ゲイムマンのダイスステーション

日本縦断ゲーセン紀行

88.今日はトントコ川崎市
〜東京南部・川崎・横浜編(4)〜


スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
ゲーセンでゲームをプレーして、1面クリアーするごとに、
「ゲーム路銀」は¥100ずつ増える。
(ただし、1プレー¥50円のゲームなら¥50ずつ、1プレー¥200なら¥200ずつ。
 ゲームをプレーするためのお金も、「ゲーム路銀」からねん出する)
この「ゲーム路銀」だけを交通費にして、日本縦断を目指すのだ!
(前回までのゲーム路銀 ¥13,545




川崎

2007年6月10日。11時53分、JR川崎駅着。
出がけに降っていた雨は、川崎に着いた頃には、やんではいないが弱くなっている。

地下街「アゼリア」の入口に
さしかかったのがちょうど正午で、
壁にある「宇宙カプセル」が開き、
『夏の思い出』などの演奏が行なわれた。

雨なのでそのまま地下街を通って、
京急川崎駅へ移動する。
改札を入ってすぐの所にある、
2面1線、頭端式の大師線ホーム。
(写真は降車ホーム側)

1000型が停車中。12時18分発の小島新田行きだ。
1000型といってもドレミファ電車ではなく、古い方の1000型。
雨もおさまりつつあるし、今日はまずこの電車に乗って、川崎大師へ行ってみようと思う。

車内はあまり混んでおらず、座れた。
住宅地を走る。港町駅は川崎競馬場の最寄り駅。
港町を過ぎると、工場の建物やタンクが並ぶ。
運河の水門に、古い時代からありそうな彫刻が施されていた。
右にイトーヨーカドーが見えたら鈴木町駅。
味の素の工場を過ぎてすぐ、12時22分、川崎大師駅に到着した。雨はやんでいた。
ゲーム路銀 ¥13,545-¥130=¥13,415


〜港町(みなとちょう)〜鈴木町(すずきちょう)〜
川崎大師

朱塗りの柱が印象的な駅から、
川崎大師を目指す。
駅前の電話ボックスに、
お寺のような屋根がついていた。

よく目立つ「表参道厄除門」と書かれた門を抜ける。
川崎大師の塀を右に見て、いったんちょっと過ぎてまた戻ってくる。
だるま、くず餅(久寿餅)、飴の店が多い。

大山門が見えてきた。また雨が降ってきた。

川崎大師平間寺。
山門や本堂などはいずれも戦後に再建されたものだが、お寺の歴史は古く、
平安時代、平間兼乗という武士が、夢のお告げで海から弘法大師の木像を引き揚げ、
高野山から来た尊賢上人とともに、1128年、一寺を建立したのが始まりだそうだ。

大本堂に参拝。戦後の建築とはいえ、
1964年(昭和39年)の落成なので
それなりに歴史はあり、
和風コンクリート建築の壮大さが感じられる。

ガクアジサイが雨にぬれている。
こういう天気がよく似合う花だ。

「南無阿弥陀佛」と彫られた石塔(六時名号塔)や、力比べに使われた石など、
歴史を感じさせるものがある。
境内のいたる所に、さまざまな碑が建つ。

五重塔は、
弘法大師1150年御遠忌を記念して
建てられたそうだ。

不動門という木造の門があった。
戦災の後、ほかのお寺から移築され、
現在の大山門ができるまでは、
ここが大山門だったそうだ。

鐘楼の向こうに、
インド風の塔が見えた。

境内の奥に行ってみると、池があった。
鶴の像が水を噴いている。
池の中に亀がいたが、こちらは本物だった。

川崎大師には、前に一度だけ来たことがあるが、
こんなにいろいろ見どころのある場所だとは知らなかった。
川崎大師のホームページはこちら

さっきの道を戻り、「とんとこ飴」を買う。
職人さんが両手に持った包丁で、とんとことんとことリズミカルに飴を切っていた。

再び雨はあがり、空が明るくなってきた。
大師公園へ。思っていたより広い。

瀋秀園(しんしゅうえん)という
中国庭園に入った(入園無料)。
中国・瀋陽市から、
友好都市提携5周年を記念して寄贈された。

池を中心に回廊が造られ、
四季折々の植物が植えられている。
今はツツジからアジサイへの
移行期といったところ。

もみじが多いので、秋はまたきれいな色になるだろう。
ところどころにある、あずまやも色鮮やか。
植え込みの手入れをしているおじさんたちがいた。
こういう方々の努力で、この景観が守られているのだと実感。

帰り道、日が差してきた。川崎大師駅着、午後2時18分。次の上りは2時24分。
今度も旧1000型の4両編成。で、乗ってすぐだが、次の鈴木町で降りた。
手元の時計はまだ2時24分のままだった。(ゲーム路銀 ¥13,415-¥130=¥13,285


鈴木町(すずきちょう)

ホームの上屋も柱も壁も、
白くペイントされた木組みで、
ローカル線の味わいがある鈴木町駅。
すぐ隣が、味の素川崎工場だ。

私がここで降りたのは、
このでっかいイトーヨーカドーへ
行きたかったから。

2階の「プレイランドなっつべりぃ」へ。
当然キッズ向けの筺体が多く、あとプライズ、プリクラ。
なぜかメダルゲームも多い。特にパチンコ・パチスロ。
あとは乗りもの、エアホッケー、大型機、もぐらたたき。

ヨーカドー内のレストランで、ハンバーグ&オムライスを食べた。
駅着3時21分。3時25分発の電車に乗った。
港町の先、窓の外をじっと見てると、川崎競馬場の建物が見え隠れする。
京急川崎駅着3時28分。(ゲーム路銀 ¥13,285-¥130=¥13,155
降車ホームは、繁忙期でないためか使われなかった。


〜港町〜
京急川崎

さてここからは、前回行き切れなかった
川崎駅近くのゲーセンを回ろう。
まず、いさご通りにあるアドアーズイサゴ。

アドアーズだから通常のビデオゲームはないかと思ったが、入ってすぐ
テトリス、コラムス、ボンバーマン、上海、ナムコクラシックコレクションVol.2が並ぶ。
その奥は、麻雀格闘倶楽部6などの通信ものを除けば、
パチンコ、スロット、競馬などのメダルゲームがほとんど。
よくビデオゲームがあったと思う。

ホントはナムコクラシックコレクションの『ディグダグ』が面数を稼げるのだが、
先客がいたので、『ボンバーマンワールド』をプレー。
しかし久しぶりだったせいか、レバー操作の感覚がつかめず、
1-1でゲームオーバー。(ゲーム路銀 ¥13,155-¥100=¥13,055

いさご通りの出口に、「旧東海道」と書いてあった。
ここを出て右に曲がり、駅前大通り「37番街」と書かれたアーケードに入る。

すぐに、TiLT川崎店と、
ゲームファンタジア川崎店の看板が見えた。

まずTiLTへ。1階プライズ、大型機。2階に麻雀格闘倶楽部6とスロット、ビデオゲーム。
3階もビデオゲームと、アクエリアンエイジだった。
3階のビデオゲームは対戦格闘中心。バーチャ、鉄拳、ギルティギアなどの
新作に交じって、懐かしの餓狼伝説スペシャルや龍虎の拳もある。

2階ビデオゲームはシューティングと麻雀、あと懐かしいのが多数。
ナムコクラシックコレクションの1・2や、ボンバーマン、天地を喰らう、
タンクフォース、マジカルドロップ、テトリス、コラムス、ダイナマイト刑事。

面数を稼げるナムコクラシックコレクションもミスタードリラーGも、
ロジックプロもあるから、どれにしようか迷ったが、
プレー時間を考えて、『おてなみ拝見FINAL』のZOO KEEPERをプレーする。
8面クリアー。1プレー¥50なので、ゲーム路銀 ¥13,055+¥350=¥13,405

続いてゲームファンタジア川崎。
ここはパチンコ、パチスロ、競馬などのメダルゲームや、麻雀格闘倶楽部6中心だった。

駅の方へ引き続き歩いていくと、
ゲームスポットPIAがあった。
小さなビルだが、1〜5階がゲームフロアで、
1階プライズ、2階麻雀格闘倶楽部6、
4階はガンダムもののビデオゲームや、
テトリス、コラムスII、上海。
5階はバーチャ、鉄拳などの格闘もの。

で、飛ばした3階には、超ドラゴンボールZ、キン肉マンマッスルグランプリ、
シューティングなどのほか、レトロゲームがあった。
ファイナルファイト、悪魔城ドラキュラ、アイスクライマー、
モンスターランド、バブルボブル、グラディウス。
『アイスクライマー』をプレーした。やったことないけど。
1面は難なくクリアーしたが、2面の動く床に大苦戦。壊しすぎて上がれなくなりアウト。
1プレー¥50だが、どのみちゲーム路銀は増減なし。

前回屋上に上がれなかったさいか屋へ。

今日は屋上ファミリーランドも開いていた。
ムシ・ベリー、太鼓の達人や、
ワニワニパニック、プライズものなどあるが、
基本的には小さな屋上遊園地。
乗りものの向こうに、ビルや高層住宅が見える。

『ポケットレーサー』というゲームに興味を持ったので、プレーしてみた。
リッジレーサーの小型版だが、筺体が小さいだけじゃなくて、
画面の中の車も、おもちゃみたいになっていた。
久しぶりのレースゲームで、アクセルとハンドルの操作に慣れず、まっすぐ走れない。
壁にガッツンガッツンぶつけた揚げ句、3周めの途中でタイムオーバー。
1周1面と考えて、ゲーム路銀 ¥13,405+¥100=¥13,505

それにしてもここは、古そうなクレーンゲーム(20〜30年前のものか?)もあるし、
『ゲームセンターCX』に出てきてもおかしくない。

フィルムがなくなりそうなので、JR川崎駅前のヨドバシカメラで買った。
戻って、さいか屋の前を引き返し、ラ・チッタデッラ川崎へ。
私は過去1度だけ来たことがある。インディーズTシャツの販売イベントがあって、
みずしな孝之先生からTシャツを買ったときだ。

南欧をイメージした明るい街並み。
アーティストのライブが行なわれていた。
その向かいには何かのイベントか、
ピンクの服を着た人がいっぱいいる。

このチッタデッラの一角に、
もう1店のゲームPIAがあった。

プライズ、メダルが多い。プリクラ、大型機、通信ものも。
通常のビデオゲームはなかった。

外へ出てみると、さっきピンク色の集団がいた場所でカメラが回っていた。
どうやら映画かCMかプロモーションビデオの撮影のようだ。
(後で知ったが、NTTドコモのCM撮影だった)
ラ・チッタデッラ川崎のホームページはこちら

チッタデッラを抜け、
京急の高架に沿って南西へ歩く。
次のお店はウェアハウス川崎店。
さびた鉄板を張りつけたような、
おもしろい外装の店だ。
ドアが開くとプシューと音がする。ちょっと驚く。

中に入るともっと驚いた。
台場小香港に勝るとも劣らない、香港の裏通りっぽい街並みが再現されている。
そんな空間に、プリクラ、プライズ、音ゲー、レースなどが、明るい光を放っている。
今までよそのゲーセンでは、見たことのない雰囲気だ。

広い店内には、新旧さまざまなゲームがあって、その充実ぶりにまた驚かされた。
古い大型筺体も数多く並んでいて、クラシックカーの博物館を思わせる。

ここで私は、最近「レトロゲームが大好きだ」でも取り上げた、
『平安京エイリアン』をプレーした。
しかし3面で手間取っているうちに、エイリアン増殖に見舞われゲームオーバー。
ゲーム路銀 ¥13,505+¥100=¥13,605


川崎

JR川崎駅に来た。
薄暗くなってきたがそれも当然、
午後7時になっている。
エスカレーターで、広い広い駅構内へ。
そのまままっすぐ進み、反対側の西口通路。

左手に、シンフォニーホールのある
ミューザ川崎が見えた。
ミューザ川崎のホームページはこちら

連絡通路をさらに進むと、
そこはラゾーナ川崎だ。
真新しい専門店街。シネコンや、
ビックカメラ、LOFTなども入っている。

南側地上には、ポンプが置いてある。
ここは、1999年(平成11年)まで
東芝の工場だった土地で、
このポンプは前身の東京電気時代、
1916年(大正5年)から、
消火用ポンプとして設置されていたそうだ。

シンボルツリーは、
空間の広さに比べてやや小さく見えるが、
今後の生長分を見越しているのだろう。

4階(プラザサウス屋上)の出雲神社にお参りした後、
すぐ近くにある「ナムコ ヒーローズベース」へ。
ナムコのゲームコーナーなのに、入口からガンダムやケロロ軍曹のグッズ、
レッドヒーローフィギュア(限定クリアバージョン)が展示されている。
ナムコとバンダイが合併したことを、あらためて実感する。

店内へ。プライズのスペースが広い。さらにレース、通信、エアホッケー。
もちろんガンダム0083や戦場の絆もある。メダルゲームのスペースもまた広い。
ビデオゲームは、SEEDの1・2を中心にガンダムものが多いが、
『すくすく犬福2』と『ミスタードリラーG(グレート)』もあった。
ミスタードリラーGをプレー。久々だったが、アメリカ面で無事1000mクリアー。
ゲーム路銀 ¥13,605+¥900=¥14,505

このほか、プリクラ、キッズもののスペースや、本格的なステージ、
天井まで届くウルトラマンの巨大像、ウルトラマンのグッズショップ、
ガチャポンのコーナーもあった。

ラゾーナ川崎のホームページはこちら

午後8時16分。今日はこれで終了として、次回は川崎からさらに先へと向かおう。
1階のスーパーでパン買って帰る。
駅へと向かう道の途中に、にぎやかな一角があるなと思ったら、
コールドストーンクリーマリーの店員さんが合唱していた。

現在のゲーム路銀
¥14,505

今回のルート
1.ラゾーナ川崎 2.ミューザ川崎
3.ラ・チッタデッラ川崎
4.川崎競馬場 5.川崎大師 6.川崎貨物駅
7.三ツ池公園 8.総持寺 9.花月園競輪場
10.生麦事件の碑・キリン横浜ビアビレッジ

川崎市観光協会連合会  川崎市のホームページ
観光かながわNow  京浜急行電鉄  JR東日本
次回、「日本縦断ゲーセン紀行 89.東京南部・川崎・横浜編(5)」は、
鶴見の二大名所、総持寺と鶴見線をめぐる。
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