掲出2日目の5月22日、三軒茶屋に行ってきました。
世田谷線といえば、つい最近までは、
デハ70形、デハ80形、デハ150形(写真)といった
路面電車の香りを残す車両が走っていたものですが、
現在ではこちらの300形に統一されました。
ほとんどが広告つき車両で、
広告商品のイメージカラーによって、車体の色が異なります。
(写真の車両は、広告商品がお茶なので、
以前のイメージに近い緑色ですが)
緑一色の路面電車から、いきなりな変化でしたが、
これはこれでまた、以前とは違った魅力あり。
短い路線なので、割と簡単に、全部の車両を見られます。
もともと路面電車だったため、運賃(一律\130)は、
車内で支払うことになっています。
ただし両端の三軒茶屋、下高井戸両駅には改札口あり。
以前は、改札の駅員さんに直接お金を払う形でしたが、
最近、車内にもある運賃箱を改札口に設置。
そこにお金を入れる形式に変わりました。
その改札口の脇に、百選プレートをつけた
沿線の案内図が立てられていました。
駅舎全体に赤レンガがあしらわれています。
三軒茶屋駅が関東の駅百選に選ばれたのは、
1998年の第2回選定時。
選定理由は「煉瓦造りの高層ビルの中で
ヨーロッパ風の駅舎にレトロな路面電車が走る駅」。
余談ですが、私が初めて『GameWave』に出た際、
最初にロケをやったのがここ。
ここで伊集院さんと待ち合わせするという設定でした。
駅前広場もこのとおり整備されています。
三軒茶屋駅の開業は1925(大正14)年。
1996年、現在の赤レンガ駅舎に改築されました。
世田谷線の前身は、玉川電気鉄道(玉電)という路面電車。
後に東急玉川線となりますが、
1977年に都心側が廃止され、現在の区間になりました。
路面を通る場所はなくなりましたが、
道路を横切る地点では、赤信号で止まることがあります。
ここには世田谷線のほかに、同じ東急の田園都市線も通っています。
二子玉川以西の田園都市線と統合される前は、
この区間(渋谷〜二子玉川園)は「新玉川線」という名前でした。
写真は、両路線の連絡通路にある「三茶パティオ」。
世田谷線ホームの自由通路から駅裏へ抜けて、
狭い道をまっすぐ進むとすぐに、
目青不動尊が見えてきます。
目黒、目白などの「五色不動」の一。
静かなたたずまいです。
目青不動を出ると、サザエさん電車が、
駅に入っていくところでした。
田園都市線で2駅先の桜新町に、長谷川町子美術館があります。
いったん駅に戻って、隣接するキャロットタワーへ行きましょう。
選定理由にあった「煉瓦造りの高層ビル」がこれ。
26階建てで、最上階に展望室があり(入場無料)、
レストランや、FM世田谷のスタジオなどがあります。
近くに高い建物がないので、このように、
はるか遠くまで見渡せます。
晴れた日には、横浜のランドマークタワーまで
見ることができるのです。
右の写真の中央にあるのが、
『週刊ファミ通』編集部などがある「みかみビル」。
世田谷線も上からよく見えます。
最後にまた駅に戻り、貼ったポスターの写真を撮りました。
(申し込みは、既に日曜日(19日)に済ませています)
手前の白いポスターがそうです。
ちなみに、宮の坂駅に、
玉電時代からの車両が展示されています。
(参考資料『駅の旅物語』「鉄道の日」関東実行委員会監修・人文社
『関東の名駅途中下車』原口隆行著・世界文化社)
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