ゲイムマンのダイスステーション

日本縦断ゲーセン紀行

77.満腹サンシャインシティ
〜東京山手線編(11)〜


スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
ゲーセンでゲームをプレーして、1面クリアーするごとに、
「ゲーム路銀」は¥100ずつ増える。
(ただし、1プレー¥50円のゲームなら¥50ずつ、1プレー¥200なら¥200ずつ。
 ゲームをプレーするためのお金も、「ゲーム路銀」からねん出する)
この「ゲーム路銀」だけを交通費にして、日本縦断を目指すのだ!
(前回までのゲーム路銀 ¥11,580




池袋

2007年1月14日。11時19分、池袋駅着。
今日も東口からサンシャインへ向かう。

駅前の交番が、
ふくろうのような姿をしている。

今回はいきなり、
サンシャイン60の展望台に上ってみよう。

片岡球子さんの壁画『江戸の四季』があるエントランスから、サンシャインシティへ。
エレベーターは分速600メートルで上昇。
ブラックライトで浮かぶ星座に包まれながら、
1分と経たずに60階、地上240メートルに到達した。
入場料¥620だが、水族館との共通入場券があったので、そちらを購入(¥2,100)。

東に臨海副都心。
フジテレビや東京タワーが見える。
遠くの湾岸にビル群があると思ったら、
何と幕張だった。

六本木ヒルズ森タワーもあるが、周りもビルばかりで、ちょっと目立たない。
すぐ隣に同じくらいの高さのビルがあるが、あの辺が東京ミッドタウンか?

南は新宿。
超高層ビルが密集していて、わかりやすい。
NTTドコモ代々木ビルもあった。
この写真には写っていないが、
ドコモビルの向こうに、
横浜ランドマークタワーのシルエットがあった。

1月は富士山が見えやすいらしいが、
ちょうどそっちの方向だけ雲がかかっていて、見えなかった。

展望台からさらに、階段を上って、
屋上のスカイデッキに出られる。
風を感じながら眺める景色は格別。
冬だからか、ここに上がってくる人は少なく、
けっこう穴場だった。
日が当たっているので、さほど寒くない。

60階に戻る。
西側、ほぼ真下に池袋駅がある。
線路を挟んで、
手前の西武と向こうの東武が、
並んでいるのがよくわかる。

ゲームコーナーがあったが、プライズ、プリクラと『ダイノキング』だったのでプレーせず。
売店でストラップを買う。
『僕の見た秩序。』でおなじみの「おっぱいボール」も売られていた。
もう1周回って、六義園から新宿方面まで、まさに来し方行く末を眺めて、下へ戻った。
サンシャインシティのホームページはこちら

時刻は12時半を回った。次は文化会館へ向かおう。

噴水広場の噴水が、勢い良く噴き出していた。
噴水は次々といろんなパターンに変わり、
しばらく見てても飽きない。
4階分の高さまで吹き上がったりもする。
ここは昔から、アイドルイベントの定番スポット。

さて、文化会館である。
にぎやかな地下1階から、一転して静かな7階へ。
古代オリエント博物館に入った(¥500)。

シリアの調査で発掘された出土品の展示にはじまる。
旧石器時代の石器、紀元前5000年頃の土偶。
メソポタミア文明のレンガに、くさび形文字の文書。
神像や護符、円筒印章の造形が素晴らしく、四、五千年前のものとはとても思えない。

続いて古代エジプト。ミイラの棺の一部や、内臓を納める箱の板、
そしてこちらも造形が細かい護符など。

古代イラン。四、五千年前のかめや壺、
紀元前1000年くらいの青銅製の剣など、数々の青銅器、土器、金の装飾品。

紀元前からのガラス細工の変遷。
ヘレニズム文化の影響が見られる、1世紀以降シリア等で作られたギリシャ神話の神像。
ササン朝ペルシャ(3〜7世紀)の銀器、各時代の金貨・銀貨、ガンダーラの仏像、浮彫。

小企画展「ガンダーラの化粧皿」。
小さな化粧皿に、神々や人物、動物などの絵柄が彫り込まれ、
いくつも見ていると、何となく楽しくなる。

古代オリエント博物館のホームページはこちら

歩きづめで足が疲れたので、通りかかったマクドナルドで昼食。
次は、サンシャイン国際水族館だ。エレベーター前にはお客さんが大勢いたが、
たまたま3台同時に来たので、楽々乗ることができた。

さっき展望台で買った共通入場券で入る。
ちょうど、アシカショーが
行なわれているところだった。

足し算の答えを持ってきたり、すべり台を下りたり、片手で体を持ち上げたり。
定番ながら、アシカとトレーナーさんとの細かいやりとりがおもしろい。

ショーが終わって、ふと見上げると、
ステージの後ろに、
サンシャイン60がそびえ立っていた。

水族館の館内へ。イワシの大群、サンゴ礁を再現した大水槽、
エイが飛ぶように泳ぐ、亜熱帯の海の回遊水槽。バイカルアザラシ。
大勢の家族連れでにぎわっている。

東京湾と三宅島、小笠原の海を再現した水槽。
さかなクンによる解説とイラストがついている。
TVチャンピオンで何度も優勝している人は、やっぱり違う。
私も1度出たことがあるが、1回戦負けだったからなあ……。

タカアシガニがいる「深海の生きものたち」、ピラルクやアロワナ等「世界の大型淡水魚」、
水面に仰向けで浮かんでいるラッコ。大きな水槽が続く。
海藻に擬態したウィーディーシードラゴン。そしてクリオネ、クラゲ。

階段を上がる。壁に、「きのうきょうアシカ」「なんにもシーラカンス」「アンコーる」
などといったダジャレが、イラストつきで掲げられていた。

アマゾン、コンゴ、メコンといった、熱帯の大河の魚や動物。
世界最大のカエル「ゴライアスガエル」は、大きすぎて作り物みたいだ。
ホシガメからアルダブラゾウガメまで、さまざまな亀もいる。
マングローブの海。沖縄、カリブ、グレートバリアリーフなどの、色鮮やかな魚たち。
タコ、ヤドクガエルと見て、館内は終了。

さっきアシカショーが行なわれていた広場には、いくつか独立した水槽や、
陸上動物のいる「Zoo-Zooハウス」がある。
カワウソとリスザル、ペンギン、ペリカン、フェネックやアルマジロ、そしてマンボウ。
ゆらゆらと上下のひれを動かして泳ぐマンボウを見ると、心が落ち着く。

サンシャインシティのホームページはこちら

ちょうど次の回のアシカショーが始まった頃、水族館を後にした。
この階にはほかに、プラネタリウムの「スターライトドーム満天」があり、
「鏡リュウジ ホロスコープ物語」が上映されていたらしいが、
立ち寄らずに次へ進む。

エレベーターで2階に下りて、
やってきたのはナムコ・ナンジャタウン。
2006年でオープンから10周年。
現在ではフードテーマパークとしての
色彩が濃くなっている。

ナンジャタウンに入ろうとしたところで、
またカメラのフィルムがなくなりそうなことに気がつき、売ってる場所を探す。
運良く、近くにコンビニがあって事なきを得たが、
そろそろ一眼レフデジカメを買おうかなと思った。
コンパクトデジカメなら持っていて、ITmediaさんの記事ではそっちを使っているのだが。

あらためてナンジャタウンへ(入館料¥300)。
まず、福袋餃子自慢商店街(池袋餃子スタジアムがある)に向かう。

入口近くの、屋台が並ぶ「福袋縁日広場」は、
この日限りで閉鎖になるという。

昭和30年代の町並みに、日本各地から来た餃子の店が立ち並ぶ。
裏通りの、バーや居酒屋の扉が続く風景がやけにリアル。

宇都宮「来らっせ」で、餃子を1皿食べる。宇都宮にある3つの店の餃子が2個ずつ。
それぞれまったく個性が違っていて、おもしろい。
既に昼ごはんを食べた後に、餃子6個は多いかなと思っていたが、
あっという間に平らげた。おやつ感覚で食べられる。

もののけ番外地、りらくの森をざっと歩く。階段を上がって、上の階へ。
マカロニ広場から、「東京デザート共和国」へ。
スイーツの店が並び、道を歩くだけでも甘い匂いが漂ってくる。
折詰や、たこ焼き、カツ丼に似せて作られた、“そっくりスイーツ”も販売されていた。

ナンダーバードは、スペースの大部分が「アイスクリームシティ」になったが、
奥に2ヶ所のゲームコーナーがあった。
「イーグルズクラブ」には、プライズ、プリクラ、大型機。
「ナンダーセントラルステーション」の方は、やはりプライズ主体で、
あとムシキングなどのキッズもの。

アイスクリームシティへ。全国のご当地カップアイスが、陳列されているのがおもしろい。
カニ、とんぶり、アワビ、ウナギ、納豆、牛タン、ふかひれ、まむし……。
いろんな物が入ったアイスがあるもんだ。
隣の売店で、それらご当地アイスが販売されていた。さすがに買わなかったけど。
もちろん、おいしそうな物が入ったアイスもちゃんとある。

午後5時。中央のステージでイベントが始まった。
ナンジャタウンのマスコットキャラクター、ナジャヴが歌うアニメソングメドレー。
アニメ声で歌われる『愛をとりもどせ』(北斗の拳)って、
おもしろいけど何か不思議。

のどが渇いたので、アイスクリームシティに戻り、夕張メロンソフトクリームを食べた。

ナムコ・ナンジャタウンのホームページはこちら

時刻は5時30分。サンシャインシティを後にして、いよいよ池袋のゲーセン巡りに行こう。
まず、前回行ったサントロペの横を通って、奥のビルへ。

ブランズウィックスポーツガーデン内にある、
「B-ZONE」。
ここは思いのほか広かった。
プライズ、プリクラ、通信、音ゲーなどの
大型機が、余裕を持った配置で並ぶ。

ビデオゲームは格闘ものが多いけど、それ以外もそろっている。
1プレー¥50の『ボンバーマン』をやってみた。
しかしCPUとの4人対戦で1勝3敗。
1面クリアーと同じ扱いで、ゲーム路銀はプラスマイナスゼロ。

駅前に戻り、ビックカメラの隣の
ゲームファンタジア池袋東へ。
1階はプライズ、大型、通信、
通常のビデオゲームもあった。
2階はメダルと、通信対戦。

1階のビデオゲームは、ほとんどが対戦格闘だが、
『おてなみ拝見FINAL』があったので、収録されていた『ZOO KEEPER』をプレー。
5面クリアー(ゲーム路銀 ¥11,580+¥400=¥11,980)。

続いて西口へ行こうと思うが、その前に、
アルバムが欲しかったのでビックカメラに立ち寄る。
店頭にPS3が積まれていた。任天堂の12年、ソニーの12年が過ぎて、
これからまた任天堂の12年が始まるのだろうか?

駅の中を通って、
西口、東武側へ移動する。

プレイランドラスベガス。麻雀格闘倶楽部5、MJ3と、あと対戦格闘中心。
上海などもあったが、盛況で、プレー中の人がいたので、結局何もプレーせず。

アドアーズDENはメダル専門店という位置づけ。ほかに麻雀格闘倶楽部5もあり。

すぐそばに、ゲームファンタジア シグマ1があった。
2〜4階はメダルということで、
1〜地下2階までを見てみよう。

1階はプライズ、プリクラ、音ゲー、地下1階は三国志対戦やガンダム0079など通信もの、
地下2階に通信のほか、ビデオゲームもあった。
やはり対戦格闘中心だが、『ZOOO』があったのでプレー。
さっきのZOO KEEPERと同じゲーム。1回やって慣れたのか、何とか7面クリアー。
ゲーム路銀 ¥11,980+¥600=¥12,580

最後は、ロサ会館という建物にある、
タイトーインバフォメットへ。
三国志、麻雀格闘倶楽部、WCCF等通信ものや、
メダル、プライズ、大型機等。

ビデオゲームは対戦格闘、シューティングのほか、テトリス、コラムス、上海も。
で結局また、『おてなみ拝見FINAL』のZOO KEEPERをプレーする。
6面クリアー(ゲーム路銀 ¥12,580+¥500=¥13,080)。

池袋駅に戻った。次の目的地は目白。8時16分、山手線内回り電車に乗った。
建物が続く中、左右ともに電車とすれ違う。やがて掘割へ。8時19分、目白駅着。
ゲーム路銀 ¥13,080-¥130=¥12,950


目白

池袋の喧騒から一転、
落ち着いた雰囲気のある目白駅前。

ファサードのステンドグラスが映える。

目白では博物館に行きたいので、今回はここまで。近くのレストランで食事をした。

現在のゲーム路銀
¥12,950

今回のルート
1.立教大学 2.東京芸術劇場
3.サンシャインシティ
4.雑司ヶ谷霊園 5.学習院大学
6.切手の博物館 7.目白不動 8.椿山荘
9.点字図書館 10.早稲田大学

豊島区観光協会  東京の観光 丸ごとガイド  JR東日本
次回、「日本縦断ゲーセン紀行 78.東京山手線編(12)」では、
思い出の場所を通って新宿へ向かう。
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