横須賀から大船に移動。
湘南モノレールに乗って、終点・湘南江の島駅で降りました。
残念ながら、この湘南モノレールには、
「関東の駅百選」に選ばれた駅がありません。
→湘南江の島駅から、踏切をひとつ渡った所にあるのが、
江ノ島電鉄の江ノ島駅。
この近くには、日蓮宗の龍口寺があります。
鎌倉時代に刑場があり、日蓮上人が龍ノ口法難に遭った場所です。
目指す小田急の片瀬江ノ島駅は、土産物店街を海岸方面へ
少々歩いた所にあります。
とにかく目立つ片瀬江ノ島の駅舎。
しかし歴史は古く、この駅舎が造られたのは、開業当時の1929年(昭和4年)。
関東の駅百選に選ばれた理由は、
「相模湾に江の島をのぞみ、竜宮城を思わせる幻想的な駅」。
やはりこの特異な外観が、決め手のひとつになったようです。
ちなみに江ノ島線開通時は、ほかの会社がここに線路を敷く計画があったので、
仮建築という名目で建設されたそうです。
→相模大野駅と同じように、
百選プレートが、駅の由来を解説するボードとともに、
改札のそばに掲げられていました。
片瀬江ノ島駅は、1999年の第3回選定で、関東の駅百選に選ばれています。
ここは小田急江ノ島線の終点。
ホームは頭端式。構内は海をイメージして青く塗られています。
貼られているはずのポスターを、改札の外から探したのですが、見つかりません。
日が落ちそうだったので、先に江の島へ向かうことにしました。
→場所柄、サーファーの姿をよく見かけます。
駅から地下道をくぐると、
江の島へ続く橋に出られます。
片瀬江ノ島駅から江の島まで、徒歩10分程度。
→江の島の入り口に、土産物屋街があり、
観光客でにぎわっています。
丘の中腹に、江の島神社辺津宮(へつのみや)の楼門も見えます。
辺津宮の本堂。
島の奥へ進むと、中津宮、奥津宮の建物もあります。
辺津宮の脇には、
→“エスカー”という乗り物があります。
坂だらけの江の島では、たいへん重宝する乗り物なのですが……、
要するに、有料のエスカレーターです。
4本のエスカレーターで上っていくと、江の島展望灯台のある、
「江の島サムエル・コッキング苑」の前に出られます。
(サムエル・コッキング苑入場料\200、灯台昇塔料\300)
→新装成った江の島展望灯台。
塔の高さは59.8メートル、海抜119.6メートル(避雷針含む)。
展望フロアは海抜101.56メートルのところにあります。
かつての江の島植物園も、灯台とともに整備され、
ここに最初に庭園を造ったイギリスの貿易商の名をとって、
「江の島サムエル・コッキング苑」となりました。
植物園では、今回の整備で発掘された、コッキングの温室遺構も見られます。
江ノ電のサイトに、江の島サムエル・コッキング苑の情報があります
展望フロアからの眺め。
砂浜は片瀬東浜。以前「Xbox海の家」が出ていた所です。
写真左端のちょっと先に、片瀬江ノ島駅があります。
この写真はガラス越しに見たものですが、
ここから屋上に上がって、ガラスなしで景色を楽しむこともできます。
→こちらは片瀬西浜。
江の島水族館は現在改装・増築中。
4月にオープンする予定です。
新江ノ島水族館
→サムエル・コッキング苑からさらに奥へ進みます。
急な階段の上り下りを繰り返し、息も絶え絶えになったところで
たどり着いたのが稚児が淵(ちごがふち)。
富士山が見えることもある景勝地です。
その先、道は「江の島岩屋」に突き当たって終わっています。
この日は既に閉まっていましたが、日中は洞くつのなかを、
ろうそくの明かりで見て回ることができます。
ちょっとした探検気分が味わえます。
さて引き返して、片瀬江ノ島駅へ向かいましょう。
足も息もきつかったので、途中の食堂で一服しましたが。
→
駅に到着。改札を通り、もう一度ポスターを探します。
ありましたありました。ちゃんとありました。
ホームの向かい側の掲示板です。
→帰りは小田急1000形普通電車で。
片瀬江ノ島には特急ロマンスカーも来るのですが、1時間に1本だけで、
このときは運悪く、前の特急が出たばかりだったのです。
(参考資料『駅の旅物語』「鉄道の日」関東実行委員会監修・人文社)
ゲイムマンのダイスステーションに戻る
|