ゲイムマンのダイスステーション 日本縦断ゲーセン紀行
79.思い出の場所、バーチャの聖地
スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。 2007年2月11日。11時16分、新宿着。 今日はまず、駅から出ずに、東京メトロ丸ノ内線のホームへ行って、 11時25分の池袋行きに乗った。(ゲーム路銀 ¥13,935-¥160=¥13,775)
新宿には何度も来ているが、新宿御苑に入るのは初めてだ。 「新宿御苑百周年」の文字がある。ここは1906年4月に開園したらしい。 元は内藤家の敷地で、明治に入って園芸試験場となり、 1906年(明治39年)、新宿御苑となった。1949年(昭和24年)から一般公開。 入園料¥200。ひと目見ただけでも、広大な面積を持つ公園だとわかる。 今年は暖冬で、今日も暖かいというより暑いくらい。 梅が咲くのも例年より早いのか、 遠くからでも視認できるくらい、数多くの花をつけている。
スイセンや福寿草も見事。花のきれいな公園だ。 周りにある、花のついてない木はもちろん桜だから、 春には一層きれいな景色になるだろう。
現在の温室は、1958年(昭和33年)にできた、日本初の大型ドーム状温室が中心となっている。 高さ17メートルの天井まで届くようなヤシの木をはじめ、 コーヒー、マンゴー、マホガニー、ドリアン、ゴムノキ、コショウ、カカオ、バナナなど、 なじみのある名前の木々が並ぶ。 あと、「フトモモ」という名の桃が存在することを初めて知った。 隣の亜熱帯室も広い。ブンタンの実に、ハイビスカスの花。 花木室のユニークな花々、熱帯スイレン室のオオオニバス。 ラン室には様々な形のランが、まさに百花繚乱。 温室を出てから、ここが新宿であることを思い出すのに、しばし時間がかかった。 新宿御苑のホームページはこちら 大木戸休憩所という、博士が出てきそうな名前の場所を過ぎると、景色が一変。
林の中の小道を抜けると、今度は一転して、直線的に整備された西洋庭園が見えてきた。
さらに南、千駄ヶ谷方向に進むと、人影もまばらとなり、一層落ち着いた雰囲気に。
茶室・楽羽亭横の梅林を通って、最後に「母と子の森」へ。 さまざまな生きものと触れ合える場所らしいが……、
せせらぎを聞きながら遊歩道を散策。 ラクウショウ(落羽松)やメタセコイヤの大木が見られる。
さすがに冬だから、動物はほとんどいなかったけど、 季節によってはメダカやチョウやトンボなどが見られるらしい。 午後2時14分、新宿門から外へ出た。 隣接するインフォメーションセンターで、ハヤシライスを食べた。 新宿御苑のホームページはこちら ここから新宿駅に向かって歩くことにしよう。 オープンしたてのマルイシティの近くを通る。 新宿三丁目駅を過ぎると、いよいよ新宿らしい繁華街の風景になる。
3階へ。通信と対戦格闘が多いが、パズルゲームなどもある。 『ロジックプロアドベンチャー』と、『おてなみ拝見FINAL』の「ZOO KEEPER」。 どっちをやるか迷ったが、時間の短いZOO KEEPERをプレー。 5面クリアー(ゲーム路銀 ¥13,775+¥400=¥14,175)。
3階は『クイズマジックアカデミー』などの通信ものや、シューティングなど。 闘いの挽歌、サイドアームズ、ゲイングランド等、ちょっと地味めな懐かしゲームも。 私はどれもやったことがない。 『ゲイングランド』を初プレーするも、3面でゲームオーバー。 1プレー¥50なので、(ゲーム路銀 ¥14,175+¥50=¥14,225)。
4階のビデオゲームのほとんどは、通信と格闘だったが、 上海とテトリスが1台ずつあった。 ホット・ビィ『スーパー上海ドラゴンズアイ』の「上海クエスト・ゼウス戦記」をプレー。 しかし2面で早くも手詰まりに。ゲーム路銀の増減なし。
コマ劇場の左奥の広場に面した、ヒューマックスビル内、プレイランドカーニバルへ。 明るく広い店内に、プリクラ、プライズ、メダル、大型機。 2階に通信、音ゲー、格闘、そして意外にも、レトロゲームが豊富にそろっていた。 ストリートファイター、タンクフォース、R-TYPE、 テトリス、コラムス、餓狼伝説スペシャル、etc. しかし、プレーしたいゲームはみんな、ほかの人がプレー中だったので、次の店へ移動。 アドアーズミラノ。プライズ、プリクラだけかと思ったらそこは別館で、 隣に本館があった。1階プライズ、音ゲー、メダル、2階メダル、3階……もメダルだった。 ゲームエスパス日拓。入口のそばにフロアマップがある。 1階プライズ、音ゲー等、B1階メダル、2階は通信・カードに、バーチャファイター5。 歌舞伎町一番街に戻ると、もう1店アドアーズがあった。アドアーズシオン。 1階プライズ、B1階メダルだが、2、3階にビデオゲームがある。 3階は上海が多く、テトリス、コラムス等もあり。 ミスタードリラーGがあったが、先客がプレー中。 というわけでまた『おてなみ拝見FINAL』の「ZOO KEEPER」。 8面クリアーした。1プレー¥50だったので、(ゲーム路銀 ¥14,225+¥350=¥14,575)。 ちなみに2階は、格闘ものと麻雀格闘倶楽部だった。 来た道をいったん戻って、ゲームオスロ。1階プライズ。2階ビデオゲームは格闘中心。 私が得意なゲームはなかった。 隣のフロンティアランド。1階音ゲー、通信・カード。2階はやはり格闘中心だった。
1階にプライズとピンボール、そして何とアウトランの筐体が。 2階から上はビデオゲームだが、こちらもすごい。 もちろんバーチャファイター5、麻雀格闘倶楽部5などもあるが、それ以外に、 ダライアスII、ニンジャウォーリアーズ(期間限定)、サンダークロス、スターフォース、 R-TYPE、ぷよぷよ通、スーパーストリートファイターIIX、餓狼伝説スペシャル等。 壁には、スパIIXのトーナメント表があったり、ぷよ通大会の告知があったり。 時代が十数年戻ったかのようだ。 自信がないながらも、『スターフォース』をプレーしてみたら、3面クリアーできた。 奇跡的。(ゲーム路銀 ¥14,575+¥200=¥14,775)
いざ西口のゲーセンへ。まずは、ヨドバシゲーム・ホビー館の向かいにある、 フロンティアワールド。 1階は音ゲー、麻雀格闘倶楽部、ベースボールヒーローズ。 2階はシューティングと、マジックアカデミーなど。 B1階は格闘ゲーム。得意なものがなかったのでプレーせず。
B1階もビデオゲームだが、対戦格闘もの中心。 さすがにバーチャファイター5の筐体が多いが、ほかも充実している。 ワンフロアまるまる格闘なので、それだけスペースがあるのだ。 2階へ。フロアの半分ほどを、WCCF、ガンダム0079等のカードものや、 『戦場の絆』のカプセル型筐体が占める。 あとはバーチャストライカー4、シューティングものがあって……、 テトリス、コラムス'97、ミスタードリラーG、おてなみ拝見FINAL、アルカノイド。 けっこう私がプレーできそうなゲームもあった。 『ミスタードリラーG(グレート)』をプレー。 座ったら「連射装置完備」と書いてあるのに気づいたので、思い切って宇宙面を選択。 しかしプレー中に、自分のすすった鼻水でむせて、 しばらくプレーできなくなるという大失態。 結局770mで終了。(ゲーム路銀 ¥14,775+¥600=¥15,375)
久しぶりに入ったスポット21は、音ゲー、大型機、通信・カード等が増えていたが、 やはり中心には対戦格闘ゲーム。もちろんバーチャファイター5もある。 かつて対戦待ちのプレイヤーが、列を成していた頃と比較すると、 若干寂しい感じもするが、むしろあの頃が特別だったということだろう。 そんなバーチャファイターの聖地で、私がプレーしたゲームはもちろん、 ……『ロジックプロ』。 だってここでバーチャファイター5に乱入したって、勝てるわけがないし。 で、ロジックプロは、まさかの4面途中で終了。 (ゲーム路銀 ¥15,375+¥200=¥15,575)
『ZOOO』をプレーして5面クリアー。(ゲーム路銀 ¥15,575+¥400=¥15,975)
駅前には工事用フェンスが立っていて、何度かデザインが変わっている。 今は街の人々などの写真。
その先には、クリスピークリームドーナツがあった。 寒空の中、ものすごい行列ができている。
高島屋の中を通り、動く歩道に乗って、新南口に戻ってきた。 横断歩道を渡り、南口でゲーセンを探そう。 ストリートミュージシャンの演奏に、観客が集まっている。
ビデオゲームもあり。シューティングのほかは、 上海、テトリス、コラムス、ぷよぷよ通と、懐かしいパズルが並んでいる。 ボンバーマンをプレーした。対COM戦で2勝1敗2分け。 (ゲーム路銀 ¥15,975+¥100=¥16,075) 2勝もすると、COMがなかなかミスしてくれない。
1階プライズ、2階プリクラ、3・4階メダル、5・6階にビデオゲームがあるらしい。 エレベーターでまず6階に行ってみた。 6階は、0079、ベースボールヒーローズ、WCCFなど、カードゲームの階だった。 5階。ここにはアップライト筐体が並ぶ。 鉄拳、バーチャファイターなどの格闘ものに、シューティング。 ファイナルファイト等、レトロな格闘ものもある。 テトリス、上海、ロジックプロ、おてなみ拝見FINALが並んでいたが、全部先客あり。 『魚ポコ』という、ジャレコのパズルゲームがあった。 初めて見る名前だが、画面は『パズルボブル』を上下逆にしたような感じ。 玉をピンボールのように、レバーで弾くらしい。 やってみた。レバーを傾けすぎたら戻せないという難しさがあるものの、 フィールド上に、連鎖の仕掛けがたくさんあって、クリアーしやすい。 6面クリアーできた(ゲーム路銀 ¥16,075+¥500=¥16,575)。 ゲーセンを出て駅へ向かう。さっきのストリートミュージシャンが、まだ歌っていた。 それで思い出したが、昔、新宿西口の地下で、 えらい声量のある女性ボーカルが歌っていて、 チラシを受け取ったら、その人は 当時『ファミ通』の編集者だった、“チャイルド秋恵”こと佐々木秋恵さんだった。 FII Sound Unitが結成される、少し前のことである。 佐々木さんは現在でも音楽活動を続けておられるが、 私の都合がつかなくて、最近ライブを全然見ていない。 いかんなあと反省しながら帰路につく。時刻は8時40分。 ¥16,575 今回のルート
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