日本縦断ゲーセン紀行 道央編(1)続き


どうだろうこの素晴らしい景色。
トンボが秋空を飛び交っていた。

畑の中のさわやかな道を走って、次の目的地へ向かう。
途中、丘の向こうに「親子の木」が見えた。

「セブンスターの木」。
やはりCMに使われた。
周りに高い木や、もちろん建物もないので、
遠くからでもよく目立つ。

近くにラベンダーが咲いていた。

こちらには売店はなかったが、自動販売機があったので、
ウォーターサラダを買って水分補給。
三たび自転車に乗る。

親子の木の近くで写真を撮ろうと思い、
いいポジションを求めて後ろへ下がったところ、
スッテーン!

後ろにこれがあることに気づかなかったのだ。

その後に撮った写真。
なお、この先の道が工事中で、
親子の木には近づけなかった。

親子の木の手前はこういう景色。
地元のかたがたが生活している場であることを
あらためて認識させられる。




続いて向かったのがこちら、北西の丘展望台。
上り坂が続いて、もう足腰がボロボロ。
ラベンダーソフトクリームを食べてひと休み。

展望台の上からの眺め。
風が気持ちいい。
牧草ロールがいっぱい。

最後に、「マイルドセブンの丘」へ向かう。
マイルドセブンのパッケージの絵柄に使われた景色だとか。

途中の景色も
なかなか。

マイルドセブンの丘に到着。
ほかの景勝スポットからは、ちょっと離れていた。

戻ろうとして道に迷う。

五綾橋という橋に出た。
地図を見ると、ここからまっすぐ
北西の丘まで戻れる道があるようだ。

アップダウンのある道を、20分くらい走っただろうか。
のどがカラカラなのを我慢してこいでいると、ようやく市街地が近づいてきた。
自動販売機でアクエリアスのペットボトルを買う。
少し飲んで、残りを前かごに入れておいたら、
下り坂で自転車が跳ねた勢いで、かごから飛び出て道路に転がる始末。

2時55分、自転車屋さんに戻ってきた。
レンタサイクル代\800払う。これも移動に使ったんだから、交通費か。
ゲーム路銀 -\5,920-\800=-\6,720
3時ちょうど、美瑛駅着。次の下りは3時39分、リゾート狩勝(かりかち)号。
約40分の待ち時間は、自転車漕いできた後のいい休憩になる。
富良野まで、\620の切符買う。
ゲーム路銀 -\6,720-\620=-\7,340
本当は、上富良野や中富良野のほうが、駅から近くに観光地があり、
しかも中富良野には、有名なファーム富田がある。
でも狩勝号は、美瑛から富良野までノンストップの快速列車なのだった。

え、これホントに快速列車?

中に入ってさらにビックリ。
飛行機のようなイヤホンジャックに、
モニターまでついている。
そこらの特急より設備がいい。

美馬牛で上りのSLとすれ違う。

上富良野、中富良野と通過。
この山のあたりに、ファーム富田があるはず。
海外の安い香油や化学香料に押されるなかで、
製油用のラベンダーを作り続けてきた農場だ。
近くに「ラベンダー畑」という駅があるが、
主に夏場に使われる臨時駅で、
それ以外の時期はほとんどの列車が通過する。
ファーム富田のホームページはこちら

4時8分、富良野着。
後で知ったが、この車両はもともと
「ニセコエクスプレス」という特急用の車両で、
ニセコがシーズンオフなので、
こっちで快速として使っていたようだ。
道理で設備がいいはずだ。

<〜美馬牛(びばうし)〜上富良野〜西中〜ラベンダー畑〜中富良野
〜鹿討(しかうち)〜学田(がくでん)>〜富良野(ふらの)

富良野は、ドラマ『北の国から』で有名な町。
ロケの行われた丸太小屋がある、
麓郷(ろくごう)の森が、観光名所になっている。
ただし、駅からはかなり遠い。

富良野は北海道のほぼ真ん中に位置する。
それにちなんで、体の真ん中にある「へそ」を使った
へそ踊りが、郷土芸能になっている。

次の目的地は帯広。
帯広に行くには、4時49分の列車に乗らなくてはならない。
それに乗れないと、次は2時間以上も後になってしまうのだ。
なので、駅からあまり遠出せず、駅前の観光案内所で
『北の国から』の大きな携帯ストラップを買うだけにした。

(※観光案内所で入手したマップをあとから見ると、
駅の近くでも、かなり多くの場所で、ロケが行われていたようだ)

駅の待合室のテレビで、相撲中継をやっている。
テロップで、道内出身力士の今日の成績が表示されていた。
多くの名力士を生んだ相撲王国・北海道ならでは。

帯広までの運賃は、\2,420。
ゲーム路銀 -\7,340-\2,420=-\9,760
長旅に備えてペットボトルのお茶を買い、
4時49分の列車に乗り込んだ。

金山駅までは、ほかにもお客さんがけっこういたが、
そこから先は人が減り、車窓の景色も無人の森に。
森に民家がないのは、北海道に限った話じゃない。
ただ、この路線の場合、その森が延々と続くのだ。
トンネルを抜けると、いきなり視界が開け、

現れたのは「かなやま湖」。
ダム建設によってできた人造湖だ。
この後すぐ木々に覆われて視界から消えるが、
ときどき木々のすき間から、
湖が見え隠れする。

〜布部〜山部〜下金山〜金山〜東鹿越(ひがししかごえ)〜幾寅(いくとら)

かなやま湖の東端に位置するのが幾寅駅。
映画「鉄道員(ぽっぽや)」の
幌舞駅として使われた駅だ。
5時39分着。
ここも降りてみたかったが、降りると次が2時間後。
帯広に着くのがすごく遅くなりそうだったので、
列車から外観を見るだけに。

長い長い狩勝峠トンネルを抜けると、外ももう真っ暗だった。

〜落合〜新得(しんとく)

終点・新得着6時25分。
ちなみに、ひとつ手前の落合駅を出たのが5時49分。
各駅停車でひと駅進むのに36分かかる所も珍しいだろう。
この新得で、28分発の池田行きに乗り換える。
2両編成だが、客がなんと5人しかいない。日曜だからか?
と思ってたら、次の十勝清水駅で7、8人乗ってきた。
そうか、帯広が大きな街だから、そっちに近づくほど客が増えるということか。

と思ってたら、御影と芽室でずいぶん人が降りた。
車内の客は、増えるどころかむしろ減っている。
ちなみに芽室は、元横綱大乃国(芝田山親方)の出身地として知られる。

真っ暗だった窓の外に、突然光が散らばった。市街地だ。

 
〜十勝清水<〜羽帯(はおび)>〜御影〜芽室〜大成
〜西帯広〜柏林台(はくりんだい)〜帯広

7時35分、帯広駅着。
急いで駅前のホテルにチェックインして、
再び外へ出る。
何でそんなに急ぐかというと、

帯広の有名なお菓子屋さん、六花亭に行きたかったのだ。
閉店間際の六花亭本店にすべりこみセーフ!
ここはホワイトチョコレートの元祖。板チョコ5枚セットを買った。
ホワイトチョコレートはもちろん、モカ、ミルクなど、
5枚全部味が違うのだ。

ホテルに戻って食事。
黒こしょうのステーキに、赤ぶどうジュース。
帯広の隣の池田町はワインの産地。だから本来ならワインなんだろうが、
下戸の私は赤ぶどうジュース。
それにしても、名産品がワインとチョコレート。
「十勝でポリフェノールを摂ろう!」って、
観光のキャッチフレーズに使えそうだけど。

時刻は午後9時。もう遅い時刻だが、一応ゲーセンを探してみる。

商店街で見つけたゲーセン「ロジャー」。
(Jフォンの「写メール」で撮影)
入ってわかったが、ここは1プレー50円。

まず『ミスタードリラー2』をプレー。アメリカ面を一発クリアー! -\50+\500
続いて『ぷよぷよ通』。これもやり慣れたゲームだが、
忘れてた! 家庭用ゲーム機版とはボタンの配置が左右逆!
慣れないまま3面のパノッティに倒されアウト。-\50+\100
次は『子育てクイズ マイエンジェル』。
クイズは得意だし、これなら1面あたりにかかる時間が少なくて済む。
……はずだったが、意外とプレー時間は短くなく、
しかも5歳の小学校入学試験でゲームオーバーに。-\50+\250
トータル-\150+\850で、プラス\700。
ゲーム路銀 -\9,760+\700=-\9,060

ホテルに戻ったのが夜の10時10分。明日は石勝線に乗って西を目指そう。

現在のゲーム路銀
-\9,060


今回のルート


旭川市のホームページ  旭川観光協会  美瑛町観光協会  富良野市観光協会
南富良野まちづくり観光協会  帯広市のホームページ  帯広観光コンベンション協会


次回、「日本全国ゲーセン紀行 道央編(2)」では、
ゲイムマンがリゾートへ!

道央編(1) 前編に戻る

「日本全国ゲーセン紀行 2.道北編(2)」に戻る

「ゲイムマンのダイスステーション」タイトルページに戻る

「ゲーム脳」徹底検証シリーズ
※これより外部リンク ダイスステーション トップページ

「ゲーム脳」徹底検証シリーズ
※これより外部リンク ダイスステーション トップページ
「ゲーム脳」徹底検証シリーズ
※これより外部リンク ダイスステーション トップページ