ゲイムマンのダイスステーション 日本縦断ゲーセン紀行
76.初詣はとげぬき地蔵
スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
小ぢんまりとしていて、一見閉まってるようにも見えるが、ちゃんと営業していた。 お客さんも入っている。 新年1発めのゲームは『ぷよぷよ通』。3面クリアーした後、 4人めのふたごのケットシーに、長い戦いの末、敗れる。 (ゲーム路銀 ¥10,930+¥200=¥11,130)
発車してすぐ道灌山通りを渡る。左は掘割、右は高架。
明治から大正にかけて、ここ田端には多くの芸術家や作家が住んでいたそうだ。 小杉放庵、板谷波山、芥川龍之介、室生犀星、菊池寛、萩原朔太郎、 平塚らいてう、サトウハチロー、田河水泡、……。 まだまだ数多くの芸術家が、田端に住んでいた経験を持つ。 この記念館には、彼らゆかりの品々が展示されていた。 北区文化振興財団のホームページはこちら 風が一段と強くなる中、駅へと戻る。ホームの向こうに電気機関車が見える。 12時36分の電車に乗った。 高架となって京浜東北線をオーバークロス。 線路の両側とも切通しとなった後、左手の眼下に湘南新宿ラインの線路。 そして、山手線唯一の踏切を通った。 12時39分、駒込駅着(ゲーム路銀 ¥11,000-¥130=¥10,870)。
六義園は1702年(元禄15年)、柳沢吉保が造った庭園。 吉保の没後は荒れていたらしいが、 明治に入って岩崎彌太郎の別邸の一部となったことで整備された。 大きなしだれ桜(もちろん今の季節は、まだ枝だけの姿)の前を通ると、
六義園のホームページ(東京都公園協会) のんびりしすぎてお腹がすいたので、駅前で豚丼を食べた。 駒込駅に戻る。ここからさらに北へ進むと、旧古河庭園があるのだが、 時間がかかりそうなので行かなかった。 旧古河庭園のホームページ(東京都公園協会) 午後2時22分の電車に乗る。掘割の中を通って、巣鴨駅着2時24分。 (ゲーム路銀 ¥10,870-¥130=¥10,740)。
かつてここで、60歳以上限定の、『ぷよぷよ』シルバー大会が行なわれたことがある。 お年寄りの皆さんにゲームの楽しさを知ってもらおうという試みは、 残念ながらコンパイルの倒産によって、志半ばで終わってしまった。 でも今では任天堂が、DSやWiiでその志を受け継いでいるといえよう。 1713年(正徳3年)、田付氏という人の妻が病に苦しんでいたところ、 田付氏の夢枕に僧が立ち、「印像を与えよう」と言った。 目が覚めると、木の節のようなものに、地蔵菩薩のお姿があったので、 それを印鑑にして1万体の御影を作り、隅田川に浮かべると、妻の病気は治ったという。 「とげぬき地蔵」とよばれるようになったのは、 誤って針を飲み込んでしまった毛利家の女中が、その御影を飲んだところ、 針が御影に刺さって口から出てきたからということだ。
しかしながら、お寺を出た辺りでふと気がつくと、不思議と痛みが引いていた。
巣鴨地蔵通り商店街のホームページはこちら 風はさらに強くなり、店ののぼりが倒れたり、段ボールが飛んできたりしているが、 巣鴨といえばもう1ヶ所、寄らずにいられない場所がある。
今でも聖地は健在。WCCF、ガンダムカードビルダー0079といった、 ヘビーゲーマーが好むようなゲームに人気が集まっている。 もちろん、プリクラやレースゲームもあるが。 地下2階はさらに濃かった。『鉄拳5』の筐体が並ぶスペースに、 「拳道場 巣鴨支部」と書かれた横断幕が掲げられていた。 通信対戦の麻雀ゲームも人気。 もちろん私は、慣れてない『鉄拳』に挑む気など毛頭なく、 『ミスタードリラーG(グレート)』へ。 アメリカ面1000mクリアー!(ゲーム路銀 ¥10,740+¥900=¥11,640) マックスコーヒーを飲んでひと休みした後、キャロットを出て、駅へ戻ろう。 4時19分の電車に乗った。引き続き掘割の中を通るが、一転して高架に。 家々の屋根が見える。4時21分、次の大塚で降りた。 (ゲーム路銀 ¥11,640-¥130=¥11,510)
以前私は短期間だけ、当地にある出版社でお仕事をいただいていたことがあり、 打ち合わせで何度か来たことがある。 ただ、ここにゲーセンがあったかどうかまでは、覚えていなかったのだが、
プライズと大型機が多いが、ビデオゲームも有。 タイトーの『上海〜昇龍再臨〜』をやってみた。 対戦スピード上海「パンデモニアム 陰と陽」モードで、CPU相手に4勝した。 (ゲーム路銀 ¥11,510+¥300=¥11,810) 午後5時を回って、日が暮れてきた。今日はもうひと駅進みたい。 5時10分の山手線内回り電車に乗る。 車窓左側、住宅地の間から、サンシャイン60が見え隠れする。 5時12分、池袋駅着(ゲーム路銀 ¥11,810-¥130=¥11,680)。 右に東武東上線の白い車両が見えた。 左には埼京線205系が停車中だが、強風のため、現在運転を見合わせているらしい。 今日は西武のある東口に出ようと思ったが、出口がわからずうろうろする。 ここに来ると、いつもこんな感じで迷う。 ようやく、待ち合わせ場所の定番「いけふくろう」を見つけ、 その先の階段を上がって地上に出た。相変わらず風が強い。
サンシャイン通りを歩く。びっくりするほど人が多い。 アドアーズサンシャイン店があったので入ってみたが、 ここはプライズ、プリクラ、メダル、通信対戦が主体。 店内のポスターを見ると、その他のゲームは、 東口・西口それぞれの駅北側にある、ゲームファンタジアにあるらしい。
ビデオゲームは地下1階。エスカレーターで下りてみた。 さすがに『バーチャファイター5』が多い。 さらに、ほかの対戦格闘も台数がそろっていて、多くのプレイヤーでごった返している。 シューティングゲームもある。 エスカレーターの降り口近くに、レトロゲームの並ぶ一角がある。 テトリスはともかく、最後の忍道、ストリートファイター(I)、 大工の源さん、新入社員とおるくんと、ラインナップがマニアックだ。 名前だけは聞いたことがある、『新入社員とおるくん』をプレーしてみた。 オフィスで同僚にヒップアタックをかまして、その席に座っていくゲーム。 上司はヘッドバットで倒せるらしいし、 面が進むと更衣室や廊下、社食などが出て、違うゲームになるらしい。 「らしい」がつくのは、最初の1面を全然クリアーできなかったから。 (ゲーム路銀 ¥11,680-¥100=¥11,580) もし『新入社員とおるくん』と『熱血硬派くにおくん』が組んだら、 「くにお・とおる」になるなあと思いながら、『ストリートファイター』の台に移動。 このゲームの6つボタン筐体は初めて見た。 大型ボタンのほうは、以前渋谷で見たことがあるが。 しかし先客がいたので、プレーするのはあきらめて、別の店へ進んだ。 すぐ向かいに、「Ding Dong」というゲーセンがあった。 1階と地下1階がプライズ、2階が通信対戦、3階にバーチャファイター5、通信、大型筐体など。 4階にビデオゲーム。対戦格闘を中心に、混雑している。 私のできるゲームがなかったので、結局ここではプレーせず。 ゲームサントロペに移動。2階にプリクラ、プライズ、通信、3階にはメダル。 店内は広くてきれいだが、ゲーム路銀は稼げない。 サンシャインシティに入った。専門店街アルパの中を歩き回る。 実はフィルムを使い切っていて、売ってる所を探しているのだが、見つからない。
妙な所に迷い込んでしまったが、幸いコンビニがあったので、フィルムは手に入った。
で、せっかくフィルムを買ったはいいのだが、時刻は既に午後7時を回った。 今からナンジャタウンに入ると、帰りが遅くなってしまう。今日はこれで終わりにしよう。 3階のレストラン街で、とんかつを食べた。 サンシャインシティのホームページはこちら
¥11,580 今回のルート
荒川区 荒川ゆうネット 北区観光ホームページ 文京区観光案内 豊島区観光協会 東京の観光 丸ごとガイド JR東日本 東京都交通局(日暮里・舎人ライナー) 次回、「日本縦断ゲーセン紀行 77.東京山手線編(11)」では、 サンシャインシティを探訪する。 「日本縦断ゲーセン紀行 75.東京山手線編(9)」に戻る 「ゲイムマンのダイスステーション」タイトルページに戻る |
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