ゲイムマンのダイスステーション

日本縦断ゲーセン紀行

74.浅草ゆるゆる散歩
〜東京山手線編(8)〜


スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
ゲーセンでゲームをプレーして、1面クリアーするごとに、
「ゲーム路銀」は¥100ずつ増える。
(ただし、1プレー¥50円のゲームなら¥50ずつ、1プレー¥200なら¥200ずつ。
 ゲームをプレーするためのお金も、「ゲーム路銀」からねん出する)
この「ゲーム路銀」だけを交通費にして、日本縦断を目指すのだ!
(前回までのゲーム路銀 ¥10,230




浅草

2006年12月17日。前夜寝つけず、睡眠時間は4時間程度。
そのためか朝の支度が遅れ、浅草に着いたのは11時55分。
もっとも、寝つけなかったときに、ボードゲームのいいアイデアを思いついた。
これは是非タカラトミーに持っていこうと思っていたが、
朝あらためて見直すと、そんな大したアイデアでもないような。

ともあれゲーセン紀行スタート。
今回は東武浅草駅から。

はす向かいの東京メトロ出入口には、
神社仏閣のような屋根がある。

格子に「地下鉄出入口」という文字が、
図案化されて書かれている。

吾妻橋の向こうにある、
ビールのような形と色のビルは、
アサヒビールの本社。

橋の上から隅田川を撮影。
この後、駅の方へ戻って、雷門へと向かった。
前回訪れた神谷バーの前を通る。

雷門。とにかく人の数がすごい。
人力車も大忙しだ。

雷門は、正しくは「風雷神門」という。両側に風神と雷神の像がある。
提灯の裏には「風雷神門」とフルネームで文字が入っている。
現在の門は、1960年(昭和35年)、松下幸之助の寄進により再建されたもの。

師走の仲見世はこのとおりの混雑。
人の流れを妨げないように歩く。
雷おこしや人形焼、だんご、
着物に扇子、帯、草履、おもちゃと、
浅草らしい物を売るお店が並んでいる。
洋品店も意外と多い。
浅草仲見世商店街のホームページはこちら

宝蔵門は改修工事中だった。
その手前には屋台がいくつも設置され、
きらびやかな羽子板が、
壁一面に飾られていた。
門の下をくぐって、
いよいよ浅草寺(せんそうじ)の本堂へ。

左手に五重塔。
江戸時代からの塔は空襲で焼失し、
現在の塔は、1973年(昭和48年)に再建された。

そして正面に浅草寺の本堂。
1958年(昭和33年)の再建。
お線香の煙がたなびいている。
少しはバカが治るようにと、
煙を頭に浴びてから、本堂に入って参拝。

天井に大きな龍と天女が描かれている。
お参りしている間、後ろからお賽銭がポンポン飛んでくる。
参拝を終えて立ち去ろうとしたとき、お賽銭が顔面に一発クリーンヒット!
うずくまる。
お寺の中で運に見放されるという、救いようのない事態。
肉体的ダメージより精神的な方が大きい。

隣の浅草神社へ。三社祭はこの神社のおまつり。
境内にいくつか碑が建っているが、その中に、
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の碑があった。
両さんこと両津勘吉は、浅草生まれという設定。

境内に、あの反省猿・次郎くん(三代目)がいた。ちょうど芸が始まったところ。
すばらしい芸と、すかしのタイミングと、村崎太郎さんの話術が見事で、
ついつい最後まで見てしまった。

その間に日が差してきた。
浅草神社に参拝する。

浅草神社は、浅草寺本尊の観音像を隅田川で拾った、
檜前(ひのくまの)浜成・竹成兄弟と、
その像を奉安した、
土師真中知(はじのまつち)(土師中知=「はじのなかとも」という説も)をまつる。
後に東照宮も合祀された。
社殿は1649年(慶安2年)、徳川家光の再建で、国の重要文化財。
震災でも空襲でも、奇跡的に被害を免れた。

浅草寺のホームページはこちら
浅草神社のホームページはこちら

イチョウがきれいに黄葉している
浅草寺の裏手を抜けて、
次に向かったのは、

浅草花やしき。Beeタワーが目立つ。

入園料¥900。
現在はバンプレスト系列になっている花やしきは、
1853年(嘉永6年)に造られた花園に
端を発する、日本最古の遊園地。

中に入ってみると、
狭い敷地に、メリーゴーランドや
スカイシップなどの遊具が
これでもかと詰め込まれていて、
巨大なおもちゃ箱のような空間になっている。
頭の上を、現存する日本最古の
ジェットコースター
が通過していった。

その一方、園内の中央には、
花やしきの起源を示すかのように、
池や滝を配した庭園が設けられている。
池には鯉も泳いでいた。

ゲームコーナーに行ってみたが、プライズやレースゲーム中心で、
ゲーム路銀を稼げるものがなかったので、プレーせず。
2階の「見世物小屋」を見る(のりもの券3枚=¥300)。
人形の芸に一つ一つオチがついた、ゆるい感じのアトラクション。
入口前に、コインを弾いてゴールへ運ぶ、昔のゲームが置かれていた。

さらにもっとゆるい感じの「おとぎ話博物館? バカ物館」へ(のりもの券2枚=¥200)。
「かぐや姫の入っていた竹の節」「ジャックと豆の木の豆」
「一寸法師のお椀と箸」(なぜかお椀にリアウイングがついている)
「桃太郎のお婆さんの洗濯板と洗剤」(なぜか洗剤が酵素配合の粉石けん)
「うさぎと亀のレースのゴールテープ」などなど、貴重な品々(笑)を展示。
個人的には、こういうゆるいノリは大好き。

「幸福の神様 ブラ坊」が
まつられている屋上から、
園内が一望できる。

五重塔とビールビルが
同一方向に見える。

最後におみやげ屋「笑運閣」で、ブラ坊根付を買って、花やしきを後にした。
花やしきのホームページはこちら

午後2時40分、六区ブロードウェイに入る。
競馬新聞を手にした人々が、モニターを見つめている。ここはウィンズ浅草。
中山10レース・アクアマリンステークスの返し馬の最中だった。

さらにブロードウェイを歩くと、
楽天地 浅草ボウルという
ボーリング場の1階に、
ゲームスポットR(ゲームRスポットかも?)
というゲーセンがあった。
ゲーセン紀行で久々のゲーセン、
入ってみよう。

通信対戦とメダルゲームがメインで、プリクラ、プライズもある。
でも通常のビデオゲームもちゃんとあった。
『テトリス』『コラムス』など、やや懐かしめのパズルゲームがあってうれしい。
新しいところでは『バーチャファイター5』や、
このサイトの右側にあるGoogleさんの広告で、たびたび名前を見かける
『脳開発研究所クルクルラボ』などもあった。

クルクルラボにも興味はあったが、
面クリアータイプのゲームかどうかもわからなかったので、
脳ブームが来る前からあった頭脳系ゲーム『もじぴったん』をプレーした。
(そういや、テクモの昔のアーケードゲームで『脳力向上委員会』というのがあったが、
今あれを再販したら、売れるんじゃないかなあと思った)

『もじぴったん』は、かんたんモードでプレーしたが、4面でクリアー失敗。
クリアーしたのが3面で、ゲーム代¥100を引いて、プラス¥200。
ゲーム路銀 ¥10,230+¥200=¥10,430
この後『スペースインベーダー アニバーサリー』もやりたかったが、
ちょうどプレー中のお客さんがいたので、あきらめて先へ進んだ。

大衆演劇の大勝館、落語の浅草演芸ホールの前を通る。
演芸ホールに併設された東洋館は、
かつて多くの芸人を輩出した、フランス座の流れをくんでいるらしい。
現在ストリップはなく、もっぱらお笑い専門の舞台となっているらしい。
浅草演芸ホールのホームページはこちら
浅草 東洋館のホームページはこちら
(※大勝館は改築のため2007年から休館中(2011年現在))

ここから東に、六区通りが伸びている。
街灯には、浅草にゆかりのある
芸人・芸能人の写真が掲げられている。

某大物芸人さんのために
空けられたスペースが1ヶ所ある。

電気館内のアドアーズ浅草に入った。プライズ、プリクラ、通信対戦、地下1階にメダル。
ビデオゲームもあるが、『ガンダムSEED』ばかりだった。

ブロードウェイをさらに南下。フットサルコートで試合が行なわれている。
お腹がすいてきたので、ハンバーガー屋で昼ごはん。
時計を見たら午後3時40分。そりゃ腹も減るはずだ。

浅草ROXの5階に、「GAMEWING」というアミューズメントスペースがあるみたいなので、
行ってみた。
プライズ、メダル中心だが、1プレー¥50のビデオゲームコーナーもあり。
こないだ『ゲームセンターCX』で見たばかりの、
『ウルトラマン倶楽部 戦え!ウルトラマン兄弟』をやってみた。
ボンバーマン風のフィールドで、SD怪獣をビームで攻撃するゲーム。
12面めの「2-6」まで進んだが、そこでボスのキングジョーにやられた。
ゲーム路銀 ¥10,430+¥500=¥10,930

外へ出ると、薄暗くなってきていた。
ただいま午後4時22分。

ROX前のクリスマスツリーが、
輝きを増す。
浅草ROXのホームページはこちら

続いて、フットサルコート越しに見えた
タイトーステーション浅草へ。

ここもプライズ、プリクラ、メダル、通信、そしてビデオゲームあり。
しかしビデオゲームは、SEED、鉄拳5、バーチャファイター5と対戦格闘が多く、
私がプレーできるのは、『中國龍』というパズルゲームだけ。
『中國龍』にも何バージョンかあるが、ここにあるのは1995年のIGS製らしい。
麻雀牌の山の中から、同じ牌を3枚集めて消すゲーム。
手元に7枚ストックできるが、7枚中3枚同じ牌がないとゲームオーバーとなる。
ビギナーモードで3面クリアーするが、1-4で終了。
ゲーム路銀 ¥10,930+¥200=¥11,130

この後、新仲見世のタイトーインにも行ったが、1階はプライズ中心。
2階はすべてプリクラコーナーで、男性のみでの入場はできなかった。

六区通りへ戻って、そこから
伝法院通りへ移動。
最近リニューアルされたらしく、
店の外観が、木造風の落ち着いた色合いに
統一されている。
ステージ衣装のお店が多い。

浅草公会堂の前に、
芸能人の手形がずらりと並ぶ。
様々な世代のスターの名前があり、
中には、かなり昔に亡くなった、
懐かしい人も。

公会堂前の、オレンジ通りのイルミネーションがきれいだった。
浅草公会堂のホームページはこちら
浅草伝法院通りのホームページはこちら

仲見世に突き当たったので、おみやげを買いつつ駅まで戻ろう。

雷門を出ると、その先の並木通りが、
光の五重塔などで彩られていた。
去年も鬼怒川からの帰りに見たが、
浅草が華やかなのは、やっぱりいい。

関東大震災で崩れてしまった、
凌雲閣の12階も復活。

午後5時59分、東京メトロ浅草駅に到着。いったん上野に戻って、次の目的地を目指す。
6時2分発の渋谷行きに乗った。地下は相変わらず暖かい。

午後6時7分、上野着。エスカレーターを上ったら、
3連アーチのガレリアに出た。
目の前に大きなクリスマスツリー。
中央改札から山手線ホームに向かい、
ちょうどやってきた6時17分の電車に乗った。

左は掘割の壁で、景色はよく見えない。右は線路が何本も並行している。
山手線・京浜東北線・宇都宮線・常磐線の、5複線区間に入ったのだ。
6時19分、次の鶯谷で降りた。(ゲーム路銀 ¥11,130-¥290=¥10,840



〜田原町〜稲荷町〜上野〜
鶯谷(うぐいすだに)

鶯谷駅北口。
のどが渇いたので、駅前の自動販売機で、
りんごジュースを買って飲む。

言問(こととい)通りを右へ。
ゲームメイト鶯谷という店にやってきた。
小さな店舗だが、ビデオゲームがよりどりみどり。

久しぶりに『ミスタードリラーG(グレート)』をやってみよう。
久しぶりなので、宇宙面やエジプト面ではなく、アメリカ面をやってみたが、
久しぶりなので1000mには到達せず、865mでゲームオーバー。
1プレー¥50なので、(ゲーム路銀 ¥10,840+¥350=¥11,190
また、隣のゲームUFOという店にも入ったが、メダルゲーム中心だったのでプレーせず。

7時2分、駅北口に戻ってきた。
地図を見たら、さっきのゲーセンのすぐ近くに、駅南口があったようだ。
今日はここまでにして、次回は鶯谷駅近辺の名所をいくつか回ることにしよう。

現在のゲーム路銀
¥11,190

今回のルート
1.旧古河庭園 2.六義園 3.小石川植物園
4.谷中霊園 5.入谷鬼子母神
6.旧吉田屋酒店 7.東京国立博物館
8.上野動物園 9.浅草寺
10.小石川後楽園 11.東京ドームシティ
12.湯島聖堂・神田明神 13.ニコライ堂
14.両国国技館・江戸東京博物館

A.待乳山聖天 B.浅草ビューホテル
C.花やしき D.浅草寺 E.浅草神社
F.宝蔵門 G.伝法院 H.浅草演芸ホール
I.浅草ROX J.浅草公会堂 K.雷門
L.神谷バー M.アサヒビール
N.バンダイ

台東区観光課  東京の観光 丸ごとガイド  JR東日本  東京メトロ
次回、「日本縦断ゲーセン紀行 75.東京山手線編(9)」は、
クリスマスとは縁遠い行程。
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