3月15日、横浜で桜の開花宣言。今年はホントに早いです。
そこで、横浜の隣、神奈川駅にポスターを貼ろうと思いました。
駅の近くに桜の名所・幸ヶ谷公園があるのです。

品川から快特で横浜へ行き、
京急1000形普通列車に乗り換えて、
ひとつ戻るとそこが神奈川駅。

前に上大岡駅でも書きましたが、
京急の駅にはこのように→
「駅貼りポスターお申し込み承ります」の表示があります。
各駅から各駅へ、ポスター掲出の申し込みができるようになっているのです。

駅舎はごらんのとおり、ユニークな形。
江戸時代の宿場を模したものだそうです。
まさにこの外観が、
関東の駅百選に選ばれる決め手となりました。
（選定理由：「『神奈川宿歴史の道』街づくりの
一環として宿場を模した駅」）
駅の開業は1930年ですが、
1992年にこの姿に改築されました。

ホームは駅舎から一段下。
京急の線路の隣に、JRの線路が並んでいます。
よく見ると、線路の幅が少し違うのがわかります
（京急のレール幅は新幹線と同じ“標準軌”）。

百選プレートは、入口の階段を上がったところにありました。
神奈川駅が関東の駅百選に選ばれたのは、
1999年の第3回選定のとき。

駅前に、「神奈川宿歴史の道」について
解説する看板が。
東海道3番目の宿場町・神奈川を中心に、
全長4キロの道のりだとか。

さて、幸ヶ谷公園の桜を見に行きましょう！

……まだつぼみでした。
しかも現在工事中で、公園の東半分には入れません。
でもさすがに桜の名所、工事は3月中旬で終わるとのこと。

駅前は、国道1号、15号、高速横羽線が交わる交通の要衝。
海沿いの地域は、「ヨコハマポートサイド」と銘打たれ、
ビルや高層マンションが立ち並んでいます。

横浜駅の近くから見た、
ヨコハマポートサイドの全景です。
この写真の右側に位置するポートサイド公園からは、
対岸のみなとみらい地区が一望できました。

そろそろ駅広告の申し込みをしようと思います。
京急は、駅に持ち込んだポスターを、そのまま貼るのではなくて、
いったん広告会社の京急アドに集めてから、
各駅に配っていくシステムだそうです。
だから、全駅で全駅の広告申し込みが可能なんですね。
そのかわり、持っていった日にすぐ貼ってもらうことはできません。
翌週の水曜から貼ることにしました。

どちらのホームがいいか聞かれたので、下りホームを選択。
横浜の隣なので、こちらに向かうお客さんが多いと考えたからです
（品川方面に行く場合も、いったん横浜に行ってから快特で引き返したほうが速い）。
この駅で乗るお客さんのほうが、降りるお客さんよりも、
ホームにいる時間は長いですからね。

しかし、その後ホームに降りてみて、あることに気づき、
あわてて駅事務所に引き返して、上りホームに変えていただきました。
この神奈川駅は相対式ホーム（ホームが線路の外側にひとつずつあるタイプ）。
お客さんからは、自分のいるホームの広告よりも、
反対側のホームの広告がよく見えるのです。

3月21日、再び神奈川駅に行ってみました。
上りホームにポスター発見。今回からデザイン変えてます。
隣には、近くのコンビニの広告が。
やはり花見客を意識したようです。
さて、肝心の幸ヶ谷公園の桜はどうなったかというと……、

あれから1週間と経っていないのに、
もう、このとおり、満開に近い状態。

桜の花ごしに見えるランドマークタワー。

工事中だった東側も開放され、
大勢の人でにぎわっていました。

（参考資料『駅の旅物語』
「鉄道の日」関東実行委員会監修・人文社）
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