ゲイムマンのダイスステーション

日本縦断ゲーセン紀行

9.サッカーとはあんまり関係なく
〜札幌・小樽編(5)〜


スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで\5,000(G千)。
ゲーセンでゲームをプレーして、1面クリアーするごとに、
「ゲーム路銀」は\100ずつ増える。
(ただし、1プレー\50円のゲームなら\50ずつ、1プレー\200なら\200ずつ。
 ゲームをプレーするためのお金も、「ゲーム路銀」からねん出する)
この「ゲーム路銀」だけを交通費にして、日本縦断を目指すのだ!
(先週までのゲーム路銀 -\5,530)


午後4時50分発の北斗星1号に乗る。
今回はソロ(個室寝台)上の段。

2002年5月31日、午前9時20分札幌着。
寒い。
雨のせいもあるだろうが、やはり東京に比べて、気温自体が低いようだ。

札幌駅に着いて初めて知ったが、明日もう札幌ドームでW杯の試合があるという。
てっきり7日のイングランド−アルゼンチン戦が最初だと思ってた。

札幌

来るたびに札幌駅の写真を、同じ位置から撮っているが、
もう外観はほぼ出来上がった感じ。
W杯に外観だけでも間に合わせたのだろうか?

来年春オープン予定のJRホテル日航札幌も、
このとおり完成しているように見える。

今回はいよいよ、札幌から先へ進むことにする。
9時55分の快速エアポートに乗って、10時3分、着いたところは

 
<〜苗穂(なえぼ)〜白石(しろいし)〜平和>〜新札幌

新札幌駅(ゲーム路銀 -\5,530-\260=-\5,790)。
ここから25分発のバスに乗って(ゲーム路銀 -\200=-\5,990)、

10時38分、北海道開拓の村に到着した。
空は曇っているが、野幌森林公園の緑が心地良い。
1908(明治41)年から1951(昭和26)年までの、
旧札幌駅を模したエントランスがお出迎え
(入場料\610)。

ここ開拓の村では、明治〜昭和初期の建物が復元されている。
旧開拓使札幌本庁舎をかたどったビジターセンターに入る。
特別展「北海道のスポーツの歴史」で、
元ロッテの高沢秀昭選手のユニホームを見て感動する。
私と同じ苫小牧市出身の、パ・リーグ首位打者なのだ
(ユニホームは苫小牧市博物館所有)。

立ち並ぶそれぞれの建物の内部には、当時の様子が人形を使って再現されていたり、
ちょっとした展示室ができていたりする。
人形だと思っていると、たまに人間だったりして、驚かされることも。
有島武郎の旧宅に来た頃から、空が少しずつ晴れてきた。
平日だからか、学生さんが大勢訪れている。
北海中学の建物の前に、ライラックがきれいに咲いていた。
通りがかったボランティアのかたの話では、
ここはヤクルト若松監督の出身校・北海高校の前身だとか。

農村部ではセミの鳴き声がする。エゾハルゼミだそうだ(ボランティアさんの話)。
農家で鶏も鳴いている。

北海道開拓の村のホームページはこちら。

午後1時30分、開拓の村を出る。
森の中の裏道を通って、

北海道開拓記念館へ。
北海道の歴史について、詳細に紹介されている。
アイヌと和人の交易や戦いの歴史があるのが
北海道ならでは。
ざっと見て回っただけだったが、
出たときには3時を回っていた。

北海道開拓記念館のホームページはこちら。

その裏に野幌森林公園のシンボル、百年記念塔が見える。行ってみよう。
道がまた森の中に消えていくので、不安に思ったが、
記念館の警備のかたに聞くと、その道で合っているそうだ。

森を抜けると、高さ100メートルの塔が
目の前にそびえ立っていた。
北海道開拓百年を記念して、1970年に建てられた
百年記念塔だ。
一見、中には入れないように見えるが、
真下に行くと入り口があった。
ただし、23.5メートル上の展望台まで、階段しかない。
暑い中、狭い階段をひぃはぁ言いながら上っていく。
ま、あの東京湾観音よりはまだマシか。
途中、風の入る所もあるし。

札幌の街並みが広がる。
真正面には、明日ドイツ対サウジアラビア戦が
行われる札幌ドームも見えた。

反対側には野幌森林公園の森が広がる。
開拓の村からここまで、かなりの距離を歩いてきたが、
これでも森林公園全体のうち、ほんの一部でしかないのだ。

森林公園の入り口にある、「開拓の村入口」バス停(朝着いたのとは別のバス停)に来た。
ここまで来れば、バスの本数が多いのだ。
もう少し歩けば、函館本線の森林公園駅もあるが、
私は新札幌駅にまだ用事があるので、バスで戻ることにする。
3時53分にバスが来たが、満員なので1本待つ。
3分後に来たバスは、がらがらだった。
どこから来たかで混み具合が全然違うということか。

4時2分、新札幌駅着(ゲーム路銀 -\200=-\6,190)。
またマイナス6,000円を超えた。

サンピアザ水族館へ(入館料\900)。
デパートの一角ながら、魚のサーカスもある本格的な水族館。
ラッコの餌づけにホッケを与えるところが、さすが北海道。
ゴマフアザラシやペンギンもいた。

サンピアザ水族館のホームページはこちら。

私が新札幌に来た理由は、この水族館が見たかっただけではない。
新札幌にはデパートが多い。ゲームコーナーもあるだろう。
そこでゲーム路銀を稼ごうというつもりだ。

駅ビル「DUO-1」の案内を見ると、地下1階に「ハロータイトー」とある。
行ってみると、けっこう広いゲームコーナーだった。
ただし、客層が女子高生中心だからか、スペースの大部分がプリクラ系と、
UFOキャッチャー……タイトーだからカプリチオか……系。
アップライトのビデオゲームは数少なく、やったことのないゲームばかり。
名前は聞いたことがある『式神の城』もあるが、自信がない。
それなら早々に場所を変えよう。

駅に戻る。先へ進みたいところだが、いったん札幌に戻ることにする。
以前札幌駅の広告で見た、エスタ内のナムコ・プラボに行こうと考えたのだ。
(第7回参照)

妙に駅が混雑してるな、と思ったら、
札幌駅で信号機が故障し、ダイヤが乱れているのだとか。
高校生の帰宅ラッシュと重なって、混んでいたのだ。
駅構内のアナウンスで気がついたが、ここから札幌駅までなら地下鉄でも行ける。
ので、地下鉄乗り場へ移動。
なお、JRより\50高い(ゲーム路銀 -\310=-\6,500)。
5時25分発。5時56分着。東西線は空いてたが、乗り換えた南北線が混んでいた。

札幌

JRはまだ止まっていて、JRの改札前は人であふれている。
(後でニュースを見ると、6時15分に運転を再開したらしい。)
今朝ロッカーに入れていた荷物を出して、駅前のホテルへ。
ロビーにドイツのサポーターの一団がいた。
ドイツ三色旗の色の服を着てる人がいるからわかりやすい。

6時30分、ホテルを出て、エスタに向かう。
プラボに行く前に、おなかがすいていたので
(昼ごはんを食べていなかった)、
エスタ内のラーメン屋で晩ごはん。
みそラーメンと鮭いくら丼とのセットを注文。うまい。

エスカレーターで、1階下のナムコ・ワンダーパークに進もう。
ワンダーパークは子供向け遊具と、
UFOキャッチャー(ナムコなのになぜかUFOキャッチャー)がメーン。
一角にはゲーマーズがあった。勢いあるなブロッコリー。

別の一角がプラボになっていて、メダル機とアップライト機がまとめられていた。
オールドゲーム発見! ボスコニアン、ドラゴンスピリット、スプラッターハウス、
リターンオブイシター、メトロクロス、……あんまり得意じゃないものばかり。
『ナムコクラシックコレクションVol.2』の、『パックマン』アレンジモードをプレー。
ラッキーなことに、5機設定になっていた(通常は3機)。
10面クリアー。-100+1,000

じゃあ同じマシンで、『ディグダグ』のアレンジモードを。
やはり5機設定だったが、6面がワナだった。
うっかり岩を落としたが最後、敵が一斉に攻めてきて、次々と自機を失ってしまう。
何とか乗り越えたときには残り1機。結局8面でアウト。-100+700
次はおなじみ『ミスタードリラーG』。アメリカ面クリアーで-100+1,000

隣にある『もじぴったん』というゲームが気になったんで、やってみる。
縦横いずれかで単語ができるように、マスの中にひらがなを入れていくパズルだ。
予期しないところで変な単語ができるのがおもしろい。
3面クリアーまで。-100+300

昔よくやった『ボンバーマンワールド』をプレー。
5面クリアーするも、最初のボスでアウト。-100+500

もう一度『もじぴったん』。しかしまた3面まで。-100+300
もう1回。2面で考えすぎてタイムアップ。-100+100
4度目のトライでやっと5面クリアー。
5面でクリアーということでおわかりかもしれないが、かんたんコースだったのだ。
-100+500
「いす」→「すいす」とか、「かれ」→「かれし」とか、
「まる」→「なまる」→「はなまる」のように、
先を考えて単語を作っていくのが重要だということに、やっと気がついた。

最後に『ナムコクラシックコレクション』のもう1作品、
『ラリーX』のアレンジモード。7面クリアーで-100+700
トータル-900+5,100=4,200
ゲーム路銀 -\6,500+\4,200=-\2,300)。

ホテルの部屋に戻って、テレビをつけてまもなく、セネガルが先制点を入れた。

現在のゲーム路銀
-\2,300


今回のルート


札幌市観光サイト  札幌市観光協会


次回、「日本全国ゲーセン紀行 道南編(1)」では、
ゲイムマンがやっと札幌から脱出!

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