ゲイムマンのダイスステーション

日本縦断ゲーセン紀行

98.三浦半島を横断する
〜湘南編(1)〜


スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
ゲーセンでゲームをプレーして、1面クリアーするごとに、
「ゲーム路銀」は¥100ずつ増える。
(ただし、1プレー¥50円のゲームなら¥50ずつ、1プレー¥200なら¥200ずつ。
 ゲームをプレーするためのお金も、「ゲーム路銀」からねん出する)
この「ゲーム路銀」だけを交通費にして、日本縦断を目指すのだ!
(前回までのゲーム路銀 ¥17,785



前回の紀行が終わった翌々日に風邪で熱を出す。道理で疲れやすかったはずだ。
それでも事務所の引っ越し作業を続けていたら、1週間体力が回復せず、
14日にゲーセン紀行へ行こうと思っていたのに、眠くて午後4時半まで寝てしまう。

2007年10月21日。実はこの日も休むつもりだった。
前日、レトロゲーム記事を書くために『スーパーマリオブラザーズ』をやっていて、
なかなかクリアーできず、朝の6時まで起きていたからだ。
(結局8-4のハンマーブロスに手こずって、クリアーできずじまいだったけど)

でも今日行かないとスケジュールがきついんで、
何とか午前中に起きて電車に乗り、八景島へと向かった。
さすがに途中、快速でグリーン車に乗った。寝ていこうと思ったが、
ゲーセン紀行では多分初めてとなる、横須賀線の車窓を見てたら寝られなかった。
まあ、乗ってすぐレッドブル飲んじゃったし。だいいち27分で横浜に着いちゃうし。
湘南新宿ラインも、ずいぶん便利になったもんだ。


八景島

午後2時16分、八景島駅着。
水族館には前回行ったが、
まだ見てない場所があったので、
今回も島へ渡る。

メリーゴーラウンドの前で、マスコットのシー太くんとの記念撮影会が行なわれている。
シー太の衣装は、魔女のような黒いとんがり帽子に黒マントのハロウィーン仕様。

丘を上る道に入ると、
パタッとひと気がなくなった。
紅葉がもう始まっている。

丘のてっぺんは、静かな広場になっていた。
ほんの何人か、
ベンチでくつろいでいる人がいた。
八景島の穴場である。
場内BGMだけが耳に届く。

広場の中心はバラ園になっている。
ちょうど見頃を迎えていた。

階段を下り、島の反対側へ出た。
海に突き出た「サーフコースター」から、
ゴーという走行音と、歓声が聞こえる。

コースターのレールの向こうで、
今日は気球がゆれていた。

砂浜でお子さんたちが遊んでいる。
今日もよく晴れて、日なたは汗ばむくらい。
対岸には「海の公園」の砂浜があり、
そちらもにぎわっているようだ。

横浜・八景島シーパラダイスのホームページはこちら

八景島駅に戻ってきた。
3時2分の電車がホームに入ったところを撮影。
やってきたのは、唯一の色違い、
緑色編成だった。

次の3時10分の電車で、八景島を後にした。
今度は標準色の、青・橙・黄色の車体。

八景島駅前から始まり、車窓左手に続く「海の公園」は、
横浜市で唯一、海水浴場がある公園だそうだ。
海の公園柴口駅前に、公園内のサッカー場がある。
ここから、海の公園南口駅まで、車窓左手には公園の松林が続く。
右手には、称名寺と金沢文庫があるはずだが、
車窓から見えるのは住宅地で、お寺は見つからなかった。

海の公園のホームページはこちら
金沢文庫のホームページはこちら

海に出た。八景島のコースターが見えた。
野島公園駅到着。
金沢八景の1つ「野島夕照」の、
こんもりとした野島がある。

今度は右に海がある。ヨットハーバーか。3時16分、終点の金沢八景駅に到着した。
ゲーム路銀 ¥17,785-¥250=¥17,535


〜海の公園柴口〜海の公園南口〜野島公園〜
金沢八景

シーサイドラインの金沢八景駅ホームは、終点なのに1面1線しかない。
実は当初、京浜急行の金沢八景駅まで路線を伸ばす計画だったのだが、
この先の用地が確保できず、途中の線路の片側をホームにしたため、
こういう構造になっているらしい。

駅を外から見るとこんな感じ。
歩道橋を渡って、
京急の金沢八景駅へ向かった。

京急の金沢八景駅に到着。
しかしまだ駅には入らず、
近くにあるというゲーセンを探す。

パチンコ屋はあるが、ゲーセンは見当たらない。
しばらく駅周辺をうろうろする。

国道16号線を渡った所で見つけた。
ゲームSANKEI。
海辺らしいマリンブルーの建物だ。
どっちかというと、
シーサイドラインの駅の方に近かった。

プライズ、プリクラ、大型機、麻雀格闘倶楽部。
ビデオゲームも多く、バーチャファイター5など格闘ゲームはもちろん、
ハイパーストII、ミスタードリラーG、ロジックプロ、ボンバーマンと、
ゲーム路銀を稼げそうなゲームが多い。
ここは手堅く、『ミスタードリラーG(グレート)』のアメリカ面をプレー。
いつになく順調に進み、2機を残して1000mクリアー。
ゲーム路銀 ¥17,535+¥900=¥18,435

金沢八景から先は、どっちの方向へ行こうか、ちょっと迷った。
この近くでいちばんゲーセンが多いのは横須賀だが、
日本縦断という目的を優先させるため、逗子方面(新逗子駅)へ向かうことにする。
横須賀の観光地については以前、
「関東の駅百選貼りつぶし」で取り上げているので、そちらをご覧ください。

4番ホームへ。この時間帯、
4番ホームに新逗子行きは来ないが、
珍しい三線軌条が見たかったのだ。
京急のレール幅は新幹線と同じ標準軌(1435mm)だが、
近くに東急車輛の工場があり、
JRなどへの車両回送にこのルートが使われるので、
それらの車両を通すため、三線軌条になっている。

2番ホームに移動するとちょうど、午後4時15分発の新逗子行きが入ってきた。
意外にも、新しい方の1000型車両だった。
発車すると、モーター音がドレミファ……と鳴った。
間もなく本線から右に分かれて、閑静な住宅街を走る。意外に速い。
六浦駅を出発。民家の姿はなくなり、緑濃い切通し、そしてトンネル。
このトンネルの中で、長い間あちこち回ってきた横浜市とも、遂にお別れ。
ここから先は逗子市である。

トンネルを出ると、左手に道路が並行して、建物が並ぶ。
もうひとつ、短いトンネルを抜けて神武寺駅。
駅名の由来になっている神武寺は、ちょっと遠くにあるらしい。
上り線はしばらく三線軌条だったが、気がついたら普通の標準軌になっていた。

神武寺駅を出ると、高架路線となる。
真下を横須賀線がクロス。留置線にE217系が並んでいた。

4時22分、新逗子駅着。
ゲーム路銀 ¥18,435-¥150=¥18,285
意外と早く着いて驚く。
もっとローカル線っぽい路線かと思っていた。
確かに駅は1面1線で、
電車は4両編成だけど。


〜六浦(むつうら)〜神武寺(じんむじ)〜
新逗子(しんずし)

駅舎がかっこいい南口から外へ出た。
かつてあった湘南逗子駅の
駅舎を模したらしい。

逗子といえば逗子マリーナが有名だし、また葉山マリーナへも行けるが、
どちらも徒歩で行くには遠く、バスを使う必要がある。
なので今回はどこへも行かず、すぐJRに乗り換えてしまいます、ごめんなさい。

逗子マリーナのホームページはこちら
葉山マリーナのホームページはこちら

乗り換えは北口の方が近いので、
ホームに沿った道路を歩く。
北口は、ニートという小さな駅ビル。
道の向かいが市役所だった。


逗子

夕焼けに、ほのかに色づくJR逗子駅。
建物はバスロータリーの前にあるが、

駅の入口はすぐ隣の
平屋部分にあった。
改札からすぐ1番ホームに
出られるようになっている。

逗子から電車に乗る前に、駅前のマクドナルドで、遅い昼ごはん。
普通の人にとって、逗子といえば逗子マリーナか石原裕次郎さんだろうが、
私にとっては逗子といったら、
“かつて覆面ゲーマーのインドマンさんが住んでいた街”なのだ。

ゲームビデオ『GTV』や、テレビ番組、雑誌『HiPPON SUPER!』などで活躍していた
インドマン(小我恋次郎)さん。
私の「ゲイムマン」というキャラクターは、多分にインドマンさんや、
同じGTVのミスターXさんの影響を受けている。

そのインドマンさんが逗子に住んでるらしいというので、十数年前だったか、
もしかしたら会えないかと思い、そのためだけに逗子に来て、
このマクドナルドから、駅前の交差点を眺めていたことがある。
もちろん会えなかった。
後で知ったが、その頃インドマンさんは、自身の結婚式を控えていたらしい。
そんな大事な時期に、街なかをうろうろしているはずもないのだ。

結局私はいまだに、インドマンさんにお会いしたことはない。
私も最近は、テレビに出たり、ゲームショウのイベントに出たりしているが、
当時のインドマンさんに比べると、まだまだだなあと思う。
ただ、十数年前ここへ来た時に比べれば、
少なからずインドマンさんに近づくことができているのかもしれない。

駅前の商店街の風景は、
当時とあまり変わってないようにみえる。

駅の改札に入ると、目の前のホームに
5時19分発の電車がやってきた。
まだ発車まで4分もあるのにと思っていたら、
後から4両やってきて、この駅で増結した。
E217系。はるばる千葉まで行く電車だ。

ゆっくりと発車。日が暮れてきて、家々の形はかろうじてわかる程度。
トンネルに入って出た。家並みが途切れずに続き、着いた駅は鎌倉駅。
一大観光地だが、先に行きたい所があるので、今回はいったん通過。
鎌倉と北鎌倉へは、次回以降に降りることにして、その次の大船駅で降りた。
5時29分着。(ゲーム路銀 ¥18,285-¥160=¥18,125


〜鎌倉〜北鎌倉〜
大船(おおふな)

横須賀線のほか、東海道線、根岸線、湘南モノレールが集うターミナル駅、大船。
構内はフードコートなどがある「Dila大船」になっていた。
改札を出たらルミネがある。近くにホテルメッツもある。

大船駅東口の周囲は、にぎやかな繁華街。

東口すぐそばに、
ホームランというゲーセンがあった。

プライズ、音ゲー、スロット、麻雀格闘倶楽部、対戦格闘(バーチャ5、鉄拳5など)。
ゲーム路銀は稼げないかなと思ったら、2階があって、
ちょっと懐かしめのビデオゲーム……
コラムス、上海、パズルボブル、KOF2001、ダイナマイト刑事など……があった。

『スーパーストリートファイターII』をダルシムでプレー。
しかし、恐ろしい反応速度で昇龍拳を撃ってくるケンに完敗。
ゲーム路銀 ¥18,125-¥100=¥18,025

悔しかったので『ミスタードリラー2』もプレーする。アメリカ面で1000mクリアー。
ゲーム路銀 ¥18,025+¥900=¥18,925

商店街(大船商栄会)に入ると、
ゲームPIA大船はあっさり見つかった。

1〜3階がゲーセンで、1階はプリクラ、プライズ、大型機、
2階はメダル、3階は通信・カードもの。
ガンダム0083、三国志大戦、戦場の絆など、新しいものがひと通りそろっている。
PIAらしい華やかな店舗。

PIAのはす向かいに、博物館級に古びたたたずまいの食堂があって、ちょっと感動した。

PIAの向かい、メガネ屋さんの地下に、
パワースティックという
もう1軒のゲーセンがあった。

ビデオゲームの対戦格闘が中心で、バーチャ5、鉄拳5、ガンダムSEED IIから、
ちょっと懐かしめのものまである。
お客さんは多く、90年代半ばの対戦格闘ブームの頃に、タイムスリップしたかのようだ。

対戦格闘以外に、シューティングやテトリスなどがある。
おなじみの『おてなみ拝見FINAL』があったので、『ZOO KEEPER』をプレーした。
なぜかずーっとライオンだけそろわず、てこずったが、何とか7面クリアー。
1プレー¥50なので、(ゲーム路銀 ¥18,925+¥300=¥19,225

駅東口から南に少し歩くと、そこは
湘南モノレールの駅の真下だった。
階段を上がると、モノレールが停車中。
まるでガラス棚に
ディスプレーされているかのようだ。

この駅の前の広場から、
大船観音を拝むことができた。
しかし、暗くて写真にうまく撮れなかった。
次回は、大船観音からスタートしよう。
JR大船駅に戻り、6時59分の電車で帰る。

現在のゲーム路銀
¥19,225

今回のルート
1.横浜こども科学館 2.横浜ベイサイドマリーナ
3.長浜野口記念公園 4.金沢自然公園
5.称名寺・金沢文庫 6.横浜・八景島シーパラダイス
7.海の公園 8.野島公園 9.神武寺 10.田浦梅林
11.ヴェルニー公園 12.記念艦三笠 14.六代御前の墓
15.葉山マリーナ 16.逗子マリーナ 17.光明寺
18.安国論寺 19.大船観音 20.県立フラワーセンター大船植物園
21.円覚寺 22.明月院 23.建長寺 24.鶴岡八幡宮
25.瑞泉寺 26.東慶寺 27.銭洗弁天 28.源氏山公園
29.高徳院(鎌倉大仏) 30.鎌倉文学館
31.長谷寺(長谷観音) 32.極楽寺

横浜市観光情報サイト  逗子市観光協会  葉山町のホームページ
鎌倉市観光課  観光かながわNow
JR東日本  京浜急行電鉄  金沢シーサイドライン  江ノ島電鉄  湘南モノレール
次回、「日本縦断ゲーセン紀行 99.湘南編(2)」では、
鎌倉のお寺めぐりスタート!
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