ゲイムマンのダイスステーション

日本縦断ゲーセン紀行

168.イルカショーの最高峰 feat.初音ミク
〜尾張編(19)〜


スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
ゲーセンでゲームをプレーして、1面クリアーするごとに、
「ゲーム路銀」は¥100ずつ増える。
(ただし、1プレー¥50円のゲームなら¥50ずつ、1プレー¥200なら¥200ずつ。
 ゲームをプレーするためのお金も、「ゲーム路銀」からねん出する)
この「ゲーム路銀」だけを交通費にして、日本縦断を目指すのだ!
(前回までのゲーム路銀 ¥6,395



名古屋


2013年1月27日。8時半起床。睡眠時間は5時間半ほど確保できたがまだ眠い。
昨夜バスターミナルのコンビニで買っておいたレッドブルを飲む。

ツイッターを見たら、楽しみにしていた水野裕子さんの出演番組が
今日オンエアということを初めて知り、ひどく落ち込む。
見られないし、当然録画予約もしていない。
もう1つ今日放送の番組があり、そっちの方は予約してたのに。
(後日BSで再放送があり、無事に録画することができた)

落ち込みすぎて出発が遅くなった。疲れと眠気も一気に来た。
ホテルをチェックアウトして、駅のロッカーに荷物を入れようとしたら、
目当ての場所が空いてなくて、空いてるロッカーを探してうろうろ。

10時30分発のあおなみ線に乗る。
昨日と同じ電車。ただし昨日は朝ごはんを食べた上でこの時間だった。

線路のバラストの一部に、昨日の雪がうっすらと残っている。
家々の屋根も、片面だけ白くなっている。
今日は寒いけど晴れている。


稲永(いなえい)

10時47分、稲永駅着。
今日はここからスタート。

駅の近くには
カインズホーム、スポーツデポなど
大型店舗が多い。

昨日までは、ここから地下鉄名港線の名古屋港駅まで、歩いて行こうと考えていたが、
時間がかかりそうなので、結局バスで行くことにした。

バス停は駅からすぐだけど、着いたのは10時58分。
バスの本数は多いが不均等。次は11時7分か、と思っていたら、
10時56分の金山行きが遅れていたようで、59分に来たので乗れた。
運賃前払い¥200。(ゲーム路銀 ¥6,395-¥200=¥6,195

中川運河に架かる大きな橋を渡った。右手に大きな観覧車が見えた。
11時8分、築地口駅着。バスは名古屋港に向かわないのでここで降りた。


築地口

築地口交差点。
4つの角それぞれに、
駅の入口が設置されている。
錨(いかり)を配した噴水があった。
南極観測船ふじ用に造られた、
予備の錨だったらしい。

名古屋港駅に向かって歩く。歩道がきわめて広く、歩きやすい。


名古屋港

わずか6分で名古屋港駅着。
1936年(昭和11年)に架けられた
港橋が残る。

もっとも、ここは名古屋港から遠い方の入口なので、
目指すガーデンふ頭へはもう少し歩くことになる。
それでも2分後には、港に近い方の出口に着いた。

横断歩道を渡れば、いよいよガーデンふ頭だ。
私は過去3回ここに来たことがあるが、
初めて来たときは日が暮れていたので、駅を降りてヴィレッジヴァンガードに寄っただけ。
(このヴィレッジヴァンガードは現存しない)

あと2回は水族館や展望台に行って楽しんだが、夏だったのでかなり暑かった。
(3回目に行ったときは、最高気温が38度に達していた)
真冬に来るのは初めてだ。
日が照って、寒さはかなりやわらいできた。

JETTYというショッピングモール。
外にはほんのわずかだが、雪が残っている。
朝ごはんを食べていないので、
ここで食事をとろう。

フードコートは大盛況。
席の確保に苦労するほど。

あんかけスパゲッティを食べる。
あんこがかかったスパゲッティを想像してたら違ってた。
(頭の中で、小倉トーストとごっちゃになってた)
トマトベースのちょっと辛めのあん。

2階のふれあい広場には、ガチャガチャと、乗りもの、プライズ、プリクラ、
もぐらたたき、太鼓の達人などがあった。

JETTYを出て海岸へ。

ポートビルと南極観測船ふじ。

名古屋港水族館の南館。

名古屋港水族館の北館。
個性的な建物を見ているだけで楽しくなる。

12時20分、名古屋港水族館に入った。入館料¥2,000だが、
ポートビルやふじなどとの4施設共通券を買った(¥2,400)。

入ってすぐ正面に、イルカの大きな水槽。
しかもイルカがガラス面のすぐそばを通る。
隣はシャチの水槽だが、
子供が生まれてまだ2ヶ月ということで、ここにシャチはいない。
モニターでライブ映像や、出産時のVTRが流れていた。
(※3月5日から一般公開されたそうです)

ゴマフアザラシ。そしてベルーガ(シロイルカ)。
ゆったり泳ぐベルーガがかわいい。ベルーガの子供「ミライ」は去年生まれたそうだ。

シャチやクジラの模型や骨格標本が並ぶ通路。その横に巨大水槽があり、
イルカが縦横無尽に泳いでいた。ここはイルカショーのプールの水面下にあたる。

屋外のしおかぜ広場。
雪が集められている。
以前来たときは暑くて人が少なかったが、
今日は寒くて人が少ない。

午後1時からイルカパフォーマンスが始まるので、
エスカレーターを上って「スタジアム」へ。
ここも外からの風でちょっと寒い。
日差しがない分、さっきの広場より寒いが、お客さんはよく入っている。

来るたびに思うけど、
ここのスタジアムは本当に広い。
優に1,000人は入っているのに、
まだ席に余裕がある。

広さを生かして、11頭のイルカが
入れ替わり立ち替わりジャンプ!

大型モニターで水中のイルカの動きも映し出され、そのスピード感が伝わる。
スイッチングも完璧。リプレイ映像も入る。

バンドウイルカとカマイルカの違いが解説される。
実際にそれぞれのイルカがステージに上がる。

私はこのショーを過去に2回見ているけど、今回はちょっとした変化があった。
終盤のBGMが、初音ミクの歌だったのだ。
モニターに「待ってたよ」という曲名が表示された。
(後で調べたら、どうやらこのショーのオリジナル曲のようだ)


最後は8頭同時にジャンプ。
相変わらず高度な技術と演出だった。

全国の水族館のイルカショーを全て見ているわけではないけど、
ここ名古屋港水族館のイルカショーは、
日本のイルカショーの最高峰ではないだろうかと思う。

名古屋港水族館のホームページはこちら

スタジアム脇で、さっきのベルーガの水槽を、水面の上から見ることができた。
真っ白い色がより際立つ。

北館から南館へ移動。

まずはマイワシのトルネード。
おびただしい数のイワシが渦を巻き、
1つの巨大な生き物のようになっている。

マグロやカツオ、サメ、小さなマンボウもいるけどここでは脇役。
近づくと、イワシがまるでエッシャーの絵のようだ。

その先の水槽へ。日本のさまざまな海にいる魚。クラゲ。タコ。
深海の生物。タカアシガニなど。
先の通路では、19世紀のイギリスの船が調査した
深海生物の記録「チャレンジャーレポート」の図版と、
いささかグロテスクな深海生物の標本を展示。

例えばビワアンコウ。標本はメスのみの状態だが、
オスはメスよりも極端に体が小さく、
オスがメスにくっついて、メスの体の一部と化すらしい。

サクラエビとシギウナギ。そういえば桜エビも深海の生き物か。
由比で桜エビを食べたことを思い出した。

17、18世紀の潜水服も展示。
ぷよぷよしたメンダコ。小さなチョウチンアンコウ。
オウムガイや、ドウケツエビ(カイロウドウケツの中に雌雄一対で生息する)は、
標本じゃなくて生きていた。

深海の生物を紹介するホログラム映像。
硫化水素を含む熱水をエネルギー源として、生きる生物もいるらしい。
(以前、蒲郡の「生命の海科学館」で映像を見たことがある)

赤道の海。深海から一転して、外の光が差し込む明るい水槽。
カラフルな魚たちが泳ぐ。オーストラリアのサンゴ礁を再現した水槽らしい。
ダイバーがいた。水槽の掃除中か。

さまざまなハゼ。イソギンチャクとクマノミ。生きたオオシャコガイ。
去年の8月に生まれたアカウミガメの赤ちゃん。体長20センチくらい。
すぐそばの水槽には、1メートルを超えるアカウミガメとアオウミガメが
何匹もいて、悠然と泳いでいる。

白亜紀の海亀「アルケロン」の化石レプリカを
横目に見ながらエスカレーターを上ると、
今見た水槽の上に出た。色とりどりの魚や、ウミガメたちを上から眺める。
ウミガメ産卵用の砂浜が用意されている。

2メートルを超える
「スッペンデミス」の甲羅の化石レプリカ。
日が差していて、暖かいというより
若干暑くなってきた。

オーストラリアの川を再現した水槽。
ブタバナガメやナガクビガメ。肺魚もいる。
疲れと筋肉痛で、ときどき休みながら回っている。旅行の3日目はだいたいこんな体調。

南極観測船ふじにちなんで、南極の海のペンギン水槽。
ペンギンのいる水族館は多いが、ここには全国でも珍しい、
南極の寒さと空気でなければ生きられないペンギンがいる。
エンペラーペンギン(コウテイペンギン)、アデリーペンギン、
ヒゲペンギン、ジェンツーペンギン。

ペンギンがいっぱい立っている。
いっぱい泳いでいる。
エンペラーペンギンの大きさが際立つ。

水槽内は室温マイナス2度、水温6度に保たれているそうだ。
水中のペンギンたちは活発で、
水面上へジャンプして、そのまま氷の上に立つペンギンもいる。

1階の企画展「巳にまつわる干支セトラ」。
ウミヘビや、名前にヘビとついた水中の生き物を特集。
ウミヘビには、ウナギの仲間とコブラの仲間、全く異なる2種類がいるらしい。

水中の生き物ではないけど、体長4.5メートルのニシキヘビもいた。
ちょうど「ヘビとのふれあい」タイムで、
ニシキヘビに触ろうとする人々の、長蛇の列ができていた。

売店でキャプテンベルーガストラップを買った。
南極観測船ふじとのコラボで、ベルーガがふじの船長になっている。

名古屋港水族館のホームページはこちら

カメ類繁殖研究施設で、
カメの人工ふ化場や、飼育施設、
子亀たちを見る。
ここは水族館とは分けられており、
無料で見られる。

さて、この時点で既に午後3時25分。
南極観測船ふじと、名古屋港ポートビル、両方見られるかどうか微妙な状況。

ポートブリッジを渡る。

疲れたし喉が渇いたので、
ポートハウスでちょっと休憩。
コンサートが行なわれていた。
グループサウンズが演奏されている。

ふじの方は、
閉館までの1時間半足らずで
回れないかもしれないと思ったので、
先にポートビルへ行くことにした。

ポートビルの1階にあった、
さまざまな海の標識。
いちばん手前は、
宮の渡しの灯台を模したもの。

シースルーのエレベーターに乗って、高さ53メートルの展望室へ。
展望室の入場料は¥300だが、さっきの共通券で入れる。
ポートビル内にある名古屋海洋博物館も同様。

東側の景色。
隣接する「つどいの広場」を上から見られる。
その奥は旧イタリア村。
海を挟んだ向こうに山崎川の河口。

イタリア村は、2005年にオープンしたが、2008年には閉園してしまった。
私も営業期間中に行ったことはなく、閉園後に外から見たことがあるだけ。

南には名港トリトン。
船が並んでいる。

西側。水族館と南極観測船ふじ、
JETTY、観覧車などを一望。

北側は市街地。
名古屋駅周辺のビル群が目立つ。

ほかに、金山南ビルや、東山スカイタワーの姿も確認できる。
晴れているから、山々もくっきりと見えた。

名古屋港ポートビルのホームページはこちら

共通券を使って、3階の名古屋海洋博物館に入る。
まずはいろいろな貨物船の模型や、名古屋港のジオラマ。
このガーデン埠頭は、名古屋港のほんの一部であり、
名古屋港の範囲は、名港トリトンや金城ふ頭はおろか、
飛島村、弥富市、東海市、知多市まで及ぶらしい。
ジオラマは新舞子マリンパークまで続いていた。

壁の展示では、船が入港し、貨物が輸出入される際の
さまざまな手続きが解説されている。
税関、検疫、コンテナ物流の流れなども。
階段の下に、船のブリッジで使われる機械を展示。

4階へ。交易の歴史が解説されている。
歴史上有名な船の模型。香料などの交易品。
海のシルクロード各地の特産品。大航海時代の航海の様子。
姉妹港から贈られた数々の記念品。

3階に戻る。現代の名古屋港の輸出入品を展示。
輸出は自動車やその部品、工作機械。
輸入は食料(小麦、大豆など)、衣類、家具、飼料、チップ、原油、鉄鉱石やアルミ。

次の部屋には、各時代の名古屋港のジオラマが並ぶ。
江戸時代の宮の渡しに、昭和初期のレールつき桟橋。
伊勢湾台風直後の様子も再現。
一面が泥に埋まり、木材が流され、多くの建物が損壊していた。

壁には写真展示。完成直後のポートビル、南極観測船ふじの接岸、
世界デザイン博覧会開催、名港トリトン開通、名古屋港水族館北館オープンなど。

企画展はボトルシップ展。瓶の中に入っているという不思議さが先に立つが、
仮にボトルがなかったとしても、船自体の造形が細やかで、目を見張る。

名古屋海洋博物館のホームページはこちら

ポートビルの外に出たら午後4時48分。
閉館時刻ギリギリだった。
日が傾き、ポートビルやふじの
白い壁が赤みを帯びている。

南極観測船ふじの中に入るのはまた次回。
2ヶ月くらい後か。
ガーデンふ頭を1日で
回り切れないとは思わなかった。

南極観測船ふじのホームページはこちら

しかし、今からでも行けるスポットが1ヶ所あるので、そちらへ移動しよう。
ポートハウスとJETTYの前を通り、水族館の北側へ。

観覧車を中心とした遊園地、
シートレインランドに来た。
ここは夜まで開いている。
入場は無料。

観覧車の真下へ。
スポークにイルミネーションが灯る。

観覧車の高さは85メートル。
東海地方では愛・地球博記念公園の観覧車に次ぐ高さらしい。
東海地方初のシースルーゴンドラがある。

ゲームコーナー
「海賊ゲーム島」に行ってみた。

プライズ中心で、ほかにプリクラ、エアホッケー、もぐらたたきなどエレメカ、
太鼓の達人、タイムクライシスII、バトルギア2。
縁日のような魚釣りゲームもあった。

イルミネーションはきれいなのだが、
なかなかうまく写真に写らない。
もう少し辺りが暗くなれば、
いい写真が撮れるかもしれないが、
今日は東京に帰る日なので、
あまり長居もできない。

名古屋港シートレインランドのホームページはこちら

駅へ戻ることにした。
JETTYの前にさしかかる頃には
かなり暗くなってきた。

JETTYの2階で名古屋城なめこストラップを購入。

最後にまたガーデンふ頭の景色を
少し眺めてから帰る。

駅に着く頃には真っ暗になっていた。
次回はここから再開だ。

午後5時57分発の大曽根行きに乗る。栄で乗り換えて名古屋駅へ。
ロッカーから荷物を出して、赤福を買って、
新幹線のチケットを買って、名駅まんぷく弁当を買った。

新幹線ホームから見えた
満月が美しかった。

7時20分ののぞみに乗る。三島から寝た。8時44分新横浜着。

現在のゲーム路銀
¥6,195

今回のルート


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名古屋観光情報  愛知県観光ガイド  JR東海
名古屋臨海高速鉄道(あおなみ線)  名古屋市交通局
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桜通線のゲーセン巡り。
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