ゲイムマンのダイスステーション

日本縦断ゲーセン紀行

97.マリーナの秋
〜東京南部・川崎・横浜編(13)〜


スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
ゲーセンでゲームをプレーして、1面クリアーするごとに、
「ゲーム路銀」は¥100ずつ増える。
(ただし、1プレー¥50円のゲームなら¥50ずつ、1プレー¥200なら¥200ずつ。
 ゲームをプレーするためのお金も、「ゲーム路銀」からねん出する)
この「ゲーム路銀」だけを交通費にして、日本縦断を目指すのだ!
(前回までのゲーム路銀 ¥16,315




新杉田

2007年10月7日。12時8分、新杉田駅着。
いつものと違って、幅がちょっと広い209系。
ゆっくりとホームを出て、
先のカーブに入っていったのを見送った。

東京ゲームショウのイベントは何とか終わったが、その後、
事務所の引っ越しや、原稿の締め切りなどがあって、3週間ぶりとなるゲーセン紀行。

まずは新杉田駅西口の向かいにある、

らびすた新杉田へ。
ショッピングセンター、マンション、
劇場(区民文化センター)などがある
複合施設で、駅ビル・アルカードと、
歩道橋でつながっている。

2階にクラブセガ新杉田があった。プライズ、音ゲー(『リズム天国』が稼働していた)、
ムシ&ベリー、プリクラ、通信・カード(三国志大戦、戦場の絆など)、
『アフターバーナーCLIMAX』(新作が出てるのを初めて知った)など。
ビデオゲームは、『バーチャファイター5』『ガンダムSEED DESTINY』などの対戦格闘や、
シューティングなど。初代『テトリス』もあった。

『バーチャファイター5』の1P練習台があったので、プレーしてみる。
サラで4人に勝ち、5人目のゴウに惜敗。
ゲーム路銀 ¥16,315+¥300=¥16,615

らびすた新杉田のホームページはこちら

外に出た。晴れてけっこう暑くなってきた。
ここから少し北へ行ったところに、もう1軒ゲーセンがあるらしい。

「新杉田ボウル」というボウリング場に、
「Amusement Space」の文字が。入ってみた。
ボウリング場の一角に、
ゲームコーナーがあった。

プライズ、スロット、『太鼓の達人』『レースオン』『タイムクライシスII』。
なぜか『スーパーリアル麻雀』のP VIとVSも。

『ハイパービシバシチャンプ』をプレー。
3つのボタンを使って、次々と出てくるミニゲームでCOMと対戦する。
最初の名前登録を「おまかせ」にしたら、プレイヤー名が「スケベ女」に。
結婚式の参列者にパイを投げつけたり、コギャルに料理をどんどん食べさせたりと、
(このゲームが登場したのは、ギャル曽根さんのデビューよりはるかに前)
ミニゲームはどれも、独特の世界観を持つ。
初めてプレーしたが、7勝できた。(ゲーム路銀 ¥16,615+¥600=¥17,215

アルカードを通って駅東口へ出る。
今日はここからシーサイドラインに乗って、
さらに南を目指そう。

シーサイドラインは、新杉田から海沿いを通って、金沢八景へ至る新交通システムだ。
5両編成、ロングシートの小さな車体は、
ゆりかもめというより、ポートライナーに似ている。運転士は乗っていない。

午後1時30分発車。左は依然、首都高速湾岸線。右は工業地帯。
海は高速道路にさえぎられてあまり見えない。
南部市場駅を出ると、右はアパートなどが並ぶ住宅地になった。

1時33分、鳥浜駅で降りた。
ゲーム路銀 ¥17,215-¥250=¥16,965


〜南部市場(なんぶしじょう)〜
鳥浜

駅前から歩道橋を渡り、
まずはヤマダ電機へ。

2階の一角に、思いのほか広いゲームコーナー「ファミリーランド」があった。
プライズ、メダル、乗り物が豊富。キッズ向けのミニ筺体、プリクラ、エレメカ、
ガンシューティングやレースもあった。
お茶を買って飲んでベンチで休憩。
ゲームショウが終わってから久々の長時間移動だったせいか、かなり疲れた。

歩道橋に戻り、今度は海側へ移動。横浜ベイサイドマリーナへやってきた。
人がいっぱいいる。車も大渋滞。渋滞に引っかかっている車の中に、
いわゆる“痛車”(マンガのキャラクターが描かれた車)がいた。
噂には聞いていたが、実物は初めて見た。

横浜ベイサイドマリーナは、
アメリカの港町をイメージして造られた、
マリーナ兼アウトレットモール。

とりあえず腹ごしらえをと思ったが、
レストランはどこもすごい行列。
もう2時を回っているのに。

先に街並みをひととおり見て回る。
クジラの尾びれをかたどった噴水がある。
建物の壁がパステルカラーで統一されていて、
青空によく似合う。

風車があったり、
フリークライミング用のウォールがあったりと、
見て回るだけでも楽しい空間。

三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド(旧・横浜ベイサイドマリーナ)のホームページはこちら

レストラン前の行列は長くなる一方なので、あきらめて次の目的地へ向かった。

鳥浜駅着2時45分。49分発のシーサイドラインで先へ進む。
この駅で多くの人が降りて、車内はすいた。
依然、左は高速道路、右は緑地帯。地平に下りて並木北駅。高速の側壁も地上にある。

再び高架に上がって、
やっと高速の向こうが見えた。
並木中央駅。工場、コストコ、
シーサイドラインの車庫。
海は見えるが遠い。
反対側は、団地の中にジャスコがある。

次は幸浦駅。車窓からは確認できなかったが、右側にある長浜野口記念公園には、
かつて野口英世が働いていた、旧細菌検査室があるらしい。
長浜ホール(長浜野口記念公園、野口英世博士ゆかりの旧細菌検査室)のホームページはこちら
幸浦を出て、高いビルを軸に左へ曲がる。
産業振興センター駅を出てすぐ右折。福浦駅の先、S字カーブを通って市大医学部駅。
駅のすぐ左手にある、横浜市立大学医学部と、附属病院の建物が大きい。

市大医学部を出て右折すると、
ようやく左に海が広がった。
八景島のアクアミュージアムが
すぐそばに見えた。
3時1分、八景島駅着。ここで降りた。
ゲーム路銀 ¥16,965-¥280=¥16,685


〜並木北〜並木中央〜幸浦(さちうら)〜産業振興センター〜福浦〜市大医学部〜
八景島

関東の駅百選、八景島駅。

八景島へ行くには、駅を出て左にある
金沢八景大橋を渡る。

橋の欄干に、八景島の名の由来となる、
金沢八景の説明が書かれている。
歌川広重の描いた
金沢八景の浮世絵も刻まれていた。

金沢八景は、元禄時代、心越禅師という人が、
故郷・明の瀟湘八景(しょうしょうはっけい)になぞらえて漢詩によんだ、8つの景勝地。
埋め立てで海岸線が変わるなどして、八景のうち今も残るのは2つか3つらしい。

八景島に上陸。
島に入るのに入場料はかからず、アトラクションと水族館のみ有料となる。

メリーゴーラウンドの上にある
オルゴールが、メロディーを奏でている。

周りには、おみやげ屋やチケット売り場、そして軽食屋がある。
やきそばを購入。やっと食べ物にありつけた。
テラス席が全部埋まっていたので立ち食いだけど。

やきそばを食べながら、場内の掲示を見たところ、
今から水族館へ行けば、ショーの時間に間に合うことがわかった。
水族館へは次回行こうと思っていたが、急きょ予定変更。

アトラクションを見ながら歩く。
途中、ゲームコーナーがあったが、
帰りに立ち寄ろう。

アクアミュージアムにやってきた。

向かいの階段に、フラワーアートが。
オータムフェスティバルの期間限定
(10月31日まで)の飾りつけらしい。

アクアミュージアムに入った(水族館3施設共通・アクアリゾーツパス¥2,700)。
まず、アザラシやラッコの大水槽。大勢の人々が集まっている。
ホッキョクグマ、セイウチ、ペンギン。セイウチがクマと同じくらいデカい。
こちらは一段高いスペースがあり、混んでいても見やすい。

さらに、もっと大きな大水槽。エイやサメ、アジの群れなどが優雅に泳いでいる。
その大水槽の中にエスカレーターが通じていて、中から水槽を見ることができる。
私がここに来たのは初めてではないが、
真上をエイが通過するさまは、何度見ても迫力がある。

3階には、ガラスに張りつくタコや、タカアシガニ、フグ、タツノオトシゴ、
巨大なサメ(シロワニ)、クラゲなど、興味深い生き物がいっぱい。
しかしものすごく混んでいて、なかなか前へ進めない。

3階の終わり辺りで渋滞解消。4階はいよいよ、海の動物たちのショーが見られる
アクアスタジアムだ。4時15分、ショーの始まる15分前に到着。

アクアスタジアムから外が見える。
外気が入ってきて涼しい。

それにしてもものすごい人の数。
観客席もそうとう大きいのだが、すき間なく人がびっしりと。
最上段から立ち見で、人の頭越しに見ることになったが、
それでもイルカのジャンプは高くてよく見える。
イルカが時速100キロで泳げる広いプール。
その広い場所に、似つかわしくない生き物が出てくるという出オチもあり。

アシカショーの間も観客は増え続ける。
アシカが客席の近くまで来ると、よく見えなくなるが、
最上段の立ち見客がこれだけ増えたら仕方がない。
それでも、アシカと飼育員のコミカルなやりとりが一部見えた。

歌うシロイルカくんが音楽に合わせて踊る。
もはやイルカが芸をしたことより、その芸が見えたことに感動する。
最後にイルカの多彩なジャンプ技で締めくくり。
人を飛び越えたり、人を鼻先に乗せて飛んだり。
いろんな生き物のショーをまとめて楽しめた、濃密な30分。

アクアスタジアムを出ると、南米やアジアなどに生息する川魚の水槽がある。
川魚といっても、大きなナマズやアロワナやピラニアまでいる。
5階はハイビジョンシアター「海の映像館(アクアシアター)」。
別料金だったので入らなかった。
(アクアリゾーツパスとセットで、シアターの入場券を買うと、+¥200で済むらしい)

横浜・八景島シーパラダイスのホームページはこちら

日が傾き、風が涼しくなってきた。
これが現代の、「野島夕照」
(のじまのせきしょう)か。

別棟になっている、イルカの水槽「ドルフィンファンタジー」。
入口前にかなりの行列。
さっきのアクアミュージアムのチケット売り場にも、長い行列がのびていた。
今日は午後8時から花火が上がるらしく、
そのため夕方になってから、さらに人が増えているようだ。

幸い、ドルフィンファンタジーの行列はすぐ進み、中に入れた。
ガラスチューブの天井の上を、バンドウイルカとカマイルカが泳いでいる。
どっちを向いてもイルカがいる。
奥の方には、円筒状の大きな水槽の中を、シロイルカが上に行ったり下に行ったり。
混雑した中でも、ほほえましくなる眺めだった。
(パナソニックの「みえますねっと」から、ライブ映像を見ることができます)

まだ5時半だが、外はほぼ夜景になっている。
日の暮れるのが早くなった。
海辺のボードウォークを歩いて、

今年7月にオープンしたばかりの
「ふれあいラグーン」へ向かう。

最初に、ウエルカムポートという建物で、注意事項の映像を見る。
海の動物に近づいたり触ったりできる場所なので、注意することが多いのだ。
またこのウエルカムポートは、お客さんの期待感を高める、
ディズニーランドでいうところの、プレショーの役割を兼ねているのかもしれない。

ウエルカムポートのドアが開き、いよいよふれあいラグーン内へ。
まず、セイウチ、ゴマフアザラシ、オタリア、ペンギンのいる
「ヒレアシビーチ」へ向かった。
旭山動物園式の透明な筒があり、その中をアザラシが通る。
床や後ろの壁も透明になっていて、そこもアザラシが頻繁に通っている。
1回、横を向いたアザラシと目が合った。

人の背丈ぎりぎりの太さのチューブ通路。周りをオタリアが泳ぎ回る。
階段を上がると、ペンギンとお客さんが記念撮影していた。セイウチもいた。

次は「ホエールオーシャン」へ。バンドウイルカ、シロイルカ、コビレゴンドウ。
プールの柵が低く、イルカが近づくと、お客さんがさわれるようになっている。
イルカの背中の穴から、息づかいが聞こえた。
ゴンドウが跳ねて、お客さんに水を飛ばしていた。

「サカナリーフ」は浅いプールで、お子さんたちが箱めがねを持って、
ひざまで水につかっていた。

6時半。中央のステージにオタリア登場。お客さんとのふれあいタイム。
さわれるってすごいよなあと、素直に思う。

おみやげ屋さんに、『アイLoveドルフィン』というニンテンドーDSソフトがあった。
イルカを調教するゲームのようだ。シーパラ限定の、サントラCDがついているらしい。
気になったので買ってしまった。¥3,990也。

横浜・八景島シーパラダイスのホームページはこちら

さあそして、忘れちゃいけない
ゲーセンである。
セガの八景島カーニバルハウス。
独立した円筒形の建物になっている。

1階はプライズ、音、レース、ムシベリー、エレメカ、
エアホッケー、バッティング、etc.
2階はプリクラ、メダル、ガンシューなど大型機、DDR、ビデオゲームがあった。
ビデオゲームには、テトリス、上海、エジホンなど、パズルが多い。
対戦格闘はKOF'98、2002など、やや懐かしめ。

『ミスタードリラー2』には先客がいた。『ボンバーマンワールド』と迷った末に、
『ナムコクラシックコレクション』の『ギャラガ』アレンジバージョンをプレー。
捕らわれたファイターを撃つというお約束のミスをしながらも、
合体ファイターでうまく先へ進むことができ、12面クリアー。
ゲーム路銀 ¥16,685+¥1,100=¥17,785

時刻は7時30分。あと30分で花火が上がるが、
さすがにバテたし、家まで遠いので、そろそろ引きあげる。
駅着7時45分。帰りは金沢八景経由の方が近そうなので、下り電車に乗ろう。
7時58分の電車で帰った。
野島公園にさしかかったあたりで、八景島に上がる花火が少しだけ見えた。

現在のゲーム路銀
¥17,785

今回のルート
1.横浜こども科学館 2.磯子カンツリークラブ
3.横浜ベイサイドマリーナ 4.長浜野口記念公園
5.金沢自然公園 6.称名寺・金沢文庫
7.横浜八景島シーパラダイス 8.海の公園 9.野島公園

横浜市観光情報サイト  観光かながわNow
JR東日本  京浜急行電鉄  金沢シーサイドライン
次回、「日本縦断ゲーセン紀行 98.湘南編(1)」では、
遂に横浜を脱出!
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