、利行碑(放浪の画家・長谷川利行。日暮里・浅草に住んでいたことがあるらしい) の近くに並んでいたのは、
ほかにもいろんな碑があって、見て回るだけでもおもしろい。 フグを供養する「ふく供養碑」(揮毫は安倍首相の祖父、岸信介元首相)、 八橋検校顕彰碑(琴の演奏家・作曲家)、スッポン感謝之塔、鳥塚、包丁塚、暦塚、 上田碩三電通社長とマイルス・W・ボーンUPI副社長をたたえた「真友の碑」 (2人は1949年、東京湾で船の遭難により亡くなったそうだ)。 文字の読めない碑も多数。 日が暮れてきた。この近くにゲーセンが3軒ほどあるらしいので、探してみよう。
入るとまずプライズ。『たらこ・たらこ・たらこ』 (キユーピーマヨネーズ「あえるパスタソースたらこ」の歌)がエンドレスで流れている。 プリクラ、大型、ムシ&ベリー(←省略しすぎ)。 これで終わりかと思ったら、2階にビデオゲーム、3階にメダルゲーム等があった。 2階は対戦格闘、通信対戦が主だが、レトロゲームもある。 『スプラッターハウス』の台には、ゲーム紹介カードが掛けられている。 私はもう1台のレトロゲーム、『スプラッターハウス』よりさらに古い 『ドンキーコング』をプレーした。 先日の東京ゲームショウで、ファミコンミニ版をプレーして80000点まで行ったことで、 このゲームには自信があった。 しかし4面で炎に挟み撃ちを食らって大苦戦。 何とか4面はクリアーできたものの、5面でゲームオーバーに。 (ゲーム路銀 ¥10,190+¥300=¥10,490) パセラのすぐ近くにあるゲームファンタジアには、プライズ、通信、メダル。 特にメダルゲームが中心のようで、ゲーム路銀は稼げず。 広小路を渡って線路沿い、アメ横の北側へ移動。 「東北・上越新幹線上野駅誘致住民運動発祥の地」記念像の辺りに、 ローズマリーというゲーセンがあったが、 1階はオールプリクラ。2階は麻雀格闘倶楽部が中心みたいだったので、中には入らなかった。
2階は格闘メインだが、ほかにも大魔界村、ファイナルファイト、魂斗羅、究極タイガー、 極上パロディウス、大工の源さんと、懐かしいところが並んでいる。 ただし、懐かしいけど難しいものばかりで、どれをプレーしようか悩む。 『魂斗羅』に挑戦してみたが、開始20秒くらいでゲームオーバーになり、あ然とする。 (ゲーム路銀 ¥10,490-¥100=¥10,390) 今『バーチャファイター5』が空いているが、やったら途中で乱入されそうなので控える。 内外装に凝っていて、いい感じの店だが、これで立ち去って駅へと向かった。 アメ横を出て、京成上野駅や上野百貨店(レストラン聚楽)を左に見ながら歩き、 不忍口から駅に入る。午後6時37分。 駅のこのあたりは、すごくおしゃれなショッピングストリートになっていた。 中央コンコースに出ると、国立科学博物館の特別展 「大英博物館 ミイラと古代エジプト展」(2007年2月18日まで)の、 宣伝用ブースが設置されていた。
上野駅には、『あゝ上野駅』の歌碑があったはずだが、見つからない。 レトロ館の情報発信スペース「ブレイク」で地図を見たところ、 広小路口の外にあるらしいので、行ってみた。
7時8分、中央改札を通る。上野公園にはまだ行きたい場所がいっぱいあるので、 次回もここ上野から再開しよう。
ゲーセン紀行では、北海道や青森に行くとき、このホームにお世話になった。 この日は強風のため、北斗星・カシオペア・あけぼのが、 そろって運休になっていたようで、寝台列車の姿は見られなかった。 ¥10,390 今回のルート
千代田区観光協会 文京区観光案内 台東区観光課 東京の観光 丸ごとガイド JR東日本 東京メトロ 次回、「日本縦断ゲーセン紀行 70.東京山手線編(4)」からは、 上野の博物館巡りがスタート。 「日本縦断ゲーセン紀行 68.東京山手線編(2)」に戻る 「ゲイムマンのダイスステーション」タイトルページに戻る |
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