ゲイムマンのダイスステーション 日本縦断ゲーセン紀行
39.ふかひれ食べに行こう〜宮城編(1)〜:後半



気仙沼

タクシーがいることを期待して、エースポートまで来たのだが、
果たしてタクシーが待機していたので、気仙沼駅まで乗せてもらう。
5分と経たずに到着した。
ゲーム路銀 \3,520-\690=\2,830
駅のテレビで相撲を中継していた。そういや今日が初日か。

今朝の時点では、気仙沼の次の目的地は古川にしようと思っていた。
古川にはセガワールドがあるし、新幹線でそのまま東京に帰れる。
しかし、古川駅からセガワールドまでは2キロ近くある。
一ノ関のときのように、また30分歩いてもいいのだが、
それよりは、駅の近くにゲーセンが多くある仙台に、早く近づいたほうがいいと考えた。
そこで、古川の次に行こうと予定していた石巻まで、直接向かうことにする。

快速南三陸、仙台行き。
列車はさっき乗ったのと同じキハ40系(キハ48)の3両編成。
デッキつきの1両目に乗る。
ボックスシートは左側、つまり海側がすべて埋まっていたので、ロングシートに座った。
さっき両替用に買ったキャラメルを食べながら出発を待つ。
3時50分、発車。

南気仙沼までは、さっき通ったルート。
仙台方面に行くなら、ここから乗ったほうが近いので、
案の定、多くの人が乗ってきた。
ただ、幸い全員着席できたし、ロングシートが窮屈になるほどでもなかった。

川を渡り、森の中へと入っていく。そしていよいよ海岸に出た!
だが手前を林や家がさえぎって、なかなかじっくり海を見せてくれない。
そのうちに陸前階上(りくぜんはしかみ)停車。雪が降ってきた。
階上を出ると、左手に田んぼが広がる。岬になっているため、海が遠いのだ。


〜不動の沢〜南気仙沼<〜松岩〜最知(さいち)>
〜陸前階上(りくぜんはしかみ)〜

大谷海岸(おおやかいがん)

大谷海岸駅に止まったときに、
ようやく、ちゃんと海が見えた。
松原越しだけど。

駅を出て間もなく、
クリアーに海が見えるポイントが。

また陸地に入って、本吉停車。その後、川を渡ると、
トンネルと海の景色が交互に訪れる。


<〜小金沢>〜本吉(もとよし)
<〜陸前小泉〜蔵内〜陸前港(りくぜんみなと)〜>

歌津(うたつ)

歌津停車。
海は遠いが、景色はきれい。

歌津を出ると、またトンネルに入る。
ここは海沿いの路線であると同時に、山の路線でもあったのだ。
さすがリアス式海岸である。
歌津でも志津川でも、多くの人が乗ってきて、だんだん車内が混んできた。


<〜清水浜(しずはま)>〜
志津川(しづがわ)

志津川駅を出ると、やっと視界が開け、
海の景色をしばらく楽しむことができた。
でもここで海はおしまい。
列車は杉の森の中へ入っていく。

左に道路が走っているので、建物はそこそこある。
柳津停車。左の田んぼの中に、製材所がある。


<〜陸前戸倉(りくぜんとぐら)〜陸前横山>〜
柳津(やないづ)

柳津を出てすぐ、北上川を渡った。

御岳堂を通過すると、左に北上川の土手が沿う。
各駅の周りは住宅地だが、それ以外は左右の車窓とも、田園地帯が広がる。
和渕を通過してしばらく経つと、右側が住宅地に。
左から、石巻線の線路が近づいてきた。
左側も住宅地となり、5時9分、前谷地駅着。ここで乗り換える。


<〜御岳堂(みたけどう)>〜陸前豊里<〜のの岳〜和渕(わぶち)>〜
前谷地(まえやち)

跨線橋を渡って、1番線から3番線へ移動。
3番線には既に、女川(おながわ)行きが停車していた。
確か発車は5時41分のはずだが、
その前に臨時列車でも出るのだろうか? 乗ってみた。

列車は、やはり出発しない。
2番線に気仙沼行きの列車が来て、お客さんが2人ほどこっちへ来た。

その列車も出ないまま、さらに1番線に
小牛田(こごた)行きが止まる。
3本のホームに並ぶキハ40系。

小牛田行きはすぐに出た。お客さんが1人、こっちへやって来た。
気仙沼行きが出ていった。
そしてようやく、私の乗る女川行き2両編成キハ48が出発した。

気仙沼線が左に分かれていく。
薄暗くなった大田園地帯を進む。
佳景山、鹿又と、駅が近づくと家が立ち並ぶが、
それ以外は平坦な田んぼが続く景色で、ちょっと眠くなる。
曽波神の手前でウトウト。
曽波神を出て、だんだん家が増えてきたと思ったら、もう石巻だった。
6時ちょうど着。(ゲーム路銀 \2,830-\1,620=\1,210


〜佳景山(かけやま)〜鹿又(かのまた)〜曽波神(そばのかみ)〜
石巻


石ノ森章太郎氏のキャラクターで
「マンガの街」宣言をする石巻市。
改札に、サイボーグ009と仮面ライダー。
あと、自動改札があるというのも、ゲーセン紀行では新しい。
しかもSuicaが使える。

もう外は真っ暗だったが、
そのおかげで、ステンドグラスに描かれた
サイボーグ戦士やゴレンジャーは
はっきり浮かび上がる。

駅周辺をざっと見てみる。
さくら野百貨店にワーナーマイカルシネマズはあったが、ゲーセンは見当たらず。
今回はここまでにして、東京に帰ることにする。
電車の出る7時1分まではちょっと間があるので、駅の喫茶店で時間をつぶす。

この「マンガッタンカフェ えき」という喫茶店がまたすごかった。
歴代仮面ライダーのフィギュアや、石ノ森氏の原画、
水島新司氏、モンキー・パンチ氏らの寄せ書き色紙、
そして立川談志氏の写真などが飾られている。
それでいて、店全体は、落ち着いてくつろげる雰囲気なのが不思議。

Suicaでタッチして自動改札を抜ける。
かつて別々の駅だった名残で、石巻線と仙石線のホームは今でも離れている。

仙石線の電車が着いた。
以前ワンダースワンの旅で、
あおば通−仙台の1駅間だけ乗ったことがあるが、
あれから車両が代替わりしていて、
東京でもおなじみの205系になっていた。

ちなみに、以前の車両も東京からやってきた103系だった。
仙石線は、JRでは東北唯一の直流電化区間なので、
東北で唯一、都心と同じ電車が走るのだ。

内部は、まんま山手線。
でもドア開けボタンがついてるのが寒冷地仕様。

石巻を出発。車内が山手線と同じロングシートなので、
もう東京に戻ってきたんじゃないかと錯覚してしまう。
でも駅のホームはローカル線のそれだし、しかも途中まで単線である。

石巻から1時間ほどで、仙台駅地下ホームに着いた。
運良く8時24分発、はやてのチケットが取れた。
こまち車両のほうに乗って、10時8分東京着。

現在のゲーム路銀
\1,210

今回のルート


気仙沼観光コンベンション協会(旧本吉町含む)  南三陸町観光協会(旧歌津町、志津川町)
石巻観光協会  宮城県「みやぎ観光NAVi」のホームページ  宮城県観光連盟のホームページ
JR東日本盛岡支社  JR東日本仙台支社

次回、「日本縦断ゲーセン紀行 40.宮城編(2)」では、
マニアも楽しめる博物館へ。
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