ゲイムマンのダイスステーション

日本縦断ゲーセン紀行

90.行列のできるみなとみらい21
〜東京南部・川崎・横浜編(6)〜


スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
ゲーセンでゲームをプレーして、1面クリアーするごとに、
「ゲーム路銀」は¥100ずつ増える。
(ただし、1プレー¥50円のゲームなら¥50ずつ、1プレー¥200なら¥200ずつ。
 ゲームをプレーするためのお金も、「ゲーム路銀」からねん出する)
この「ゲーム路銀」だけを交通費にして、日本縦断を目指すのだ!
(前回までのゲーム路銀 ¥15,635




横浜

2007年7月1日。
木曜(6月28日)の夜に胃腸炎で38.6度の熱を出して、2日休養。
休みすぎてもよくないと思って出てきたが、体力が戻ってるかどうかまだちょっと不安。
今日はゆるゆるとした旅にしよう。

11時50分、横浜駅着。今回は東口から出る。
地下街「ポルタ」の入口には、
「よこはまの詩」と題された壁画がある。

今日は湿度が高い上、太陽が出て蒸し暑くなってきた。
あと、例によって筋肉痛、特に首がきつい。
街の外観を見るため、地下街ではなくあえて歩道橋へ。
国道1号の上、高速道路の下、そごうの外周を通り、

横浜ベイクォーターにやってきた。
横浜駅・みなとみらい・山下公園を結ぶ
シーバス乗り場の周囲が、
ショッピングモールになったのだ。

メイン広場にはステージがあり、
スチールドラムの演奏が行なわれている。

川の方に目を転じれば、
みなとみらい21地区が一望できる。

ふと真下に目をやると、
シーバスの屋根が花で彩られていた。

私もシーバスには何度か乗ったことがある。
みなとみらい線ができるまで、山下公園の方へ行くには、
シーバスがいちばん便利だったからだ。
今でも、みなとみらい線が地下を走るのに対し、
シーバスは海側から景色を眺められるためか、人気は高いようで、
この日も乗船客が列をなしていた。

横浜ベイクォーターのホームページはこちら
シーバス(ポートサービス)のホームページはこちら

私は今回シーバスには乗らず、横浜駅に戻って、みなとみらい線に乗ることにする。
次の目的地が、新高島駅の近くにあるからだ。
今度は地下街を通って、東急東横線と同じホームから、
12時53分発の普通、元町・中華街行きに乗った。車両は東急5050系。

地下区間を2分弱ほど走って、
12時54分、次の新高島で降りた。
ゲーム路銀 ¥15,635-¥180=¥15,455

ホームの壁や柱に、
マリノスタウンの広告がある。
駅名標とそっくりな構図のものもあって、
パッと見、こっちが駅名に見える。


新高島

4番出口から外へ出た。
さら地の向こうにマリノスタウン。
横浜F・マリノスの練習場がある。
横浜F・マリノスのホームページはこちら

ベイクォーターも見える。
歩いた方が早く新高島まで来られたかもしれない。

駅前には、GENTOという商業施設がある。
中のコンビニで飲み物を買おうとしたが、
近くでイベントがあるのか、
レジ前に長い行列ができていた。
飲み物はあきらめる。

私がこの駅で降りたのは、
GENTO内にあるタイトーのロケーション、
「横濱はじめて物語」に行きたかったから。
(入場無料)

明治の街並みをモチーフにしたテーマパークで、射的や、レトロなおみやげ屋さんがある。
その一方で、思いのほか広いアミューズメントスペースがあった。
プライズやダーツ、プリクラ、メダル、レース、ガンシューティング、
三国志大戦やMJ3もある。

とにかく飲み物が欲しい。自販機でジュースを買っても良かったが、
せっかくなので、洋食屋のカウンターでミルクセーキを買った。
ここもお昼時で混雑してたので、出てくるまでにちょっと時間がかかったけど。

GENTO YOKOHAMAのホームページはこちら

徒歩で次の場所へ移動。雲が減って、空が明るくなっている。
ライブハウス・横浜BLITZの前に、長蛇の列ができていた。
どうやらBerryz工房のライブがあるようだ。

アンパンマンミュージアムへ
行こうと思っていたのだが、
こちらでも入口に行列が。
「0.5時間待ち」と書かれた
札が立っていたので、
あきらめて次の場所へ移動した。
横浜アンパンマンこどもミュージアムの
ホームページはこちら

ここまで来たら、次の目的地・桜木町駅までは徒歩圏内。
また、高島町駅まで歩いて、地下鉄で桜木町へ向かうこともできる。
だが私は、桜木町の先は、JR根岸線で行こうと考えている。
横浜−桜木町間だけ乗らないのは、なんか気持ちが悪い。
だから新高島駅に戻り、みなとみらい線と根岸線を乗り継いで、
桜木町へ行くことにする。

午後2時27分発の渋谷行き5050系に乗り、横浜駅着2時28分。
JRのホームへ移動して、2時37分発の磯子行きに乗った。
根岸線は京浜東北線と直通しているので、車両は209系だ。

左の京急、右の横須賀線と同時に出発したが、どちらもすぐに見えなくなった。
ビルの谷間の高架を走る。
右隣に、線路が撤去された東急東横線の高架。高島町のホームも残っていた。

左にランドマークタワーや観覧車が見えた。
2時38分、桜木町駅着。
ゲーム路銀 ¥15,455-¥310=¥15,145


桜木町

まず西側の出口から、

交差点のはす向かいの、ぴおシティへ。
地下2階の飲食店街の中に、
ワールドゲームというゲーセンがあった。
プライズ、レース、スロット、対戦格闘、
麻雀格闘倶楽部、マジックアカデミーあり。

駅のやや南側に、「鉄道発祥の地」碑がある。
1872年(明治5年)、品川−横浜間で仮開業、
その後、新橋−横浜間で本開業したときの横浜駅は、
現在の桜木町駅なのだ。
碑は、当時の双頭レールや車輪などを
モチーフにしており、
創業当時の横浜駅の絵が描かれ、
時刻表や運賃なども書かれていた。

また、桜木町では1951年(昭和26年)、
106人の死者を出す車両火災事故が起こっている。黙とうする。

東口へ移動。
正面に、初代駅舎を意識した、
小さな三角屋根がある。

どこから行こうか迷うくらい、
観光スポットが多い。

横断歩道を走って渡れるくらい体調は回復したが、
午後3時を回り、食事をしたくなってきた。

日本丸のマストの上に人が並んでいる。
16日の総帆展帆で行なわれる、
登檣礼(とうしょうれい)という儀式の
練習だったらしい。

横浜マリタイムミュージアムへ。
(入館料¥600・日本丸との共通券)

レストランがあったが、ランチタイムとディナータイムの間で、閉まっていた。
ミュージアムに入る。日本丸で使われていた道具の展示から始まり、
横浜港の歴史紹介へ。開港と外国人居留地、輸出入貨物の変遷、
航海術、灯台(人の背丈ほどある大きなレンズも展示)など。
床が動くシアターもある。

「船の変遷」。19世紀以降の、世界の船や日本の船の模型がずらりと並んでいる。
弁財船、巨大蒸気船グレイトイースタン、
戦前の日本の貨客船(ぶえのすあいれす丸、氷川丸など)。
秩父丸船長の制服や鞄、客船のメニューや食器。
船の科学館でも模型を見たし、氷川丸は実物を見たことがあるが、
やはり戦前にこれだけ大きく豪華な船があったことに、改めて驚きを感じる。

戦後のタンカーや貨物船、コンテナ船、フェリーの模型や、
戦前の横浜船渠〜今のみなとみらい21地区〜の模型もあった。

特別展「横浜港の船の絵師 萩原富吉展」(7月16日まで)。
日本画の技法で横浜港の船を描き続ける、萩原富吉氏の作品を展示。
下絵やメモなども見られる。
外国船の乗組員から注文を受けて描くことが多かったそうだ。
大型船の絵は堂々としていて、雄大さを感じられる。
帆船の絵は波が高く描かれ、迫力がある。

常設展に戻る。横浜港の現在の映像が見られる。
港に関する様々な仕事、各種埠頭の模型、いろいろなコンテナ、
操船シミュレーション、世界の姉妹港の紹介など。

同じチケットで、日本丸にも入れる。
1930年(昭和5年)に造られた、航海練習用の帆船。
戦時中は帆装を撤去して物資輸送に、
戦後は引揚輸送に使われる。
その後再び帆装され、
1984年(昭和59年)まで練習船として使われた。

大きなマストや錨を間近に見られる。

船内の部屋は狭いながらも、ところどころに真ちゅうが使われていて、威厳も感じられる。
練習船ならではの広い教室。調理室の大きな釜やオーブン。
船長室や士官サロンは、さらにクラシカルな雰囲気だった。
また、巨大なディーゼルエンジンも見ることができた。

日本丸メモリアルパークのホームページはこちら
(「横浜マリタイムミュージアム」は現在、「横浜みなと博物館」となっている)


船を降りた。時刻は午後4時52分。
大観覧車に時計がついてるので、現在時刻がわかりやすい。

いよいよ次は、横浜ランドマークタワーだ。
1993年(平成5年)に建設された、
296メートル・70階建ての、
日本一高いビルである。

1階から入ったら、ホテルのエントランスだった。
エスカレーターで3階へ移動し、ランドマークプラザへ。
昼ごはんがまだなので、とにかく何か食べたい。
時間も遅いので、軽くハンバーガーでも食べよう。

途中、何かの行列に遭遇。
最後尾のプレートに、「ポケモンセンター 配信待ち列」と書いてある。
そこから流れた人々で、ハンバーガー屋も大混雑だった。食べずに引き返す。

1階に下りてみた。
ピアノ演奏が行なわれている。
別のハンバーガー屋に行こうかと思っていたが、
そろそろ展望フロアに行かないと、
中途半端に日が暮れる。
3階に戻り、展望フロアへのエレベーターに向かう。
(入場料¥1,000)

時速45キロ・分速750メートルの、日本最速エレベーターはわずか40秒で、
日本一高いビルの69階、273メートルの展望フロア「スカイガーデン」に到達した。

北東側には、パシフィコ横浜や、
大観覧車コスモクロック21、赤レンガ倉庫、
その向こうに横浜ベイブリッジと、
鶴見つばさ橋も見える。
見える範囲が広いし、
特徴ある建物が多いので、おもしろい。
東京タワーの姿も確認できた。

北西側、さっき歩いていた新高島付近。
中央で斜めに見えるのが、
BLITZや横濱はじめて物語のあるGENTO。
写真左端はアンパンマンミュージアム。
上から見ると、まだけっこう
さら地が残っているのがわかる。

南西側、直下に桜木町駅。
向こうには野毛山公園の緑。
写真には写っていないが、この右側に
掃部山(かもんやま)公園と、
井伊直弼像らしきものも見えた。

ここに、スカイカフェという喫茶スペースがあったので、ホットドッグを買う。
ようやく昼ごはんにありつけた。5時40分だけど。

ホットドッグを食べ終わっても、
まだ外は明るい。
南東は横浜スタジアムや山手、
その向こうに三浦半島まで見える。

1周して戻ってきた。
赤レンガ倉庫の奥に、大さん橋と
山下公園、氷川丸。

展望室内には、星の王子さまに関する展示があった。

横浜ランドマークタワーのホームページはこちら

エレベーターでプラザに戻る。
750メートル/分までの加速は、下りているというより落ちているような感覚だ。

午後6時を過ぎ、
ようやく薄暗くなってきた。
外に出る。広場では大道芸が行なわれている。

コスモワールドへ移動。
大観覧車・コスモクロック21の
周囲につくられた、入場無料の遊園地。
『噂の東京マガジン』のロケが
よく行なわれている。

コスモファンタジアというゲームコーナーに入った。
プライズ、レース、プリクラ。
隣にあるカーニバルストリートという建物には、
ボールを投げ入れるアトラクションや、ワニワニパニックなどがある。

コスモクロック21。
もともとは、1989年(平成元年)の
横浜博覧会のアトラクションとして造られた。
直径100メートル、全高112.5メートル。
イギリスにロンドンアイができるまでは、
世界最大の観覧車だった。

よこはまコスモワールドのホームページはこちら

夜の観覧車を撮りたかったのだが、
なかなか夜景にならないので、あきらめて
クイーンズスクエアに入った。

ショッピングモール「アット!」の
地下2階、クラブセガ横浜に
行こうと思ったが、
乗ったエスカレーターが地下3階への直通で、
クラブセガを通り過ぎてしまった。

別のエスカレーターで1階上がってクラブセガへ。
プリクラ、プライズ、ガチャガチャ、大型機、メダル。
結局今日は、1回もゲームをしなかった。

クイーンズスクエア横浜のホームページはこちら


みなとみらい

クラブセガの真下に、
みなとみらい線の、みなとみらい駅がある。
クラブセガの前の通路から、ホームが見えた。

さすがに疲れたが、出発時の体調を考えたら、よくここまで持ったと思う。
今日はここで終了しよう。7時14分の渋谷行きに乗って帰った。

現在のゲーム路銀
¥15,145

今回のルート
1.横浜ベイクォーター 2.マリノスタウン
3.アンパンマンミュージアム 4.掃部山公園
5.横浜美術館 6.ランドマークタワー
7.日本丸・横浜マリタイムミュージアム
8.ドックヤードガーデン 9.クイーンズスクエア
10.パシフィコ横浜 11.臨港パーク
12.ぷかりさん橋 14.コスモクロック21(大観覧車)
15.横浜ワールドポーターズ 16.赤レンガ倉庫
17.神奈川県立歴史博物館 18.横浜税関

横浜市観光情報サイト  観光かながわNow
JR東日本  横浜高速鉄道  東京急行電鉄  横浜市交通局
次回、「日本縦断ゲーセン紀行 91.東京南部・川崎・横浜編(7)」は、
新旧の建物が融和した街を歩く。
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