ゲイムマンのダイスステーション

日本縦断ゲーセン紀行

140.ほぼ恐竜だけでまる1日
〜三河編(3)〜


スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
ゲーセンでゲームをプレーして、1面クリアーするごとに、
「ゲーム路銀」は¥100ずつ増える。
(ただし、1プレー¥50円のゲームなら¥50ずつ、1プレー¥200なら¥200ずつ。
 ゲームをプレーするためのお金も、「ゲーム路銀」からねん出する)
この「ゲーム路銀」だけを交通費にして、日本縦断を目指すのだ!
(前回までのゲーム路銀 ¥3,565




豊橋

2010年8月22日。8時半起床。ホテルで朝食をとって、10時にチェックアウト。

駅の通路に、豊橋市のマスコット
「トヨッキー」の像が建っていた。
手筒花火を持っている。

今日はまず、ひと駅手前の二川に戻る。
10時9分発の電車は313系8両。
10時14分着。
ゲーム路銀 ¥3,565-¥190=¥3,375

南口から、以前にも行った
「のんほいパーク」へ向かう。
前に来たときは、
植物園、動物園、展望台、遊園地を回ったが、
今回はそのとき行けなかった自然史博物館へ。

¥600で入場券を買う。
パーク内は、前回、入場無料だった時に比べると若干、人が少ないが、
適度に落ち着いた雰囲気がいい。

博物館前には、恐竜の遊具が並んでいる。
色は派手だが、
実在の恐竜がモデルになっているようで、
それぞれの前に解説板が立っている。

ぴんとそそり立つブラキオサウルスの首。
前回、展望台から博物館の方を見たら、
森の中からこの首が突き出していた。
もっとも、最近の研究では、
このように首をまっすぐ立てることは
できなかったのではないかと言われているらしい。

自然史博物館に入った。
冷房が効いている。
今日はさほど日差しが強くないが、
蒸し暑い。

11時ちょうど。入口の恐竜模型「プシッタコサウルス」の卵から、赤ちゃんが生まれた。
常設展。化石の壁がある通路を通ると、恐竜の化石が現れた。
ティラノサウルスとトリケラトプスの全身標本。親子連れに大人気。

古生代展示室へ。隕石、マグマの固まった岩石、
大気に酸素を送り出したストロマトライト(縞模様のついた石と化している)。
クラゲやゴカイの仲間で、地球に初めて現れた動物・エディアカラ動物群や、
殻やトゲを持ったバージェス動物群の化石。

さらに多種多様な、さまざまな動物の化石。
単細胞の原生生物。海綿動物。貝類などの軟体動物。
ウニやヒトデの仲間・棘皮動物。コケムシ動物。筆石。腕足動物。魚類。両生類。
節足動物(主に三葉虫)。刺胞動物。植物。
それぞれの種類について、マンガで解説されていて、わかりやすい。

古生代の生物は、カオスと言えるほどいろんな姿をしており、見てて楽しい。
資料映像や模型を作る過程についても、紹介されていた。

巨大シダ植物の時代「石炭紀」。
大きな背びれを持つディメトロドンなどの、哺乳類型爬虫類。

中生代展示室。ここで目立つのはやはり恐竜。
アロサウルス、ステゴサウルス、ユアンモウサウルスなどの全身骨格標本や、
さまざまな化石、CG映像と小さな恐竜ロボットによる「恐竜劇場」。

展示室の壁の上部もスクリーンとして使われ、
CGで再現された、いろんな恐竜の動きが見られる。
鳥が恐竜から進化したことや、
始祖鳥が、現代の鳥類の直接の祖先ではないことも書かれていた。

別室にエドモントサウルスの、全身の化石が展示されていた。
口がカモのような形をしているカモノハシ竜の仲間だが、カモと違って多くの歯を持つ。
全長7メートル。アメリカ・デンバーから購入した実物化石。

新生代展示室。ナウマンゾウやオオツノジカ、マチカネワニの全身骨格は、
さっきの恐竜たちほどではないものの、やはり大きい。
ミンククジラの骨格標本もあった。

人の進化の解説。日本でいちばん古いヒト化石は、
豊橋市牛川で見つかった牛川人だそうだ(※獣骨説あり)。
三ヶ日人、浜北人は、それより新しい時代の旧石器人。
牛川人は旧人で、三ヶ日・浜北は新人に分類される。

豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)のホームページはこちら

現在、既に午後1時近い。今日はこの自然史博物館を見るだけで終わってしまうかも。

「郷土の自然展示室」。東三河地方の自然を中心とする展示室だが、
ガラパゴス諸島についての解説が展示された区画もある。
ガラパゴスには独特の生物がいるだけでなく、
島ごとにも生物に微妙な違いがあり、それがダーウィンの研究に役立ったそうだ。

あらためて「郷土の自然」へ。
愛知県には中央構造線が通っているため、
北西部と南東部で地質が異なっているという。
1万8千年前の氷期には海面が大きく下がり、6千年前は逆に今より高かったそうだ。

県内で発見された新種の生物。設楽層群の足跡化石様。
高師小僧(植物の根や茎に鉄分がついてできた管状の褐鉄鉱)を含む地層。
地元で獲れる魚介類や、
渥美半島と御前崎の間の砂浜にやってきて卵を産む、アカウミガメについての解説。
干潟の生き物、豊川の生物。

2階は「陸の自然」。よくできた、ため池のジオラマがある。
三河地方では何百年も前から、灌漑(かんがい)のために
多くのため池が造られたそうだ。
貝類から、カエル、イタチやアオサギ、カワセミまでいる。

陸貝、両生類、爬虫類、昆虫についての解説が出ている。
東三河では現在、ため池から
一部のトンボ、大型のゲンゴロウ、タガメが姿を消したらしい。

また県東部には石灰岩が多いため、鍾乳洞ができ、
コウモリやゴミムシが生息している。
湿地の植物も展示。
もちろん哺乳類も多いが、ツキノワグマは現在いないとみられ、
キツネも平野部では見られなくなったそうだ。

メタセコイアやソテツなど、「生きている化石」が育つ中庭を見ながら、
入口に戻ってきた。現在午後1時40分。

豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)のホームページはこちら

企画展「キラキラ水晶展」(¥300)(9月12日まで)。
大型スクリーンのあるシアターを特別展示室にして、
大小さまざまな水晶を展示。
目玉は国立科学博物館蔵の、幅30センチもあるハート型水晶。
大きなペグマタイト(花崗岩の中の結晶が大きく成長し、
水晶や雲母などになったもの)もある。

水晶は、ケイ素と酸素から成る鉱物で、シリカ(二酸化ケイ素)の一種。
結晶構造が変わった物の1つが石英で、結晶ができていないと火山ガラスになる。
「紫水晶はすりつぶすと白くなる」というのも初めて知った。

そして、今回の展示のもう1つの目玉。山梨大学が所蔵する大型水晶の数々。
たくさんの水晶から成る群晶や、高さ97センチの大水晶もある。
最後は工業用の人工水晶。水晶振動子などに使われており、
デジカメや携帯電話、パソコン、時計など、さまざまな物に利用されている。

豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)のホームページはこちら

博物館を出たときには、午後2時半を回っていた。
自然史博物館単独で、こんなに見ごたえがあるとは思わなかった。

外は晴れていた。
日が照りつけ、さっきより暑くなっている。

これから駅北口側の2つの博物館に行く予定だったが、時間的に厳しい。
昨日からの疲れもある。
のんほいパークの入口まで歩いただけで、暑さで気分が悪くなってきた。
午後3時近くになったし、北口の博物館はあきらめて、
交差点の左に見えるラウンドワンへ避難しよう。
あそこなら冷房も効いてるだろうし、何か食べ物があるかもしれない。

交差点を左折。広い道路だと思ったら、国道1号だったのか。
ここまで体調が今一つだったが、スーパーH2Oを飲みながら歩いたら、少し持ち直した。

10分ほどで、
ラウンドワンスタジアム豊橋店に到着。

幸いCoCo壱番屋と、「あんかけスパゲッティ パスタ・デ・ココ」があった。
ラウンドワンの両隣には、ラーメン横綱とマクドとケンタもある。
ココイチでカレーを食べた。

夏野菜カレーでお腹を満たし、ラウンドワンのアミューズメントスペースへ。
1階の入口に、jubeat、ダーツ、MJ4。
さらにベースボールヒーローズ覇者、クイズマジックアカデミー、
麻雀格闘倶楽部などのオンラインもの、
広いプライズコーナー、もっと広いメダルコーナーと続く。

メダルコーナーの上の吹き抜けに、鯨が2頭浮かんでいた。
ラウンドワンに来ると、こういう派手な内装を見るのが楽しみ。
富士市のラウンドワンでも、コブラが柱に巻きついていて、インパクトがあった。

エスカレーターで2階へ。ここには音ゲー、プリクラ、レース、エアホッケー。
バスケットボールのような巨大なコントローラーで操作する、
デカいテトリス『デカリス』なんてのもある。
スポッチャの受付もあった。時間制で、バッティング、打ちっぱなしゴルフ、
ミニサッカー、ビリヤードなどが遊べる。こちらの方にもゲーム機がある様子。
そのほかこの店舗では、3階にボウリング、1階にカラオケがある。

『ザ・ビシバシ』をプレイする。ステージ1の「ラブジャンプ」で、
いきなり『ラブプラス』の凛子さんが出てきて焦った。
ステージ6まで行ったが、うち3ステージはクリアできてないので、
3面クリアという扱いで。(ゲーム路銀 ¥3,375-¥100+¥300=¥3,575

駅へ戻ろう。午後4時27分に店を出て、アクエリアスビタミンガードを飲みながら歩く。
暑さと疲れでかなりゆっくりした足取りとなる。4時42分、二川駅着。
着いてから気づいたが、駅はそんなに涼しくない。

北口の2つの博物館は、今から行っても着く頃には閉まってるだろうし、
そうでなくても、どちらへ行くにも徒歩10分以上はかかるはずだから、
今の気候と今の体調で向かうのはきつい。
ちょっと早いけど、今日はこれで終わりにしよう。
次回までには涼しくなってるといいなあ。

改札前のイスでへたってる間に、電車を1本逃す。
暑い改札前で、30分くらい待つはめに。
5時16分の岐阜行きに乗って、豊橋へ。211系4両。あー涼しい。
このまま岐阜まで涼んでいこうかと思うほど。
さすがにそうもいかないので、6分後ちゃんと豊橋で降りた。


豊橋

豊橋駅のコンコースに、
手筒花火のモニュメントがある。
今度は10月に行なわれる
羽田祭のものらしい。

エクセルシオールカフェで涼む。

別企画用に、1回も行ってなかった
駅西口に行って写真を撮る。

駅で、ちくわとうなぎパイ、ちくわストラップを購入。
運良く、6時43分発のひかりがあったので乗った。
新幹線の窓から、さっきのラウンドワンと、
のんほいパークの観覧車と展望塔が見えた。

現在のゲーム路銀
¥3,575

今回のルート
1.豊橋総合動植物公園(のんほいパーク) 2.二川宿本陣資料館
3.岩屋観音(大岩寺)・豊橋市地下資源館 5.葦毛湿原
6.豊橋公園(吉田城跡) 7.豊橋競輪場

豊橋観光コンベンション協会  愛知県観光ガイド
JR東海  名古屋鉄道  豊橋鉄道
次回、「日本縦断ゲーセン紀行 141.三河編(4)」では、
2つの宿場町の歴史をたどる。
「日本縦断ゲーセン紀行 139.三河編(2)」に戻る


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