ゲイムマンのダイスステーション 日本縦断ゲーセン紀行
93.伊勢佐木ゲーセンモール
スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
2007年8月12日。11時43分、元町・中華街駅着。 長い地下通路を通って、1番口から外へ。連日猛暑が続いている。今日も非常に暑い。 朝陽門が目の前だが、まず中華街とは反対側に歩き、横浜人形の家を目指す。 道すがら、フィルムと飲み物を調達すべくコンビニを探してたら、 駅の4番口に着いてしまった。こっちの方が目的地に近かったのだ。
ここから山下公園につながる歩道橋は、この人形の名前にちなんで、 「ポーリン橋」と名づけられている。 館内に入って展示を見よう(入館料¥1,000・特別展込み)。中は涼しい。 まず、“青い目の人形”についての解説。 アメリカで日系移民の排斥運動が起こり(雇用悪化につながるという理由)、 これを憂慮したギューリック博士は、日米親善のため、全米に呼びかけて 約1万2千体の人形を集め、日本に贈った。 日本からも、答礼として市松人形58体が、アメリカへ贈られたそうだ。 館内には、青い目の人形、答礼人形と調度品、 そして近年ギューリック3世夫妻から贈られた人形、オーストラリアからの人形、 日本から現在、国際交流の際に贈られている人形が展示されていた。 今でも国際親善のために人形の交流があるということを、初めて知った。 次の部屋には、世界の人形が展示されている。いくつかは手に取れるようになっている。 民族衣装を再現したものが多く、小さな人形に、各民族特有の文様が表現されている。 その細やかさに驚かされた。 日本各地の人形・郷土玩具もあり、特に、こけしは地域ごとの違いがわかる。 昔、私の祖父が海外へ行くたびに現地の人形を買って、 コレクションしていたのを思い出した。懐かしい。 次の小部屋に、ジュモーのビスクドールが展示されていた。 どれも100年以上前のものとは思えない、 肌つやの良さと表情の豊かさ、目の力を持っている。 現代のキャラクターグッズ。超合金、ファービー、アイボ、イチロー人形まである。 階段を上がると、さらに古い時代のものもあった。 キャラクターも違うが、各時代の製法にも流行がみられる。 こちらの階には、ブリキやセルロイドが多い。 日本の古典人形。ひな人形や浄瑠璃人形。フランス人形の技法で作られた「さくら人形」。 ひな段に飾られた道具や、御殿も細部までよくできている。 明治時代の市松人形、からくり人形もあった。 西洋の古典人形。木製、張り子、磁器、ビスク、セルロイドと時代によって製法は違うが、 どれも味わい深い顔をしている。鉛の兵隊もいた。 ビスクドールと市松人形の作り方も、解説されている。 企画展は「ポケモンコレクション」(9月2日まで)。さまざまなポケモングッズに加え、 ポケモン映画10周年を記念して、各映画のポスターや、 それぞれの作品に声優として出演した芸能人のメッセージが見られる。 中川翔子さんのイラストが、感動するくらいうまい。 石巻の石ノ森萬画館にあっても違和感ないと思う。 ちなみに私はアニメも映画も見ていない上、ゲームも緑とピカチュウしかやってないので、 展示されているポケモンの半分くらい知らない。 もうポケモンは151匹じゃないということを痛感。 横浜人形の家のホームページはこちら 午後1時24分。続いて中華街へ向かおう。 外に出たらやっぱり暑いが、道がホテルなどの日陰に入っていたので、まだしのげる。 1927年(昭和2年)建築のホテルニューグランドもあるが、現在外装工事中。 中華街でも日陰をぬうように進む。お昼時ということもあってか、人通りが多い。
横濱媽祖廟のホームページはこちら
関帝は三国志に登場する猛将・関羽。主君の劉備に終生仕え、 曹操の捕虜となった際に厚遇を受けても、寝返らなかった義理堅さなどから、 商売の神様として信仰されている。 関帝廟の本殿には、赤い顔に長いあごひげの関帝像と、 白い顔の息子(演義では養子)・関平、黒い顔の部下・周倉(周蒼)がまつられている。 横浜関帝廟のホームページはこちら
古めかしい実験室のような内装の中に、 すしのカウンター風のすしネタ水槽(毒のある生物も交じっている)、 ライスがあるカレイの水槽(ヒラメもいる)、 90度傾いたヘコアユ(立ち泳ぎする魚)の水槽など、 小さいながらもユニークかつユーモラスな水槽が並ぶ。 擬態する魚、共生する魚なども興味をそそられる。 各水槽に三択クイズがあって、魚や水生生物の生態を楽しく学べる。 さかなクンが監修していて、解説文が詳しい。 やっぱりTVチャンピオンで何度も優勝している人は違う。 「さかなの赤ちゃん水族館」では、魚の稚魚や卵を展示。 内装は幼稚園風で、水槽のついたすべり台やジャングルジムまである。 小さなお子さんにはそちらが大人気。 よしもとおもしろ水族館のホームページはこちら 横浜中華街のホームページはこちら
午後3時30分発の大宮行き209系に乗る。涼しい。 横浜スタジアムの各ゲート前に行列ができていた。今日の試合はナイターのようだ。
3時56分発の大船行きに乗る。大岡川を渡って、そのまま高架で街なかを進み、
不二家レストランで遅い昼食。不二家は横浜が創業の地。 厨房の上にある、海辺でくつろぐ婦人を描いた壁画も味がある。 カツカレーを食べた。 横濱カレーミュージアムはもうないが、伊勢佐木なのでカレーにこだわりたかったのだ。 ここのカツカレーは洋食屋さんの雰囲気があり、チェーン店なのに横浜っぽい。
対戦格闘もあるが、ほかにもバラエティに富んだゲームがある。 おてなみ拝見からコラムス、ダイナマイト刑事まで。 ZOOOはプレー中のお客さんがいたので、『スーパーパン』をプレー。 モリを撃って、弾む水玉を割るゲーム。5面で残機を減らし、結局7面途中で終了。 (ゲーム路銀 ¥14,885+¥500=¥15,385)
ガンダムSEED II、バーチャファイター、鉄拳などの対戦格闘や、 シューティングゲーム、麻雀格闘倶楽部、MJ3などがずらり。 『おてなみ拝見FINAL』があったので、ZOO KEEPERをプレーする。 久しぶりだったせいか、5面あたりからあたふたするが、どうにか7面までクリアーした。 (ゲーム路銀 ¥15,385+¥600=¥15,985) サントロペの方へ移動。入口は2階にある。プライズはもちろん、大型機も充実。 ガンシューティング、レース、音ゲーとひととおりある。 3階はメダルと通信(麻雀など)とプリクラ。 2階で『上海 万里の長城』をやるが、1面で手詰まりした。 (ゲーム路銀 ¥15,985-¥100=¥15,885) 伊勢佐木町といえば、青江三奈さんの『伊勢佐木町ブルース』も有名。 イセザキモールに歌碑があるらしいが、残念ながら見つからなかった。 (もう少し先へ行ったらあったらしい) イセザキモールのホームページはこちら 伊勢佐木町商店街のホームページはこちら 関内という名前の由来になった吉田橋を渡る。かつてここに関所があって、 ここから海側の外国人居留地側を「関内」といっていたらしい。 高架線路の下を通って、関内側へ入っていこう。
『ミスタードリラー2』をプレーして、957mで惜しくもアウト。 ノーミスでかなり進むが、ミスしたすぐ後にもう1回ミスしたのが痛かった。 暑くて頭がまいっていたか(店内は涼しかったけど)。 (ゲーム路銀 ¥15,885+¥800=¥16,685) 午後6時半を過ぎ、辺りは薄暗くなってきた。 横浜スタジアムの横浜−阪神戦はもう始まっているようで、 「かっとばせー、赤星!」という声が、スタジアムの外まで聞こえてくる。 甲子園並みの大応援だ。 今日のチケットは既にソールドアウトになっていた。
横浜スタジアムを1周してみた。 入口のそばに電球が並び、光でクルーン投手の球速が再現されている。 小さな電光掲示板に、「3回 B0-1T」と表示されていた。 横浜スタジアムのホームページはこちら
やってきたのは京浜東北線の209系ではなくて、横浜線の205系。 ラインカラーは水色ではなく、濃淡の緑。 関内駅を出発すると、左に横浜スタジアム。 電光掲示板の表示は「4回 B0-1T」となっている。 (後で知ったが、この回に阪神・林威助選手のスリーランが出たらしい)
横浜元町のホームページはこちら
¥16,555 今回のルート
横浜市観光情報サイト 観光かながわNow JR東日本 横浜高速鉄道 東京急行電鉄 横浜市交通局 次回、「日本縦断ゲーセン紀行 94.東京南部・川崎・横浜編(10)」では、 山手の洋館を巡る。 「日本縦断ゲーセン紀行 92.東京南部・川崎・横浜編(8)」に戻る 「ゲイムマンのダイスステーション」タイトルページに戻る |
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