ゲイムマンのダイスステーション

日本縦断ゲーセン紀行

83.山手線全29駅踏破達成!
〜東京山手線編(17)〜


スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
ゲーセンでゲームをプレーして、1面クリアーするごとに、
「ゲーム路銀」は¥100ずつ増える。
(ただし、1プレー¥50円のゲームなら¥50ずつ、1プレー¥200なら¥200ずつ。
 ゲームをプレーするためのお金も、「ゲーム路銀」からねん出する)
この「ゲーム路銀」だけを交通費にして、日本縦断を目指すのだ!
(前回までのゲーム路銀 ¥20,115




大崎

2007年4月7日。11時38分、大崎駅着。
今日は南口から外へ出る。
駅舎の、連続する三角屋根は、
ここが工場町だったことを示すものだろうか。

駅の東側に、大崎ニューシティがある。
「大崎サンリオ本社キティ」のストラップを
都庁で見たが、そのサンリオのビルがある。
もっとも、サンリオだけのビルではないが。

歩行者デッキ下の桜は、まだまだきれい。

そのデッキを歩いた先に、
ゲートシティ大崎があり、
その中にクラブセガ大崎がある。
駅から雨にぬれずに行ける、
すばらしいロケーションだ。
(この日は晴れているけれど)

デッキから右の方を見ると、
成田エクスプレスが
通過していくところだった。

クラブセガ大崎へ。入口が3階にあたり、
この階にはプライズ、ムシキング、カード・通信、ビデオゲームがある。
『戦場の絆』が、華々しい内装に負けない存在感を示す。
2階はメダルゲームフロアーだった。

3階に戻り、ビデオゲームを見る。もちろんバーチャファイター5があるが、
ほかにもガンダムSEED DESTINY、鉄拳5、ハイパーストリートファイターIIなど有。
ミスタードリラーGがあるので、やってみようと思ったが、コイン投入口がない。
何と、このゲーセンでは支払いがすべてEdyカードのみとなっていたのだ。
カードは店内で買えるが、最低価格が¥1,000から。
そんなに使うつもりはないので、何もプレーせずに店を出た。

大崎駅へ戻り、12時5分の山手線内回りに乗った。りんかい線が右に分かれていく。
目黒川を渡り、切り通しの中へ。右に並行する線路を、京浜東北線がすれ違っていった。
やがて左に京浜急行の高架が並行。
12時7分、品川駅に到着した。(ゲーム路銀 ¥20,115-¥130=¥19,985


品川

新幹線が停車するようになってから、
ますます大きくなった品川駅。
駅ナカ店舗も多い。

高輪口から外へ出た。駅前に、大きなホテルが立ち並ぶ。人通りが多い。

駅の背後には、
品川グランドコモンズの
高層ビル群が目立つ。

4月1日から名前が変わった、高輪プリンスホテル改め
グランドプリンスホテル高輪へ。
「ザ・プリンス さくらタワー」という建物があるくらいだから、
桜が見られるだろうという、単純な発想からここまで来たが、

予想どおり、見事な桜を見ることができた。

見るからに年代物の建物があった。
桜の色とよく合っている。

ここにはソメイヨシノだけでなく、
いろんな種類の桜があるらしい。
まだつぼみ状態の木もあった。
多少来る時期が前後しても、
また違った桜を眺められるだろう。

グランドプリンスホテル高輪のホームページはこちら

続いて向かったのは、
品川プリンスホテルにある、
「エプソン品川アクアスタジアム」。
水族館と遊園地が併設された
エンターテインメント施設だ。
(水族館の入館料¥1,800)

幻想的な青い光に包まれたエスカレーターを上って、水族館エリアへ。
ちょうど午後1時、サメとエイの海中トンネルで、餌の時間となっていた。
トンネルの中から、サメやエイの真っ白い腹がよく見える。
鼻先がのこぎり状になっている、ドワーフソーフィッシュという珍しい種類も。

大きなマンボウや、ペンギン、氷の海・深海・サンゴ礁などにいる魚たち。
水族館としては小さいが、きれい。
2時からイルカショーが始まる。まだちょっと時間があるので、
クッキーを買って食べながら待つ。

ショーが始まった。ジャンプ、立ち泳ぎ、トレーナーを乗せて走るなど、
定番ではあるが、見せ方のセンスがいい(BGMの選曲もいいのかも)。
連続スピンジャンプは、特に迫力があった。
1頭だけ運動神経のあまり良くないイルカがいるのもおもしろい。
ショー終了後、イルカのトレーニングの様子が見られるのもユニーク。

3時からアシカショーがあるが、まだ40分以上あるので、見ないで先へ進む。

1階には、海の生き物のメリーゴーランド「ドルフィンパーティー」や、
海賊船のアトラクション「ポート・オブ・パイレーツ」、
『銀河鉄道999』をモチーフにしたジェットコースターなどがある。

海賊船の見えるカフェで、シーフードカレーを食べた。
海賊船に合わせた、南欧風の内装がいい。
水族館と、シーフードカレー。いよいよ海の近くまで戻って来たんだなあと感じる。
食べている途中、隣の海賊船が動き出した。
船が弧を描いて動く、よくあるタイプのライドものだが、
海賊の歌が流れたり、水柱が上がったり、演出が凝っている。

エプソン品川アクアスタジアムのホームページはこちら

最後にエグゼクティブタワーの地下、ボウリング場内にある、
アミューズメントアイランドセガへ。プリクラ、プライズ、もぐらたたき、
エアホッケー、大型機(ガンシューティング、音ゲー、レース)。
得意なゲームがなかったので、結局プレーせず。
品川プリンスホテルのホームページはこちら
プリンスホテルのホームページはこちら

品川駅に戻り、午後3時23分発の山手線内回りに乗った。
右には田町車両センターの線路が並び、
東海道線用のE231系や特急185系、機関車などが多数留置されている。
3時25分、田町駅着。(ゲーム路銀 ¥19,985-¥130=¥19,855
ここから山手線と京浜東北線の並びが方向別となり、乗り換えが楽になる。
右側を新幹線が通り過ぎて行った。


田町

田町にゲーセン紀行で来ることができて、
とても感慨深い。
私が大学2年から4年まで通っていた
慶應義塾大学・三田キャンパスの
最寄り駅だからだ。
実は1週間前に仕事で来たばかりだが、
ゲーセン紀行だと、なぜか気持ちがまた違う。

駅の壁に、
「西郷南洲・勝海舟会見の図」がある。
1868年(慶応4年)、江戸無血開城を決めた
西郷隆盛と勝海舟の会見は、
この近くにあった
薩摩藩蔵屋敷で行なわれたそうだ。

田町はまた、森永製菓やNECといった、大企業の本社があるビジネス街でもある。
駅の反対側・芝浦方面には、芝浦アイランドなどにタワーマンションが続々できていて、
三田口からでも何棟か見える。

かつて大学へ通っていた道をたどろう。歩行者デッキで第一京浜を渡り、

階段を降りたところにゲーセンがある。
プレイマックス三田。
私が大学生だった頃、
ここはプレイシティキャロットだった。
当時大流行していた
『ストリートファイターII』を、
ここでずいぶんやり込んだものだ。

さて現在のプレイマックスはどうか?
麻雀格闘倶楽部もあるが、今も対戦格闘ものが多い。鉄拳5、ガンダムSEED DESTINYなど。
しかし1P専用台がないので、店の奥にあるパズルゲームをやろう。
初プレーの『戦球』をやってみた。
けっこうフィーリング連鎖が決まりやすいなと思って、調子に乗って積み上げていたら、
CPUの「いえちー」に攻撃されて2面で終了。ゲーム路銀の増減はなし。

このままでは終われないと思って、隣の『上海II』もプレーするが、
1面で手詰まり。かえって路銀を減らす結果に。
ゲーム路銀 ¥19,855-¥100=¥19,755

おとなしく店を出て、大学までの道を歩く。
さきほどまではやや暑かったが、曇ってきてだいぶ涼しくなった。

ところどころに新しい店もできたが、
風景は14年前から、
さほど変わっていないような気がする。
交差点から東京タワーが見える。

懐かしの慶應義塾大学正門。
昔とまったく変わっていない。
まあ、久しぶりとはいっても、
最近まで学園祭(三田祭)には来てたので、
せいぜい3年ぶりくらいなのだが。

もっとも、建物は私がいた頃よりさらに14年分古びているわけで、
そろそろ建て替えの話があってもおかしくないかもしれない。

当時から大きく変わったのが東側の入口だ。
昔は「幻の門」とよばれる、
裏門然とした門があるだけだったが、
奥にある図書館旧館に合わせたのか、
赤レンガ風の壮大な入口ができていた。
「1858」「2000」という数字が刻まれている。
どうやら2000年に建てられたようだ。

慶應義塾大学のホームページはこちら

駅への道すがら『若き血』の歌詞を思い出し、“陸の王者”慶應の卒業生として、
自分ももっとしっかりしなきゃならんなと、自戒しながら歩いていた。

田町駅の芝浦口から外を眺める。
若い桜の木が並び、
新しい建物も多くて華やかだ。

かつてジュリアナ東京が、この近くにあったようだが、
ちょうどその全盛期に、毎日この駅まで来ていながら、
私はジュリアナに行ったことが1回もないので、正確な場所はわからない。
バブル未経験世代、いわゆる“ロストジェネレーション”というやつである。

さて、母校に来たこと以外にも、もう1つ感慨深いことがある。
昨年9月に新橋から始まった「東京山手線編」が、次の駅で終わるのだ。
5時1分の電車に乗る。左に大きなビル、右にはモノレールの線路が並行。

高速道路をくぐって、
5時2分、山手線の29駅め、
浜松町駅に到着した。
ゲーム路銀 ¥19,755-¥130=¥19,625


浜松町

浜松町駅といえば、ホームに立つ
小便小僧がよく知られている。
しかし、外回りホームの端にあるので、
内回りホームからわざわざ移動して撮った。
時期によって服装が違っていて、
この日はランドセルを背負った
小学生の格好をしていた。

駅北口へ。浜松町駅では、
通勤、観光、乗り換えと、
多様な目的で利用する人々が行き交う。

駅前に建つのは
世界貿易センタービル。
高さは152メートルで、
1970年(昭和45年)の完成時には、
日本一高いビルだった。
40階にある展望台「シーサイド・トップ」から、
夕暮れの街並みを眺めることにした。
(入場料¥620)

シーサイドトップからは、
全方向の景色が見渡せる。
北側は汐留シオサイト。新幹線、在来線、
ゆりかもめが走るのも見える。
やや左に目を転じると、皇居の緑。

西側は、増上寺越しに
東京タワーがそびえる。
六本木ヒルズ森タワーと、
オープンしたての東京ミッドタウンを
太刀持ち・露払いのように従えている。
増上寺が桜に彩られているのもいい。
遠くに新宿の高層ビル群や、
恵比寿ガーデンプレイスもある。

南を向くと、いよいよ海が見えた。
ビルの向こうに
レインボーブリッジ、そしてお台場。
山手線を1周して、
帰って来たことを実感する。

その左側には有明、晴海。
真下に目を転じると、
旧芝離宮庭園と、

東京モノレールがよく見える。

東側にはニューピア竹芝と、建設中の汐留のビルと、浜離宮庭園。
はるか遠くに、かすかに葛西臨海公園の観覧車が見えたような気がする。
展望台を1周して元に戻ってみると、さっきより空が暗くなり、
ビルに明かりが増えてきていた。
この展望台は午後8時半まで営業している。
これからが夜景を見るのに、いい時間かもしれない。

東京タワーにも明かりが灯り、
薄暮の中にくっきりと浮かび上がる。

世界貿易センタービルのホームページはこちら

ビルを出て、そこらへんをうろつくが、ゲームセンターは見つからず。
喫茶店でちょっと休憩。
時刻は午後6時半。ゲーセンがないと、この時刻から行く所がない。
今回はこれで終了し、次回は東京タワーへと向かうことにしよう。

現在のゲーム路銀
¥19,625

今回のルート
1.国立新美術館 2.東京ミッドタウン 3.アークヒルズ
4.日本テレビ 5.旧新橋停車場 6.歌舞伎座 7.聖路加ガーデン
8.フジテレビ 9.築地本願寺 10.中央卸売市場(築地市場)
11.旧芝離宮恩賜庭園 12.浜離宮庭園 14.世界貿易センタービル
15.東京タワー 16.増上寺 17.六本木ヒルズ
18.有栖川宮記念公園 19.慶應義塾大学 20.泉岳寺
21.グランドプリンスホテル高輪・新高輪 22.品川プリンスホテル
23.大崎ニューシティ・ゲートシティ大崎 24.御殿山ヒルズ
25.品川グランドコモンズ・品川インターシティ 26.台場公園
27.パレットタウン 28.船の科学館

しながわ瓦版(品川区観光協会)  MINATOあらかると(港区)
東京の観光 丸ごとガイド  JR東日本  東京モノレール
次回、「日本縦断ゲーセン紀行 84.東京山手線編(18)」では、
山手線編の締めくくりとして東京タワーへ。
「日本縦断ゲーセン紀行 82.東京山手線編(16)」に戻る


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