ゲイムマンのダイスステーション

日本縦断ゲーセン紀行

138.水と日陰を求めて
〜三河編(1)〜


スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
ゲーセンでゲームをプレーして、1面クリアーするごとに、
「ゲーム路銀」は¥100ずつ増える。
(ただし、1プレー¥50円のゲームなら¥50ずつ、1プレー¥200なら¥200ずつ。
 ゲームをプレーするためのお金も、「ゲーム路銀」からねん出する)
この「ゲーム路銀」だけを交通費にして、日本縦断を目指すのだ!
(前回までのゲーム路銀 ¥915




2010年7月18日。どうにか8時10分に起きてホテルで朝食。
9時48分発の特別快速で、岡崎から豊橋へ。眠いし、肩と腰が痛い。
豊橋でいったん降りて、荷物をロッカーに入れた。
昨日まであった、手筒花火のモニュメントがなくなっていた。

あらためて10時28分発の上りに乗って、隣の二川駅へ向かう。
10分くらい前にホームに行ったら、もう電車が待っていた。
昨日も乗った117系。そういや昨日豊橋から弁天島へ向かったのと同じ時刻だ。
33分、二川駅着。今日のゲーセン紀行はここからスタート。


二川(ふたがわ)

駅の窓のすりガラスに、キリンが描かれている。

今日は南口から出た。

動物や恐竜の像が並ぶ道路を
歩くこと約7分。

「のんほいパーク」こと、
豊橋総合動植物公園にやってきた。
本来は入園料¥600だが、
今日は特別に入園無料となっている。

のんほいパークは、動物園、植物園、遊園地、自然史博物館が1つになった、
盛りだくさんな施設。果たして1日で回り切れるだろうか?

門から入ってまず現れたのは、
植物園の温室「トロピカル館」。
この暑い日にいきなり温室ということに
ちゅうちょしたが、
ぐんぐんグルトで水分補給し、
勇気を出して入ってみた。

入ってみると、むしろ外よりちょっとだけ涼しい。
以前、真夏に東京の夢の島熱帯植物園に行ったときも、
こんな感じだったような気がする。

サボテンの部屋、
スコールの部屋を経て、大温室へ。

シダ植物や、
高くまっすぐに生えたヤシなどが密集。
パパイヤ、エッグフルーツなどが実をつけていた。

バナナの花も見られた。

「水草の部屋」の水槽前でちょっと和む。やっぱり汗が出る。
スイレンの部屋へ。熱帯性のスイレンは、水面から茎を伸ばして咲くという。

鮮やかな花が見られる
ハイビスカスの部屋。
この後に続く、
ランの部屋と花飾りの部屋もきれい。

イベントスペースで、花を描いた絵手紙が展示されていた。心が落ち着く。
そして、この部屋に冷房が効いているのがうれしい。
休憩室で、多くのお子さんがぬり絵にいそしんでいる。
四角いメロンに関するパネル展示があった。渥美農業高校で作っているらしい。

外に出た。風車が並んでいる。

屋外の植物園へ。

サルビアなどの花々や、観賞用トマト、
トウガラシの実などが花壇を彩る。

振り返ると、観覧車や展望塔が見える。

花壇から奥へ行ってみよう。

雑木林や炭焼き小屋、日本庭園を見る。
雑木林の真ん中にある休憩所には、冷房が効いていた。盛況。

日本庭園がちょっと洋風なのは、
この先に、

モネのアトリエから贈られた
スイレンの浮かぶ庭があるから。

今がちょうど花の咲く季節のようで、
かわいらしい花が、葉の上に乗っている。

池に出た。
池の向こうは「紅葉の森」と、
遊具のある「ちびっこ・さくら広場」だが、
もちろん今はどちらの木々にも、
青々とした葉が茂っていた。

野外のステージで、ゲゲゲの鬼太郎キャラクターショーが行なわれている。

アガパンサスの青い花が目立つ。
ここには、つつじの園やバラの園もあるので、
季節によってはカラフルな装いになるだろう。

園内の道路を周回する
トロッコバスとすれ違った。

豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)のホームページはこちら

「憩いの広場」にいろんな屋台が出ている。ザリガニ釣りが人気。

お子さんが水遊びする水路に沿って歩く。

始祖鳥の日時計があった。
もう12時半を過ぎている。

目の前が自然史博物館だが、
今日ここまで回る時間はないかも。

恐竜の遊具がいくつも並んでいた。

中央門のそばから、動物園に入ろう。まずは「郷土の動物園」コーナーから。
暑さのせいか、タヌキもキツネも日陰に隠れている。アナグマは元気。
そのくらいのサイズの動物ばかりかと思ってたら、
奥の方にツキノワグマが歩き回っていた。
カモシカも日陰でたたずむ。

D51が展示されている。
金沢や富山にいた89号機。
スノープラウ(雪切り)がついていた。

オーストラリア園へ。ウッドデッキから、カンガルーやエミューが見られる、
……はずだが、あまりいないなあと思っていたら、

あまりの暑さに、
みんなそのウッドデッキの下に
かたまっていたのだった。

木曽馬やポニーに乗れる「なかよし牧場」。

ヤギやロバ、ラクダ、羊、ミニブタもいる。ラクダはさすがに日なたで寝ていた。
ウサギやモルモットにふれ合えるコーナーもあった。

六角形の展示室が連なる「動物資料館」。
動物の行動や、体の仕組みについて解説されている。
しかし冷房がないのには参った。

ヒグマが歩き回っている。
ライオンやトラは日陰でぐったり。

ヒマワリがきれいに咲いている。

サルデッキ。
高い所にいる猿を見られるように
設けられたデッキだ。
クモザルは元気に動き回っていたが、
この暑さなのでワオキツネザルなどは
地上でたたずんでいた。

サルデッキからは、
下にある池を中心とした景色も望める。

ちょっとルートから外れた所に
フラミンゴがいっぱい。
コウノトリもいた。

「モンキーアパート」は屋根があるからか、
こちらからよく見える所で、
猿が動き回っている。大人気。

2頭の象がいた。かなり大きい。
雄のダーナは1971年、
雌のアーシャーは1977年生まれ。
(8月、アーシャーが妊娠したことがわかり、
話題になっている)

象の向かいにひっそりとタンチョウヅル。
奥にニホンザルのサル山。みんな日陰で寝ている。

オランウータンがいるスペースの、隣が爬虫類舎。
クサガメ、イシガメ、ホシガメから、
ワニガメ、スッポン、メガネカイマン、アルビノのニシキヘビまで。

池の展望デッキで休む。
冷房はないけど風が通る。
池の真ん中にいるのは、カワウだろうか?

極地動物館。
屋外にフンボルトペンギンがいる。
水の中は気持ちよさそう。
ベタな感想だけど、それくらい暑い。

ホッキョクグマのスペースは、
館内から水中も見えるようになっているが、
私が来たときには、クマは陸上にいた。

奥の部屋には冷房が効いている!
イワトビペンギンやジェンツーペンギン、キングペンギンなど、
極地で暮らすペンギンの部屋だった。
隣のプールでは、ラッコが泳いでいた。

屋外へ出た。バードエリアにクジャクとシロクジャクがいる。
白孔雀が孔雀のアルビノではないということを初めて知った。
いわれてみれば目が黒い。

「ご自由にお入り下さい」
と書かれたスペースがあり、
何かと思ってよく見たら、

隣に「ヒト 霊長目ヒト科」と書いてあった。
昔行ったのぼりべつクマ牧場
「人のオリ」があったが、
ここにもあったとは。
もっとも登別の方は、
熊が外から人を見るという形で、
こことは違うコンセプトだけど。

よく見ると注意書きがある。
「宿題が終わっていないので ゲームを与えないでください」と書いてある。
お酒、お菓子やジュースも与えないよう書かれていた。ユニーク。

引き続きバードエリア。タカ、キジ、ホロホロチョウ、
インコ、フクロウ、トビ、ハヤブサ、オシドリ、そして小鳥たち。
人の少ないエリアだが、意外と充実していた。

広い芝生の「アフリカ園」。
遠くにキリンがいる。
あと、ウシ科のエランドとセーブルアンテロープ。

カバ舎の水の中に、
2頭のカバがつかっていた。
外の池にも1頭。

その向こうの岩陰にシマウマがいる。
この後、ダチョウもやってきた。

けっこう大きなチンパンジーを見た後、
キリンの芝生とシマウマの芝生の間にある展望室へ。
はるか遠くにキリンが見えただけだが、この方がかえってサバンナで見てるっぽいかも。
そのかわり、カンムリヅルとフラミンゴとサイを見られた。

ガラスの反射で、サイの腹の下に
フラミンゴが映り込んでいた。

外でもう一度フラミンゴとサイ、そしてマングースを見て、
最後に夜行性動物館へ。冷房が効いている。
さっきまで強い日差しの下にいたので、暗さに目がなかなか慣れない。
結局、トビウサギとジャコウネコしか見られなかった。

豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)のホームページはこちら

これにて動物園めぐりは終了。12時30分から午後3時30分まで3時間いた。

気がついたら、雲ひとつない快晴になっていた。
次は展望塔の上から、園内をながめてみよう。

池のある1階ホールから、エレベーターで展望台へ。
上がってる途中でもう、パークの外まで見えるようになった。

展望台は地上37メートル。
東側に温室と遊園地。
新幹線が走るのも見える。

西側は動物園と自然史博物館。
ちょうど真下がアフリカ園だが、
今見えるのはフラミンゴだけ。
それにしても、のんほいパークって、
ずいぶん広い森になってるんだなあと思う。
この写真では見えないが、
木々の間から首長竜の首が突き出していた。

向こうに豊橋の市街地。
大きなビルが建っている。
多分、ホテル日航豊橋だろう。
向こうは高さ120メートルあるらしい。

展望台から伸びる上り階段の先に、喫茶室があるのだが、
残念ながら営業は3時まで。閉まっていた。
下りてきた。下にもレストランがあるが、こちらも3時で閉店。
どのみち、のんほいパークの閉園は4時。もう時間がない。
でもおなかがすいてきた。

遊園地には、ジェットコースターや
メリーゴーランド、大観覧車、豆列車、
ゴーカート、サイクルモノレールなどがある。

中央の売店にゲームコーナーがあった! ……と思ったら、
売店の横にプライズ機が置いてあるだけだった。
ここでストラップを買う。

もう閉園まで時間がないので、何も食べずに遊園地をひと回り。
レースゲームの『ラッキー&ワイルド』があったが、やったことがないので、
面クリアするタイプのゲームかどうかもわからない。

まだ日が高いし、まだ暑いけど4時半閉園。のんほいパークを後にした。
やっぱり自然史博物館は次回まわし。

ポストの上に、
のんほいパークのキャラクター、
「のんちゃん」と「ほいくん」が乗っていた。

豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)のホームページはこちら

いったん二川駅に戻る。
駅の北口側には、二川宿本陣資料館と豊橋市地下資源館があるらしいが、
どちらももう閉まっているはず。とりあえず駅で休もう。
4時51分発の豊橋行きが来たみたいだけど、疲れているのでまだ乗らない。

今日これだけで帰るのも時間がもったいないので、ゲーム路銀を使って豊橋へ行き、
豊橋のゲーセンでゲームをやることにしよう。
5時16分発の岐阜行きに乗る。211系4両セミクロスシート。

右に見える2つの山の山頂に、それぞれ展望台と仏像が見える。
仏像は岩屋観音という聖観音像。
一方、左側は新幹線の線路がいったん低くなって、向こうの景色が見えた。
だがまた見えなくなる。

右手に池が現れた。新しそうな石積みのアーチ橋が架かっている。
長三池(ちょうさんいけ)といって、もとは農業用の溜め池だが、
現在は幸(みゆき)公園という名前の、親水公園になっているらしい。

国道259号と、豊橋鉄道渥美線が、東海道本線をオーバークロス。
豊橋鉄道の電車が通過していくのが見えた。
ビルとマンションがだんだん増えてきた。

5時22分、豊橋駅着。
ゲーム路銀 ¥915-¥190=¥725


豊橋

豊橋駅は、日本初の民衆駅
(戦後の復興期に、
民間の資金を導入して建設された駅舎)。

豊橋民衆駅は、1950年(昭和25年)に完成した、大きな切妻屋根の2階建て駅舎で、
出資したテナントが入っていた。国鉄の元祖駅ビルといえる。
その後、全国の主要都市の駅が、民衆駅方式で建設されるようになった。
豊橋駅は、1970年(昭和45年)に一度建て替えられ、
さらに1996年(平成8年)、現在の駅舎が完成した。

豊橋駅に来れば、食べ物には不自由しない。
マクドとすき屋と餃子の王将で迷ったが、
結局マクドナルドで、チキンバーガーオーロラを食べた。

そのマクドのすぐ近く、
ときわ通りというアーケード商店街の
FACEというビルの地下に、ゲームコーナー
「La Fiesta」(ラ・フィエスタ)があった。

プライズ、プリクラ。大型機は特に音ゲーが多い。
パチンコ・スロット、そしてビデオゲーム。対戦格闘中心で、種類は豊富。
レトロものもけっこうあるけど、グラディウスIII、R-TYPEII、メタルスラッグ、
マクロス、ファイナルファイトなど、難しそうなものばかり。
対戦格闘も含め、1プレイ¥50の台が多い。

ネオジオの「クイズ大捜査線」を、初プレイだけどやってみた。
序盤からノルマが多くて苦労するが、どうにか4面クリアした。
ゲーム路銀 ¥725+¥150=¥875

さらにゲーセンがないか、商店街をうろついてみた。
スマートボールがあったけどこれは違うか。

「ユーモアの出会い」と題された、
謎のオブジェがある。

午後6時43分、駅に戻ってきた。
今から周辺のゲーセンを回るのもしんどいし、だいいち脚がもう限界。
今回はここまでにしよう。
うなぎパイを買って、ロッカーから荷物を出して、7時32分の新幹線で帰る。
浜松でひかりに乗り換える際、うなぎ弁当を買って、晩ごはんにした。

現在のゲーム路銀
¥875

今回のルート
1.豊橋総合動植物公園(のんほいパーク) 2.二川宿本陣資料館
3.岩屋観音(大岩寺)・豊橋市地下資源館 5.葦毛湿原
6.豊橋公園(吉田城跡) 7.豊橋競輪場

豊橋観光コンベンション協会  愛知県観光ガイド
JR東海  名古屋鉄道  豊橋鉄道
次回、「日本縦断ゲーセン紀行 139.三河編(2)」では、
ちょっとゲーセン回ってくるだけのはずだったのだが……。
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