ゲイムマンのダイスステーション

日本縦断ゲーセン紀行

172.3度目の東山、そしてさらに東へ
〜尾張編(23)〜


スタート時点での「ゲーム路銀」は、「ゲーセン」にちなんで¥5,000(G千)。
ゲーセンでゲームをプレーして、1面クリアーするごとに、
「ゲーム路銀」は¥100ずつ増える。
(ただし、1プレー¥50円のゲームなら¥50ずつ、1プレー¥200なら¥200ずつ。
 ゲームをプレーするためのお金も、「ゲーム路銀」からねん出する)
この「ゲーム路銀」だけを交通費にして、日本縦断を目指すのだ!
(前回までのゲーム路銀 ¥5,645




2013年4月4日。7時45分に起きる予定だったが10分くらい起きられず。
寝たのが3時だった。3日続けてあんまり寝られなかった。ホテルで朝食。

今日は暑くなるらしい。予想最高気温23度。
この春は、凄い寒気と凄い暖気がせめぎ合っているらしく、
寒気のエリアに入るとかなり寒くなり、暖気のエリアだとかなり暑くなる。
その境界に入ると、昨日みたいな突風が吹くみたいだ。

ホテルをチェックアウト。今池駅のロッカーに荷物をしまう。
ジャンパーもトレーナーも一緒にロッカーに入れる。

9時44分発の東山線藤が丘行きに乗る。この時間、東山線の電車は2分間隔で来るのか。
N1000形。ドアの上に案内表示用モニターがついた新しい車両。
それほど混雑はしていないけど座れない。


東山公園

9時53分、東山公園駅着。
今日はここからスタート。
平日だが春休み期間中ということもあり、
小さなお子さんを連れたご家族が多い。

昨年6月以来、
ゲーセン紀行では3度目の東山動植物園。
今回は東山スカイタワーにも行くので、
共通観覧券(¥640)を購入。

※過去2回の記事へのリンク
第159回(2012年4月14日) 第161回(2012年6月16日)


去年の桜の時期にも来たけど、
その頃、動物園の桜はやや散りかけていた。
今年はベストな時期に来られた。

モノレールが動いている。

動物会館という建物で、アジアゾウの赤ちゃんが生まれたときの映像が公開されている。
写真も掲示されていた。今年の1月29日に生まれたそうだ。
現在、赤ちゃんの名前を公募中。
(※その後、「さくら」という名前に決定した)

赤ちゃん誕生に関連して、新しいアジアゾウ舎の紹介や、
東山動物園における象の歴史も紹介。
第二次世界大戦中、4頭いた象のうち2頭は死んでしまったが、
マカニーとエルドという2頭が生きのびた。
日本の動物園で、象が生き残ったのはここだけだったので、
戦後は全国から、象を見に来るお客さんのために、臨時列車が走ったそうだ。

最近1年間に生まれた、ほかの動物の赤ちゃんの写真も展示されている。
コアラやライオンも生まれたらしい。

動物会館のそのほかの展示は、動物たちの体の構造や、食物連鎖、
動物園での各動物の食べ物、絶滅危惧種についての解説、はく製と骨格標本、
ライオンの狩りの様子を再現した実物大ジオラマなど。

岩にとけこんで寝てるサイ。

小さな広場に満開の桜。

アジアゾウ舎ただいま建設中。

今はその向かいに象がいる。大人気。

11時から象の赤ちゃんが登場し、さらに凄い人垣に。私も何とか見ることができた。
ゾウ舎の中でうろうろして、ちょっと出てきてまた引っ込んで。
大人の象の半分くらいの背丈だった。

いったん、坂を上がってライオン舎へ。
ここの桜も満開。
ライオンのいるエリアの中央まで
入れるようになってるが、
長い行列ができていた。

横からライオンの親子を見る。

ひっそりとたたずむニホンカモシカ。

スマトラトラが寝ている。

ニンテンドー3DSを持って、撮影しているお子さんが多い。
立体写真を撮る機能って、ちゃんと生かされているんだなあ。

まだ11時半だけど、日なたはかなり暑くなってきた。腕まくりする。
クマ、キリン、ダチョウを見て、コアラ舎へ。

コアラの人気もさすが。
コアラたちは木の股に挟まって寝ている。

コアラが地面に下りて歩き始めた。
お客さんがその前に集中する。

動くコアラは見ていて飽きないけど、きりがないのでコアラ舎を出て先へ行く。
コアラ舎と池の間にカフェ建設中。(※4月20日にオープンしたそうです)

この先にある植物園には「さくらの園」があり、
いろんな種類の桜が咲いててきれいなのだが、
私は去年見てるので、今年は立ち寄らない。
第159回に訪れています

池に足こぎボートがいっぱい出てにぎやか。

入口の方向に折り返して、ホッキョクグマやアシカやアザラシ、ペンギンを見る。
今日は水中の方が気持ち良さそう。

それにしても桜がきれい。
お花見するお客さん多数。

東山スカイタワーとのコラボレーション。

普通、動物園ではあまり見かけない、
巨大な恐竜像が3体も建つ。

1938年(昭和13年)に造られたそうだ。
東山動物園の歴史の長さを感じさせる。

タワーを桜が取り囲む構図。

フラミンゴも、桜と競うかのような
鮮やかなピンク色。

中央休憩所前の桜もきれい。

アカカンガルーが仰向けに寝ていた。
コビトカバ、クロサイ、そして、

ぺちゃっと潰れたように寝てるカバ。

こちらの桜並木も見事。
売店の素朴な象の絵と、桜との組み合わせが、
昔ながらの動物園の楽しさを感じさせて、
良い。

アフリカゾウが白い。
砂か泥でもまとったか。

アフリカゾウ舎の壁画は、
江川達也さんが描いたもの。
動物たちにまじって、
タルるートくんがいた。

オランウータンが紙をかぶって寝ている。
ゴリラは屋内にいた。
去年の11月に生まれた、キヨマサくんという赤ちゃんが、凄くちっちゃくてかわいい。

チンパンジーは屋外に何頭もいた。
こちらでもちっちゃい赤ちゃんが
動き回っている。
2011年7月に生まれたリキくん。

マンドリルにも、去年7月に生まれた赤ちゃんがいる。
サバンナモンキーには、先月(3月)7日に赤ちゃんが生まれたそうだ。

高い所にいるフクロテナガザルや、ワオキツネザルも見る。
コンドルがたたずむ。
ただいま午後1時15分。暑さでそろそろ疲れてきた。

東山動植物園のホームページはこちら

遊園地にも行ってみた。
スロープシューターは50周年を迎えた。
名古屋市の「認定地域建造物資産」と
なっているそうだ。

※東山動植物園ではほかに、正門、噴水、恐竜像、合掌造りの家も、
認定地域建造物資産。


動力のないカートが、
ジェットコースターのようなベルトに乗って
坂の上に向かい、コースを滑り下りてくる。

メリーゴーラウンドに
ティーカップに観覧車。

ほかに、ジェットコースターが2種類、バイキングなど。
いろんなアトラクションが、狭い範囲にごちゃっと詰まっている、
楽しさの密度が濃い空間。

ゲームコーナーもあった。エアホッケーや、
セガの「スピードバスケットボール」(ボタンを押して、たくさんあるくぼみの
どこかに入ったボールを飛ばす、昔のエレメカをリメイクしたもの)、
そして小型の乗りものが並ぶ。
ボールプールもあるが、本日は休止。

ロケット号と、
マルボロマクラーレンが並走する。

青空と桜とジェットコースターの
色のコントラストがいい。

観覧車のゴンドラがそれぞれ、

動物の顔になっているのがユニーク。

東山動植物園の遊園地(東山公園協会)のホームページはこちら

遊園地を出て、北へ大きく回る。キジ・ツル舎。
去年6月に生まれたアネハヅルがいるが、
赤ちゃんとは言いがたいほど成長している。

アメリカ大陸ゾーンの
アメリカバイソン。

ガラス越しに見るシンリンオオカミ。

プレーリードッグ、トナカイ、ヤマアラシもいる。

日本でただ1頭のドールシープ。

ブラジルバク。カピバラ。オオアリクイとヤブイヌ。
カピバラにも去年12月に赤ちゃんが生まれた。
世界のメダカ館と、自然動物館の前を通ったが、以前行ったので立ち寄らない。
第161回で訪れています

東山動植物園のホームページはこちら

東山スカイタワーへ行こう。

タワーの周りには、
ピンクと白の八重桜が咲き、

華やかさを競っている。

スカイタワーの入口は、
動物園の出口という扱いなので、
動物園の再入場券を受け取る。

1階に「のっぴー」というキャラクターの像。
エレベーターは2基あって、
混雑時でも待ち時間が短い。
壁がシースルー。

東山スカイタワーの高さは134メートル。
海抜80メートルの土地に建っているので、標高は214メートルとなる。
展望台は地上から100メートルの地点(標高180メートル)。
名古屋市制100周年を記念して、1989年(平成元年)に建てられた。
防災行政無線の中継局となっている。

5階展望室。まずは東側の景色を見る。
瀬戸デジタルタワー(写真左側)や、
愛・地球博記念公園の観覧車(写真右側)が
遠くに見える。

見下ろせば東山植物園。広さに驚く。

大温室の屋根が見える。
植物園の左側、花畑との間に
「桜の回廊」があるはずだが、
ほかの木々に覆われているのか、
よく見えない。

南は、昨日行った八事日赤のあたり。
中京テレビの東山タワーが目立つ。
かすんでいるけど遠くにうっすらと
名港トリトンの橋が見えた。

真下に動物園の上池。
スワンボートがいっぱい。
ここからでも、アシカや白熊の動きがわかる。

西側はおなじみ名古屋駅周辺のビル群だが、
昨日テレビ塔から見たときより、
だいぶ遠く感じる。
太陽がこっち側にあって、
かすんで見えるせいもあるだろうけど。

そのテレビ塔は、ビル群の中からわずかに頭を突き出す感じ。
名古屋城もどこだかよくわからない。

そのかわり、良く見えるようになったのが
ナゴヤドーム。

動物園と遊園地の桜がきれい。

観覧車はちょうど真横から見る格好。

北側は平和公園とアクアタワー、木曽の山々。

室内に「上池竜の忘れ水」と名づけられた、石造り風の水鉢がある。
短冊に願いを書いて、とかすらしい。
売店でストラップを購入。コアラキティと、しゃちほこなめこ。

階段で4階展望室へ下りてみた。
上の階より人が少なく、比較的落ち着いた雰囲気。
制震装置の巨大なばねが見られる。

東山スカイタワーのホームページはこちら

東山動植物園のホームページはこちら

5階に戻ってエレベーターに乗る。
本来、下りは4階から乗るのが正しいルートらしいが、5階から乗る人がほとんど。

動物園に戻る。暑さがちょっと和らいできた気がする。
現在午後3時半。桜をめでつつ、ゆっくりと歩いて出口へ向かう。
東山公園駅に着いたら4時だった。
今日この先、行こうと思っている所を全部回れるだろうか?

4時3分発の藤が丘行きに乗る。5000形。
一社−上社間で、遂に地上に出た。そのまま高架線となる。
このあたりはまだまだ市街地で、集合住宅が多い。
右手に高速道路(名古屋第二環状自動車道)の高架が並行。

本郷を出て、東名高速をオーバークロス。
藤が丘に到着する寸前、線路沿いの建物に、
「2F GAME」という文字が書かれているのが窓から見えた。

4時12分、終点・藤が丘に到着した。
ゲーム路銀 ¥5,645-¥230=¥5,415


〜星ヶ丘〜一社(いっしゃ)〜上社(かみやしろ)〜本郷〜
藤が丘

藤が丘は、リニモとの乗り換え駅。
2005年、愛知万博(愛・地球博)が
開催されたときは、
乗り換えるお客さんで長蛇の列ができた。

アパートの下にアーケード商店街。
私は藤が丘に何度か来たことがあるが、
ここは初めて来たときから
あまり変わっていない。
ただ、桜並木があったことには
今まで気がつかなかった。

さっきの「2F GAME」の建物を探す。高架下をたどってみたが、見つからない。
駅に戻って地図を見ると、間違って全く逆の方向、
車庫への引き込み線をたどっていたことが判明。
今日はもう1ヶ所訪れたい所があるので、探すのはまた次回にしよう。

地下へ。ここからは日本で唯一、営業運転している浮上式リニアモーターカー、
リニモに乗って、さらに東へ向かうことにする。

4時49分発の八草行き。
リニモといえば愛・地球博の会場へのアクセス路線だったので、
個人的には“観光路線”というイメージが強かったけど、
定期券売り場に行列ができてたり、スーツ姿や学生風のお客さんが多かったり、
地元の方々の生活路線としての役割も大きいようだ。

車内はセミクロスシート。運転席はあるが、運転士のいない自動運転。
次の、はなみずき通駅までの地下区間だけ、
乗務員さんが運転台の後ろで前方確認を行ない、
はなみずき通でお客さんと同じドアから降りた。

各駅のホームには全面ホームドアがあり、一見普通の新交通システムのようだけど、
レールの形が全く違う。
はなみずき通を出ると、住宅地の中を、かなり高さのある高架で通る。
見晴らしがいい。

4時54分、杁ヶ池公園駅で降りた。
ゲーム路銀 ¥5,415-¥220=¥5,195


〜はなみずき通〜
杁ヶ池公園(いりがいけこうえん)

高架下の駅舎から、
地上に向かう通路が延びている。
駅名になっている、
杁ヶ池公園へ歩いてみよう。

4分で到着。

池のほとりを桜の木が囲む、
隠れた桜の名所。
静かに、満開の桜を楽しむ。

お客さんも近所の方々という雰囲気。
犬を散歩させている方もいる。

池の中の小さな島に橋が架かっている。

桜吹雪が美しい。
園内の体育館から、
武道の練習とおぼしき掛け声が聞こえる。

今の時期じゃなかったら、
もっと静かな公園になっていそうな
感じがいい。

ゲーセン紀行における
今年最後のお花見はこれにて終了。

駅へと戻り、線路の下を通って北側へ。
アピタ長久手店のゲームコーナーへ行こう。

入口そばのエスカレーターで下りてすぐの所に、フードコートと、
ゲームコーナー「G・スクエア」があった。
昼ごはんを食べていないので、フードコートで何か食べたかったが、
時計が5時50分を指している。今日は東京へ帰る日。ちょっと急ごう。

プライズが多い。ほかにメダル、プリクラ、ガチャ、キッズ向け、
太鼓の達人、もぐらたたき、エアホッケー、マリオカート、
画面にボールを投げる「ブロックキング」、
ガンシューティングの「レッツゴージャングル」など。
ゲーム路銀は稼げなさそう。

自販機でレッドブルを買ってベンチで飲みながら休憩。
今回のゲーセン紀行はここまで。

今回は時間の都合で立ち寄らないが、杁ヶ池公園駅の近くにはほかに、
近現代の日本画を中心に収蔵する、名都美術館がある。

名都美術館のホームページはこちら

東京に帰ろう。午後6時8分藤が丘行きに乗り、6時14分、終点の藤が丘着。
さっき探していた「2F GAME」は駅の真ん前にあった。

6時27分の東山線高畑行きに乗り、今池でいったん降りてロッカーから荷物を出す。
再び東山線に乗って、名古屋駅へ。
うなぎパイと、みそかつ&えびふりゃー弁当を買って、7時32分ののぞみ48号で帰る。
満員だった。寝られなかった。8時54分、新横浜着。

現在のゲーム路銀
¥5,195

今回のルート


より大きな地図で ゲイムマンの日本縦断ゲーセン紀行(名古屋〜) を表示

名古屋観光情報  長久手市観光交流推進会議  愛知県観光ガイド
名古屋市交通局  愛知高速交通(リニモ)
次回、「日本縦断ゲーセン紀行 173.尾張編(24)」は、
長久手の戦いとトヨタ博物館。
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